迷宮映画館

開店休業状態になっており、誠にすいません。

ライズ・オブ・シードラゴン 謎の鉄の爪

2014年09月06日 | ら行 外国映画
楽しけりゃいいじゃないですか。固いこと言わない!ツイ・ハークに求めるのは、見え見えのワイヤーに、こてこてのアクション。これでもか!って言うしつこい戦い。彼の映画に求めるのはこれです。格調高いなんかとか、目を見張るCGや、深い人間の愛情・・なんてもの見たい!!などという人は、たぶん見ないとは思いますが、楽しけりゃいい。これです。

そんな要素をいっぱい詰め込んで、楽しめました。えーーと、話はどんなだっけ?・・・・そんなもんです。

一応、「王朝の陰謀」からの繋がりなんでしょうか。監督がおんなじだから、一応繋がってると。ディー・ライジング!ってな感じでしょうか。うーん、あの若きディーが、アンディさまに成長するってのは、解せませんが、その辺はしようがない。どっかで見たことがある・・・と思ったら、「モンガに散る」の出ていた片一方の方だったのですね。なるほど。

時代は唐朝4代目の高宗の御世。奥さんは、例の則天武后です。あらすじに唐朝末期とありましたが、それは間違い。まだまだ初盤。これからいろんなことがあるのであります。唐が誇る水軍が謎の化け物によって全滅。海神はやってくるは、都には龍王なるものが現れるは、騒然としている。そこにやってきたのが判事の若きディー・レンチェ。はたしてこの謎を解けるのか!!

さすが中国版シャーロック・ホームズと言われるだけあって、その推理にはなかなかの説得力があります。注意深くいろんなものを見て、合理的に物事考える。そうすれば、解けない謎はほとんどないと。ディーは漢字で書くと狄。中国が昔から夷狄として癒しんできた名前を受け継ぐディーでございます。生半可な生き方では足元すくわれるってのはよーく分かる。

んでもって、いけにえとして捧げられることになった美しい花魁のインもまた、異民族の娘でありまして、そんな人たちがかの国で生きていく難しさみたいなもんが実は表されてるんではないかと感じるのであります。ツイ・ハークさん、そうですよね。

あとは、あいも変わらずのワイヤーアクション!階段なんか、普通に登れよ~とも思うんですが、そこもワイヤーで動かしちゃう楽しさ。突っ込み満載で、始終ニマニマできます。まだまだ続編その他、行きそうですね。ぜひ、アンディさまに復活していただきたい。願うはそこです。

◎◎◎●

「ライズ・オブ・シードラゴン 謎の鉄の爪」

監督 ツイ・ハーク
出演 マーク・チャオ キム・ボム ウィリアム・フォン ケニー・リン アンジェラベイビー


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ふじき78)
2015-01-02 01:16:39
くそ面白いのに見てる人少ないよね。
香港映画、韓国映画って小さいチェーンでしか組んでなくて、最初から大儲け考えてないみたいで悔しい。
返信する
>ふじき78さま (sakurai)
2015-01-06 13:30:02
なんす。
この何ともえいないテンポ、好きっす。
台湾のも好きだわな。
返信する

コメントを投稿