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ローン・サバイバー

2014年04月17日 | ら行 外国映画
取り残された・・・とか、少ない戦力でなんとか戦い抜く・・・とか、絶体絶命の危機!!には、もはや欠かせないマーク・ウォルバーグがはまってる。アフガニスタンに侵攻中のシールズ。とんでもな地獄の訓練を耐え抜き、身も心のガチガチのシールズたち。あの映像は、本物っぽかったのですが、どうなんでしょう。

作戦がいきなり始まることはなく、駐留の様子、それぞれの隊員のキャラ紹介、結果はわかっているので、どことなく情緒的に流れていきます。さて、作戦の開始。4人で山岳地帯を偵察、タリバンの有力者を特定するというもの。そこはベテランの兵士達、ちょっとのアクシデントがあっても、なんとか乗り切れるはずだったが、山の中で、非武装の羊飼いに遭遇してしまった・・・・。

どうする?民間人を撃てば、すぐさま轟々の非難の嵐。しかし、このまあ逃がせば、すぐさま仲間がやってきて、自分たちは命はまずない。とんでもない究極の選択に迫られた彼らは、撃たない方を選択するのですが、それは自分たちの危機を意味する。

・・・・しばらく、つないでおいて、その間自分たちは安全なところまで逃げる・・・と言うのが素人考えとして思い浮かんだのですが、それは無理なんすかね。

何はともあれ、あとはタリバンさんたちとの怒涛の戦い!ライフフはもちろんのこと、マシンガンにRPGがどっかんどっかん撃ちこまれてきます。多勢に無勢。絶望的な戦いを強いられていきますが、最後の最後まであきらめない。仲間を救う。たとえ死体になっても、絶対に取り戻す。。。。。という精神は(うんざりするほど)しっかと表されておりました。

追い詰められて、崖に身を投じていくのですが、あれはやばいっしょ。どう考えても、あの時点で助からないと思うのですが、そっからまた戦うのっては、実際のところどうだったんだろう・・・と、邪推してしまいたくなりましたが、素直じゃないなあ。

連絡系統の遅れで、救出部隊があたふたと出発するのですが、ヘリの面々は、あれでいいのでしょうか?孤高(?)の4人とのあまりの扱いに違いに、唖然。

結末はわかっていながら見ているので、こっちは助かって、こっちは・・・と、悲惨な戦いのシーンながら、どこか安心してみているってのは、ちょっと違和感。

迫力たっぷりで、シールズのたくましい精神とチームとしての強さを見せていただきましたが、もちろんアメリカ万歳も入れないとまずい物語なわけで、そこももれなくきっちり盛り込まれておりました。うーん、こういうのはフィクションにして表したほうがいいなあと一番に感じましたです。

◎◎○●

「ローン・サバイバー」

監督 ピーター・バーグ
出演 マーク・ウォールバーグ テイラー・キッチュ エミール・ハーシュ ベン・フォスター アリ・スリマン 


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2 コメント

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おやおや (ナドレック)
2014-04-18 01:16:43
あまりお気に召しませんでしたか。

>どう考えても、あの時点で助からないと思うのですが、そっからまた戦うのっては、実際のところどうだったんだろう

背中を複雑骨折して骨盤も折れた状態で、這ったまま10Kmも逃げながら戦ったそうです。
順番に各部の修復手術を受けていて、それは今も続いているとか。凄まじいですね。
http://wpb.shueisha.co.jp/2014/04/05/28483/

米海軍がこの件は大っぴらに喋って良いと判断したくらいですから、米国を毀損する話じゃないのは確かですが、それはさておいてもグッとくる映画でした。
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いろんな (sakurai)
2014-05-01 13:09:47
ことが絡んでて、よくあらわしたもんだと感心はしました。
ただ、何の余計な知識を持たずに、映画単体として見ると、若干バランスが悪いかなと。
でも、それが事実なんだからしようがないですよね。
だとしたら、ドキュメンタリタッチか、それをもとにしたフィクションタッチにするのもありかなあと感じた次第です。
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