もっと寝てたかったのに...
結構早く起きてしまった
覚醒しちゃってるのかな..
昨日、和泉さんが言ってたのですが
「このツアーの旅日記をツイッターで書くことにしたんだよ」
と
Duo LIBRA の旅日記「りぶらかたぶらりん」
? だそうです
僕のブログのそこここからリンク貼ってるので
ご存知の方も多いかとも思いますが
Misty Fountain 和泉宏隆 ブログ
に行くと
右側のとこに表示されてます
和泉さん独特のシュールな世界
変なおじさんのプチ旅日記です
出掛けるまでにまだ時間あるので
僕はちょっと湯船にでも浸かってリラックスしようかな
(この後にもまだ今日の分、書き足すと思います
暇な時に覗いてみてね)
。。。。。。。。。。。。。。。
そういえば
昨日の平塚サンタナさんのお店の響きは
よく響いてた
床はフローリングだったけど
壁が石?っぽかったからかな
響き方が太めでガッシリした感じだった
あとは天井が高めだったから
蓋を開けたグランドピアノの音が
天井にぶつかって会場に広がるみたいで
行く先々のピアノの鳴りに個体差があるのはもちろんだけど
お店自体の鳴り方も全く違うっていうのも
慣れてくると逆に面白いんです
最初は神経質になった部分もあったけど
僕が好きなのは
天井高いのと
やっぱり漆喰の壁、かな
石とかコンクリートも
音がちょっと跳ね返り過ぎるとこあるけど
よく響くから結構好き
今日伺う岐阜Island Cafe'さんは
木材と広めのガラス窓
お店の構造は細長くて
その一番奥に演奏場所がある綺麗なカフェです
。。。。。。。。。。。。。。。。
さてさて
今日の集合場所
平塚のホテルにて
最終的に全員のスーツケースとか全ての荷物をを積み込み12時過ぎに出発です
3人が座る面以外は全て使って天井まで積み上げ
運転席と助手席の間にもバッグを置いて
…というより敷き詰めて、と言った方が良いかも
そして
僕の足の間にもナップザック
というか
足元スペースとナップザックの隙間に足を差し込んで
という感じ
しかし住めば都
3人とも全く苦痛も無く
この車もこれだけ使い倒してもらえれば本望ではないかと思ってみたり
造幣局に盗みに入ったルパン三世の一味が
札束の詰まった大きな袋を
小さなフィアットのサンルーフからギュウギュウ足で押し込んで
札束袋に押し潰されそうになりながら運転して逃亡する光景を連想した
そうこうするうちに
12時半過ぎ
厚木インターから東名に乗る
運転はマネージャー氏
この満載の重たい車で
東名に乗るなりいきなり一番追い抜き車線に飛び出した
マネージャー氏は普段から
自分は攻める運転をするタイプだと言ってますが
僕はこの重たい車でのこのスピードにビビってます
10分くらいで
あっという間に小田原を越えて
山の多い景色
今の時期って
緑が濃いですね
山丸ごと茹でてマヨネーズかけて食べたら美味しそう
静岡に入ると富士山が急に現れるポイントがあるんですよね
それを忘れていて急に巨大な姿が現れるんで
いつもギョッとしてしまう
13時まわって
御殿場から新東名
可笑しいのは
ナビが古いから新東名を認識してなくて
300メートル先を右折だとか
まもなく左折です
とか言ってるし
画面ではこの車は道の無いところを飛んでる

自然の緑色のグラデーションが綺麗

新東名のトンネルの造形美と自然の色の妙を交互に楽しんでるうちに
14時
毎度立ち寄る掛川サービスエリアで休憩

遅い昼食
&
本番終わるまで食べないから早い夕飯でもあります
掛川休憩にて
改めて満載風景
再び出発
16時20分
気付いたらすっかり眠り込んでたみたいで
東名から東海北陸道というのに乗り換え
すぐに木曽川を渡ると
まもなく岐阜各務原
というところで高速を降りた
木曽川を渡る時、河原を眺めた
石砂利があって流れがクネッていて
和風…というか
趣のある木曽川の河原が見えて
その端に妙に不釣り合いな感じに停まった状態の観覧車があった
下道でもう少し走ると長良川を渡る
和泉さんが後部席でブツブツ
ながらがわ…ながらがわ…
なんにもしなくても
ながらがわ…
と言ってました
会場まで1キロ
そしてほどなく到着
僕は今回二回目の岐阜Island Cafeさん
初めて来た時は
確か雪がちらつく季節だった
二回目ってだいぶリラックス出来るみたいです
到着してまず
既に僕の顔と音を覚えていただいてるわけだから
初めまして、から始めなくていいでしょ
またお世話になります
お元気でしたか?
とかご挨拶して
セッティングとサウンドチェックに入りました
和泉さんが最近よく言うのは
ピアノの生音とバランスとってアンプの音を設定してみてよ
と
僕は自分の座る位置と
客席で聴こえる感じを考えながら
そしてピアノを拾ってるコンデンサーマイクになるべく被らない位置と向きを考えてアンプを置きます
変形型のお店もあるのでアンプの位置や向きを
客席側で聴いている和泉さんがアドバイスしてくれることもよくあります
ピアノ生音とギターアンプだけで
お店の空間にバランス良く溶け合ったら
あとは
持ち込んでいる音響機材で少しだけ音量を足し
極めの細かいリバーブを足してあげるだけ
Island Cafeさんのお店の響きは
ピアノの輪郭がハッキリしていながら温かみがあり丁度良く響いてます
バランスが上手くとれて曲合わせしてみると
ピアノとギターが良く溶け合ってるので
気持ち良くなって勝手に指がスラスラ動いて
リハなのに今までで最高と思われるソロを弾いてしまいました
もう充分な環境です
早々にリハは切り上げ
僕は美味しい珈琲をいただきながら旅日記を書いてます
今は18時半
本番は19時半
今日はお客様は少ないと聞いていますが
僕ってお客様の数は全く気にならないみたいです
今から1時間後に
この良い環境で演奏出来るのが
ただただ楽しみ
僕の感じ方ですが
プレイヤーから引き出される演奏の質を決めるのは
50%は演奏する環境に依るものだと感じます
残り40%は自分のマインドコントロール
最後の10%くらいが
日々の肉体的な訓練
リブラでの演奏環境を整える情熱は
ご自分の音響機材を持ち込んでるのでも明らかなように
和泉さんが僕の何枚も上を行きますから
安心してます
演奏回数を重ねる毎に
どんどん環境作りが上手になっている我々
日々の肉体的訓練は
腱鞘炎になったり治ったりのギリギリのラインを進んでるので
これ以上は身体を壊してしまうだろうから
まぁ良し
として
マインドコントロールが一番難しい
何も否定せず心が微笑むように日々を送りたい
なかなか難しいですが
あとは本番でα波が出るように
本番手前に「眠くなるように」自己コントロールしてる
本番中にもかかわらず
「眠くなるように」コントロールしてる時もあります
本番中の
Sky So Blue の長いピアノイントロの間
実は僕はこの
眠くなるコントロールをしてるんです
これって結構 危険な演奏方法?だと思う
だってα波は出るけど
本当に寝ちゃうのと紙一重だから
音楽やミュージシャンには格闘技派の人も多いけど
僕のプレイは良く言えば子守唄派
悪く言えば半分居眠りしながらお経をあげてる坊主の念仏みたいなものです
本番まで15分を切ったので
良い演奏のために
そろそろ本格的に眠くなることにします
。。。。
本番始まってみて
やはりガラス窓の面積が広い分
音の跳ね返りが少し硬質 みたいで
パリッとしたサウンド
シ~~ットリしたバラードは少し弾きづらかったのですが
逆にリズム曲や
アクセントの強い曲は
音のエッジが感じられるから
なかなか攻めのある良い演奏になった気がします
特に今回の新譜のコンセプトのメインになる2曲
和泉さんと僕が一曲ずつアルバムに提供した追悼の意を持ったこの2曲が
とても良い感じに熟して来つつあります
選曲に日替わりはあるにしても
1つのセットリストを基本にしてこのツアーを廻ってるわけですが
昨日は昨日の音があり
今日は今日でまた全く違う音世界が繰り広げられる
1日たりとも惰性でこなせてしまう日なんて無いですね
今日
印象に残った嬉しかったことは
マスターが
前回 冬に来た時の2周り良くなってるね
こんな言い方も失礼かもしれないけど
前回と全然違う
と言ってくださったこと
当たり前だけど
一回一回 本気で演奏してきて良かった
前回来たのはは1月末だったみたいだから
まだ半年経ってないんですよね
この半年
よく頑張った
と
自分たちを褒めてあげつつ
終演後に美味しいお料理を沢山いただきました
こんな魅惑的な名前の芋焼酎も
本番終わったので、もう魔界でも何処でも誘ってもらって構わないです
聴いてくださったお客様
アイランドカフェさん
ありがとうございました
そして24時近く
今夜のうちに京都に向かって130キロの移動です
名神に乗って
マネージャー氏
相変わらず追い抜き車線をかっ飛ばしながら
京都へ京都へ
午前1時40分
京都東で高速を降りた
マネージャー氏は仕事柄 過去にアメリカに住んでいたことがある
その頃は
5000CCのムスタングに乗ってたんだそうだ
どおりでかっ飛ばすと思った
でも僕のモビリオは可愛らしい1500CCなんだから お手柔らかに運転してあげてね
とか携帯で旅日記をメモ ってる間にホテル到着
京都リッチホテル
「僕たち貧乏ミュージシャンだけどリッチホテルだい」
と吹き出しを付けてブログに載せてね
と和泉さんはお茶目で今日の締めくくりです
明日の会場は京都なので15時半に出かければ良いらしい
けど僕は多分午前中に起きて
このツアーで増やそうと思ってる新曲を3曲
おさらいです
新曲初御披露目は9日の浜田で
意外に日にちが無いから 早急に体に叩き込まなきゃ
スクエア時代の和泉宏隆代表曲から選んだ3曲です
和泉さんファンの方たちにはきっと喜んでいただけると思います
浜田以降
1曲ずつくらいツアーメニューに混ぜていくつもりですのでお楽しみに