goo blog サービス終了のお知らせ 
不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

Rosa Guitarra

ギタリスト榊原長紀のブログです

2013/1/14//熊本Restaurant Bar CIB

2013-06-14 | 参加ユニット『Duo LIBRA』



6月14日

今日は熊本Restaurant Bar CIBさん


肩凝りが痛くて早朝起きてしまった

だけどおかげで綺麗な早朝の桜島を見ることが出来ました


このまま起きてストレッチしたりゆっくり支度しようかな



6時半の桜島



7時半の桜島



8時半の桜島



9時半の桜島











ホテルの向かいの立体駐車場にモビリオ発見
中村屋はあそこに停めたんだな





いつも中村屋に撮られるばかりなので
中村屋を撮りたくなる症候群になってる僕


しかし
撮ってることがバレると逆にまた撮られるから
気付かれぬように撮りたいのだ

あそこに停めたモビを中村屋が出庫しに来た時を狙って盗撮することにした

もう少しで出発時間なので必ず盗撮チャンスが来るはず


来たっ!中村屋です



そして出庫の瞬間





このチームの3人は
喜んで遊ぶオモチャが3人3様
全で違う



僕が中村屋を盗撮して喜んでるのを
中村屋がもし知っても
シラッと黙殺されるだけである


長い旅を回ってゆくと
それぞれが自分が楽しめるオモチャを持ち出してくる

最初は相手に合わせて隠してるのだが
少しずつ少しずつ隠し切れなくなってくる


お互いのリスペクトさえ忘れなければ
そこから先が人間関係は面白いのではないかな
なんて思う





今日も昨日と同じく11時出発





またね
鹿児島

楽しかった





(nice photo by 中村屋)





今日は移動中
眠ってしまうかもなぁ…



。。。。。。。。




出発して間もなく九州自動的道に乗り
サービスエリアは80キロ先

眠ることにした

。。。


12時50分
すっかり眠ってしまったようで
ちょうど80キロ先と言っていたサービスエリアの少し手前で目が覚めトイレ休憩

食事は更に40キロ先の
昨日昼食を取ったサービスエリアに寄ることになった
また熊本ラーメン食べちゃうのかな…僕



1時間半くらいだけど熟睡したみたいで少し体が楽に

隣で中村屋は黙々と運転中


中村屋
毎日運転ありがとう
今日もまた盗撮してあげるからね



昨日通ったトンネル沢山地域を抜け13時20分
宮原サービスエリア


選択は和泉さんと二人で三元豚ビッグカツ丼





つい頼んでしまったものの
50を過ぎたおじさんが食べるボリュームではなかったね…と
反省し合った二人でした
(その反省はその場限りのものですが)


13時45分
宮原出発



14時
高速を降りて
あとは下道で20キロ弱






行程順調
巻いてるくらい


こちらの方は下道といっても半高速道路みたいな感じ





14時45分
ホテル着

一時間休める





。。。




短めだけどまた熟睡したみたいで
16時半に会場に向けて出発

すぐに到着


Restaurant Bar CIBさんは綺麗で広くて音も良い
エンジニアさんが脇腹を擽るような言葉をサクサク差し込んで来てとにかく面白い

後からいらしたマスターさんがまた
非常にジェントリーな方でした

上品でゆったりした空気が流れる素敵なお店です







2階にある店を出た踊り場の壁が金色のタイル張り
金をバックに少し撮らして
と中村屋カメラマン

よしよし
じゃまた中村屋も撮ってあげるのだ




黄金色のタイル壁





和泉さんは一度ホテルに戻られ
僕は店に残ってゆっくり指慣らししてます

18時20分
本番まで1時間強



ステージ脇の事務所を控え室に使わせていただき
いつものように本番までずっとギターに触れながら過ごす

このスタイルが自分には合っているようだ

この時間に指慣らしをし、それと共に自分の内面とも向き合っているように思う


ふと手を止め
肩を回してから事務所を改めて見渡すとこんなものが




そうだよ
僕もそう思うよ
夢無くして人は生きられないんだ


そしてこんなものも


ぷっ…
これはさっきご挨拶したばかりのマスターではないか


この2つの壁掛けが
このお店のクオリティの高さと
それでいて力が抜けたリラックス空間を提供してる象徴なのだ

演奏に伺うお店お店に色がある

それは人間が1人1人個性があるようにどれも素敵だ

僕は今日もこの地で安らかに生きていられてるようだ


マスターのバッハの肖像画
これはいったい何なんですか?とご本人に訊ねたら
オープン記念の時にお札を真似た1ドリンクサービス券に
ご自分の顔をバッハの肖像画に組み込んでプリントしたとのことだった



僕はこういうセンスが結構好きなので一人で喜んでる
そしてやはり好きなオモチャが違うから
和泉さんと中村屋は、この肖像画にあまり食いついてこない



右端がマスター



終演後
お店から料理を沢山出していただきました

美味しくて太ってしまう













足を運んで下さったお客様
そしてRestaurant Bar CIBさん
ありがとうございました
今日の熊本も有意義な1日を過ごすことが出来ました











コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013/6/13 鹿児島Jazz Spot Lileth

2013-06-13 | 参加ユニット『Duo LIBRA』



2013/6/13

9時起床



眠くてたまらないけど湯船に30分くらい浸かる

あと半日眠りたい


今日は
鹿児島 Jazz Spot Lilethさん



阿蘇 桜島 経由
290キロの移動

モビリオも頑張っているのだ




11時5分出発


移動時に昨日の大分 BRICK BLOCKさんでの演奏について
書き足そうと思ってたんだけど...
今日は今日でもう始まってしまっていて
ほとんど思い出せない
というか思い出す気力が無いのです

ツアーの疲労が溜まりに溜まって肩首背中腰が
相当固まってる中
脳に酸素が行きづらいのか
時々集中が途切れる、というか一瞬の空白に襲われる中
とにかく頑張って弾いた
ということ以外に何にも思い出せない

やっぱりその日のうちに無理にでも書かないと
どんどん過去に吹っ飛んでってしまうようだ



。。。



交差点に現れた
行っ床屋 (いっとこや)
という床屋の看板に中村氏がウケる

すると和泉さん
「さっき僕は市内でホームラン軒という床屋を見ましたがね 」

(一同ゲラゲラ)






20分ほど走ると竹田という地名

中村さんボソッと口を開く

「この竹田は
あの竹田の子守唄の竹田です」




へぇ...
九州だったんだ竹田の子守唄は
あの深い曲調の生まれた土地を見てみたいな

この曲は差別問題と関わりがある曲だったはず
被差別地区があったのは九州だったってことか...

今もまだ悲しい傷跡を背負ったまま
人里離れた山奥にひっそりと隠れるように存在してる小さな集落を僕は想像した


11時半
市街地の風景が急に無くなり
いきなり田舎の風景に突入
どんどん山の方へ向かっているようだ









やはり竹田を通って行くみたい
どんな風景なのか期待が膨らむ


道はどんどん深い山の中へ



あの竹田の子守唄の竹田へ竹田へ

どんな集落があるんだろう


通りがかりの古い家屋が好奇心をかきたてる



あの深い曲調のように
誰にも知られぬような地に寂然と存在してるんだろうか



僕は取り憑かれたように写真を撮り続けた




どんどん山奥に入ってく感じ





こんな細いけど442号という国道

古い家屋が好奇心を煽る

おまけにツアー初めての雨まで降ってきて雰囲気は更に高まり
僕の想像の中の竹田という場所は
子守唄と完璧にリンクし
最高のシチュエーションになっていた















フッと前に一台の車が現れてからは
道はだんだん開けた方へ





あれ?


奥に入ってかないのかな?


どんどん明るい方に行っちゃうじゃない?





そして
遂に竹田の町に入ったけど
勝手に僕が期待していた人里離れた深い山奥の寂れた小さな集落
という雰囲気は全く無かった









(僕)
中村さん竹田の子守唄に含まれてると言われてる差別問題の話は知ってます?

(中村氏)
いや…
よく知らないです


(僕)
悲しい話ですが
かつて差別があったといわれている地区の民謡をモチーフにして出来た
と判断され放送されなくなった時期もある
という竹田の子守唄

さっき標識で竹田という地名を見て
その地区に入った行くのだと勝手に連想してしまったけど
よく考えたら竹田の市街地は普通の町なわけですよね


(中村氏)
...

(僕)
しかし
竹田の子守唄の竹田が九州にあったとはねぇ

曲が大好きで 背景も調べたし
歌詞の意味も調べたけど
九州にその地があったとはねぇ…

その地区の名前は確か○○地区でしたよね

(中村氏)
さぁ…
私はわかりません

(僕)
Wikipediaで調べればわかるな



『竹田の子守唄は現在の大阪府
京都府の被差別に伝えられた民謡
およびそれを基にしたポピュラー音楽の楽曲』


ん?
大阪府 京都府?



(僕)
ねぇ 中村さん
竹田の子守唄は大阪府、京都府ってWikipediaに書いてあるよ


(中村氏)



(僕)
九州じゃないよ


(中村氏)



(僕)
九州じゃないよ


(中村氏)
...

(僕)
竹田の子守唄は現在の大阪府
京都府の被差別に伝えられた民謡
って書いてあるよ


(中村氏)
...

だけど歌詞は全然 関西訛りはないし…






僕は心の中で思いました

さっき
「この竹田はあの竹田の子守唄の竹田です」
って言い切ってたじゃん^^;

京都先斗町辺りから沢山観光案内してもらってるけど
僕はこれから先
中村氏の観光案内を信じないことにしようと
密かに心に誓ったのであります

竹田の子守唄への道のりに興奮しきっていた僕の純情を返して

そして悔しいのでこれからは
この人を「中村屋」と呼ぶことにしようと思う


。。。。


中村屋竹田の子守唄事件にすっかり揺すぶられてるうちに
いつの間にか阿蘇




阿蘇駅


駅舎撮る中村屋
(bokuno junnjyou wo kaesite)





そしてこの竹田の子守唄事件を絶対ブログに書き残さねば
と携帯で必死にメモったり写真添付したりしてるうちに
あっという間に14時過ぎ
熊本インターから九州自動車道に乗る







これで鹿児島まで一気に


高速乗るなり追い抜き車線に躍り出る中村屋

今日も彼はやる気です





14時30分

天草四郎の天草通過
鹿児島まで150キロ



。。。。


14時40分
宮原というサービスエリアで遅い昼食

白濁豚骨スープにキャベツと角煮
熊本ラーメンを食べました


そういえば
熊本で桂花ラーメンの本店に行ってみたい
なんて東京出る時話してたけど行程的にちょっと無理かな…



さて宮原を再出発
鹿児島まで133キロ





すぐに坂本というインター


この辺りから23個のトンネルが続くらしい














高速道路の近くまで迫った山とトンネルの景色






あれが最後のトンネル










最後のトンネルを抜けると聳える山は無くなり平たい感じの道に



人吉温泉郷 という看板を過ぎて
鹿児島まで93キロ


。。。。。。。

15時45分
宮崎県に入ったが
3分ですぐに鹿児島県に入った
宮崎県をかすめただけだったようだ


鹿児島市街地まで70キロ

このツアーのスタート地点の平塚から
現在の累積1600キロ









16時
霧島インター通過

芋焼酎黒霧島がナップに入ってる僕





16時7分
正面にデカイ山が見えるんだけど…
桜島だろうか



正面の小山の陰になっちゃったけど
それを抜けたらきっとまた見えるはず


ほら
やっぱり桜島だった
(和泉さんの有名な曲は宝島)



僕は運転してる中村氏に話しかけた

出ましたね遂に
あれ桜島ですよね?^^

(中村屋)
さぁ...

(僕)
だって桜島は鹿児島の南側の半島に挟まれるような形で
湾の真ん中にチョコンと出っ張ってるんじゃなかったっけ?

あの山の周り海だったし
きっと桜島ですよね

(中村屋)
さぁ...
私も来たことが無いのでわかりません...

(僕)
...



これは...
さっきの竹田の子守唄事件を絶対に引き摺って
迂闊なこと言わないように警戒してるな...
中村屋め









桜島を過ぎて
16時25分
鹿児島北インターで高速を降りた





下道20分ほどでホテル


さっき最初に桜島が見えたところから
グルッと回り込んだだけなのかな
ホテルの部屋からは桜島が見える




小一時間休憩して会場へ
助手席で携帯でブログ記事メモったり写真撮ったり添付したりずっとしてたから疲れた

疲れるとわかっていてついやっちゃうんだよなぁ
小一時間横になろう

。。。。。。。。。。


17時出発

路面電車
可愛い



お店に到着



音響機材持ち込んで
セッティング
リハーサル

そして和泉さんは一旦ホテルに戻られました


開場時間の手違いがあったようで
早く来られたお客様がお店に既に入ってらっしゃいました

リハ終わってからも弛い感じに僕はウォーミングアップで独奏して
早く来られたお客様も聴いてくれて
拍手もらったりして

どこから来たんですか?
とか話したりして


マスターがまた人柄の良い方で
ギタリストさんで
ご自分のギターを披露してくださいました

写真に撮らせてください、とお願いしたら
頭薄いから、と帽子を被って
「これ被らないと奥さんに叱られちゃうから」と笑いながら

素敵なコードを付けた「ふるさと」や「赤とんぼ」
「ルパン3世のテーマ」まで弾いてくれました

奥様がこの店の看板娘
LilethさんといいJazzの歌手で
ルパン3世の挿入歌を歌ってらっしゃると聞きました

だから「ルパン3世のテーマ」練習したんですね

邪気の無い方です
こういう人、大好き








ライブは
お客様とお店の人たちまで
楽しんでくださってる様子に背中を押され
疲労を忘れて良い演奏をすることが出来ました

聴き手の皆さんに力を貰った日でした

ありがとう鹿児島
また是非来たいです

(真ん中がLilethさんです)







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013/6/12//大分 BRICK BLOCK

2013-06-12 | 参加ユニット『Duo LIBRA』


今日は大分 BRICK BLOCKさん

ここからの距離は130㎞

今朝の小倉は大晴天


僕は何故か早く起きてしまったので
かれこれ1時間半近く長湯をしてます


そういえば
昨日のカサブランカさんでのライブの独奏コーナーで和泉さんは
As Time Goes By を弾いてました

憎いよね



11時20分
ホテルを出発




高速に乗るとかえって遠回りだそうで
ずっと下道で行くみたいです



昼食
冷やし中華パーコーのせ









信号で停まった時
横切る鳩を見たんだけど
鳩の羽ばたきは単純で忙しない



京都には燕が沢山飛んでたけど 燕はフォルムも飛び方も美しい
重力に抗う技を自在に操ってる
全然違うけど鳶なんかも風に乗りながら自在な感がある



鳩は常に重力に引っ張られることにいっぱいいっぱいに羽ばたいてるから
見ている側が優雅な気分になれない


これは
燕や鳶を手本に演奏に活かしたいものだ
と考えた

試しに早速
今日やってみよう



なんて…
冷やし中華でお腹いっぱいで
のんびり下道
車に揺られ暇だから
考えることで遊んでるだけなのだ







野焼き?というのだと思うけどずいぶん沢山やってました
煙が空に立ち上って少し霧のように霞むくらい









13時半
大分県に入る



さっきまで北九州ナンバーばかりだったのが急に大分ナンバーばかりになった







。。。。。。。。。。。。



14時半
いつの間にか眠りこけていて
気づけば別府





(中村氏)
別府の海でちょっとだけ撮影しましょう


僕を撮る中村氏を僕はまた撮ることが出来るぞ
そしてその僕は更に僕に撮られる中村さんに撮られるのである

国道から路地に入ると
すぐもう防波堤

アー写撮られつつ
僕を撮る中村氏を撮り撮られるシリーズ第2弾開始










ほら
中村氏





これも中村氏




中村氏
最近顔出し多数




撮影終了


暑い暑い
早く車に戻ろう






また下から狙ってる

撮るだけはさせじ
撮られるがよい






15時過ぎ
大分市内のホテル着



別府市と大分市は近いんですね



いったんチェックイン
小一時間は休めるようです



浜田での和泉さんのスギちゃんパフォーマンスが本当にYouTubeにアップされてます

こちらと合わせてご覧ください



さてこれから会場入りです

ライブの後記は
夜にでもこの後に書き足しまする




。。。。。。。。。。。

17時 会場入り





シアター形式の造り
建物は100年以上経ってるそうです

かっこいいお店です








中村屋


終演後
CD即売とサイン会

T-スクエアで初めて和泉さんを聴いたのは小学生の時でした
みたいな方が何人もいらっしゃいました



終演後に店長さんと


店長さんが教えてくれた店でちょっとだけ打ち上げ










聴いてくださったお客様
そして
大分 BRICK BLOCKさん
ありがとうございました

演奏のことも書きたいことがあるんだけど
日に日に疲労が溜まり
書く気力が落ちてます

LIBRA旅日記を楽しみにしてくださってる方
すみません
今夜はとりあえず眠りますが
また明日移動の時にでも
大分 BRICK BLOCKのこと書いてみようかと思ってます





コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013/6/11//小倉CASABLANCA

2013-06-12 | 参加ユニット『Duo LIBRA』


6月11日
今日は小倉カサブランカさん

ツアー最初の固まり5連チャンを終え
今日から九州5連チャンにプラス山口まで続く6連チャン


昼まで沢山眠ったんですが
起きると肩と背中がパンパンに凝ってて
ぬるめの湯船にゆっくり浸かることにした


このホテル
ユニットバスじゃないんです
トイレも洗面所もユニットじゃなくて分かれててしかもやけに広い


そして一泊3400円だそうで

いろんな意味で何でなの?
と気になりつつ今夜も連泊だそうです


湯船でふんぞり返って足伸ばして携帯でこの記事を書いてます


夕べホテルに着く少し手前に酔い潰れてしまったので
よくわかってなかったんだけど
関門海峡を渡ってすぐ近くみたいです

窓の外はすぐ埠頭



湯船に浸かりながら今日の演奏のことを考えようとしてる(イメトレっていうかね)のだけど
全く考えられないみたい
心でも体でも一瞬心地好いと感じたら
それを捕まえ捕まえ
そっちの方に進むだけだなぁ…
なんてボーッと考えるともなく考えてました


とりあえず

は足伸ばして湯船
が一番気持ちいいので
さっきからもうかれこれ小一時間浸かりっぱなし

でもそろそろ支度始めなきゃ


ドライヤーしながら

浜田の打ち上げの
和泉さんの杉ちゃんパフォーマンスの後
誰かが

もう和泉さんが笑い飯の西田にしか見えない

と叫んでいたシーンがフラッシュバックして
クックッと笑いながらドライヤーしてます


体は疲れてるけど精神状態はゆとりがあるみたい








。。。。





16時40分出発
車で10分くらいの近くに今日の会場カサブランカさんがあります


近くまで来てるんだけどなかなか店にたどり着けなくて
路地をグルグル走ってる時に
ドリアンを背負った珍しい人が居たのでパシャッ




中村さんは店に電話してマスターが道まで出てきてくれました
物静かなマスターさんです

ジャズ系のお店のマスターさんて口数の少ない方が多い気がします

シャイであったり
強いこだわりを持ってらしたり 小器用に社会とは馴染めないようなものと
ジャズという音楽から感じるロマンがリンクするのは
僕なりにわかる気がします





カサブランカさんに入ると長身で白髪の調律師さんが調律をしていました
寡黙な人です

ピアニストでもないし調律について僕は何も知りませんが
自分が今まで遭遇してきた調律の作業現場とは雰囲気が違っていたので
少し興味を持ちました


これくらいはどの調律師さんにもよくあることですが
まず
僕がお店に入っていっても調律に集中していて
全く気付かないところから始まりました


ピアノの横にそっとギターを置いたらやっと気付いて
僕がニコッとすると
こんにちは
と挨拶してくれました

お疲れ様です
ではなく
こんにちは
です

まずそれが気に入りました
商売の挨拶っぽくなくて


そこからまたすぐ寡黙に作業に入りました

腰を少し落として両足を踏ん張り
丹田に溜めた「気」を
鍵盤にぶつけてるように感じられました

それはピアニストが鍵盤を押す時
ギタリストが弾弦する時に「気」をぶつけるのと全く同じだと感じます



調律の場で過去に聴いたことがないくらい
結構強く鍵盤を叩いて大きな音を出してました


僕は実は
耳がまだ朝一だから
まだ静かな空間に居たかったので
強く叩いた鍵盤の音は耳にきつかったんですが
「気」を感じるので
耳がきつい
ということを
別角度から考え
肯定的に受け止める糸口を探し始めました


ライブ中にピアニストはこれくらい強いタッチで弾くのは当たり前のことだから
調律でも本番を想定したタッチで叩くのが良いのではないか



調律師さんはピアノ奏者としても腕がある人も多いけど
今日の調律師さんは指は動かないみたい



サウンドチェックやリハーサルの時間が少なくなってしまうくらい
17時に僕らが店に入ってから1時間以上は大きな音で作業してました


最後には低音がやけに響いてきて
音色が音楽的だなぁ
なんて思ってるうちに
「気」の籠った音がフッと止まり
調律は終了した様子


やはり多分
この調律師さんは腕がある人だろうと僕は想像したんですが


朝一の耳にしんどい大きな音をずっと出していたのは
彼が音楽を知らないからではなく
演奏を想定して調律してるからだと
僕はそちらに賭けたわけ

ホテルに一度戻った和泉さんがこのピアノを弾けば
どちらなのか結論はすぐ出るだろうから


。。。。
調律が終わり
調律師さんがピアノをクロスで磨く光景は良いものです

愛馬にブラシをかけてやるような


僕は
おつかれさまでした
と声をかけた

調律師さんは
遅くなりました
とも言わない

むしろマスターの方が
時間かかっちゃって
とフォローしてくださったくらいで^^

静かに どーも
と言って帰ってゆかれました

さて
後は和泉さんの反応がどちらなのか見るのが楽しみ



ホテルから戻った和泉さんと
サウンドチェックをしリハも少々



ピアノとギターの音がよく解け合う

僕は、気持ち良いな
と思い

どうですか?何かやっとく曲はありますか?
と和泉さんに訊かれたけど

もう大丈夫
十分に気持ち良いから
と答えました


その直後
和泉さんが
「素晴らしい調律ですね。素晴らしい。」と独り言のように呟いた


やはり...
良い調律だったんだ


嬉しくなりました



もう一つ嬉しかったこと




お店のトイレに入ると
今月の出演者スケジュールが貼ってありました


その中のDuo LIBRAのところ


Duo LIBRA
の下に
和泉宏隆さん&榊原長紀さん

と書き足してくださってるのを見つけました

僕こういうリスペクト
ツボなんです

狭いスペースに
ユニット名だけでも構わないのに
二人分の名前と
それに「さん」を付けてくださってるところがツボなの

今日会った調律師さんも寡黙で媚びない人柄でした

マスターは口数が少ないけど
豊かなリスペクトを感じる人でした


今日はお客様は少なめでしたが初めての小倉
Duo LIBRAの初めまして挨拶みたいなものですから
良い演奏を重ねて
少しずつ土地土地に浸透してゆければと思います


最後にマスターにご挨拶した時に

九州廻るの気を付けて行ってきてくださいと言われました


本当にさりげないんだけど
確実にそこにリスペクトが存在してるお店

素敵なカサブランカさんでした


今日リブラを聴いてくださったお客様
そしてカサブランカさん

心より感謝してます
ありがとうございました






。。。。。。。。




p.s



今夜泊まる部屋からの夜景は最高です













うそ




ロビーに貼ってあったポスターだよ~ん


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013/6/10//小倉へ移動日

2013-06-11 | 参加ユニット『Duo LIBRA』


6月10日 11時

外は快晴
あと小一時間でチェックアウト



支度しながら昨日のことを思い出してます

新見から2時間睡眠で少しフラフラしながら
しかもいつもより盛りだくさんだった浜田の1日でしたが

まずコンサートの内容よりも先に書きたくなることが
主宰の寺井先生と先生のところに集まった音楽好きな仲間の方たちの
魅力的な人間力でした

溌剌としていてオープンで好奇心豊かで
島根って全ての人がこんな感じなのかと
勝手に想像してしまうような雰囲気が1日中満ちていました


ライブもとても良かったと思います

昨日のピアノは
秋田でのリブラレコーディング以来
久しぶりのフルコンでした


久しぶりのフルコンに向かった和泉さんのプレイからは
理屈ではない本能的な喜びが終始感じられていたし
相乗効果は会場にも広がっていたと思う



終演後 打ち上げ会場を用意していただきました






亀の手
などの珍味から


女性の手のひらに迫るくらい大きな蛤など
大変美味しいお店でした










麻生地の水色のシャツを着ると
自分が杉ちゃんになったような気がしてならないと
和泉さんが酔うに連れ
杉ちゃんパフォーマンスを始めた

何しろ早口なんで
何を言ってるか聞き取れないのだが
マシンガンのように弁じた後、最後に

だからぁ~
ワイセツだぜぇ
(ワイルドだぜのパロディ)と言う

ワイセツだぜぇ
を是非
世に広めたいから
誰か動画に撮ってYouTubeにアップしてくれ

何度もパフォーマンスを繰り返すうちに
ふとトイレに行きたくなった和泉さんにスタッフさんの一人が

そっちは
ハイセツだぜぇ

という突っ込みを入れ
それがオチとなって杉ちゃんパフォーマンスは終了しました








人間力

生命力

真っすぐな魂力

に触れさせていただいた貴重な時間でした


大変良い時間を過ごさせていただきました
ありがとう浜田



。。。。。。。。。。。。。。。。





ということで
すっかり夕べの話になってしまいましたが
今日はもう九州小倉へ移動する日です






チェックアウト後
近くの蕎麦屋に







昨日の会場を使って
今日は和泉さんのプチセミナーが行われることになってます




行く先々の土地で希望者が出れば
個人レッスンからある程度の人数のセミナーまで
窓口を設けてるんだそうです


マネージャー氏から
さかきぃもセミナーやれば?
と言われましたが


フェイスブックにセミナー…
リブラの新曲も増やして…と
新しいことがてんこ盛りになりつつあるのに

多くのことを同時に考えられない僕は
とりあえず昨日までの頑張った自分たちを褒めてあげて
オフの今日はのんびり過ごすのだ

一応後学のために
和泉さんのセミナーを
見学させていただくことになった



五線のホワイトボードとピアノを行き来しながら
インプロビゼーション(即興で自由に弾くこと)への
スタンダードな入口を紐解いてました


最初の入口を入ったところでは
まだサウンドは至ってシンプルですが
次の扉を入るくらいで
ピアノから紡ぎだされるインプロビゼーションは美しい響きを持ち始め
3つ目の扉から先には相当美しいサウンドになります

1つ扉をくぐるためのルールはたった1つ

このコードの時には
この音を弾いてはいけない
というルールと
その理由の説明



ギターという楽器は
ピアノと比べて不完全な楽器なので
一段階一段階
論理的に説明してゆけるピアノ目線からの講義を見学してる僕が
大変勉強になりました


セミナー後半は
循環コードや代理コードとテンションを使って
ジャズ色の強いインプロビゼーションを解説してらっしゃいました


今日はこの後 いよいよ九州小倉に移動です

移動途中の日本海で
リブラ夏仕様の写真を撮るみたいです

ピンクの花柄シャツでも着ようかな



。。。。。。。。。。。。


15時過ぎに浜田を出発



浜田から出発すると
しばらくしてマネージャー氏がボソッと言う

どこまで走っても「岩見」って出てくるんですよ
浜田も岩見だし
重要文化財だったか国立公園だったかの石見銀山なんか
浜田と相当距離が離れてるし...


こっちの人に訊いたんですが
島根県に岩見市というのは無いんだけど
島根県の半分は岩見なんですって

島根県は出雲の国と岩見の国の2つで出来てるんだそうです


全く前知識無しに訪れた島根でしたが
オロチの神楽に遭遇したことも
関わってくださる方達が溌剌としてるのも
全ては神の国だからだったんですね
と...
妙に納得してしまいました





宿泊ホテルの支配人さんに教えてもらった撮影スポット
折居(おりい)に向かって9号線を走る

因みに昨日の山奥のうどん屋「まにすけ」が在るのは
邑南町(おうなんちょう)
という地名だそうです


折居の無人駅に到着
そこを少し過ぎて道の駅 の駐車場に停めて海を見下ろすと
なんとも風情ある景色




単線の線路の向こうに小さな浜

撮影はあの浜に降りたい、とのことで
どうやったら浜に出れるか当てずっぽうで







サザエ アワビを違法に捕ってはいけません




線路の下をくぐるんだ…






出た
無人海岸





二人で撮影用のシャツに着替えて
マネージャーからカメラマンに変身した中村氏に
パシャパシャ撮ってもらう



中村さんはこちらを撮る動きに隙が無いので
撮られながら
面白いなぁと、いつも思ってる僕は
こちらを撮っている中村さんをどうしても撮りたくなる


(中村氏)
はい
じゃこのアングルでの撮影はオッケー
次 無人駅で撮りましょ

(僕)
ちょ…ちょっと待って
撮る中村さんを撮りたいからもう一度カメラ構えてよ




こちらを撮る中村さんをニヤニヤ撮る僕を 更にまた中村さんは撮ってました

海岸での撮影は終了










場所を変えて
今度は折居(おりい)の無人駅で撮ろう
ということで300mくらい移動






(中村氏)
さかきぃ今度はギター持ちましょうか



ギター出して
サングラスも引っ張り出してる間に二人は先にホームに





(中村氏)
カメラ目線でください

(リブラ二人)
はいはい

(中村氏)
今度は視線の先を斜め右に

(和泉さん)
中村さんに千枚以上撮ってもらってるからね
君の求める角度の具合はわかってるよ



(中村氏)
今度はホームに座ってみましょうか

(二人)
はいはい

(中村)
次に…

(僕)
待って待って
座った僕らを撮る中村さんを撮りたいんだ

(中村)
はいはい
どーぞ



座った僕らを撮る中村さんを撮る僕をまた中村さんは撮る


(中村)
今度は線路に足を出してホームの端に座っちゃいましょうか

(二人)
はいはい

(中村)
目線は遠くで

(二人)
はいはい

(中村)
オッケーです
お疲れ様です
さかきぃだけ線路に立って撮りましょうか

(僕)
あ いいね
スタンドバイミーみたいじゃない?


(中村)
さかきぃ
今度はいっそ線路に座っちゃいましょうか

(僕)
はいはい

(中村)
いい感じです
いい感じです

(僕)
線路に座った僕を撮る中村さんを撮りたい

(中村)
はいはい



そしてまた中村氏を撮る僕を撮りました






(中村)
さかきぃ
最後にギターを持って海に向かって黄昏てるやつ撮りましょうか

(僕)
テトラポットに降りますか

(中村)
海の遠くを見る感じで

(僕)
はいはい

(中村)
もう少しだけ視線をこっちに

(僕)
じゃ遠くの海を見てるフリしながら実はあそこの民家を見ればいいんだね
(中村)
そうそう
そのアングルです
じゃ最後にカメラ目線で
そうそう
凄くいい表情です


などと上手に乗せられながら僕だけ黄昏ギタリストバージョンを撮ってもらい
全撮影終了


(和泉)
折居駅におりい(お礼)言わなきゃ
オリ(俺)たちの撮影に使わせてくれて
どーもありがとう


(僕)
ねぇ 今日ってライブ無いんですよね?

(中村氏)
そうです
やりたかったけどスケジュールがどうしても上手く組めなかったから

(僕)
じゃもう車で飲んでてもいい?

(中村和泉両氏)
いいとも
どーぞどーぞ


ということで
九州小倉まで300キロ以上夕暮れの移動中飲み始めると
ダッシュボードに置いた焼酎を
中村氏はわざわざ車から降りて
フロントガラスの外から撮影していた
何に使われるのかな...?

これらの写真が何処で使われるかまだわかりませんが
いずれフライヤーになったり2枚目アルバムに使われたりすると思うのでお楽しみに

まず無いと思いますが
是非にというご要望の声が多ければ
オヤジ二人の写真集だって出しますぞ


撮影終わり再出発


一体何処をどの方向に走っているのか
僕にはさっぱりわからなかったが
どうやら9号という国道で山口に向かってるらしい





津和野という情緒漂う街を通過する時
森鴎外記念館があった
こっち方の出身だったんだな...

]

ずっと下道9号を走ってきて
19時20分
山口市の小郡インタ―から中国道に乗る








19時半

後部座席で和泉さんは眠ってる

マネージャー中村氏は黙々と運転してる

連日の演奏や運転は
疲労の上に疲労を塗り重ねてゆく

二人とも休める時に少しでも休んでほしいと思う

さっきまで中村氏とこの先のリブラの方向性を話していた

話していつも感じるが
中村氏は僕よりリブラの未来が見えてる

だから安心して疑問や希望を彼にぶつけることが出来る


前からこんなことを感じていた

和泉さんと僕の楽曲やプレイを用いてはいるが
実はこのリブラは
中村氏の作品なのではないだろうか


多分
中村氏の作品であり僕の作品であり和泉さんの作品なのだ


それは素敵なことだと
酔った頭で考えている



下関まで19キロ
小倉まで40キロ






あと2キロで壇之浦です
平家が滅びた地


。。。。。。。



初体験
本州から九州へ橋で渡る

関門海峡大橋の長さ
1キロ前後

本州と九州って
こんなに近かったんだ





遂に九州上陸


でも僕は橋を渡り終わる頃
酔い潰れたみたいで
気付いたらホテル に到着していました

チェックインして
すぐ近くに食事をしに出ました

土地勘無いから一番近かったお店
酔ってる僕は
ピンクで目がチカチカしてメニューが上手に読めないよ



とりあえず
ビールとハンバーグカレー



和泉さんと30分くらい真面目な音楽の話しして店を出た


そのまま解散


明日は小倉CASABLANCA

Duo LIBRAの音は
今とても成熟してきてますので
お近くの方は是非、聴きにきてくださいませ





コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013/6/9//浜田 みずほ楽器

2013-06-10 | 参加ユニット『Duo LIBRA』


11時45分
新見を出発



今日の会場
浜田まで約170キロ





中国道は貸切状態




1時間走って
江の川PAという所でトイレ休憩






今日の昼食は
旅慣れたマネージャー氏のお勧めの
ちょっと風変わりなうどん屋に行くらしい

記憶では覚えられない山奥にある
という
誰かに電話して 住所を訊いてます


そして住所をナビに入れてみると
道が無い


リブラの旅は
こうでなきゃ

果たして我々は
うどん屋にたどり着けるのか…

これでいっそのこと
ナビにも出ない山奥で迷子になり
当てずっぽうな方向に山を降りたら
瀬戸内海側に出てしまい 浜田での今日の演奏はどうなるのか…
みたいな妄想をしてると後部シートから和泉さんが



今から行く京うどん屋はただ者ではないんですよ
まず
うどん屋のオヤジさんが七福神から抜け出したような風貌で…
ていうか
中村さん(マネージャー氏)も七福神の中に居ましたよね?

(一同ゲラゲラ)


聞くところによると
そのオヤジさんは放浪に放浪を重ね
すぐ行方不明になっちゃうんで
オヤジさんを探すテレビ番組が作られたことがあるくらい


何処だかの地で
屋台でうどんをやってたこともあるんだけど
美味いんで人気が出て

ちょっと作るうどん以外の料理がまた美味い
っていうので
芸能人なんかにも知られてくんだけど
気分で閉店したりするから
いつ行けば食えるのか...って幻の屋台なんて呼ばれて
○○貝の貝柱のニンニクバター焼きとか
京風の上品な汁に浸った角煮だとか
スイーツまで作っちゃうんだから


放浪を重ねたそのオヤジさんは
最後に高橋ゲタ夫さんちに1年居候して
今は島根の山奥に店を出してる



ということで
その店に連れてってくれるみたいです


和泉さんも人間臭いものが好きみたいだけど
中村さんは特に大好物みたいです

僕は寝不足と空腹で
少し気分が悪いです








どんどん山深くなっていきます








マネージャー氏
ボソッと呟く

島根の食文化は恐るべしですよ




















山あいの国道から更に脇道に入って到着





聞いてる話から想像していたのは
浮世離れしたボロボロの仙人の修行窟みたいなのでしたが
なんともこざっぱりと粋な店構え






まにすけ
というらしい



僕は
角煮せいろ
というのを頼みました



一口食べて
これは絶品

巷に気安く出回ってる「京風」というのは皆
実は京風じゃぁないんじゃないの?
くらい思いました





店内にキースリチャードとかジミーペイジのチラシが貼ってあるのが面白い



それから和泉さんが
たまに参加するというPINK BONGOの来店写真も



今日の主宰の
寺井先生(学校の先生なんですって)とうどん屋で合流



初めましてのご挨拶をして
スタッフの女性の方とも一緒にうどんを食べて
また再出発




ここから会場まで50分ほど


そういえば...
お店のトイレに貼ってあった小さな紙に書かれてありました



おむ くろだの うんじゃく


何の意味かな?
知りたいな…




途中で御神楽をやってるとのことで立ち寄る



舞台はちょうど
ヤマタノオロチをスサノウノミコトが退治する佳境でした


ヤマタノオロチは島根の民話だったんですね



オロチの首を切り取りながら退治してゆくみたい

近づいて観たら
かなり迫力でした












さて本当に浜田に向けて再出発





みずほ楽器さん到着
4F小ホール
です



上品な空間

ピアノは久しぶりにフルコン

リハーサルに入る

フルコンの響は
その音色から広い風景観を連想させる

それに合わせ弾くこちらも歌い方が変わってくる


今日は
広い草原の真ん中で流れる雲を眺めながら風に吹かれるように過ごせそうな気がした

本番まであと25分







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013/6/8//新見カバティーナ

2013-06-09 | 参加ユニット『Duo LIBRA』


Duo LIBRA ツアー日記
更新が遅れてますが
またぼちぼちアップしますので
暇潰しにご覧くださいませ




6/8

起床

よい天気です


僕の好きな本
どこのビジネスホテルにも置いてある仏教聖典です
1ページ目から心にスッと入ってくるメッセージが書かれてる



ツアーに出る前に和泉さんのファンの方から頂いた
セラミックの粒子が練り込まれているというマッサージクリーム
重なる演奏で腕がしんどい時、これ使わせていただいてます


。。。。。。。。。。。


今日の会場
新見カバティーナさんに向けて出発



今回のツアーの中に
僕の個人的な大イベントが一つあって
それが今日の新見カバティーナさんに行くことでした

オーナーの山ちゃんこと山森洋くんとは
ずっと昔一緒に音楽の仕事をした仲で
山ちゃんが東京を離れてから二十数年ぶりくらいの再会になるんです


数時間後には新見に着いて
「お互いまだ頭髪があって良かったよねぇ」
みたいな会話から始まる想像してニヤケてしまう


二十数年経っても
会えば昨日のようにすぐに戻れる
っていうのが友達ってことですね


11時過ぎ
五条河原町を出発


昨日街に散策に出て
泊まったホテルの界隈だけ詳しくなったというマネージャー氏の
プチ観光案内を聞きながら鴨川を渡る

なんとも趣深い佇まい




あの建物の表側が先斗町(ぽんとちょう)です
と案内人

京都というこの趣深い街に
UFOのような二条の駅は似つかわしくない
と宣う案内人に僕が無責任に答える


まったくです
いっそ無人駅にすれば良いのに
(二人、ケタケタ)



十条烏丸
十条油小路
と通過して名神に乗る


今日は名神から中国道に乗り継いで行くらしい


快晴
気温は31℃





今日も追い抜き車線をかっ飛ばす案内人は
ミニクーパーやらフォルクスワーゲンやら
しまいにはスカイラインまでガンガン抜かしましたが
最後は所沢ナンバーのBMWに軽く煽られあえなく敗退

その後もう一度
ロードスターに大敗をきするものの
屈することのない走り屋魂はその後も果敢に攻め続け
ゆったり走るシャコタンのセルシオを抜かしたりしながら
緑多き中国道を快調にかっ飛んで行くのでありました



12時20分
加西というサービスエリアで休憩




僕はカレーうどんを食べましたが
朝しっかり食べてしまったという和泉さんは
食べようか食べまいか迷っていましたが
結局露店の豚マンを買ってきて「共食いでぃ」
と言いながら食されましたが
豚マンが呼び水となり
更にヘラヘラバーガーなる
御当地食材を使ったというバーガーに手を出すも
お味はイシイのハンバーグでしたとのこと

小一時間ゆっくり休憩して13時15分 出発
会場まであと150キロ



時間に余裕があるので
休憩以後は緑の中国道をのんびり走る






佐用という所を通過
佐用と書いてサヨと読むんですね

地名には人の名字になってるのがよくあるみたいね

二十歳過ぎにしたバイト先に
やはりバイトで来ていたサヨさんという名字の人が居たのを思い出した


ディスプレイの会社だったので
バイトは美術系の学生が多かった
サヨさんも美術系の学校を出てたが
当時の僕らよりずいぶん年は上だった

飾り気のない銀縁眼鏡をかけて痩せていて長い髪を後ろで結んでいた


音楽を生業にしたい
と言う僕に
ジャニスジョップリンのレコードに針を下ろすと
片面全て終わって再び針が上がるまで1ミリも身動きが出来ないんだよ
と話してくれた

僕はサヨさんの話しを聞くのが好きだった


僕はそのバイトを適当にサボりながら無責任にやっていた

会社の人から
お前は要らないからもう来るな
などと疎まれながらも厚かましく数年続けたが
その数年の間にバイトの顔もだいぶ変わった


サヨさんは僕がバイトに入った最初の頃によく来ていたが
そのうち来なくなった

一年くらいして久しぶりになサヨさんが一回だけバイトに来てるのを見たが
彼が居た頃のバイトメンバーもほとんど変わり
休憩時間にサヨさんは誰とも話さず膝を抱えてずっと下を向いていた

僕は話しかけようか迷ったが
なんとなく話しかけられず
その時以来サヨさんは二度とそのバイトには来なくなった


ジャニスの歌で1ミリも身動き出来なくなるくらい豊かな感受性の持ち主が

どこかで
その感受性を活かせる場所を見つけて幸せに生きてて欲しいな…
と思った

でももうとっくに日本には居ないかもな…






14時45分
標識に遂に新見の地名
あと26キロ






景色が急に山深くなって きました









15時5分
新見インターを降りる





高速を降りて山間の道をしばらく行くと遂に到着





ガラス扉を開けて入ろうとしたら
そのガラスの向こうで
こっちを見て笑ってる旧友が居ました


開口一番
変わらないねぇ
と言われたので

僕も
久しぶりだね
と言いながら
山ちゃんの股間をチョンと突っつくと

いきなりそれかい
とウケてくれました


天井が高く
店内塗り壁のカバティーナの響きは
非常にまろやかで広がりがあります

僕の好きな音



多分
僕の深層心理が一番に表現したがっている切ない音色は
こういう音場の中できっと沢山引き出されると思います


開場ギリギリまでステージでウォーミングアップして
店の二階を楽屋に使わせていただき

あとは本番まで
ずっとギターに触れて過ごします


二階の窓からはすぐ山が見える




定刻10分押しでスタート


本番が始まり
そして終わった


演奏は良かった


多分...
深くまで届く音だけど
届くということに自分が興奮していない



2部の頭で山ちゃんを交え1曲演奏



ライブはつつがなく終了

山ちゃんの取り計らいで新見のテレビ局の収録も入りました


リブラが新見でも知られてゆきますように

いろんな告知をしてくれたカバティーナさんと山ちゃんに感謝です






千屋牛
っていうのがこの辺りの美味しい牛肉なんだそうですが

終演後にはなんと
店の駐車場で千屋牛のバーベキューでもてなしていただきました



道を挟んで向かいには
田植えが始まったばかりという水田で蛙の大合唱

全国沢山廻って来たけどこんなもてなしは初めてとマネージャー氏


僕だけは打ち上げ後
店の二階に泊めてもらいました

積もる話を夜通しする予定だったのが
これがまたいつもの録音仕事の納期がぶつかってしまい
二階を借りて録音することに

6月だというのにまだ出たままの炬燵の上にお店を広げて
マンドリンとアコギを録音しました



それが終わったら
明日演奏する新曲の譜面を移調しなきゃで
寝たのは結局、翌朝7時

2時間だけ眠ってシャワーして
翌朝
ホテルに泊まった和泉さん中村さんが迎えに来るまで
小1時間 山ちゃんと二人で過ごしました



おはよう山ちゃん



あっ
後ろから撮るのは
やめてぇ

後頭部の毛髪を気にしてる
という意味の
20年前から変わらぬギャグ


珈琲入れてくれてます



面倒臭がりで新しいもの嫌いな僕に
山ちゃんはしきりにフェイスブックというのを勧めてきます


うんうん
と頷きながら最初は半分聞き流してたんだけど
山ちゃんの説明は続けられます


小まめな山ちゃんが
面倒臭がりの僕に
いろいろ便利なものを勧めてくれるんだけど
適当に僕が聞き流す
という図式も20年前からのもので
懐かしくなりました


20年前より少しは大人になった僕も
人のアドバイスは素直に受け入れられるようになった部分もあるのか
近いうちにちょっとやってみようかと思いました
ありがとう
山ちゃん


本当に良くしてもらって
また絶対会いに来るよ



Facebookも始めるよ

多分(笑)






コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013/6/7 京都 RAG

2013-06-08 | 参加ユニット『Duo LIBRA』



お越しいただいたお客様
そして
京都RAGさん
ありがとうございました



短絡的な言い方だけど
今日もとても良かったと思います




いろいろ書きたいことがあるのですが
今夜はホテルに戻って録音仕事しなきゃならないんです;;
今夜と明日の新見の夜も、なんですが


なので
明日以降

明後日くらいになっちゃうかもしれませんが
また後記を書き足して行こうと思います




6年間使い倒したMac os 10.4.7 から
最近、新しく買い替えたMac os 10.8.3

Fire WIreより速いと言われる USB 3.0対応
だぞ

ADコンバーターは APOGEE / DUET
これ音が良いんですわ

LINE6 POD HD

そして僕のマナ息子
というか長男
Gibson ES 335


これから数時間
こいつらとお仕事です


明日は11時出発

遂に遂に旧友の営む店
新見カバティーナにお邪魔します

楽しみで楽しみで^^




あ....

そうそう

今日頂いた和泉さんのくだらなすぎる駄洒落は

壁に耳あり
クロードチアリ

でした...




あぁ...
もう一つあった..

和泉さんの呟く旅日記「りぶらかたぶらりん」
名前が長くて文字を打つのが大変だということで
「りぶらかたぶら」に変更された模様





。。。。。。。。。。。。。。。。


AM3:25

録音仕事が終わったので
眠くなるまで少し書き足します


京都RAGさんは
聞くところによると
もうかれこれ30数年の歴史を持つ老舗

開場手前の店員さんの立ち振る舞いや
開場してからの接客の雰囲気がとても上質だと感心しました

上記の3人の写真の真ん中はハウスエンジニアさん
腕が良いです

良い面構えです


だから和泉さんもマネージャー氏も意見は一致して
RAGでは、お店の音響機材とハウスエンジニアさんにお願いしたんです

いろんな意味でプロフェッショナルなお店でした

だから30年以上残っていけるんだろうな




演奏者としての自分に置き換えて考えました



たまに書くけど

ギターばかり弾いていて
結局高校辞めることになった時に誓ったこと

僕の今生の誓いはたった一つ

死ぬまでギターを弾き続ける
ってこと
なので

まだあと20~30年は生きると思うから


素晴らしいものや素敵なことからは
素直に学びたいと思います




ちょっと余談ですが
和泉さん曰く

音の良い店は必ず料理も美味い







今回は街を散策するゆとりが無かったけど
RAGさんの真ん前には高瀬川


そして少し歩けば鴨川と先斗町

高瀬川の畔には趣のある店が並んで
街路樹には枝垂柳


京都は
宿泊費の安いシーズンオフに来ても
街の雰囲気だけで充分楽しめるな
なんて思いました







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013/6/6  岐阜Island Cafe'

2013-06-06 | 参加ユニット『Duo LIBRA』


もっと寝てたかったのに...
結構早く起きてしまった

覚醒しちゃってるのかな..




昨日、和泉さんが言ってたのですが
「このツアーの旅日記をツイッターで書くことにしたんだよ」



Duo LIBRA の旅日記「りぶらかたぶらりん」

? だそうです



僕のブログのそこここからリンク貼ってるので
ご存知の方も多いかとも思いますが
Misty Fountain 和泉宏隆 ブログ
に行くと
右側のとこに表示されてます


和泉さん独特のシュールな世界
変なおじさんのプチ旅日記です




出掛けるまでにまだ時間あるので
僕はちょっと湯船にでも浸かってリラックスしようかな




(この後にもまだ今日の分、書き足すと思います
暇な時に覗いてみてね)


。。。。。。。。。。。。。。。


そういえば
昨日の平塚サンタナさんのお店の響きは
よく響いてた

床はフローリングだったけど
壁が石?っぽかったからかな
響き方が太めでガッシリした感じだった



あとは天井が高めだったから
蓋を開けたグランドピアノの音が
天井にぶつかって会場に広がるみたいで


行く先々のピアノの鳴りに個体差があるのはもちろんだけど
お店自体の鳴り方も全く違うっていうのも
慣れてくると逆に面白いんです
最初は神経質になった部分もあったけど


僕が好きなのは
天井高いのと
やっぱり漆喰の壁、かな


石とかコンクリートも
音がちょっと跳ね返り過ぎるとこあるけど
よく響くから結構好き


今日伺う岐阜Island Cafe'さんは
木材と広めのガラス窓
お店の構造は細長くて
その一番奥に演奏場所がある綺麗なカフェです







。。。。。。。。。。。。。。。。



さてさて
今日の集合場所
平塚のホテルにて
最終的に全員のスーツケースとか全ての荷物をを積み込み12時過ぎに出発です





3人が座る面以外は全て使って天井まで積み上げ
運転席と助手席の間にもバッグを置いて
…というより敷き詰めて、と言った方が良いかも
そして
僕の足の間にもナップザック
というか
足元スペースとナップザックの隙間に足を差し込んで
という感じ




しかし住めば都
3人とも全く苦痛も無く
この車もこれだけ使い倒してもらえれば本望ではないかと思ってみたり



造幣局に盗みに入ったルパン三世の一味が
札束の詰まった大きな袋を
小さなフィアットのサンルーフからギュウギュウ足で押し込んで
札束袋に押し潰されそうになりながら運転して逃亡する光景を連想した


そうこうするうちに
12時半過ぎ
厚木インターから東名に乗る

運転はマネージャー氏

この満載の重たい車で
東名に乗るなりいきなり一番追い抜き車線に飛び出した



マネージャー氏は普段から
自分は攻める運転をするタイプだと言ってますが
僕はこの重たい車でのこのスピードにビビってます



10分くらいで
あっという間に小田原を越えて
山の多い景色

今の時期って
緑が濃いですね
山丸ごと茹でてマヨネーズかけて食べたら美味しそう








静岡に入ると富士山が急に現れるポイントがあるんですよね

それを忘れていて急に巨大な姿が現れるんで
いつもギョッとしてしまう




13時まわって
御殿場から新東名



可笑しいのは
ナビが古いから新東名を認識してなくて
300メートル先を右折だとか
まもなく左折です
とか言ってるし
画面ではこの車は道の無いところを飛んでる







自然の緑色のグラデーションが綺麗



新東名のトンネルの造形美と自然の色の妙を交互に楽しんでるうちに
14時
毎度立ち寄る掛川サービスエリアで休憩

遅い昼食

本番終わるまで食べないから早い夕飯でもあります




掛川休憩にて
改めて満載風景








再び出発





16時20分
気付いたらすっかり眠り込んでたみたいで

東名から東海北陸道というのに乗り換え








すぐに木曽川を渡ると
まもなく岐阜各務原
というところで高速を降りた



木曽川を渡る時、河原を眺めた


石砂利があって流れがクネッていて
和風…というか
趣のある木曽川の河原が見えて
その端に妙に不釣り合いな感じに停まった状態の観覧車があった






下道でもう少し走ると長良川を渡る

和泉さんが後部席でブツブツ

ながらがわ…ながらがわ…
なんにもしなくても
ながらがわ…

と言ってました




会場まで1キロ



そしてほどなく到着







僕は今回二回目の岐阜Island Cafeさん

初めて来た時は
確か雪がちらつく季節だった


二回目ってだいぶリラックス出来るみたいです



到着してまず
既に僕の顔と音を覚えていただいてるわけだから
初めまして、から始めなくていいでしょ



またお世話になります
お元気でしたか?
とかご挨拶して
セッティングとサウンドチェックに入りました







和泉さんが最近よく言うのは

ピアノの生音とバランスとってアンプの音を設定してみてよ



僕は自分の座る位置と
客席で聴こえる感じを考えながら
そしてピアノを拾ってるコンデンサーマイクになるべく被らない位置と向きを考えてアンプを置きます



変形型のお店もあるのでアンプの位置や向きを
客席側で聴いている和泉さんがアドバイスしてくれることもよくあります

ピアノ生音とギターアンプだけで
お店の空間にバランス良く溶け合ったら
あとは
持ち込んでいる音響機材で少しだけ音量を足し
極めの細かいリバーブを足してあげるだけ



Island Cafeさんのお店の響きは
ピアノの輪郭がハッキリしていながら温かみがあり丁度良く響いてます



バランスが上手くとれて曲合わせしてみると
ピアノとギターが良く溶け合ってるので
気持ち良くなって勝手に指がスラスラ動いて
リハなのに今までで最高と思われるソロを弾いてしまいました



もう充分な環境です

早々にリハは切り上げ
僕は美味しい珈琲をいただきながら旅日記を書いてます

今は18時半
本番は19時半





今日はお客様は少ないと聞いていますが
僕ってお客様の数は全く気にならないみたいです

今から1時間後に
この良い環境で演奏出来るのが
ただただ楽しみ


僕の感じ方ですが
プレイヤーから引き出される演奏の質を決めるのは
50%は演奏する環境に依るものだと感じます

残り40%は自分のマインドコントロール

最後の10%くらいが
日々の肉体的な訓練



リブラでの演奏環境を整える情熱は
ご自分の音響機材を持ち込んでるのでも明らかなように
和泉さんが僕の何枚も上を行きますから
安心してます

演奏回数を重ねる毎に
どんどん環境作りが上手になっている我々


日々の肉体的訓練は
腱鞘炎になったり治ったりのギリギリのラインを進んでるので
これ以上は身体を壊してしまうだろうから
まぁ良し
として

マインドコントロールが一番難しい


何も否定せず心が微笑むように日々を送りたい

なかなか難しいですが


あとは本番でα波が出るように
本番手前に「眠くなるように」自己コントロールしてる


本番中にもかかわらず
「眠くなるように」コントロールしてる時もあります


本番中の
Sky So Blue の長いピアノイントロの間
実は僕はこの
眠くなるコントロールをしてるんです


これって結構 危険な演奏方法?だと思う

だってα波は出るけど
本当に寝ちゃうのと紙一重だから



音楽やミュージシャンには格闘技派の人も多いけど
僕のプレイは良く言えば子守唄派
悪く言えば半分居眠りしながらお経をあげてる坊主の念仏みたいなものです


本番まで15分を切ったので
良い演奏のために
そろそろ本格的に眠くなることにします




。。。。




本番始まってみて
やはりガラス窓の面積が広い分
音の跳ね返りが少し硬質 みたいで
パリッとしたサウンド

シ~~ットリしたバラードは少し弾きづらかったのですが
逆にリズム曲や
アクセントの強い曲は
音のエッジが感じられるから
なかなか攻めのある良い演奏になった気がします


特に今回の新譜のコンセプトのメインになる2曲
和泉さんと僕が一曲ずつアルバムに提供した追悼の意を持ったこの2曲が
とても良い感じに熟して来つつあります



選曲に日替わりはあるにしても
1つのセットリストを基本にしてこのツアーを廻ってるわけですが
昨日は昨日の音があり
今日は今日でまた全く違う音世界が繰り広げられる
1日たりとも惰性でこなせてしまう日なんて無いですね


今日
印象に残った嬉しかったことは

マスターが
前回 冬に来た時の2周り良くなってるね
こんな言い方も失礼かもしれないけど
前回と全然違う
と言ってくださったこと

当たり前だけど
一回一回 本気で演奏してきて良かった


前回来たのはは1月末だったみたいだから
まだ半年経ってないんですよね


この半年
よく頑張った

自分たちを褒めてあげつつ

終演後に美味しいお料理を沢山いただきました




こんな魅惑的な名前の芋焼酎も

本番終わったので、もう魔界でも何処でも誘ってもらって構わないです






聴いてくださったお客様
アイランドカフェさん
ありがとうございました




そして24時近く
今夜のうちに京都に向かって130キロの移動です



名神に乗って
マネージャー氏
相変わらず追い抜き車線をかっ飛ばしながら
京都へ京都へ





午前1時40分
京都東で高速を降りた


マネージャー氏は仕事柄 過去にアメリカに住んでいたことがある

その頃は
5000CCのムスタングに乗ってたんだそうだ

どおりでかっ飛ばすと思った

でも僕のモビリオは可愛らしい1500CCなんだから お手柔らかに運転してあげてね


とか携帯で旅日記をメモ ってる間にホテル到着


京都リッチホテル


「僕たち貧乏ミュージシャンだけどリッチホテルだい」
と吹き出しを付けてブログに載せてね
と和泉さんはお茶目で今日の締めくくりです



明日の会場は京都なので15時半に出かければ良いらしい


けど僕は多分午前中に起きて
このツアーで増やそうと思ってる新曲を3曲
おさらいです


新曲初御披露目は9日の浜田で

意外に日にちが無いから 早急に体に叩き込まなきゃ


スクエア時代の和泉宏隆代表曲から選んだ3曲です
和泉さんファンの方たちにはきっと喜んでいただけると思います


浜田以降
1曲ずつくらいツアーメニューに混ぜていくつもりですのでお楽しみに









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013/6//レコ発ツアー

2013-06-05 | 参加ユニット『Duo LIBRA』


2013/5/25の六本木 Soft Windが初日となって
少し日が空きましたが
いよいよ長期ツアーの初日になりました

今日は平塚サンタナさん

僕は生活リズムが昼夜ひっくり返ってて
もうすぐ夜が明けるという時間なのにまだ眠くない
(今はAM4時半)
今日、本番なのにね



今年に入って
このユニット活動が本格的になってくるのと呼応するかのように
僕はめっきりブログにエッセイなど書かなくなってしまいました

ふと思い付いて何か書いてみても
なんだか唐突なことしか出てこない


多分...
今年に入ってから急にライブ数が増えたので
目の前に与えられた演奏をすることだけで
自己表現エネルギーを使い果たしてしまうのだと思う


絵を描くのも、拙いけど文章を書くのも好きだけど
ギタリストと名乗って生きてるのだから
演奏でほとんどのエネルギーを使い果たしてしまう
ということはとても幸せなことだと思う



前回のツアーで腱鞘炎になりかけた腕も
なんとか復活してくれたみたいだし
与えられた演奏の場を、一つ一つ大切に奏でてゆきたいと思います




今回はちょっと事情があって僕の車でツアーを廻ります

今までのマネージャー氏の車より小さいので
それはもう笑っちゃうくらいに機材満載です
(近いうちに写真をアップします)


大のオトナ3人が、駆け出しの若手バンドのように
ギュウギュウに積み込んだ楽器車で全国を廻る...

僕は
こういう手作りっぽいのが大好きみたいです


僕というギタリストなんか全く知られてない土地土地に赴き
僕のプレイなど聴いたことも無い人達の前で
吐きそうになるくらい本気で弾くんです

すると
それはそれはもうちゃんと心が伝わる


そういうことは単なる奇跡や偶然などではなく
本気でやった分だけ必ず返ってくるってことを
一回一回感じながらライブを重ねています


今回のツアーも変わらず
それを重ねてゆくだけだと考えてます


PCを旅先に持ってゆくので
面白いことや奇麗な景色やら
もちろん音のことも
旅日記をコマメに書いてゆこうかな、と思ってますが

もしかして
1記事も書けないでこのツアーが終わったとしたら

それは榊原というギタリストが
演奏に全てのエネルギーを使い果たした、ってことなんだな
と想像してくれたら幸いです

こんなことを記していながら
バンバン旅日記を書くかもしれません

そしたら
榊原というギタリストは
演奏が良かったからHiになってるんだな

どっちにしても良い方に想像していただけたら幸い...
ということになりますですか



今後のスケジュール記事
7月分もアップしましたのでご覧ください

7月は東北から遂に北海道に上陸します

これだけ本数が連なると
プレッシャーも飛び越えて
ただただもう気持ち良いです



ここの記事の
この後に
旅日記を書き足してゆきますので
宜しければ
冷やかしに立ち寄ってみてください





。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




6/5
平塚サンタナ
無事終了です



今日はたくさんの方が聴きに来てくださいました
嬉しいです

ありがとうございました




ツアー初日
まずまずの滑り出しになったかな
と思います

このまま明日から連日
どんどんリブラの演奏スキルを上げて行きたいです





サンタナさん
ありがとうございました


明日から僕のこのボロ車で長期ツアーです

16カ所まわって
最終日、江ノ島での演奏が
今日の何割増くらいにまで成熟してるか
自分で楽しみです













コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

六本木 Sofy Wind 2013/5/25

2013-05-26 | 参加ユニット『Duo LIBRA』
 

Duo LIBRA レコ発ライブ
なんとか無事終えることが出来ました

いらしてくださったお客様
本当に本当に心から感謝しています

そしてSoft Windさん、ありがとうございました


もう今日は力が残ってないので
とりあえず、ですが
一言 御礼だけでも...




















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Duo LIBRA 松阪 浜松

2013-04-28 | 参加ユニット『Duo LIBRA』


リブラ
スプリングツアー
ラスト2日

今日は松阪に向けて出発
会場まで430キロ


今日のBGMはこれ




天気も良くて
新緑が気持ち良いです


高速道路の上を鳥がね
二羽で絡むように飛んでるんですよ

春だからかな









12時45分

御殿場から新東名


新東名に乗ったばかりの道は空に飛び立つみたいで好き



晴れてるんだけど…
富士山は薄い雲にスッポリ覆われて裾野の方しか見えなかった

富士山とか裾野の長い線とか
巨大な物を目の当たりにすると
自分がどうしたら良いかわからなくなるような
何か心がざわつく感じがする




10分ほどであっという間に沼津

東名の左手に
灰色の街が広がっていてその先に駿河湾の海が霞んで見えた

そして13時25分
新静岡

山の斜面に鮮やかな緑色のお茶の段々畑が出てきて
それが綺麗で可愛い

走ってる横側だから上手く撮れないかな…
エイッ



14時
掛川サービスエリアで休憩
会場までまだ290キロもある



15時半
うとうとして目覚めると名古屋の辺り
少し雨がぱらついてます



新名神に入ると
名港の上
幾つもの大きな橋を渡る



湾岸長島
大きな遊園地
この辺りは何年も前にホテルでの演奏で来たことがある



16時
四日市
名古屋辺りに垂れ込めていた分厚い雨雲から抜け出てまた晴れ間



16時10分
フムフム
鈴鹿サーキットってのはこの辺にあるわけか…

会場まであと50キロ







名阪国道というのに乗って
この辺りから紀伊半島を南下するわけですね

太陽が出てるのに結構雨が本降り

搬入時には止んで欲しいなぁ



16時半
会場まであと20キロ




16時40分
松阪
ほぼ雨は上がった
ラッキー



この辺りは高い山とかが無い感じです






16時50分
ナビの言うまま
赴きのある路地を抜けて到着



松阪サライさんは
ちょっと変わった店で
ジャズカフェなのに眼鏡屋さんでもあります
この形になった過程はわかりませんが…



店内にはジャズプレイヤーの人形やアフリカの木彫り人形や様々な絵が



お店の響きはとても良いです
温かみがあってふくよかな音

会場して客席が埋まってゆきます

楽屋無さそうなので客席の端のテーブルで
お客様が入ってくのをボンヤリ眺めてました



……………………

本番2ステージ終わって



その晩その晩の演奏のことを
言葉で書き表すのが
最近すっかり苦手になってしまいました


物凄く幼稚な表現ですが
心を込めて一生懸命演奏して
終演後
お客様から笑顔を頂いて お店の方達と仲良しな時間を過ごさせて頂いて
本当に幸せなライブでした


ありがとうございました
松阪


今夜のうちに名古屋に移動
100キロ



。。。。。。。。。。。。。。



27日

チェックアウトが13時という
夜型のミュージシャンには大変優しい名古屋の某ビジネスホテルを出発

今日はまた気持ち良い天気で


走り出して間もなく
車内でシビアっぽい雰囲気で和泉さんが話し始めた

僕は一言も喋らなかったんですが
心の中ではいろいろ考えながら聞いてました


(和泉さん)
煙草吸い過ぎで咳か出るから
咳止めを買いたいのでドラッグストアに寄ってくれますか?

(マネージャー中村さん)
(クールに)わかりました…

(僕の心の中の声)
僕も吸ってた時はヘビースモーカーだったから咳出ましたよ
止まらない咳は苦しいですよね

(和泉さん)
なに
浜松に移動した後でも構わないから

(中村さん)
(クールに)わかりました


(和泉さん)
咳止め薬の中に入ってるコデインていう物質は
演奏するのに対してあまり良くないみたいなんですよ
意識が少し鈍るというかね

(僕の心の声)
そうですか…
それは演奏者にとっては嫌なものですよね
わかります
僕がタバコ止めた時は
禁煙外来で出された薬
これがニコチンによって分泌されるドーパミンを脳内でブロックする、というタイプの薬だったから
それ飲んで演奏すると
演奏によって分泌されるドーパミンも抑え込んでいるようで
どうしても良い演奏がどうしても出来なかったんですよ
医師に相談したけど
臨床例が無いからむしろ症状を教えてくれ

演奏で気持ち良くなれないってことは
演奏家にとっては致命的な症状なんだけど
医師にはその辺のシビアさが理解してはもらえなかったよ
だから12週間のプログラムだったけど
2週間服用しただけで
あとはその薬飲まずに禁煙しましたよ
咳も辛いけど
薬によって演奏の神経が閉じた状態に陥るのは本当に辛いですよ
お察ししますよ和泉さん
早く咳が止まるといいですね

(和泉さん)
しかもコデインは僅かながら常習性があるようなんです

(僕の心の声)
あらあら
へぇ…
タバコも咳止め薬も常習性があるなんて
それにタバコ止めると太るというから成人病も怖いですしね
いつまでも一緒にプレイしたいんだから
お体気を付けてくださいね
和泉さん
本当に

(和泉さん)
演奏に対して決して良くないとわかっていながら
僅かながらある常習性によってまた服用したくなるわけです
それでね
遂に気付いたんですよ

(僕の心の声)

何に?

(和泉さん)
コデ(これ)いいんだって





和泉さんの朝イチからの手の込んだ駄洒落でした


僕はちょっと心配しながら真剣に聞いてたので虚を突かれ
ガツンとツボに入りまして
車内で大爆笑したんです

(和泉さん)
いや~
さかきぃがウケてくれて嬉しいなぁ
実は夕べ思い付いて
密かに温めていたんですよ
なかなか綺麗な駄洒落でしょ?子供の前でも使える綺麗な駄洒落

(僕)

なんで僕だけこんなにウケてるの?
中村さんはなんで全然笑ってないの?

(和泉さん)
いやいや
中村さんはさかきぃがウケているこの空気を今大切にしつつ
心中では沸々とウケてくれてるんですよ





運転席の中村氏をチラ見するとニヤニヤしてます


朝から楽しいです


かくいう中村氏

僕らが持ち込んでいるスピーカーを乗せる天板を
夕べの松阪のお店に忘れてきちゃいました

スピーカースタンドの上に
アジャスター付きの天板をはめ込んで
その上にスピーカーを乗せるわけなので
だから天板が無いと
スタンドだけではスピーカーが乗せられないわけです

浜松に着いたらホームセンターに寄って
急場凌ぎの天板を作るそうです

毎度珍道中であります



東名上りは良く晴れた新緑の中を順調に浜松に向かってます



今回の二日間の間に
アルバムのブックレットに使う写真を撮影します
海を背景にして爽やかなテイストのを撮りますので
そんなシャツを持ってきてください
と僕らに言いながら
自分はカメラを忘れてきた中村さん

個性的で人間味のある
3人目のDuoリブラのメンバーです

そのうち中村氏特集をブログで書こうかな


そうこうするうちに浜松に到着
東名を降りて
ホームセンターに向かいまする


ホームセンターの前にドラッグストア発見

和泉さん
「ココデいいんだ」と
まだ駄洒落を言いながら咳止めを買いに店内へ

中村さんは夕べのお店サライに忘れ物の電話してます


ホームセンター到着



果たして天板は作れるのでしょうか ...




お店に到着
ジャズ イン B♭さん




急いでセッティング

大至急
天板作れ~

からの

結局
事はなんとか上手く運び
いつも通りの音場になりました
良かった…


L字金具を4つ使って
スタンドポールを差し込む部分を制作
中村氏奮闘




リブラ結成
お披露目ツアー
15本の千秋楽
本番まで1時間ほど

ホッとしたら眠くなってきた… (ρ.-)



Bbさんは普通の住宅街に在り
普通のお洒落な家みたいな造りなんだけどライブカフェで
地下にはリハスタジオまである
そこを控え室にしていただいてヤマハのアンプにガット繋いでウォーミングアップ



本番時間が来て
最初2曲ピアノ独奏の和泉さんは咳止め薬を飲んで
「コデイインだよね」と駄洒落を言いながらステージへ向かいました


本番ギリギリまで駄洒落言っとる

ステージから聴こえてくるピアノ独奏は
いつもより心なしか調子良いしテンポも早い気がした


コデインの駄洒落で勢い付いたんだな
と思って

どれどれ
どれくらいコデインなるものが成分に含まれてるか見てみたら…
そんなもん成分表示には入ってないではないか


この現実に
本番前の楽屋で一人で沸々とウケる

ウケながら僕も3曲目からステージへ
きっとこの駄洒落を引きずってニヤニヤしながらステージに上がった僕を
愛想の良い
良い性格のギタリストだと騙された人がきっと何人かは居たのでははないかと…




1ステージ終了

今日は僕がリブラを始めてから一番のお客様数かも

目の前50センチにもうお客様

後ろまでお客様

音も吸われるし
指使いやエフェクター踏むのも全部見えちゃうんだよね


ずいぶん昔はこういう状況を緊張したけど
長い時間かけて失敗と後悔を繰り返して
いつからか僕なりの打開策を身に付けたんです


それはお客さんを全員
大切な友達だと心の中で思うこと

こんな風に文字にして書いてみると
当たり前のこと自分は言ってると恥ずかしくなりますが

こんな簡単で大切なことに
若い頃はずっと気づけなかった

このままの精神状態でセカンドステージもやります


ただ
大勢の人間と向き合う時間は 相当パワーが要るよ


マインドを一回リセットして
またチャージして
セカンド行ってきます



21時50分
セカンド終了


遂に ここまで来ました


本編最後のバラード曲で
演奏している自分の涙腺が弛んで危なかった


この曲
切ない曲なんですよ
だから余計かもしれないけど

15本
いろんな土地に行って
いろんな人と出会って
ツアーも最終日の最後の曲か

と頭をよぎったら
あっという間に涙腺が崩壊しそうになってしまいました


楽屋に帰って それを和泉さんに伝えたら
それは嬉しい 何よりだよ
と言いながらもまた駄洒落を

換気回っちゃった?
(感極まっちゃった?)
とか駄洒落を言いながら煙草吸いに出てゆきました



涙腺緩んだの客席にバレたかな…
恥ずかしいな…


でも満足です



連休の初日
足を運んでくださったお客様
ありがとうございました

Bbさんありがとうございました

僕はこれを書きながら
楽屋でもう体が動かないです

演奏に感情入れ過ぎて
もう動きたくない

誰かに呼ばれるまで放心状態で休んでいようと思う

。。。。

その後はもう完全にスイッチがオフのまま
抜け殻でした

お店から美味しい食事を出していただき
ご挨拶をして東京へ出発





リブラのお披露目となったスプリングツアー

良いお披露目になったことを祈りつつ

いらしてくださったお客様
そして出演させてくださったお店さん
ありがとうございました





コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013/4/20///甲府 Jazz In Alone

2013-04-21 | 参加ユニット『Duo LIBRA』


4月20日
甲府 JAZZ IN ALONE

東京から約130キロ

雨の中央道で甲府にやってきました




初めて出演させていただく今日のJAZZ IN ALONEさんは
僕の好きな響きがする小屋でした









いつもの小型アンプで音を出しただけで
店内に良い感じに響いて空間が埋まっていたし

アンプのラインアウトから店のPAに送って
適宜混ぜて出してからも店の常設スピーカーが
口径もボックスもかなり大きいので
アコギの音像が豊かに太く出てくれる


自分にとって
やり易い音環境が得られると
2~3割増しくらいに上手なプレイが引き出される
今日は緊張することなく楽しめそうです


あとは せっかくの良い環境を十分に楽しむために 基礎ウォーミングアップを念入りにやっとけば良いな


………………



一部突入

やはりスラスラと指が動くみたい

調子に乗ってプレイしてミスりそうになっても
転ぶ前に立て直せるみたい


二部もスラスラ

こんなに調子よく本番をやれる日も少ないです



1つ1つのお店に
来てみて
弾いてみないと
わからないですね


終演後に何人かのお客様ともフランクにお話ししました


良い1日だった


JAZZINALONEさん
いらしてくださったお客様
ありがとうございました

また甲府に来たいです



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Duo LIBRA スプリングツアー 後記 vol:4

2013-04-17 | 参加ユニット『Duo LIBRA』



4月11日

11時出発

今日は僕は人生初、金沢 です
天気は快晴
気持ち良いです







22号を岐阜方面に向かい




前回岐阜に向かった時と同じ
この巨大看板に吸い寄せられて入ってしまう


巨大看板を激写する和泉さんを激写






一宮から名神に乗り


。。。。。。。。


長い橋で木曽川を渡り
琵琶湖に向かってほぼ西の方角へ
。。。。。。。。。
名神で一番寒い地域だから桜がまだ咲いています


北側には伊吹山が聳えてます


伊吹サービスエリアでトイレ休憩

またも久しぶりの登場
肌寒そうな密売人コンビ


。。。。。。。。。。

米原から北陸道に入り
ここからは日本海側に向かい北上する感じになります
会場まで160キロ


「ここから山岳地帯」
という表示が出て来て
間もなく福井県に入る


13時20分
敦賀
雨が降りだす
会場までは134キロ


。。。。。。。。。。
13時半
遂に日本海
見えにくいけど敦賀湾



気温9度
少し霧の出てる中
長い下り坂に入る




13時35分
今庄



すぐに南条
ここにも桜




。。。。。。。。。。

13時45分

明日演奏する武生を通過 金沢まであと91キロ


山岳地帯から標高が下がり
また晴れる
日本列島本州を輪切りに縦走すると
景観や天候がどんどん変わるんだなあ





13時55分
福井



14時



14時10分
石川県に入る


加賀百万石


14時20分
尼御前サービスエリアから見える日本海


また出発
ここからしばらくは日本海沿いを走る


金沢の会場まであと35キロ


14時40分
目的地まであと10キロ


14時45分
金沢西で北陸道を降りる

雪の兼六園に行ってみたいな…



金沢の下道の
何気ないけど東京とは違う雰囲気を楽しみつつ



15時 ホテル着

飲み屋が並ぶ細い路地の奥にあって
古い温泉街みたいな渋い雰囲気

チェックインして

。。。。。。。。。。。。

移動中写真撮りっぱなしで疲れたので
西日の中でちょっと横になることにしました


出発手前
ホテルの窓から外は小雨が降ってる



ホテルからはすぐ近くのもっきりやさんに到着
雨の金沢なのだ


今日は音響機材持ち込みました

丁寧にバランスをとり
その後和泉さんは今日のピアノと仲良しになるための対話時間に入る




僕は珈琲を飲みながら
ギターを何となく触って過ごしている

只今17時50分

今日の開場は18時半
開演は19時半





ここんちの子は50歳くらいのベーゼンドルファーです





和泉さんはしばらくピアノと対話してから
低音側のマイク位置を少しだけ低音側にずらし
ミキサーでピアノの音量をほんの少し上げました
それだけで
さっきリハーサルした時より
ギターとのサウンドがふくよかになり僕も全く力まずに本番が出来そうです

このDuoが好きなのは
この精細さがあるところです

1センチのマイクの位置
ギターアンプの微妙な向き

リバーブのかかり具合

音量の調整

お互いの演奏での出し引き

どれもが繊細だから好きです



開場から開演までの時間 近くの提携喫茶店ペーパームーンさんを楽屋に使わせていただきました

店内には
シェルブールの雨傘
ティファニーで朝食を
ペーパームーンなど他にも沢山のポスターが





素敵です

。。。。。。。。。。。。


本番、休憩時間に撮影

そこそこお客様が入ってくれました

初金沢
嬉しいです

ボンミスもあったんだけど
和泉さんとの音の対話は今夜も良く出来ました
花丸 って感じ


主演後 マスターに誘っていただき数軒隣の居酒屋で打ち上げ

(居酒屋に立ち寄る密売人)


お刺身
ホタルイカ
日本酒 竹葉
どれも美味しかった

マスターは多分
団塊の世代なのではないかと想像していました

穏やかなのに本音がぶっちゃけていて
ミュージシャンライクな方で
話してると楽しかった


また来たいなぁ…
金沢


いらしてくださったお客様
そしてもっきりやさん
ありがとうございました

うちらのチームは
明日は昼にチェックアウトしたら その足で
ヘビーなカツ丼を食べに行くんだそうで

もう今夜ホテルの部屋で飲んでも
おつまみは食べません

明朝も食べずに
今夜からお腹を空っぽにしとかないと旅太りしちゃう


金沢
初でしたが
僕はこの土地がな~んか好きみたいです


明日の会場は武生

山形オビハチさんと同じ 蔵をライブカフェにした会場です

音が楽しみ



。。。。。。。。。。。。

4月12日
遂にツアー最終日

眠い…

疲れが取れないです


雨は降ってない
…と思ってたら
急にヒョウ混じりのどしゃ降りに



チェックアウトしてから数分歩いたところにあるぶんぷくというトンカツ屋へ





。。。。。。。。。。。。

カウンターだけの店内

油を使う店なのに
厨房のアルミ壁が見事に磨きあげられている
こういうとこに品格が出るよな...

厨房には品のある老夫婦

朝一で食べても全く胸焼けなどしない美味しいカツ丼

卵がとろとろ



ホテルとぶんぷくの途中に
ピットインという看板を発見


ジャズの老舗ピットイン?
を金沢で発見


Duoリブラ
次回 金沢
ピットイン出演か!?






あれ?









ということで武生へ向けて出発
只今12時50分
武生まで下道で90キロ






13時40分
小松市に入る


暗い空なのに一時的な晴れ


14時


下道だけど昨日のルートを戻ってます


14時20分



。。。。。。。。。

14時半
また天気は本降りに
瓜生というところを通過
雨の搬入は嫌じゃ~
(p_;)






14時40分
少し小降りになる
搬入の時せめてこれくらいであってほしいな
会場まであと25キロ



15時
雨が上がった
やったぁ
会場まで17キロ
綺麗な道






15時10分
鯖江市
あと9キロ




15時40分
武生Rag Time Classicsさん到着






。。。。。。。。

お店は元々蔵なので壁は漆喰
床は石 天井は吹き抜け
だからなのでしょうか
山形オビハチさんと同じようにやはりまろやかな響きがするようです



セッティング
サウンドチェック リハーサルを終えて17時過ぎ


今日は開場は18時半
開演は19時

どのくらいお客様が来てくださるかな…


これから本番まで西日の中
楽器車で静かに精神統一します





18時25分
お店の入口でアーシャ撮影

行く先々で良さげな場所があるとマネージャー氏が撮り溜めてくれています

アルバムのブックレット中に使われるかもしれないし
フライヤーなどに使われるかもしれないけど
ちょっと洒落た空間があると
そこで撮って溜めていってます



体が冷えてしまったのでお店の中に入り二階に上がると物凄く温かい

マスターに聞くには
夏は涼しいのだそうだ

漆喰壁というのは良いこと尽くしですね

ちょっとわかりづらいけど
二階はこんな感じ




2階から客席が見える
開場してからお客様が入って来るのをそっと眺めてました


。。。。。。。。。。。

そして本番
無事終了です

リハーサルの時の音作りで
あと1ミリ
ピアノとギターの音が溶け合ったらな
という感触があったのですが

それが二部の途中から
フッと溶け合った

後で聞いたら
和泉さんがピアノのリバーブと音量をちょっと上げたんだそうです


溶け合わないと
溶け合うことを模索しながらプレイしてしまうので
心から流れ出た純粋無口な音楽とはちょっと違うものになってしまう


微妙なところまでバランスがとれると
2つの楽器のプレイがロックオンしたように1つになる


この状態は
摩擦や引力や空気抵抗などが無くて
無重力的な浮遊感があって
そして心のままが音に乗っかって流れ出ることが出来る


それが僅か1dbの音量差であったり1メモリのエフェクトであったり
スピーカーの向きであったり

ほんの些細なことで生まれもするし
無くなりもする


行く先々の会場の鳴り方も違う

毎日体調も精神状態も違う


だけど一番濃密なものがほとばしり出るであろうことを
嗅ぎ分ける能力がミュージシャンにはあるから
あとは毎日コツコツ
違った環境に立たされながら
一番濃密なものがほとばしり出るための環境作りをする


それさえ出来れば
良い演奏は自然に産み落とされる
ように思う


今日が連日ツアーの最終日だったけど
最後の最後まで
濃密な環境を模索し続けたと思う


心から流れ出る音を出すための試行錯誤を諦めないから演奏の未来が広がる


Duoリブラ スプリングツアーは少し日にちをおいて甲府、松沢、浜松と
あと3本です

この3本もまた進化させられると感じられてます

いらしてくださったお客様
そしてラグタイムクラシックスさんありがとうございました


出演させていただいた全ての会場さんと
聴いてください全てのお客様
ありがとうございました

この先もDuoリブラの音をどんどん進化させてゆきますので
是非また聴きに来てくださいね




。。。。。。。。。。。。

武生から刈谷まで200キロ戻り宿泊して
翌4月13日
長かったツアーも
やっと戻り日です





得るものが沢山あったスプリングツアーでした

この先にどんどん活かしてゆこうと思います
又是非聴きにいらしてください



Duo LIBRA 2013/スプリングツアー
残すところあと3本です

4月20日(土)
甲府 Jazz In Alone
開場18:00 開演18:30  前売3,200円、当日3,500円 ドリンク別
055-232-2332


4月26日(金)
松坂 サライ
開場18:30 開演19:00  前売3,000円、当日3,500円 ドリンク別
0598-21-3130


4月27日(土)
浜松 Jazz In B♭
開場18:30 開演19:30  前売3,000円、当日3,500円 ドリンク別
053-435-5644


そして
5月の末にファーストアルバムが出ると同時に
リリースツアーが始まる予定です



5月末から6月にかけては西方面に出向き九州まで足を延ばし
7月には北方面で東北から北海道まで渡る予定です
8月にはもしかしたら八丈島

なるべく近い土地を、楽器車で点々と移動しながらの旅なので
遠くまで行ったら途中で帰って来られません
一ヶ月の半分くらいが旅先となりそうです


このツアーでも、結構身体がボロボロになったので
しっかり体調管理しながら良い演奏をしてゆきたいと思います

会場のお近くの方
是非一度 Duo LIBRAのバランスのとれた演奏を聴きにいらしてくださいませ

そしてまた後記や旅日記をアップしますので
それもお楽しみに






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Duo LIBRA スプリングツアー 後記 vol:3

2013-04-17 | 参加ユニット『Duo LIBRA』



4月10日

昼まで寝ることが出来たので溜まっていた疲労も多少回復しました

ゆっくり湯船に浸かって ゆっくり支度して
ぼんやり昨日のこと思い出しながら今日のこと考えて
15時半に出発

1時間で土岐というところにある今日の会場に着くようです


中央道に乗り
岐阜に入ると山桜が咲き信長を偲ばせる地名が次々に現れてワクワクする僕

小牧
犬山

多治見

斎藤道三の美濃

土岐一族

。。。。。。。。。。。。。。

土岐で中央道を降りて
bird&dizさんへ







birdはチャーリーパーカーの愛称
dizはディジーガレスビーのこと

ジャズをこよなく愛するオーナーさんの気持ちが伝わる可愛らしい素敵なお店でした

。。。。。。。。。。。。。。

このお店の音は
本当に温かいふくよかな音でした





全てがアナログで歴史を感じさせるものばかり












僕だけでなく
和泉さんもマネージャー中村さんも
3人揃ってこのお店が好きになってしまいました

。。。。。。。。。。。。


ザ.クリスマスソングの作曲者で歌手の
メルトーメの名前が書いてあるカセットテープ




渡辺カツミさんも来られたんですね
だいぶ前みたいだけど


名盤のLPジャケットが店内に貼ってある






















。。。。。。。。。


ここんちの子は
1964年製のピアノみたいです
2年前に弦を総張り替えしたそうです








日も暮れて
あと1時間弱で開演










持ち込みの音響とお店の鳴りの相性がとても良く アンビエント系のCDを流して
その上に気持ち良さそうにピアノを載せてる和泉さん


このピアノが気に入ってしまった和泉さんは
1音1音慈しむように
ずっと弾き続けていました

開演時間が近付いて
お客様が入ってきても
構わずずっと弾き続けてます

このピアノに恋をしたんだね


僕はサイレントギターでなんとなく指慣らししながら和泉さんの弾くスタンダードを中二階の席で聴いてるんだけど

なんていうか…

こんな表現も語弊があるかもしれないけど
ビルエバンスの音がする…

気持ち良いです


このまま今夜はソロピアノでもいいと思うな

だってこのピアノに恋したんだし
今夜が終わればまた離ればなれになるわけだからね


なんて考えながら
開演を30分遅らせて
20時からになった

あと30分ほど


。。。。。。。。。。。。。

そして開演時間になっても始めない緩い雰囲気


「ねえ...中村さん
開演時間だけど和泉さんどこに行っちゃったのかな...
そろそろ始めた方が良くないかな...」と僕



「まあ...今日は緩くていいんじゃないですか」と
これまた緩いマネージャー中村氏


。。。。。。。。。。。

このお店は完璧にジャズハウスで
常連さんはコアなジャズ愛好家が多いと思うのですが
僕らの音楽を楽しんでくださったようで
とても嬉しかったです


「いつもドロドロしたジャズばかり聴いてるんだけどね、今夜は森の中に居るような気分だったよ」なんて言っていただきました






終演後になってもピアノから離れられない和泉さん
「今夜は僕をこの店に置いてって」とか言ってます


じゃぁ本当に置いてっちゃいますよ
さようなら~





なんともアナログな暖かみのあるお店
bird&dizさんでした

ありがとうございました
また来たいなぁ


土岐と名古屋は30キロほど
下道でのんびり帰り
名古屋に連泊




~つづく~


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする