Rosa Guitarra

ギタリスト榊原長紀のブログです

2013/7/21//弘前 喫茶れもん

2013-07-22 | 参加ユニット『Duo LIBRA』


いよいよ今日僕は初青森
弘前 喫茶レモンさん
会場までは130㎞ほど

15時入りを目指して
11時過ぎに盛岡を出発です



早目にロビーに降りてきたらフロントで中村氏が 道を聞いてる様子


離れたソファーに座って聞くともなく聞いてると
小岩井農場がどうした
蕎麦屋がどうした
みたいな単語が聞こえてくる

旅好きで旅慣れた中村氏
今日の道選びで何をしようと企んでるのかな…

それにしてもフロントマンと愉しげに話し込んでる様子


和泉さんがロビーに登場
会話に入る

「あぁ何?雫石の蕎麦を?
食べるのね?
小岩井農場の近くの雫石の蕎麦ね
ちょっと待って
検索するわ」
と和泉さんロビーでiPadで検索し出す

「あったあった
ここでしょ
ゴクラクノ
ここだここだ」


こういう時
この二人のチームワークは抜群です


すごく親切なフロントマン
フロントからロビーにまで出てきて説明を始めた

「小岩井農場をちょっと過ぎたところの
小岩井牛乳をちょっと過ぎたところを右に曲がって
どうしてこうして
すぐあります
この辺りです」

とロビーの3人は大変盛り上がっております



「12時手前に着かないと混んじゃうか
こりゃ一刻の猶予も無いということですな」

それ急げ急げと
ホテルを出発



ナビに住所を打ち込む中村氏


岩手県雫石町長山極楽野○丁目○番地

ホテルからは19キロ

「なんだ
地名を店の名にしただけなんだね」
と和泉氏

続けて浪花節みたいな口調で駄洒落を連発したあと
恒例の「携帯が無い」の儀式


「嫌だぁもう
今さっきロビーで検索した後
ちゃんと指先確認したはずなんだけど…
すみませんちょっと鳴らして
これはもう重くても常に首からぶら下げて歩くしかないかなぁ…」

車内の何処かから小さくチ~~…チ~~...

「…鳴ってますよね?
…何処かで…
とにかく車内に在ることだけはわかったから
とにかく蕎麦屋に急ぎましょうっ!」



ここで中村氏が僕に説明してくれる
「ウォーターカラーズの鳥越君から教えてもらった蕎麦屋なんだけど
あの有名な小岩井農場の敷地内にある蕎麦屋なんですよ」

「へえ…いいっすね」と 答えながら
夕べ寝る前に緑のたぬきを食べたこと
そして今朝また1時間前に
緑のたぬきの特盛りを食べてしまったことを悔いていた僕でありました














無事12時前に到着

涼しくて空気も気持ち良いです










和泉さんが
「なんかこのお座敷
日本昔ばなしが始まりそうな空間ですね
…っていうか僕がやりたい」
(一同ゲラゲラ)









蕎麦はシコシココリッコリで最高の食感でした



美味さに堪えきれず
モリソバ二枚目をオーダーした二人













僕は蕎麦食べ過ぎでお腹壊しました^^;




蕎麦処「極楽乃」から外に出てすぐの原っぱでちょっと撮影





原っぱ…っていう単語
何十年も使ってなかったなぁ







立看板にあった「森のパン屋」を探しに行ったのですが見付からず
しかし中村氏
「盛岡は市街地から20分走ったらこんな場所に来ちゃうんですねぇ」
とご機嫌







ではそろそろ弘前へ向かおうかと走り出してすぐ
小岩井農場が出てきたので時間調整も兼ねて寄ってくことに







「これでソフトクリームが食べられますね
って
いったいどれだけ食うんだっていう話しだけど」
と言いながら和泉さん
入場するやいなや
すごい早足でソフトクリームにまっしぐら












牛乳館




僕はここの二階が気に入ってずっと一人で座ってました

冷房してなくて開いた窓からは緩やかに風が吹き込んで来て気持ち良い











あれに乗ってみたい







これにも乗ってみたい
モ~モ~電車







1時間ほど農場で過ごして再出発



暑さで疲れたから
少し体を休めながら行こう
只今14時
会場まで150キロ



東北道で北上


岩手山


八幡平




14時半
会場まで100キロ

少し仮眠することにした



。。。



15時40分

眠りから覚めたら
会場のすぐ近くだった



見たこと無い名前に興味が湧く


みちのく銀行


あおもりペット


あどはだり?
意味はわからないんだけど津軽三味線の生演奏が入ってる居酒屋みたい



いい感じの単線の踏切を渡って
間もなく到着です

ホームページの写真ではわかりづらかったのですが
到着してみると洒落た造りの素敵なお店でした

そしてそしてなんと

吹き抜けの天井
そして壁は漆喰でこそないですが
わざとザラザラした感じに塗られてる壁
適度に音の跳ね返りの硬質な部分を吸収してくれそう
期待出来そう













初めてのお店なのでスピーカー置く位置や演奏の立ち位置や
音のバランス取るのに少し多目に時間取られましたが
すごく良い響きです

やはり
高い天井と塗り壁は最強でした

逆に僕の天敵は硝子窓かなぁ
外に緑が見えたりしたら素敵なシチュエーションなんだけど
硝子窓の面積が大きいと跳ね返りが硬質で
音がカリカリしてしまう
とにかく今日は演奏に入り込める環境だと嬉しくなりました

迎えてくださったお店の方たちも丁寧で優しくて感謝です

本番まであと10分ちょっと




。。。




今日は18時開演
通例より1時間か1時間半早かったので
外から入る自然光の中で一部が始まりました

今日の僕の演奏位置はピアノとすごく近くで
蓋を開けたピアノ生音が十分聴こえて
和泉さんのリズムを取る気配も感じやすい

今日は安心して「間」を合わせることが出来る
と思いながら1曲目のテーマを弾いた途端…
きっと悟られなかったとは思うけど
僕的にはかなりの大事件勃発

あれっ…?
ギターの音量がリハより微妙に大きい
なんで?
なんで?
アンプを誰か触った?
いやいや
まずそんなことはないと思うけど…
でもなんで微妙に大きいの?


試しにちょっと強めのタッチで弾いてみると
やはり明らかにデカイ

微妙にデカイとはいえ
このデカさなら
リハの時点で僕も和泉さんも当選気付いたはずだし
微妙とはいえこの音量では演奏出来ない

状況把握しようと
頭ん中をフル回転させる

どうやらPAから出てる音量がデカイのではなく
ギターアンプの音量がデカイようだ

アンプのラインアウトから
ミキサーに送ってるレベルを変えるわけにはいかないから
アンプのマスターツマミ下げるしかないのだけど
僕のアンプのマスターツマミは小さくて
しかもほんの少し回しただけで音量がかなり変化してしまう
それこそ1ミリ回したら全然音量が変わってしまう

賭けだよなぁ
もう

1曲目終わり曲つなぎなので
すぐに始まった2曲目のピアノイントロの4小節の間に
慎重にマスターつまみを指先でほんの少し下げた

もしこれで音量が小さくなりすぎていたら
2曲目中ずっと小さな音量で表現しなきゃならない

いつも最初の1曲目2曲目で
その日のお客様が入った状態での会場の響きを感じながら
(リハで念入りに音決めしてもお客様が入ると
衣類が音を吸い取り会場の響きが痩せるのです)
その日の自分のタッチの微妙な匙加減を決めているのだが
今日は思いがけないハプニングで体制が整わない
こういう時はもう
心意気で乗り切るしかない


原因は最後までわからなかったし
過ぎた時間のことを追及もしなかったが
小さな会場で自給自足活動してると
こんなハプニングにも遭遇することがあるんですね


幸運なことには
マスターツマミの微調整が上手く行き
2曲目の中でペースを取り戻せた

あとはいつものように
和泉さんのピアノに気持ちを合わせてゆくだけです


そして無事終了




生まれて初めて訪れた青森
喫茶れもんさんは素敵な造りで音も良く
そして僕の見た青森は
人が優しかったなぁ

また来れたらいいな
頑張ります

あと
聴きに来てくださった純朴そうな大学生?高校生?の男の子が
吹奏楽部でピアノ弾いてるんです
って話してくれて
和泉さんの指が見える席に神妙に座ってた

終演後
僕も彼と少し話したりしたんだけど
CD買うお金無いんです
って申し訳なさそうに言うの

学生時代なんて皆お金無いじゃない?
(今も貧乏ミュージシャンだけど*^^*)
ギリギリのお財布で聴きに来てくれたんだ
と思ったらなんかジーンと来るものがあってね
こっちから
一緒に写真撮ろうよ
って誘ったんです

撮ったのがこれ



固いでしょ?彼
そこがとっても良いよねスレてなくて誠実が滲み出てる

音楽は
こういうピュアな人に頑張って欲しいな
大学の吹奏楽部で良い演奏出来るように祈ってます



足を運んでくださったお客様
ありがとうございました
喫茶れもんさん
お世話になりありがとうございました











今夜のうちに弘前から青森港近くまで50キロ移動です

途中で面白いものがありました



車道と歩道の境目の真上に矢印の街灯

豪雪になったときのためのものみたい




ホテル到着
今夜のホテル
宿泊料金 素泊まり2980 激安です







明日は生まれて初めての青函フェリーだよ~


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1 コメント

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麺類続きの (まき)
2013-07-22 16:03:19
弘前でのライブも温かい雰囲気の中で演奏されたようですね。
学生さんとの写真とても素朴でいいです。
音楽を続けていってほしいですね。

毎回お店ごとに微調整されながらの演奏とは、繊細ですね。ピアノとギター。
お二人の紡ぎ出す音は、
厳しい環境だとしても、そこから生まれてくる何かが育ってまた良い音になっていく。
そんな気がします。

それから沢山の写真を見て思うのですが
私も乗っけて欲しい!ドライブしたい!
移動は大変ですが寄り道しながら
気持ちのいい空を眺めたい。
叶わないと思いますがf^_^;

今日のツボな一言
恒例の「携帯無い」の儀式

ファイナルまで、続けてしつこくコメントします(^.^)

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