最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

東京プチ・トラベル

2006-04-30 20:20:22 | Weblog
 

娘同士が幼稚園、小学校が一緒で、
児童館で読み聞かせのボランティアを一緒にしていたSさんからハガキが来た。
イラストレーターになった“すげさわかよ”ちゃんがまた新しい本を出したとのこと。
娘はかよちゃんの妹Sちゃんと同級生だったが、
かよちゃんとSちゃんは年子の仲良し姉妹だったのでよく一緒に遊んでいた。

小さい時、漫画ばかり描いていたかよちゃん。
日大芸術学部に通っていた時、ママであるmyフレンドSさんは、
「今はみんなコンピューターで絵を描くんだけど、かよはそれが嫌いなのよね」
と、言っていたが、かえってそれがよかったのかも…
可愛いイラストに楽しいコメントガイドが細かくついています。
(おばさんには細かくてちょっと辛いけど<笑>)
ぜひ、読んでね!

原画展もやってます。↓
すげさわかよ『東京プチ・トラベル』原画展
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

義母退院と変なメール

2006-04-28 11:15:17 | Weblog
義母は昨日退院しました。
大変元気で、昨夜は心配するほどよく食べました。
いろいろ悩むより、一日一日、明るく元気に過ごしていくことが肝心かな???

さて 

毎日迷惑メールって山ほど来ますよね。
たいていは出会い系サイトへの勧誘メール。
その他金儲け話のメール。
マアだいたい見れば分かるから、開かずに棄てますが、
昨日面白いメールがあり、思わず笑ってしまいました。
紹介します。どうでしょうか。
こんなメール配っている人の顔が見たい。
でも、下のアドレスをクリックしたらやはりやばいことになるんでしょうね<笑>

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
送信者 kyouko  件名 問題読解力テスト

Q.どうやってキリンを冷蔵庫に入れますか?


A.正解は「冷蔵庫の扉を開け、キリンをいれ、扉を閉じる」です。
この質問ではあなたが単純なことを複雑な方法でしていないかどうかをテストしました。

では次に

Q.どうやって象を冷蔵庫に入れますか?


A.間違った答は「冷蔵庫の扉を開け、象を入れ、扉を閉じる」です。
  正解は「冷蔵庫の扉を開け、キリンを取り出し、象を入れ、扉を閉じる」です。
  この質問はあなたの記憶力を試しました。

では次に

Q.ライオン王が動物たちの集会を開きました。ただ一頭を除いて動物たちはすべて集まりました。
  参加しなかったのは、どの動物ですか?


A.正解は象です。象は冷蔵庫の中ですから!
  これによってあなたが総合的に考えることができるかどうかを試しました。

ここまでの三問に正解できなかったのなら、次の問題はあなたがプロフェッショナルであるかどうかをみる最後のチャンスです。

Q.狂暴な人食いワニがいることで知られている川があります。どうやって渡りますか?


A.正解は『ただ泳ぐ』です。ワニはみんな動物の集まりに出ていますからね!
  この質問はあなたが論理的に考えることができるかどうかを試しました。

こんなたのしいことが沢山☆登録してからのお楽しみ☆
http://〇〇〇〇〇〇〇〇
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

腹部大動脈瘤

2006-04-25 23:53:18 | 医療と健康
義母は木曜日に退院が決まりました。

昨日病状について主治医から説明がありました。

「吐き気はたぶん腹部大動脈瘤が十二指腸を圧迫しているために出たもの。
絶食、点滴で食事はとれるようになっているので、注意してゆっくり食べればいい。
腹部大動脈瘤は、若ければすぐ手術をするが、老令と血圧が高くない事を考えると、
このまま、近所の医師に血圧管理をおねがいすればいいと思う。
専門医でもたぶん同じ意見だと思うので、わざわざ診てもらわなくてもいいのでは…
食べ物がまた詰まってしまうことは起こりうる。
その時はまた連れてくればよい」

つまり、根本的解決―手術はしなくていいのではということだ。
義母は、手術は怖いのでしたくないから、その話を聞かせると
「ああ、よかった」という。
しかし、爆弾をおなかに抱えたまま生活していくのは、こちらもハラハラ。
まあ、義母は腹部大動脈瘤について余りよく分かっていないようなので
(「ちょっと小さくなったみたい」とおなかを見せて言う)
無理に手術をすることもないのかな???

それにしても今の時代、頭の中やおなかの中が見えて、
脳動脈瘤とか腹部大動脈瘤とかいう爆弾が仕込まれていることが分かってしまって
本当にいいのか、悪いのかって感じ。

何だか疲れる毎日



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

義母入院

2006-04-21 21:51:00 | 医療と健康
結局義母は、嘔吐が治まらずに脱水になってしまうということで、
18日(火)に入院。点滴治療をして、検査して原因を調べることになりました。

今日までにCT検査、胃カメラ、腸のバリウムレントゲン検査をした。
腹部大動脈瘤は5.5㎝。十二指腸を圧迫している可能性はあるが、
腸が閉塞していることはない。
胃カメラで診ても胃に異常はない。
火曜日から、ずっと点滴のみで口から水分以外は入れていなかったが、
(バリウムは飲まされたが…)
明日から少しずつ、食事をとってみて大丈夫かどうか様子を見た上で
今後の治療を考えましょうと今日、Dr.にいわれました。

食事がうまく収まれば、少し元気も出るだろうが、
点滴だけで毎日検査をされ、何だかだんだん弱っていってしまうので心配。
しかし、食事がとれるようになったとしても、
腹部大動脈瘤は消えないし、おなかに大爆弾を抱えていることが分かってしまって
これから先、いったいどうすればよいのか???
なにせ、義母は86歳の高齢…

でも、今、ネットで調べたところ
腹部大動脈瘤の手術は大動脈瘤のなかでも比較的成績が良く、
破裂する前に手術すれば95%以上の成功率が得られると書いてある。
99歳で破裂して手術を受けて助かった人もいるとか。

日本最高齢の手術例―99歳女性腹部大動脈瘤破裂―

大丈夫だ~!

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日は義母と病院

2006-04-17 15:10:48 | 医療と健康
義母が一昨日夜から、食べるともどしてしまうので、
今日は今度、白内障の手術をする病院に一緒に行った。
10年前くらいに胃潰瘍で入院したことがある。
2、3年前にも胃が悪くて検査したことがある。(その時は薬だけで治ったそうだが…)
同じような症状だというので、すぐ消化器外科の医師に診てもらうことが出来た。
問診した後、超音波の検査をした。
(今はすぐ出来るから便利ね!)
超音波で見ると大きな腹部大動脈瘤があるとのこと。
破裂すると大変なことになるので、血圧管理をしっかりするように言われた。
義母は「私は血圧は高くないから大丈夫」といたって冷静だ。

超音波では胃の中は分からないので、
20日、木曜日に胃カメラで検査をしましょうと言われた。
義母は慎重で、昨日のお昼から何も食べていない(水分は摂っているが…)ので
ちょっと心配。医師にヨーグルトやスープ、重湯などを入れてみて
どうしてもダメなら、また病院に来るように言われた。

買ってきたヨーグルトとポカリスエットも上手く胃に収まったようなので大丈夫かな?
たいしたことないといいけど…

義父が亡くなって、気丈な義母もだいぶまいってしまっているので、ちょっと心配。
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

電車の中の急病人

2006-04-15 20:04:34 | Weblog
今日は、新宿駅で跨線橋工事が大々的に行われ、
中央線、埼京線などが大幅に臨時ダイヤとなり、
鉄道オタクの息子は、
「ちょっと問題集買うついでに新宿駅を見てくる」
と言って出かけた。

私が買い物に出た間に帰ってきていて、私の顔を見るなり、
「今日僕、人命救助して来ちゃったよ!」
と興奮して語った。

新宿からの帰り、中央線快速は今日は全面運休だったので、
総武線に乗って吉祥寺に向かったそうだ。
電車が、阿佐ヶ谷を過ぎて荻窪に到着する少し前に
急に息子の乗っていた車両に中がざわざわと騒がしくなったので、
その方向を見たら、男の人が仰向けに倒れたそうだ。
電車は、荻窪に到着した。車両は10両編成の6号車。
ちょうど真ん中あたりなので運転士も車掌も気づいていない。
このままでは、発車してしまう。
息子は、電車オタクだけあって、
車掌と連絡をとることのできる非常通報装置のある位置を知っていたので、
車両の後端に走って、慌てて赤い呼び出しボタンを押したそうだ。
すぐに乗務員が出たので
「6号車で急病人です」
と伝え、乗務員から駅員に連絡され、その男の人は、
担架に乗せられ運ばれていったそうだ。

「苦しそうではなかったけど、動くことができなかったみたいだから、 やっぱり、脳かな?」
「そうね、心臓だったら、きっと苦しいでしょうから…」
「でもみんな結構知っていて、動かさない方がいいって言っていたよ!」

そう!脳かもしれないと思ったら、呼吸さえキチンとしていれば、
不用意に動かしてはいけないのよ!

大事に至らなかったらいいけど…
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日はまたMRI検査と外来診察

2006-04-13 19:24:32 | くも膜下出血
今日は半年ぶりで、私の頭に生まれたベビー脳動脈瘤ちゃんが
成長していないかを調べるMRI検査を受けました。

検査の途中でどうしても我慢ができなくなって咳をしてしまいました。
「大丈夫だったかなあ?」と思ったら、
検査技師の人が来て言われてしまいました。
「咳をしましたか?」
「すいません、我慢ができなくて…」
「血管が2本映っていたので、咳かなっと思って…。
 もう一度撮りますからちょっと我慢して下さい」
次も、また出そうになったが必死にこらえてOKとなりました。

MRI検査が済んで診察。
廊下で待っていると70代くらいの女性に声をかけられた。
女性「お若いけど、脳外科ですか?」
私 「ええ」
女性「どうなさったんですか?」
私 「5年ほど前にくも膜下出血になりまして手術を受けました」
女性「マア、私もそうなんです。2mmにもならない動脈瘤があるのが分かって
   いたんですけどそのままにしていたら、破裂したんです」
私 「えっ、2mmにもならないのが破裂した!」
どっどうしよう。ベビーちゃんはまだ小さいから大丈夫と思っていたのに
名前を呼ばれて中に入ってMyドクターにそのことを話したら、
「大丈夫、彼女とあなたのでは全然違うものです。
 あなたのは今のところ大丈夫だと思いますよ」
そうか!そういえば彼女は2種類の金属が頭に入っているから、
MRIはとれないって言っていたっけ。
私のサイトの掲示板に書いてくれた人でも
頭の金属のせいでMRIはとれないって言っていたっけ。

う~~ん、くも膜下出血いろいろあるのね。
解離性脳動脈瘤ってヤツかな?
もっとよく、Myドクターに訊けばよかった。

コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ためしてガッテン~くも膜下出血~

2006-04-12 21:31:20 | くも膜下出血
今日のNHK総合テレビ「ためしてガッテン」で
『突然死!くも膜下出血徹底予防術』と題してくも膜下出血特集をしていた。

N先生の告別式でMyホスピのS教授にお会いした時、
「今度、自分も『ためしてガッテン』に出ます」
っておっしゃったので、いつやるのかと思っていたら、やっと今日放送されました。
きっと、取材はいっぱいあったのだろうが、S教授が出たのはちょっぴりでした。

マア

番組自体は分かりやすく作られていてよかったと思った。

特に、発症時の頭痛についてだが、
以前は、こういった感じのテレビ番組(生活ほっとモーニンなど)で
くも膜下出血は必ず“ハンマーで殴られたような激しい頭痛”で始まると言っていた。
私の経験はそれとは違っていたので、それを伝えたくて
Myサイト「しぶとく生き残るためのヒント」を作って、
「激しい痛みから始まらないくも膜下出血」について書いたが、
今回そういった、警告頭痛についてもふれていたのでよかったと思った。

未破裂脳動脈瘤を持っている方、身近な親類にくも膜下出血患者がいる方、
警告頭痛には特に気をつけて下さい。

参考『くも膜下出血発症時の頭痛』

私の場合は発症していたが、出血が起こる前の未破裂の時でも
ものが二重に見えたり、目に異常が出ることもあるそうですから、
そんな時は、すぐ脳外科に行って下さいね!
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

結婚祝

2006-04-10 18:02:28 | Weblog

テニススクールの我がクラスの
コーチが8日に結婚したというので、
お祝いを買いにAさんと一緒に
新宿に行きました。
何がいいかと考えてお二人の写真
(子どもができたらファミリーの)を
飾るフォトフレームにしました。

いろいろなものがあったけど、
デザイン、お値段などを考えて
これにしました。
気に入ってもらえるかなあ…?
最近はどこの家に行っても写真がいっぱい飾ってありますね。
結婚式の写真や子どもたちの写真。
見るとファミリーの雰囲気が分かっていいものです。
日本人は昔はあまり人前に自分の写真を飾りとして見せることはなかったですが…。
(代々のその家の家長のお祖父さんやお祖母さんの写真はあったかな?)
特に子どものスナップ写真なんか、なかったですね。
こんな風習も外国から来たものよね。
年賀状に家族写真や子どもの写真を入れたものを送る人を悪くいう人もいるけど
私はそういったものを見るのが大好き!
何年も続いているのを見ると家族の歴史が分かりますものね。
可愛い赤ちゃんの写真なんかいっぱい見たいわ!

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の庭

2006-04-09 21:55:42 | Weblog
正月からいろいろなことがあったけど、
我が家の庭にはやはり春が来ました。

パンジー、ビオラ、アネモネ、ムスカリ、
ホワイトアリッサム、ガーデンシクラメン。
今一番きれいな時です。

明るい光に輝く花々を見つめていると、
きっとまたいいことがあるわ!
なんて思えてきます。
花は心を癒してくれますね。


今年は、アネモネもとてもうまくいきました。
アネモネの球根はこんなにきれいな花が咲くとは
とても思えないしわしわの乾涸らびたものよね。
去年は植える時あまりふやかさずに植えたからか、
こんなにきれいに咲きませんでしたが、
今年は、ホラこんなにきれい!
ピンク、ブルー、ホワイト、レッド。
風に揺れて可憐な様子、
まるで、私のようです!ブッ!<笑>


コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

絵門ゆう子さん逝く

2006-04-06 21:00:51 | 医療と健康
全身ガンというショックな見出しを見てから、
5年、ついに還らぬ人となったそうだ。

絵門ゆう子さん逝く 発信続け最期まで希望

積極的に最期まで生きた姿勢。私は彼女は辛いのを無理して
みんなの前で行動し続けたとは思わない。
色々な見方があって、ああいった痛々しい姿で人前に出るのは嫌いだ。
と言う人もいるが、彼女はジッとして家にいることの方がきっと辛かったのだろう。
ああして、ガンを語ることで、生きる活力を身体に湧かせていたにちがいない。
そして、ガン患者に勇気を与えていたにちがいない。

前にMyブログの「外来診察と赦せない話」('05.10.27)で書いた乳ガンから、
脳腫瘍に転移したMさんも、「絵門さんは私に勇気を与えてくれてます」って語っていた。

今できることを怖がらずにやっていく。
明日はもうできなくなることだってある。
病気と共存する時はこの精神。なんていっても大事よね。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

テニス&お花見

2006-04-03 23:13:50 | テニス
    

今日はスクールで一緒のNさんがまた井の頭公園のテニスコートをとってくれたので
強風の中、テニスをしてきました。
吉祥寺で会って、お弁当を買ってあったので、井の頭公園でお花見をしながら
テニス終了後、ピクニックランチをしました。
桜はちょっと盛りを過ぎてはいたけど、
まだまだ綺麗で花びらがハラハラ散る中、
楽しいピクニックランチでした。
平日でもまだまだ花見客はいっぱいで、
夜桜見物用に場所取りシートもあちこちに敷いてありました。

北海道出身のAさんが北海道風、お赤飯を作ってきてくれました。
餅米に食紅で色を付けて炊いた後(正式には蒸すそうですが…)
甘納豆を混ぜるというものです。
桜餅風の甘い和菓子風のお赤飯、とてもおいしかったです。
今度試してみたいと思います。
あっ、あれも写真に撮っておくべきでした。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

割りばし事件判決について

2006-04-03 19:44:21 | 医療と健康
割りばし事件判決について
4月2日(日)の朝日新聞の朝刊の「声」欄に次のような投書が載っていた。

「蛇足判決」で害された人権   横浜地裁判事投稿 

男児ののどに割りばし片が刺さっているのを見逃して死亡させたとして
担当医師が業務上過失致死罪に問われた事件で、
東京地裁は3月末、無罪の判決をした。 
この判決理由の中で裁判長は、被告の過失行為を認めたものの、
被告人の行為と男児の死亡との因果関係は否定した。
さらに判決末尾の「付言」の中で、
「被告人は過失に対する批判に謙虚に耳を傾けるべきであろう」などと述べたという。
 しかし、過失について判断したことと、これを前提にした付言は誤りである。
因果関係を否定した以上、それだけで無罪という結論が直ちに導かれる。
その上、過失の有無について判断することは、この判決の理由としてはどうでもよいこと、
いわば「蛇足」であるからである。
 被告人は、この蛇足によって医師としての信用と名誉を毀損されたにもかかわらず、
主文で無罪とされたことにより、控訴して「過失なし」を主張する機会を奪われた。
 被告人と男児の両親との間では、民事訴訟が継続中だというから、
過失の認定がこちらに事実上影響を及ぼす懸念も否定できない。
 このように、被告人の人権をいわれなく踏みにじる「蛇足判決」は、決して許されるべきではない。



 私はこれを読んで、この判事さんの言い分には賛成できないと思った。
医師は、人間であるから見落とししたり、判断ミスをすることは皆無であろうはずがない。
実際、自分が見落としや判断ミスをしたのでは?
と感じたことのない医師はいないだろうし、
患者もそうされたのでは?という経験はほとんどの人があると思う。
しかし、それを全て犯罪であるとすれば医師になる人などいなくなるにちがいない。
患者もそういったことはあるという前提の元に医師にかかるべきだと思う。
また、過失を認めれば有罪、無罪なら過失はないと言い切れるだろうか?
例えば交通事故でも非常に見通しの悪い道で
子どもが全く突然飛び出してきたとすれば、
前方不注意の過失はあったとしても
先ず普通ならとても避けきれないことだってあると思う。
この割りばし事件の場合も、患者の病態を慎重に観察する初歩的な作業を怠って
取り繕う様な事をしたことはきつく反省して欲しいし、
この問題で、医療関係者には、事故の教訓を真摯に受け止め、生かしていって欲しい。
だから、判決に“無罪 ”というだけでなく、付言を付けたことは、
“蛇足”ではなく、付けることで、どれほど医療行為が重いものであるかを
知らしめるためにも私は妥当であったと思うのだ。

裁判長の付言が載っているブログがありました。
皆さんも読んでみて下さい。

裁判長の言葉
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする