最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

心臓バイパス手術その後

2007-07-28 10:46:18 | 医療と健康
心臓バイパス手術を受けた従弟から、
退院前のカテーテル検査を受けたら、3本のバイパスのうち1本が血栓で
梗塞を起こしていると言われてしまったというメールが来た。

そうかっ!名人がやってもそういうことは起こるのよね!

そのため、昨日、またカテーテルを入れてバルーンで血管を拡げて、
血栓を溶かす溶剤を入れる処置を行ったとか…
そして無事血栓を溶かし、血管が開通したそうだ。

ココに書くと簡単なようだが、何しろ心臓の冠動脈の話。
怖い話もいっぱい聞かされて、かなりビビったそうだ。
オオゴトよね!あ~、よかった!

従弟に狭心症で悩んでいる人とか、これから、バイパス手術を受けようと言う人のためにも、
彼の経験をブログか、ホームページで公開するように勧めた。
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くも膜下出血の症状を知る

2007-07-27 08:30:35 | くも膜下出血
岐阜のある病院の医師の方が、
7月1日、当ブログ記事「くも膜下出血発症時の症状 アンケート結果」
書いたグラフを開業医向けの勉強会で使って、
激痛で始まらないくも膜下出血も多くあることを発表して下さったとのこと。
この医師もご自身で、激しい痛みではなく、
救急車来院でないくも膜下出血患者を、何人も経験したとメールで書いて下さった。

少しでも多くの方、医師だけでなく一般の方に、
くも膜下出血の発症時の症状は知ってもらいたいと思います。

くも膜下出血は大部分が脳の周りの太い動脈に出来た脳動脈瘤が破裂して出血するわけですが、
出血は最初からよほどひどいものでなければ、いったん止まるわけです。(鼻血が自然に止まるように)
でも、止まってもその部分がとても弱くなっていますから、
また、出血する可能性は非常に高くなります。
だから、もう出血が起きないようにクリップで瘤の根元を挟んだり、コイルで瘤の中を埋めてしまうわけです。

出血が起きたら、まずその出血を最小限にする。これはそっと動かないで安静にすることです。
外傷でなく、頭の中の出血ですから、包帯を巻くわけにもいかず、そっとして止まるのを待つしかないわけです。
アンケートでもありましたが、激痛でなかった人でも、発症時はみなはっきりと感じています。
それは、皆さん言葉で書くのは難しいと言っていますが、
パシッ、グキッ、ジワーッ、ズンッ、ツーン等という頭や身体に感じる瞬間的変化です。
目や耳がなんかおかしいという感じを持つことも多いようです。
そして、ごく普通に話が出来ることも多いのです。
でも、その変な感じはすぐには治りません。
脳脊髄液中に出血があったため脳圧が上がって脳に刺激があるためです。
この最初の出血で、くも膜下出血を疑って安静を保ち、救急車で脳外科手術の出来る病院に運べば、
助かる可能性はうんと高まります。脳へのダメージを最小限にとどめることが何より大切です。
くも膜下出血〓ハンマーで殴られたような激痛、失神 などと思いこんでいると
せっかく、助かる命をなくしてしまうことにもなりかねません。

そうです!ここまでの判断や処置は医師でなく、本人又は周りに居合わせた人がしなければならないのです。
病院に着いてからは医師の腕にかかってきます。
しかし、どんなに名医でも病院に着いたときの状態が悪ければ、どうしようもないということは言えます。

脳卒中という言葉を聞くとバタッと倒れてしまうようなイメージを持つ人は多いと思います。
くも膜下出血は特にハンマーで殴られたような痛みと言われると、
「ウワーッ」「ギャーッ」「ウウッ」と言ってバタッと倒れるとかうずくまって失神するなんてイメージですよね!
でも、多くはそうではないのです。

脳卒中はどの程度、脳にダメージがあるかによって、命をそして後遺症を左右するわけです。
手術技法がいくら進歩しても、一人一人が最初の発症を知って,
いい状態で病院にたどり着かない限り、
その進歩した手術技法も生きません。

こんなブログも
赤ずきんの一人旅 「お母さん」'07.7.22

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夏が来ないのにスイカはおわりかしら?

2007-07-25 22:38:53 | Weblog

我が家はみんなスイカが大好きで、毎日スイカを食べているけど、
今日のスイカはもう山形産だったから、そろそろおわりかしら…。
それなのに今年は梅雨がなかなか明けないし、
子どもが大学生になったら、8月6日までテストがあったりして、
夏休みがちっとも来ない感じ。
ちょっと涼しそうな夏風の素材があったので、アップしてみました。

でも昔は夏が大好きで、真っ黒になってスポーツしてたけど、
年とともに暑さに弱くなって、夏の景色を見ながら、
涼しいエアコンのきいてる部屋でアイスクリームを食べるのが好きになってしまいました。
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お見舞い

2007-07-23 18:15:42 | 医療と健康
今日は、16日に心臓バイパス手術をした従弟のお見舞いに行った。
榊原記念病院は、以前は新宿にあったが(クリニックは新宿NSビルに今もある)
平成15年12月に京王線の飛田給に移転して開院した。
日本の心臓外科を開拓し心臓病の治療のために尽力した榊原仟医師(1910~1979)が
発起人となり創設された財団法人日本心臓血圧研究振興会が臨床研究施設として運営している。
心臓血管の専門病院で、バイパス手術だけでも年間300件以上行われている。

まだ、3年半しか経っていないので、ピカピカの次世代病院って感じでした。
4人部屋でしたが、広々として明るく、自分のパソコンも病室で使えるし、
備え付けのディスプレイもあったので何かと思ったら、
その日の治療計画や使われる薬なども患者も見られるようになっている。
看護師さんも点滴薬をその画面で確認したりするそうだ。
お茶して、話をした後、リハビリだというので、リハビリ室を見せてもらったら、
色々エクササイズ機器が並んでいて、まるでスポーツジムのようだった。
退院後も保険で使えるというので、スポーツジムに通うつもりで、リハビリ医付きジムを
大いに使って、せっかくメンテナンスした身体をしっかり整備して使ったらいいねと話した。

それにしても、心臓のバイパス手術をして1週間であんなに元気にしているとは驚き!
今朝4チャンネルで、部分麻酔で心臓バイパス手術をしたり、
ロボットを使ってする手術を放映していたが、
その中で心臓外科の神の手医師が言っていたように、そのうち心臓バイパス手術が
日帰り手術で出来るようになる日が来るかも…
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光浦靖子さん、脳動脈瘤手術

2007-07-22 08:59:10 | くも膜下出血

光浦靖子が脳動脈瘤手術で入院

日刊スポーツ(21日(土)9時40分)によると、タレント光浦靖子(36)さんが20日、
脳動脈瘤(りゅう)手術のため入院したそうだ。

20日の夕刊フジ (20日(金)17時1分) では

光浦靖子が脳の手術…血管にしこり、腫瘍?除去手術

と書いてあったので、脳の血管にしこりって何かしら?と思ったけど、
やはり、未破裂脳動脈瘤のことだったのね!
脳動脈瘤のことって、このブログを読んでくれている人たちはよく知っていると思うけど、
一般的には、全く分かっていないということね。

脳動脈瘤は、太い脳動脈の一部弱いところが風船のようにふくらむもので、
破裂前は、ほとんどの場合無症状だけど、
いったん破裂すればくも膜下出血になり生命に関わる、やっかいな動脈瘤。
血管のしこりではないわね。(しこってないもの)
治療法は、開頭して瘤の付け根をクリップで挟んで、
瘤に血液が流れ込まないようにするクリッピングと、
足の付け根から動脈にカテーテルを入れて脳の瘤まで辿っていき、
カテーテルの先から、瘤の中にコイルを詰め込んで、
瘤を埋めてしまうコイル塞栓術の二つの治療法があるのよね。
出来ている場所や大きさや形などで手術も難しくなるけど、
上手く適応できれば、コイル塞栓で頭を開けたりしないから、
先日、この手術をなさった方がMyサイトのBBS「しぶとく生きる掲示板」
書き込んで下さったけど、わずか、4泊5日の入院で無事終わったということです。

でも何と言っても、頭の手術、慎重にすべてがうまくいくようにと祈っています。

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入院期間

2007-07-21 22:56:57 | 医療と健康

病気になって入院するとき、どれくらいの長さになるかは大問題。
患者にとっても勿論だが、病院にとっても大問題。
今の時代、医療も市場経済の法則で、儲からないことはやらない。
儲からない患者を長期に入院させておいては、病院は成り立たない。
だから、手術なども傷が治れば、心理的ケアのためにゆっくりと時間をかけることなど出来るはずがない。

脳動脈瘤のカテーテル手術が4泊5日で終わった話を聞いたときも驚いたが、
心臓バイパス手術も、入院期間は約2週間だそうだ。
日帰り手術なんてことも、色々な手術で行われているが、
ちょっと無理な面も多くあるのではないかと思う。
病気はというものは、身体全体に与える影響も大きい。

「自分はもう大丈夫」と思えないうちに、後は「ご自分の責任で」といって帰されたら、
退院して、よくなるはずが、いつまでたっても調子が悪く、前の生活に戻れないなんてことも多くあるとおもう。
確かに、身体が弱ると、心も弱って甘えが出ることも多い。
自分のことを考えてもそうだった。
人によって、精神面はものすごくちがうので、一概にどうすべきだとは言えないと思うが、
強い人を基準にすべてを決めるのは考え物だと思う。
周りの人は、気遣ってあげることは大切。

私も、家族をはじめ、いろいろな人に優しくしてもらってほんとうに有り難かった。

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今日も一日テニス

2007-07-16 20:07:02 | テニス
  

今日は、京王のテニスクラブで一日テニスをしました。
台風一過で、晴れて暑くなって強風かと思ったら、
さほど風も強くなく、午後からは曇ってテニス日和でした。

私は座骨神経痛がどうも治らず、痛かったり、痺れたりして
今日も、一日するのは無理かなと思っていたけど、
痛み止めを飲んで、結局最後までやってしまいました。
運動は身体にいいのか悪いのか?
よくわからないけど、楽しいからマァいいや!

家について、また大きな地震があったことを知りました。
この頃、大きな地震が多いから、東京もあるのでしょうか?心配
と言いながら、地震の備えもちっともしていない。こんなことでいいのだろうか?
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今日は病院

2007-07-12 23:34:18 | くも膜下出血
今日は月一外来診察日。
血圧は低値安定でOK。

先日、Myブログとサイトで行った「くも膜下出血発症時の症状」アンケートの結果を渡しました。

私「先生、私のブログ、読んで下さいましたか?」
Dr「あっ、忙しくて読んでません」
私「先生が、痛くないくも膜下出血が多いことを知らせなくちゃと言って下さったんで、
  私、くも膜下出血経験者にどんな症状で始まったか書いてもらったんですよ」
Dr「これ全部ですか?」
私「そうです。私を含めて、43人分です。結果はやはり、激しい頭痛を経験してる人は
  40%(7/1の結果より5人増えて結果も少し変わりました)で、少ないんですよね」
Dr「まぁ、ネットに書き込むことができるほど回復できている人だから、
  全体としては少しちがうかも知れませんね」
私「確かに、それは言えると思いますが、本人が書いてくれたものですから…」
Dr「これは、貴重な資料です。後で、ゆっくり読ませてもらっていいですか?」
私「もちろんです」

ってわけで、Myドクターに先日書いていただいた皆さんのことばと結果を渡しました。
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ウィンブルドン

2007-07-09 23:25:59 | Weblog
連日ウィンブルドンの中継を見て(と言っても、とても最後までは見られず…ですが)睡眠不足です。
昨日の(今日?)フェデラーVSナダル、皆さんご覧になりました?
すごいですね~「人間ってあんなことができるんだ」って思っちゃいました。
ナダルが最近、すごく進化してるって言ってたし、のってる感じがしたので、
芝生の王者フェデラーも、今回は負けるかと思ったら、
やっぱり、フェデラーは強かったですね!



それにしても、ナダルってベンチに座ってるときはいつもすごい貧乏ゆすりしてますね。
何か、あんまりひどく貧乏ゆすりするので、こっちも緊張しちゃう感じ!
あれで、気を落ち着けているのかしらね?

今日は、私も、スクールの仲間と一緒にテニスをしました。
近くにあるNHKグランドが、NHKの不祥事続きで、
受信料不払いがあいつぎ、持ちつけなくなったのか、閉鎖になっていましたが、
杉並区が借り受け、区民が使えるようになったので、安くで使えて便利になりました。
広いグランドに芝の緑が映えて、気持ちよかったです。

たった2時間やっただけなのに、最後は足がもつれて転んで膝をすりむきました。
体力ないな~
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シクラメン

2007-07-08 17:13:37 | Weblog


シクラメンって夏の花だっけ?
我が家のベランダのシクラメンって11月からずっと咲いています。
冬の間、我が家の窓辺を飾ってくれていました。
暖かくなってベランダに出したのですが、
次々つぼみが付いて、もう夏だというのにきれいに咲いています。

シクラメンは1つの花が長く咲いているし、花も派手だし、
最近はガーデンシクラメンといって屋外でも冬中咲いてくれるので、いいですよね。
手入れをまめにしない私は、シクラメンとは相性が良くて、家の庭にはシクラメンがドンドン増えています。

シクラメンの和名は「豚の饅頭(ブタノマンジュウ)」。こんなにきれいな花に誰がつけたのかしら?

元々地中海沿岸、トルコからイスラエルにかけて原種が自生していて、
古来は花ではなく、塊茎の澱粉を注目され、サポニン配糖体を含む有毒にもかかわらず
「アルプスのスミレ」などの美称があり、食用とされていたそうですよ!
  ―ウィキペディアより―
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心臓バイパス手術

2007-07-05 20:46:39 | 医療と健康
今日、従弟のMさんから心臓バイパス手術を受けることになったという電話をもらった。
Mさんは、Myブログにも書いたが、今年の2月12日に上行大動脈解離で
急死した従弟Hさんの弟(二人は父の弟の息子たち)。
Hさんが急死した後、久しぶりに会ったが、
「K家(父の実家)の家系は皆、心臓病や脳卒中で早死にしてるのだから、気をつけてね」
といったら、
「自分も検査を受けることにしましたよ 」
と言っていた。

カテーテル検査をしたら、自覚症状はないのに(血圧は高い)
思ったよりずっと動脈硬化が進んでいて狭心症、心筋梗塞を起こしやすい状態と言われ、
年齢的(50歳ぐらいかな?)にバルーンやステントによるカテーテル治療より、
より確実なバイパス手術を受けた方がよいと勧められたそうだ。
仕事が忙しく、すぐは無理だといったら、
医師から、休みの取れる日を知らせてくれと言われたとか。

「来週(7月11日以降)なら、少しまとめて休める」と連絡すると、
「16日ではマズイですか?」と聞かれたので
「かまいませんが…」というと
「実は、学会があるのですが、手術をライブで学会で見せたいのですが、どうでしょう?」
と聞かれたそうだ。

学会のデモ手術ということなら、ドクターも自信をもっているからこその提案だろうし、
デモ手術をするほどの腕のドクターならまず安心。
「それってずいぶんラッキーな話ね!」と思わず言ってしまいました。
「実は、テレビ出演の話もあったんですよ」
「テレビ出演?!」
「『テレビでも番組で使わせてくれないかって言われてるけど、どうですか?』ってきかれたんですよ」
「でも、学会なら若いお医者さんに手術を学んでもらえるからいいと思うけど、
 『テレビってどんな役に立つでしょうか。先生が忙しくなるだけでは?』って言ったら、
 『そうですね、べつにメリットはないです。じゃ、断って おきます』っていうことで、
 テレビ出演はなくなりました」<爆>
「2~3日はICUで早くて10日、普通は2週間入院だそうです」
「そんなに早く退院できるんだ!花束もってお見舞いに行くからね!」

実に気楽に言ってのけるところは、さすがにMy cousin!<笑>

主治医で執刀医は榊原記念病院の高梨先生って言ったけど、
ネットで調べたら、心臓外科では超有名な名医みたい。やっぱり運がいいのよね!
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くも膜下出血発症時の症状  アンケート結果

2007-07-01 22:21:38 | くも膜下出血
くも膜下出血、発症時の症状についてのアンケート結果を報告します。
全部で37人分が集まり、私を入れて38人分です。
ご協力ありがとうございました。
個人でこんなにたくさんのデータを集められるって
「インターネットはすごい!」って改めて感じました。
結果は

①突然激しい頭痛…………………… 11
②突然頭に異変、のち激しい頭痛…… 5
③突然普通とは異なる頭痛………… 11
④突然頭や身体に痛みとは異なる異変…… 11
 


①の突然激しい頭痛というのが、くも膜下出血の典型的症状で、
 「ハンマーで殴られたような激しい頭痛」です。
②は、最初④の症状と同じで頭の中で何かが起きた感じがした後、しばらくして
 激しい頭痛に襲われたという方です。
③は、激痛ではなく、ピシッとしたとか、輪ゴムを弾いたようなとか、
 ズンとして二日酔いのような頭痛など、
 何と言って表現すればいいか分からないという頭痛です。
④も③とほぼ同じような感じだと思うのですが、
 痛みは感じなかったという人たちです。
 耳の奥がツーンとしたとか、
 頭の中でパキッといって首と肩がパンパンに張ったとか、
 いきなり気を失って気がついたときも痛みはなかった等です。

グラフで分かるように最初から、又はしばらくしてでも激痛を感じた人は、42%で半分以下です。
この調査では、くも膜下出血発症時の症状といわれる、
「バットで殴られたような激しい頭痛」を感じた人は少ないと言えると思います。
ただここに体験を寄せて下さった方は、インターネットを使えるほどの回復をしている患者さんで
比較的若い、どちらかというと軽症の人が多いのかも知れません。
全体を知るためには、もっとたくさんの幅広いデータが必要でしょう。
といっても、重症で重度の後遺症が残ってしまった人に
発症時の様子を聞き取ることは難しいかも知れません。
とにかく、Myドクターにこのデータは渡すことにします。

しかし、考えてみると、軽症で発症した場合、その1回目の脳動脈瘤破裂の時に
しっかりとクリッピングやコイルで処置ができれば2度目の大爆発を防いで、
全く元通りの生活ができるような回復ができる可能性が高いわけですから、
この、データは大事だと思います。
参考までにネットで見つけた記事を紹介します。


母が倒れたのは大晦日の夜のことです。
倒れたといっても、うずくまる程度で会話はできたので、救急車は呼ばずにその日は過ぎました。
当時、母は保険外交員の仕事をしており、そのうえ家事もこなしていたので、
私たち家族は安易に「今までの疲れが一気にでたのだろう」と思っていたのです。

2~3日後に母は回復し、近所の診療所に行って診てもらいました。
医者には「過労」と診断され、それからは普段通りに家事をこなしていました。
これが運命の分かれ目だったのでしょう。もしも診療所ではなく、
専門の病院で精密検査をしていたら助かっていたかもしれません。

最初に倒れてから一週間が過ぎて、母はすっかり元気になりました。
家族もすっかりいつも通りの生活にもどりつつありました。

そして私が学校に出かけようとしたところ、
母は機嫌よく「今日はすごく調子がいいのよ」と言っていました。
しかし皮肉なことに、それが母の最後の言葉になってしまったのです。

私が帰宅して母の様子を見ると、母は布団の中で意識を失っていました。
それから一度も意識を回復することなく、集中治療室から出ることもなく約2か月後に亡くなりました。

享年54歳。それまで母は病気をすることもなく健康そのものだったのですが、
人の命は本当にあっけないものです。
もし、いつもと少しでも違う頭痛を感じたら、
すぐに脳外科に行くことをおすすめします。
早期に治療すれば助かる確率はグッと上がるはずです。


果物ナビ>果物と健康>くも膜下出血より



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