最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

ビミョー

2006-02-26 19:18:06 | Weblog
国立前期2次試験2日目。
冷たい雨。何となく、鬱陶しい日。
先日の私大の結果はもう昨日発表されたが、
「今日の試験に響くといけないから、今日帰って見るから」と言って息子は出かけた。
インターネットで見ることはできるが我慢していた。
でも合格者には合格証を発表と同時に宅配便で送ることになっているので、
合格していれば、今日合格証が届くはずだ。
門を何度も見張っていても宅配便のお兄さんは来ない。
「あ~~、やっぱりダメだったか」
と何度もため息が出た。
息子の試験が終わった頃、携帯が鳴った。
「合格証届いた?」
ウッ、あ~~なんて書こう?
「届いていません。気をつけて帰っていらっしゃいね★お母さん★」

息子は帰ってきた。どんなにしょげているかと思いきや、けっこう元気だった。<ホッ>
「浪人だったらどこの予備校にしようか、考えながら帰ってきた」

帰るとすぐにPCを開く。ないに決まってる。
確かに合格者の番号に息子の番号はない。

「一応見てみよう」
補欠者の番号を調べてみる。
「あっ、ある!!!」
補欠に入っていた!!!!
補欠ってどうなのかな~~~~???
同じ科でもかなりいる。何番目の補欠かは全くわからない。
でも、希望はあるってことだ。
8日が合格者の手続き締め切りなのでそれ以降に通知、と書いてある。
ビミョーだけど、今日は何とか泣かずにすんだ。

今日の試験(第1志望)も何とかうまくいきますように
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今日はトンカツ

2006-02-24 21:34:42 | 教育

    

明日からいよいよ国立の2次試験が始まります。
験を担いで今日の夕食はトンカツ。
友達はつぎつぎ合格を決めているのにまだ我が家に発表はありません。
(まだ、不合格の通知もないんですが…)
 ↑息子がこう書けと言いました。

    

キットカット(きっと勝つぞ!)、(う)カールも食べたし。
トリノでは静香ちゃんが“金”を決めたので、
何とかあやかって桜が咲いて欲しい。

皆さん、応援よろしく!

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感動!永田和哉先生の生き方

2006-02-22 17:56:53 | 医療と健康
私は、脳外科医永田和哉先生に手術をしていただいたわけでもなく、
診察を受けたことがあるわけでもないので、実際にお会いしたことはなかった。

単に2年足らずのネット上のおつきあいであった。
先生のホームページはくも膜下出血を経験した私には
とても有用なことなどが書かれていて何度も読み返した。
自分の本を出したり、ホームページを作ってみたりした時に、
有名な先生のサイトには珍しく掲示板がついていたので、
私も参加してみたくなって恐る恐る書き込み(忘れもしない2004.8.25)をして、
自分がくも膜下出血になったこと、ホームページを作ったことなどを書いてみた。
するとすぐにお返事を下さり、暖かい言葉を下さった。
相互リンクも付けて下さった。
それからはやみつきになり、何度も書き込んでみたり、
自著「しぶとく生き残るためのヒント」をお送りしたりしたが、
そのたび、お返事を下さった。

先生のホームページには先生の意見や、お仕事の様子などが、書き込まれていた。
脳神経外科医として真っ向から病魔と勝負する様子にはいつも「すごい!」と感じた。
掲示板で知り合った、ネット友達とも楽しい関係が出来た。
皆、脳神経外科関係の患者さんだ。

そんな関係でしかないのに、先生が御危篤という報に接した時、
何故か、ものすごいショックを受けた。
そして、どうしても最後のお別れがしたくて今日、
先生の掲示板で知り合った、
わはは@むーむーさんと一緒に告別式に参列させて頂いた。

そこで、何故私がこんなにショックを受けたのかが分かった気がした。
先生は、4年前からお亡くなりになるまで
NTT東日本関東病院の脳神経外科部長を務めていらしたが、
その病院のご勤務が決まる時に
ご自分がガンに冒されていることをお知りになったそうだ。
それからは、手術、抗ガン剤とご自分の闘病を続けながら、
脳神経外科医という過酷なお仕事を人の何倍も精力的に続けられていた。
マスコミにも登場し、色々なところで名医といわれ
先生の手術を受けたくて全国から来る患者を一人でも助けようと、
自分自身をむしばむ病魔と闘いながら、長時間の手術もこなしていたとか。

そうその気迫が、あの先生のホームページ「脳と健康のホームページ」の中に
あったのよね。

会場に流れていたビデオで先生が
「医者のやることはまず、患者さんの痛み、苦しみを分かること」
とおっしゃっていたのと
最後に奥様が
「主人は早くに逝ってしまいましたが、皆さん気の毒と思わないで下さい。
 とても幸せな一生でした」
とご挨拶されたのが、心に迫りました。

48才で天に昇ってしまった先生。
飛行機操縦がご趣味でしたね。
思い切り飛び回って下さい!


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脳動脈瘤で悩んでいる方へ

2006-02-21 21:29:27 | くも膜下出血
     
今日も東京は、ドンヨリとした曇り空ですっかり暖かくはなりませんが、
庭の梅の花も開き、クロッカスの球根も芽を出して花が咲き
春は確実にすぐそこまで来ています。

今日はテニスのレッスンで家で色々イメージトレーニングをしたボレーを
やってみたけど、ちっともうまくいかず、なかなか思うようにならないことを実感。
でも、クラスのメンバーのAさんが買ってきてくれた
上野の「うさぎや」のどら焼き、美味しかった。



さて、先日書こうとした、脳動脈瘤が見つかった時についてのことを書きます。
この頃、マスコミなどでも脳ドックを受けることを勧める番組や記事も多いのですが、
実はMRIやMRAを撮って脳動脈瘤が見つかって
どうするかについて迷っている人は多い。

瘤というと何となく固いもののイメージを持ってしまいますが、
脳動脈瘤というのは、脳動脈という脳の血管の弱い部分が
血流の影響(圧力など)で風船のように膨らんで出来る瘤ですから、
中は血液が流れていて(渦巻いていることもある)柔らかいものです。
しかも、場所が頭の脳の周りですからひとたび破裂して出血すると
脳に多大な影響が出て大変なことになります。
これがくも膜下出血です。

それが起こることを防ぐために開頭してその瘤の根本をクリップで留めて
血液が瘤の中に流れ込まないようにして瘤をしぼませるのがクリッピング、
足の付け根のところから動脈にカテーテルという細い管を入れて
その先に小さなコイルを付け、瘤のあるところまで血管の中を通して
コイルを瘤の中に留置して瘤を埋めて血液が流れ込まないようにするのが、
血管内手術。コイル塞栓術といいます。

ところが、このどちらの方法で瘤を潰すにしても
何しろ脳動脈に出来ている瘤ですから、手術自体もかなり難しく、
危険も盲腸の手術とは比べものにならないわけです。
さらにこの瘤は必ず破裂するわけではなく、
破裂せず、何ともないまま一生を終わる人も多いのです。

脳動脈瘤があるからといって何か症状があるかといえば、
出来ている場所や大きさにも依るがほとんどは無症状だ。

ひとたび破裂すれば、命に関わる、
しかし今は何ともない。破裂を未然に防ぐ手術は難しい。
手術の難易度は、瘤の大きさ、形、出来ている場所、そして医師の技量による。
何ともないのに手術することにより、手術の後遺症が出ることもある。
手術がうまくいけば、破裂してくも膜下出血になる危険性はほとんどなくなる。
「どうしますか?」と聞かれて迷うのは当たり前だ。

迷った時に、情報は実に大切だ。
でも、インターネットなどで調べても、いいかげんな情報も山ほどある。

ここで、先日Myドクターに聞いたことをお知らせします。。
Myホスピタル、東京の杏林大学病院では新しく「脳血管外来」というのをつくり
そういった方々に対応できるようにしたそうです。
普通の外来では、たくさんの色々な患者に対応しなければならないので、
どうしても時間が限られてしまう。
そこで、専門外来を作って、丁寧に対応できるようにしたとのこと。
紹介状がなくても、画像を持参すれば、対応してくれるとのこと。
迷っている方、是非、相談してみたらいいと思います。

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大脳動脈瘤

2006-02-19 00:17:30 | くも膜下出血
記念館主催で行った永井路子氏の講演会の記事のまとめを
やらねばやらねばと思いつつ、1日延ばしにしていたら、
先日、永井先生から、美しい達筆な葉書をいただいた。
内容は、ナ、ナント!私の出したお年玉年賀葉書で切手が当たったお礼状!

「あ~~、こうしてはいられない」と思い、頑張ってまとめてみた。
まとめてみると、さすが、大作家は違う。
話自体がまとまっているので、実に簡単にまとめられた。
あの時、先生に
「私の話は、テープ起こしをしたら、ヒッチャカメッチャカだから、
 ざっとまとめていただければ、後はやりますよ」
って言って頂いたけど、ヒッチャカメッチャカどころではない。
でも、送って、見て頂いたら、いっぱい直されちゃうだろうけど、
早めに明日にでも送ろうっと。

そんな仕事をしていて、今日は、義父に線香をあげに夫の甥っ子夫婦が
階下の義母のところに来てくれたのに、応対もせずにいた。
その子達が帰る時に、送りに外に出たら、甥っ子のお嫁さんのM子ちゃんが
「私、叔母さんにお聞きしたいことがあったんです」といった。
聞いてみると、赤ちゃんが生まれたばかりのお友達が、
くも膜下出血で倒れたと言うことだ。
「2㎝の脳動脈瘤が破裂したと聞いたがどうなのだろう?」と言う。
脳動脈瘤は1㎝を超えると大型とされ、
2.5㎝以上のものは「巨大脳動脈瘤」というそうだ。
2㎝の脳動脈瘤が破裂したとなれば出血量も多く、重体に違いない。
意識不明が続いているという。
若いお母さんが、何でそんなことに…
全く辛い話ばかり。
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言葉になりません

2006-02-16 21:30:18 | 医療と健康
こんなことってあるんですね!

今日は息子の私大受験の日。
朝から雨。
まあ、センターの日の雪よりよかった。
「がんばって、力いっぱい闘っておいでね!」
と言って送り出し、今日は外来受診のため病院へ。

降圧剤を増やしてから、血圧も低値安定の報告。
このまましばらく続けましょうと言われ、
その後、ちょっと雑談(セカンドオピニオンをもらう時のこと…後日書きます)。
その中で、myドクターの最初の指導医であった、永田和哉先生の話が出た。
私のサイトの掲示板に書き込みをしてくれた人が、
セカンドオピニオンをもらおうと永田先生が現在いらっしゃる
NTT東日本関東病院に行ったが、
永田先生には診てもらえなかったそうだという話をmyドクターにしたら、
「永田先生は今、ご病気なんですよ」
と言われた。
「そうか~!それでこの頃、掲示板になにも書いて下さらないんだ」
と思って、家に帰ってきて、永田先生の掲示板で知り合ったネット友達に知らせようと
PCを開くとナント!
永田先生のサイト「脳と健康のホームページ」の掲示板(BBS)に
永田先生のお嬢さんが書き込みをなさっていて
先生がもう…
えーーーっ!絶句
私が、ネットの面白さを知ったきっかけ。
自分の病気のことに興味を持ったきっかけ。
脳外科医として、病魔と闘うその真摯な姿勢。
あ~~~~~
どうしてこんなことが……………

ここのところ息子の受験とこんな話ばかり
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見返り美人

2006-02-12 17:13:45 | Weblog
    

94歳現役医師、日野原重明氏が推奨している振り返り体操がある。
以前、雑誌でみて実践してきたが、これが実にいい。
昨日の朝日新聞“be on Saturday”の「らいふ」欄の
「94歳 あるがまま行く」いう連載コラムに、また書いておられた。

引用させていただくと

お年寄りは、後ろから「〇〇さん」と呼ばれると、
まず足をぐるっと後ろに向けて呼んでいる声に答えます。
これは80歳以上の高齢者の動作です。
70歳くらいだと腰を後方に回転して、後方を見ようとするものです。
若ければ若いほど首の回転だけで後ろが見られます。
年を取っても、首だけを回転させる動きをできるようにするには、
平素からの訓練が必要になります。首の回転や左右への傾斜、
前後への屈曲を日常的な運動として繰り返すとよいのです。
忙しい人には、入浴中にこの運動を浴槽の中で繰り返すのをおすすめします。


疲れた時、緊張した時、肩こりにも、頭痛にもとてもいいですよ!
私は、息をゆっくり吸ったり吐いたりしながらしています。
受験生の息子にも疲れた時にするように勧めたら、とても良いといってます。
是非、お試し下さい。
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仕事は一貫性をもって!

2006-02-08 17:54:13 | Weblog
フリーターというキーワードで検索すると
「フリーター!! から億万長者へ!? 」とか、
「フリーターから一発大逆転」などという本の紹介サイトが
1ページ目に出てくる。
日本では、フリーターの数はここ10年で2倍になり、
労働人口の5人に1人がフリーターであるということだ。

フリーターとは
「定職に就かず、主にアルバイトで生計を立てている人」を意味する新しい言葉だ。

今の時代、フリーターとして働き口を探すのは割合に簡単だし、
親元で暮らしていたりすれば、パラサイトしている自覚はないかも知れない。
しかしだんだん親も年老いていくし、
もし結婚したりすれば、子どもができたり、
その子に教育費がかかるようになってきたりして、
フリーターではいつまで経っても、キャリアにならないので、
収入は増えず、若い時のままではやっていけなくなる。

フリーターを続けている人は、いつか「一発大逆転!」で
真面目にこつこつ働いている人を見返してやろうと思っている人が多い。
しかしそんなことまず有り得ない。
そしていつか家族の生活は崩壊して、破滅の道。

実際にそんな人がいる。
絶対それではダメ!

どんなことでも一貫性をもってこつこつ続けていけば、キャリアになっていく。
例えフリーターでも仕事は、一貫した方向の元に続けていくこと。
あれこれ職種にこだわらず、時給金額だけで誰でもできるアルバイトをしていては
年をとれば、若者にかなわなくなり、お払い箱!

若者よ!よく考えて今を生きてね!

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高血圧と薬

2006-02-07 21:54:58 | 医療と健康
昨年12月に入ってから、今冬は寒かったせいか血圧も高めの日が続いた。
病院に行って、Myドクターから
「冬の間少し薬を増やしましょう」
と言われ、1種類増やしている。
1日ディオバン80mgを2錠服用していたが、
さらにアダラートCR10mg1錠を服用するようになった。
飲み方も朝ディオバン2錠飲んでいたのを
朝の方が夜より高めだったので、
朝、ディオバン1錠、夜、ディオバン1錠アダラート1錠を服用するようになった。
服用して効き目があらわれるまでに時間がかかるのだから
そうした方がよいと言われたからだ。

薬は大変良く効いているようで、
血圧は安定して低めで落ち着いている。

高血圧はサイレントキラーと呼ばれているが
高い時の方がやや元気がある感じがして
低いと眠くて元気が出ない感じがして
私自身は、高い時の方が却って調子いいと感じるほどだ。
でも、長い間、高血圧が続けば血管が痛んで
脳卒中や心臓病、腎臓病に低血圧の人の何倍も罹りやすくなる。
私はもう5年以上降圧剤を飲み続けていて、
低めが続いて何度か、もう少し続いたらやめたりできるかもと期待したこともあったが、
結局、続かず薬はやめられない。

降圧剤を飲んでいるし、くも膜下出血にもなったことがあるので、
今ひとつだけ残っている入院保険がきれてしまえば、
もう新たにはいることはできない。

一生気をつけながら、付き合っていくしかないのか…
もし、脳卒中になって重度の後遺症が残ることがほぼ確実な時は、
積極的治療はいらないと、一筆書いておこう!

何かちょっぴり疲れているのかなあ?
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春の兆しと年を重ねること

2006-02-04 16:58:18 | Weblog

今日は、立春。
東京は、昨日の暖かさとはうって変わって
朝は氷点下の気温。
日中も晴れてはいるが真冬の寒さ。
シャラポアvsヒンギスに間に合うよう
自転車を飛ばして
北風を切って買い物に行ったら
涙が出るほど寒かった。
でも我が家の庭の梅の蕾は
もう色づいて膨らんでいる。
確かに春は近づいている。

春は花粉症の季節で、憂鬱なこともあるが、
やはり、この生命の息吹を感じる日差しは
ウキウキした気分になる。
早く、花が咲いて鳥が鳴く
明るい春が来ますように!
みなさ~ん!シャラポア vs ヒンギスご覧になりましたか?
実に見応えのある試合でしたね。
ヒンギスの上手かったこと。
力だけでなく技。う~~んやはり若さだけでなく
年令を重ねることにより、人間は貴重なものを身につけるって感じ。
我々オバサンだって、若者にはない経験を持っているのよ!
ヒンギスはオバサンって年ではないけど(25才)
シャラポア(18才)より7才年上。
その7年間に色々なものを身につけてきたのよね。
年を重ねてもそれだけでは、しわが増えるだけ。
色々なことに挑戦して、素敵に年を重ねていきたいものですね。

コメント (4)
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