最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

子ども面白語録2

2005-06-30 20:45:50 | Weblog
昨日の話は、このブログ読者の皆さん、パワフルな人が多く、
しっかり経済的自立をしていらっしゃる方が多くいらっしゃるので、
私の主婦的感覚(しかもチョット古い)にいささか抵抗を覚えた方もあったかも…
さて今日は、性について(ドキッ!)

***********************
No.3(息子が4才くらい)
「お母さ~ん、僕どんな子どもを産むんだろうね~?」
「 え~っ!、Yちゃんは男だから、赤ちゃんは産めないのよ」
「ほんと~!」
息子はひどくガッカリして、しばらく落ち込んでいた。

No.4(息子が6才くらい)
「ねぇ、僕はお母さんから生まれてきたんでしょ。
 でも、よその人は僕がお父さんに似てるって言うけど、どうして?」
「それは、お母さんとお父さんの遺伝子が ▼■◆☆△◎」
「遺伝子?」
「う~~~ん、そっそれは、Yちゃんがお父さんとお母さんの子どもだからョ」
「そうかっ!」

No.5(娘が小1の時)
入学式にもらった学校要覧に、先生方の名前が書いてあった。
音楽担当『 ○○ 靖 』
娘が初めて音楽の授業を受けてきた日に
「音楽の先生は男の先生でしょ。どう?男の先生って」
と聞くと
「う~ん・・・男かなあ?」
参観日にお会いしたらショートヘアーだけど、どこから見ても女の先生。
“やすし”先生ではなく“やす”先生だったのだ。
でもどこを見て、
「男かなあ?」って言ったのだろう???????
***********************

男と女の境目ってあるようで、本当はないのかなあと思える現象が最近は多い。
子どもは、ますますわからなくなっているんじゃないかしら?
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子ども面白語録

2005-06-29 17:49:51 | Weblog
子どもって、大人と全く違う思考回路で
いろいろ考えたことを話してくれる。
それを聞くのが又、子育ての醍醐味。
雑誌や新聞のコラムにもよくそういった種類のものが載っている。
我が家でもいちいち書き留めておいたら、
もっとずっとたくさんあっただろうに、
育児日記も家計簿もほとんど続かなかった私なので、
頭に残っているだけしかない。ざんね~ん!
(こんな私だからブログも続くかどうか?)
そのいくつかを披露しま~す。

***********************
No.1(娘が3才くらいの時)
私の姉一家が義兄の赴任先のカナダに行っていた時、
母が姉一家に会いに行くというので成田まで見送りに行った。
帰り道で娘が、
「私たちもカナダに行こうよ」
と言ったので私が、
「行きたいね~、でも、お金ないしぃ~」
と言うと
「じゃあ、じゃんじゃんお買い物に行かなきゃね!」
「・???」
娘は、我が家の 家計は、レジでもらうお釣りで成り立っていると思っていたのだ。

No.2(娘が4~5才くらいの頃)
我が家の財務大臣は言わずと知れた、この私。
夫のささやかな、アルバイト副収入などは把握してないが、
本給料は、全て私の思うまま〈笑〉
であるから、夫は、小遣いがなくなると
「お金ないんだけど…」
と言うので、その都度1枚2枚と渡している。(今でも)
ある日、いつものように渡していると娘がそばから、咎めるように
「お父さん!いつも、お金頂戴って、お母さんからもらっていくけど、
 ちゃんと返してるの!」

「!??????」
***********************

ちょっと、お父さんが可哀想になる話だったかな~?
しかし、子どもに小遣いをあげたり、
孫に、いろいろなものを買い与えたりするのは、
「お母さん」や「お祖母ちゃん」であることが多い。
「お母さんありがとう」「お祖母ちゃんありがとう」といわれるのを見て、
「それ、ホントは俺の稼ぎなんだ」
と、父ちゃんや祖父ちゃんがいくらいってみても、通じないことは多い。
女の方が得かな?                              
つづく
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自己責任の時代

2005-06-28 11:20:40 | Weblog
全く東京は暑くて脳みそも煮えてしまいそう!
地球温暖化はいったいどこまで進むのか???
これは、難しい環境問題だ!

でも今日はそんなことではなく、自己責任の時代について
書いてみま~す。

何もかも、決まっていて、そのやり方を覚えさせることが教育で、
それを覚えることが学習だった時代から、
何をどうするか、全て自分で考える時代になっている。
それが自由というものなのだ。

私が子どもの時代に
「日本は自由の国になった」
と言われたが、まだまだ、人々は自由とは何かがわかっていなかった。
学校でも、旅行前には、必ず持ち物検査があったし、
服装、髪型などもかなり細かく指導された。
コース料理を食べる時ののマナー教室、
いろいろな時の服装、持ち物、
「格が決まってます」
と言う言葉がまだまだ、幅をきかせていた。
その頃は、
「何でこんなくだらないことにこだわるんだ!
 好きなようにすればいいんだ!」
と、ひどく反発したものだ。
しかし、次から次へと自由になり、
全て自己責任で決めなくてはならない時代になると、
ホントに疲れる。

結婚するかしないか、子供を産むか産まないか、
子どもの教育も幼稚園か保育園か、学校も私立か公立か、
公立でも学区域等今はないから、自由に選ぶ。
仕事も、一度就職したら、ずっとその職場で働くことの方が少ない。
経済、健康、何でも、
「世の中、普通はこうよ!」
といった決まりはないし、
学校は先生の言うとおり、会社は上司のいうとおり、
医療は医師の言うとおり、従っていればいいという時代ではなくなった。
だから、情報を沢山集めて、そこでどうすればよいかを判断することは重要になる。

でも最終的に決めるのは、自分だ。
成功すればよいが、失敗した時は、誰かのせいにしたくなる。
裁判も多くなるはずだし、
保険もかけたくなる。
ストレスが増え、人間同士も、大らかさがなくなる。
自由って、必ずしもいいものではない!
って思っちゃうんだけど…どうかしら
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暑い、寒い

2005-06-26 21:48:54 | Weblog
人間は、同じ状況にあっても人によって感じ方はすごく違う。
暑い、痛い、辛い、悲しい、怖い様々な形容詞があるが、
どう感じてどう表現するかは、人によって違うので、
説明を聞いても、実際はどうなのかは、自分がその場にいなければ、
全然違うことを想像してしまう。

昨日今日と、東京はとても暑い。
気温は昨日も今日も最高気温は31℃だった。
しかし、今日、記念館の事務局会議に集まった人たちで話した時、
ある人は、
「昨日は暑かったけど、今日は昨日ほどじゃないわね」
と言ったし、別の人は、
「いや、昨日は風もあったけど、今日は、蒸し暑くて今日の方が暑い」
と言った。
エアコンについても、私は、
「夏、暑い時は朝からつけちゃうし、夜、寝る時もつけっぱなし」
と言ったら、
「えっ、よくそんなことできるね。一夏で、エアコンつけるのは数回だけ」
と言った人がいてビックリした。
テニスをする時も、日焼けがイヤだからといって
いつも、長袖を着て手袋までしてできる人もいるが、
私はとてもそんなことはできない。
電車に乗る時、あわてて乗って、弱冷房車なんかに乗ってしまうと、
「あっ、失敗!」
と思って、一人汗をぬぐう。(悲惨!)
どちらかが本当で、どちらかがウソとか
どちらかが優れていて、どちらかが劣っているとか、
そんな問題でもない。
でも、一緒にいる人が、同じように感じてくれると、
ほっとすることも多い。
違いを認めないで、相手が間違っていると決めつける人とは、
およそ付き合いにくい。
違っている場合も、相手を認めてわかろうとすることは大切だと思う。

幸い、エアコンをつけっぱなしで寝ることについては
我が家で、夫婦間のズレはない。
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今日は外来診察日

2005-06-23 17:32:40 | くも膜下出血
今日は、外来診察の日。
話すことはいっぱいあった。
Dr.: 前回お話ししたとおり、脳動脈瘤、あるようなので、
   MRI,半年後でもいいとも思いますが、前回の検査が4月だったので
   念のため3ヶ月経つ来月に予約入れときましょう。
私: アンギオ何とかっていう3D画像で見られるの、ありますよね。
   それは、撮らないんですか?
Dr.: この間撮ったのは、3Dです。
私: そうなんですか…。
   それが…人間ドックのオプション検査の腫瘍マーカーに引っかかって
   卵巣癌の疑いがあるっていわれちゃったんです。
   エコーではわからなかったので、MRIを7月4日に撮ることになってます。
Dr.: それは、また、ストレスですね。
   まあ何ともない場合も多いんですがね。
    じゃあ、そっちが はっきりしてから、来月予約を入れればいいでしょう。
私: 遅らせて大丈夫でしょうか?
Dr.: 突然大きくなることが、全くないとは言えませんが、まあ大丈夫でしょう。
私: 腫瘍マーカーの方、何か見つかっちゃったら、
   先生、相談にのっていただけますか?
Dr: もちろん!

という事で、やっぱり、頼りになるMy Dr.!!

Dr.:ところで、どうですか?ブログは?
私: ええ、沢山の人が見てくれて、色々書いてくれて楽しくて。
   そう言えば、20㎜の未破裂動脈瘤が見つかって、
   大きすぎて手術できないなんて人いるんですけど…
   そんなことあるんですか?
Dr.:それは、手術も大変危険になりますから、
   やりたがらないのかも知れませんね。
   失敗すれば、訴訟問題にもなりますから…。
   でも、ここ(ここの病院)ならできるかも。
私: 紹介しちゃおうかな?
Dr.:まあ、場所が悪ければ、できないこともあるけど。
 
ってな会話でした。
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手術は無事成功

2005-06-22 20:53:21 | 医療と健康
義父の白内障の手術は無事に終わりました。

午後2時半に手術開始予定で、1時15分頃私が病室に行くと
もう手術着に着替えて、点滴の針を刺しているところでした。
入院など一度もしたことのない義父は緊張しきって、
針を刺し終わっても体を硬くしているので
「もう腕の力を抜いてゆっくりしてください」
といわれていた。
何度も何度も目薬をつけ、医師の診察を受けて
手術室にはいる時には緊張の極致に達していて、
表情も引きつっていた。

手術室に入ってから、出てくるまで1時間ほど。
出てきた時は、グッタリかと思いきや、
興奮して、手術の様子をしゃべりまくるので、
「2時間、絶対安静なんだから、話さないで目をつぶって寝てなきゃ!」
と言って、
お姑さんに後を託して、私は帰宅しました。
痛くなかったので、
また、反対の眼の手術も
「一度経験したから、今度は大丈夫」
と言っていた。
どの程度見えるようになるかが楽しみです。(いや、恐ろしいです
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白内障

2005-06-21 17:54:12 | 医療と健康
今日は義父が白内障の手術のために入院した。

我が家の目の前には浴風園という老人施設がある。
この浴風園は大正12年(1923年)9月1日関東地方一円を襲った関東大震災等のために
自活能力がなく、扶養者を失った高齢者の救護にあたるため、
御下賜金及び一般義捐金を設立資金として、大正14年(1925年)設立された施設で
現在は広大な敷地内に特別養護施設3園、養護施設1園、軽費施設1園、
ケアハウス1園の各種老人ホームと浴風会病院を擁し、
約1,500名の高齢者が生活している。
またその他にも在宅福祉サービス施設(デイサービス等)の施設もある。

近所の開業医の眼科にかかっていた時は、
「まだ手術はしなくてよい」
といわれていたが、浴風会病院にかかったら
「すぐに手術をしましょう。90才なんてまだ若いですよ」
といわれたそうだ。

白内障は眼の中の水晶体という部分が濁って、視力が低下する病気だ。
この白内障は視力低下を来たす病気のうちで最も多いものだが、
手術によってほぼもとどおりに治すことができる病気だそうだ。

濁った水晶体を取り除いて、眼内レンズという小さなレンズを眼の中に埋め込むと、
正常とまったく変わらない見え方になると書いてある。

眼内レンズ挿入が行われるようになって、
白内障手術の治療効果が従来よりいっそうあがるようになり、
小さい傷口から超音波装置によって水晶体が元にあった位置に
眼内レンズを固定する方法ー超音波白内障手術ーが行われている。

1992年4月より眼内レンズが保険適応になったということだ。
案外新しいんだぁ…

日帰り手術も可能だそうだが、
義父は90才なので手術前後4日間の入院となった。

さすが、老人病院だけあって、医師も看護士も事務の方も
ゆっくり話を聞いてくれてとても親切。
手術を不安に思っていた義父も、とても安心した様子。
明日の手術、無事終わりますように!

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ストレス

2005-06-20 20:43:40 | Weblog
今の時代ほど、ストレスを感じる時代はないような気がする。
毎日が本当にせわしなく過ぎていく。
少し前まで
「日本人は、働き過ぎだ。欧米の先進国ではもっと生活にゆとりがあって、
  仕事から帰ってからもゆっくりと楽しむ余裕があるし、
 休暇も日本人のように、細かく、とらず、
 もっと、ゆったりとした生活をしている。
 見習うべきだ」
といわれていた。
しかし、現在は、そう言われていた頃よりずっと長時間働いている。
先日も新聞で

***********************
<労災申請>「仕事が原因で精神障害」過去最多を更新

 仕事が原因でうつ病や心的外傷後ストレス障害(PTSD)などの精神障害を発症したとして、昨年度中に労働基準監督署へ提出された労災申請は全国で524件(前年度比17%増)に上り、過去最多を更新したことが17日、厚生労働省のまとめで分かった。認定も過去最多の130人(同20%増)で、うち自殺は45人。同省は「依然として、職場環境が厳しいことを反映した」と分析している。
 認定された人を世代別にみると、30代が53人(前年度比13人増)で最も多く、▽40代31人(同10人増)▽20代以下26人(同1人増)▽50代16人(同3人減)▽60代以上4人(同1人増)だった。業種別では、製造業、建設業、卸売・小売業、医療・福祉が目立ち、職種別では、専門技術職、技能職が多かった。
 過労による脳・心臓疾患の労災申請は816人(前年度比10%増)で、労災認定されたのは294人(同6%減)。
 過労死弁護団全国連絡会議の幹事長を務める川人博弁護士は「精神障害の労災申請は、長時間労働を原因とする場合は認定されるようになってきたが、いじめや嫌がらせの場合は認定されにくい。職場でのハラスメントによる健康被害を重視してほしい」と話す。
 同連絡会議は18日午前10時~午後3時、「労働ストレス・過労死・過労自殺110番」(03・3813・3200)を開設する。【大石雅康】
(毎日新聞) - 6月17日20時22分更新
***********************

ゆとり教育も、
あれだけ、ゆとりが必要だと言われて、導入されたのに
もう、見直すべきだという意見が主流になりつつある。

このゆとりなく、ストレスに満ちあふれた世の中は
間違いなく、インターネットの影響だと思う。
世界中が24時間結ばれて、
私のような、単なる主婦でも
24時間の世界を、肌で感じている。

便利にはなった。
でも、人間は壊れていく。

昔に後戻りはできない。
よく、
「昔はよかった!むかしの生活に戻すべきだ」
と言う人がいる。
そんなことはいくら叫んでも、誰もそう思わない、
思ったところで、思った人だけがやっても意味がない。

こんな事は悩んでも仕方ないか…
ストレスになるだけ
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くも膜下出血と遺伝

2005-06-17 20:51:15 | くも膜下出血
シドニー五輪柔道男子100キロ級金メダリストで、アテネ五輪同級代表の井上康生さん(27)=綜合警備保障=の長兄・将明さん(32)=会社員=が16日、くも膜下出血のため出張先の大阪市内で急逝した。康生さんは1999年6月21日に亡くなった母・かず子さん(享年51歳)と同じ病で肉親を失った。
(スポーツ報知) - 6月17日8時0分更新より

くも膜下出血の発症には遺伝的な要因が含まれていることが知られています。
親や兄弟姉妹が脳卒中に罹ったことのある人は、家族歴のない人と比較して、
男性で2.00倍、女性は2.08倍くも膜下出血死亡のリスクが高いといわれています。

***********************
家族性脳動脈瘤の研究は、30年以上前から世界で行われていますが、詳しくはほとんど分かっていません。それは、脳動脈瘤が、
        ① 成人になってから脳動脈瘤が形成される。
        ② 脳動脈瘤があっても自覚症状はほとんどない。
        ③ 突然クモ膜下出血を起こして発見される。
        ④ いったんクモ膜下出血を起こすと死亡率が非常に高い(30~50%)。
などの特性を持っているために正確な家系図が得られにくいことが大きく影響しています。

過去の世界の報告をまとめると、家族性脳動脈瘤は家族性ではない脳動脈瘤と比較して、
        ① 若い頃に破裂してクモ膜下出血を起こすことが多い。
        ② 脳動脈瘤の大きさが小さいうちに破裂しやすい。
        ③ 多発性であることが多い。
        ④ 兄弟姉妹間では、同じ場所に脳動脈瘤ができやすい。
        ⑤ 兄弟姉妹間では、同年代で破裂することが多い。
      などの特徴を持っています。
京都大学大学院医学研究科
                社会健康医学系専攻健康要因学講座 HPより
***********************

私のくも膜下出血は父方からの遺伝に間違いない。
一日も早く、解明され、我が家の子どもや孫がくも膜下出血になる心配がないようになってもらいたい。
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認知症

2005-06-16 17:07:58 | 医療と健康
昨日、アートフラワーの会があった。
例の“甦る会”である。
そこで何とも悲しい話があった。
会のメンバーで、3年ほど前から、鬱病ということでお休みしていたAさんが、
アルツハイマー型認知症で、状態が大変悪くなってきて時間の感覚が
全くわからなくなって、普通のおつきあいはできなくなってきたそうなのだ。
今年77才になられる某大学名誉教授夫人で、それはそれはできる方だった。
母(80才)の友人も、姉が介護しているお姑さんも、
学生時代の友人のお母さんも認知症になっている。
皆さん、元は大変できる方であった。
性格はバラバラで、あちこちおつきあいで、家にいらしたことがないような人も
家の中で読書をしたり、絵を描いたりすることが好きな方、いろいろである。

75歳以上の高齢者の15~25%の人が認知症になるそうだ。
原因は不明だが、血液中の神経伝達物質アセチルコリンの量が低下し、
脳に老人斑というアミロイドの沈着や、糸くずのような神経原繊維が
出現するということだ。
脳全体に萎縮も起こり、成人では通常1400g前後ある脳の重さが、
発症後10年で 800~900g以下に減ってしまうそうだ。
脳の病気は本当に恐ろしい。

誰もが、認知症にはなりたくないと思っている。
予防のためDHA(ドコサヘキサエン酸)や EPA(エイコサペンタエン酸)、
ビタミンB,C,Eの摂取も効果があるとかいうが…
まだ決め手になるものは見つかっていない。
これをすれば絶対にならないものが見つかり、
例えなっても治るクスリができればどんなにか、安心できるのに…
何とか、Aさんも甦って“甦るアートフラワーの会”にまた参加して欲しいのだが…
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子どもの性格

2005-06-14 17:45:04 | Weblog
今日は、息子の学校の個人面談。
高3なので、当然入試の話。
数日前に、息子と先生の面談はあったとのこと。
「彼は、かなりはっきり自分の将来を考えているようですね。お家でも話しますか?」
「もちろんです。うるさいほど話すので、いい加減な返事をすると、
『ちゃんと話を聞いてよ!』なんて言うんです」
「それはこの年頃にしては珍しいかも知れませんね」
彼は小さい時から一貫して、鉄道に関することで、生きていきたいと決めている。

実際息子は、家に帰ってくると、学校での出来事その他1日のことをしゃべりまくる。
友だちのこと、先生のこと、勉強のこと。
今時の子は、どんな生活をしているか、わかりにくいと言うが、
息子については、友だち関係までかなりわかっている。

これが不思議なことに、上の娘は全くしゃべらない子で
学校のこと、友だちのこと本当にわからなかった。
友だちとどこかに行く時も
「ちょっと出かけてくる」
「どこへ?」
「ちょっとそこまで」
「誰と?」
「お母さんの知らない人」
こんな感じだった。
入試に関しても、大学入試の時は、もう、全部自分で決めて
ほとんど、相談されたことがなかったので、そういうものだと思っていた。
大学の入学式も卒業式も
「親は出ないものだよ」
というので、出なかったが、あの頃(12年前)でも
親が入学式に出るのはかなりあったようだ。
今でも、全く親から独立して一人暮らしで、気ままに生きている。

上の娘はあまりにも独立心が強いので、親として物足りない気もするが、
しっかりとしていて、頼もしくもある。
下の子は、何でも誰にでも話して、大丈夫か?と思うところもあるが、
人付き合いが上手で、世渡りは、うまくできるのでは?と思える。

この違いは、上の子、下の子、
男と女、生まれた時の親の年、育て方の違いももちろんあるだろうが、
元々持って生まれた性格の違いの方が大きいような気がする。
それぞれに、違うが、それぞれで面白い。
子育ての楽しさは、子どもの“良さ”を先ず認める事じゃないかな
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腫瘍マーカー2

2005-06-13 18:01:15 | 医療と健康
やはり、心配なので病院に行ってきました。
以前、卵巣膿腫摘出手術を受けたTWMU同窓会病院であるS病院。
手術をしたのは1986年だから、執刀してくれたDr.Aは、その後院長になり、
現在は名誉院長で診察室を離れていらっしゃる。

エコーで調べてもらったが子宮、卵巣とも異常なし。
人間ドックの時、子宮体ガンの検査も受けて問題ないし、
胃のレントゲン検査、腹部エコーも受けていてすぐに処置が必要なものはない。
しかし、以前子宮内膜症があった時ならこのくらいの値は全く異常ないが、
現在はもうないとなると、この、腫瘍マーカーの値は、確かに高い。
エコーでわからないところに腫瘍があるとすれば、MRI検査でわかる可能性がある。
また、腫瘍マーカーの値自体、
たまたま、何かでこの値が出たということも考えられるので、
再度、腫瘍マーカー検査をしましょう。

ということで採血をしてMRI検査の予約をして帰ってきた。
なんかすっきりしなかったけど、
一応、今すぐどうってこと無いんだ。
まっ、いっか!
と、また楽観主義が戻ってきた。

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同期会

2005-06-13 15:14:42 | Weblog
昨日は、中学の同期会が、東京新宿の超高層ビル1号KPホテルでありました。
最近十数年、3年から5年毎に開いている。
私の卒業した中学校は東京世田谷区立の中学校。
いわゆる団塊の世代で同期卒業生は6クラス、281名。
そのうち、すでに逝去された方が9名(わかっているだけで)
連絡先判明率、56%

昨日集まったのは、生徒55名、先生4名。
私も幹事の一人だが、在校時生徒会長だったTさんがいつも会場をとったり、
連絡をしてくれたり、連絡先のわからない人を、
いろいろな手がかりで判明させてくれて、
卒業40年の今年、卒業以来始めて会うことのできた人も、数人いた。
私は、司会を務めることになり、かなり緊張して出かけた。

くも膜下出血になったのは前回同期会(2000.4)が開かれた年の11月、
本「しぶとく生き残るためのヒント」(文芸社)を出版した時、
同期の一部の人にも知らせたので、みんな、顔を合わすと先ず、
「無事でまた会えてよかった!」
「かえって若返ってきれいになったんじゃない!」
なんて言ってくれた。(お世辞を真に受ける私
ちょうど健康には、関心のある年令。
小学校からの同級生のTさんが本を読んでとても感激してくれて、
「『しぶとく生き残るためのヒント』これは絶対に読むべきよ!」
とみんなに勧めてくれて、持っていった10冊、完売。

先生方も、
「どこから見ても、そんな大病したとはとても思えない!本当によかった」
と言って下さった。

もうすっかりおじさん、おばさん(お爺さん、お婆さん?)になっているのに
「○○くん」「○○ちゃん」
と呼び合って、よそから見たら、
「ふふっ
と、思わず吹き出してしまうような風景がそこかしこにあった。

楽しかった!!!
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腫瘍マーカー

2005-06-11 19:59:11 | 医療と健康
さっき、買い物から帰ってきたら、
先日受けた人間ドックのオプション検査の結果を知らせる通知が来ていた。
数日前、別のオプション検査、子宮ガン検査の方はクラスAで問題なしだったので、
今回も、何ともないとつもりで何気なく(何げに…今の若者はこういう)開けてみると

エッ!「判定G 要精密検査」になっている。

腫瘍マーカーCA125(17以下)が38U/ml。
卵巣系腫瘍マーカーが増加しています。
この検査は婦人科疾患に加え、消化器疾患でも増加します。
その他の検査結果を参考にしつつ、婦人科で精査して下さい。

モー、脳動脈瘤の次は卵巣ガン!


また、あわててインターネットで調べてみた。

CA125, carbohydrate antigen 125

臨床的意義
 CA125は、Bastらがヒト卵巣漿液性嚢胞腺癌の腹水細胞培養系を用いて作成したモノクロナール抗体OC125により認識される抗原とモノクローナル抗体M11を組合せた測定系である。分子量20万以上の糖蛋白で,正常組織の腹膜,胸膜,心のう,子宮内膜にも存在する。胎生期体腔上皮に存在する糖蛋白と関連を有しているといわれている。皮性卵巣癌患者血清中に高濃度に存在することから,卵巣癌の診断,治療効果の評価,病態観察に有用であり,腹膜炎などによる胸水,腹水を伴う良性疾患でも血中濃度の上昇が見られる。

高値疾患: 卵巣癌 ・子宮癌 ・子宮内膜症 ・卵巣チョコレート嚢胞

(岡山大学医学部付属病院中央検査部HPより)

あっ、そうか!
私は、子宮内膜症をもってるからか。
じゃ、大丈夫かな?
ちょっと、安心。
でも、消化器疾患でも上昇するって書いてあるし、
卵巣ガンがあるのかも知れないから、
やっぱり、一度診てもらわなくちゃ。
あーあ、ホント、疲れる。
色々細かく、わかるようになるって、疲れちゃうことなのよね。



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患者が語ること

2005-06-10 13:14:54 | 医療と健康
今日の朝日新聞の朝刊の生活面に

「闘病記 活用しやすく」

という記事があった。
その中にこんな事も載っていた。

「患者自らの『語り』医療現場でも注目」

患者の語りを医療現場に行かす取り組みは、
ナラティブ・ベースト・メディスン(NBM)といわれ、
最近注目されている。患者が語ることは病気や自分の置かれてた状況を
前向きにとらえる意味で効用があるとして積極的に取り入れる動きもある。
―中略―
「闘病記は、自分の状態や今後の予想がつき、仕事などの段取りがつけられる。
気持ちが楽になれる面もある。ただし、精査は必要。1人の経験に頼ってしまう
怖さもある。科学的データに基づいているかどうか、
複数の情報を参考にすることも大切では」

私は、くも膜下出血になって助かった時、友だちから
「なぜ助かったの?」
とよく聞かれた。そこで、先ずこの病気について
知ることが大切と思って、ネットや本を調べまくった。
そしてそれを基に自分の体験を本にしてみた。
しかしその後、ホームページを作ったり、ブログを始めたりしていくうちに、
この病気って、始まりから経過から、後遺症まで本当にいろいろなんだと思った。

発症時からして、激しい痛みで始まる場合も私のように痛みはない場合もあるし、
麻痺は出にくいといっても、血管攣縮を起こせば、麻痺や言語障害が出る。
落ち着くまでにかかる時間も、2週間から半年以上かかることもある。
だからこそ、患者がそれぞれの体験を語ることは重要なのかも知れない。
医師も沢山のこの病気を診た経験を持っている人は
色々あることがわかるだろうが、
教科書に書いてあることだけを信じていれば、見逃すこともあるのでは?

今では、闘病記(体験記)は、本だけでなく
インターネットに多数書かれている。
多くの医師が、偉い先生の書いた教科書だけでなく、
こういった患者の語ることを大いに読んで
「こんな事もある。あんな事もある。」
と知ってもらいたいと思う。

新聞の扱いはこんなふうではなかったが、
以上は、朝刊を読んでいて、私が思ったことである。

コメント (3)
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