最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

外来診察と赦せない話!

2005-10-27 17:54:31 | くも膜下出血
今日は、4週に1度の外来診察の日。
いつものように経過報告。
少し寒くなってきたので、血圧がやや高めの推移。
下が90を超え、上が140を超える日も何日かあったが、
9月~10月の平均値、132ー85。大丈夫!

その後、脳動脈瘤の破裂する大きさについて話を聞いたが、
破裂してからは、しぼんでしまうので、
その動脈瘤がもとはどのくらいの大きさだったかはっきりは分からない。
でも、未破裂の動脈瘤が確認されている人で、
その動脈瘤が破裂した大きさを見ると、小さい(3㎜以下?)ものは、
破裂している例はないことはないが、ひじょうに少ないとのこと。

また、コイル塞栓術と開頭術のどちらかを選ぶ時には、
頭を開けるのがいやだからコイルを選ぶ等という選び方でなく、
どちらが、その患者の病状に適しているかで決めた方がよい等の話を聞いた。

診察が終わると、知り合いが脳腫瘍の手術をして入院中なので
お見舞いのため、懐かしの脳外科のある第3病棟に行った。
私が入院していた時、工事中だった第2病棟は出来上がってピカピカ!
迷子になりそうだったが、入院中看護師さんに教えてもらった近道を通って
漸く第3病棟のCT検査室の前に出ると、第3病棟はまったく変わらず古いまま。
でもそんな脳外科病棟が古いままだということが赦せない話ではない。
そこで知り合いから聞いた話が、何とも赦せない話なのだ!<怒>

彼女は、40代前半。T医大病院で乳ガンの手術を受けた。
手術後もずっと外来で診察に通っていた。
肩が痛いことを訴えたが、最初は、「四十肩でしょう」
といわれ、そうかと思ったが、なかなか治らないので、
何度も訴えて漸く調べてくれたら、肩の骨に転移していると言われたとのこと。
「でも大丈夫。放射線治療すれば!」(チョットひどいんじゃないとその時も思った)
といわれ、一応よくなってきた。
今度は、頭痛などしたことないのに、頻繁に頭痛がするので、
「頭痛がするんですが、頭に転移することはないのですか?」
とまで言ったのにCTも撮ってくれない。
不安になって、我が家にも近い中堅のK病院の
脳外科に行ってCTを撮ってもらうと、
脳腫瘍ありといわれたそうだ。
そして、K病院とも関係の深いmy病院K大学病院を紹介され、
今月の12日に手術を受けたそうだ。
腫瘍は鶏卵大になっていたということだ。
採りきれない小さな腫瘍は、手術後、放射線をかけているそうだ。
私の本「しぶとく生き残るためのヒント」も読んでくれて、
K大学病院はきっと大丈夫と思って
安心して手術を受けることができたといってくれた。

それにしてもこの話、赦せない!というより、
訴えてやる~!!!<怒>って話でしょ!

私のHPやブログに書き込みやコメント付けてくれる人は
素敵なドクターに巡り会えている人が多いけど、
とんでもないヤブ医者も世の中にはいるのよね。
どうも、信用できないと感じたら、
思い切って別の病院で診てもらうこと、絶対大事!!!!
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10 コメント

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ヤブ医者日記? (esu-chip)
2005-10-27 23:24:06
とんでもない”やぶ医者”っていますよね。つい最近心臓のバイパス手術を受けた母にかんしては、昨年の秋に、胸が痛くて受診したら、「肋間神経痛」と診断され、処置はなかったそうです。もちろん検査も・・・。それを信じた母は翌春に倒れ、大学病院に搬送され、”心筋梗塞”とのこと。”ステント”を入れ一命をとりとめたものの、壊死した部分は治ることはないそうです。もう何年も前から、冠動脈は狭窄していたとのこと。単純にやぶ医者の言葉を信じたことも、セカンドオピニオンを受けなかったことも、おバカですよね。秋のことは私は全然しらなかったので・・・。
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見抜くのが難しい (mayako)
2005-10-27 23:42:24
ese-chipさんのお母さまもひどい目に合われたのですね。

患者は、まず医師を信用してかかります。

これも大事なことですものね。

では、どこの時点でおかしいと思うか。

難しい問題ですね。
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こわい! (eiko)
2005-10-28 00:37:44
初めてのメールです。          主人がくも膜下で倒れて5年・・・今49歳

主人の姉も 同じ病で亡くなって8年 遺伝でしょうか? 

主人は身体的には後遺症はありませんが 前頭葉なので精神的に少し・・・でも、

毎朝 あ~今日も元気で朝が迎えられた・・・って思います。不安はいっぱいですが前進るのみです。笑って過ごしたいと思っています。がんばらなくちゃ!
返信する
私も今日外来日。。 (@むーむー)
2005-10-28 01:26:56
私ね、、ほらテレビでよくやるゴッドハンドのDrのこと。myページにはもう書けないのよね、やたら。でもさ、ここに書いちゃうよ。ちょっとだけ。私の周りのDrたち、一緒に仕事してた方が多いから。近所の脳外科クリニック開業してる先生とかさ。今日だって、遠慮がちに聞いちゃったのよ。ああなるまでに、どれだけの患者の犠牲者がでたかって。怖いよ~~~  テレビでは犠牲者の事は言わないからね。第一調べてもいないしさ。あーーやだやだ。よくよく調べて、自分の勘も頼りにしないと。。
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難しいですよね (ムンテラ)
2005-10-28 09:20:54
mayakoさんのご友人のようなケース、時々聞きます(怒)。

私の父はかなり昔に亡くなったのですが、

家庭医の診断を真に受けて数年を過ごし、

症状が出た時には手遅れでした。

私にはその時の後悔が今も深く残っています。

セカンドオピニオンを伺うにも、自分が不勉強では「?」って勘が働かないし...

むーむーさんのお話だって知る人ぞ知るって話ですよね。



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eikoさんへ (mayako)
2005-10-28 10:18:06
コメント、ありがとう!

5年前といったら、ちょうど私と同じ頃ね。

不安なこともいっぱいあると思うけど

「ドーンマイン!」(チョット皇室風に上品に)

ここで皆さんと楽しいお話いっぱいして

元気にいきましょう!オーッ!
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むーむーさん ムンテラさん (mayako)
2005-10-28 10:25:44
疑問を持っても、まず自分の感覚が正しいのか分からないので、

他に医師に診てもらう決断をするまでに

時間がかかってしまうことが多いですよね。

そうしているうちに手遅れになってしまうこともある。

ドクターハンティングのように次々医師に注文を付けて

代えていくのもよくない。

なかなか難しい問題です。
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@むーむーさんへ (eiko)
2005-10-29 17:55:50
くも膜下でも主人の場合クリップでしたが、 義姉はコイルで止めました。当時コイルの方法はまだ数例でした。

結局はそのまま亡くなりました。さまざまな条件が重なっての事でしょうが・・・私は医師の実験台のような気がしてなりません!!そんないきさつもあり 主人の時は違う病院で手術しました。

今だに 解せません!ホント・・・わかんないわ?
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横レスでゴメン! (mayako)
2005-10-29 23:15:36
eikoさん、横レスでごめんなさい!

コイルは今でもまだ、実験段階的な感じがします。

治療法って、もし医師が提示したら、

時間が許す限り、よくよく聞いて、

自分でもいろいろな方法で調べて、

納得がいってから受けた方がいいわね。

でも、くも膜下出血を起こしてしまえば緊急に手術しなければならなくなるし…難しい!

やはりふだんから、いろいろなことに

興味を持って知っておくことは大切よね。 

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eikoさんへ (@むーむー)
2005-10-30 13:08:54
義姉さんは、大変でしたね。私は脳腫瘍ですが、私の手術の4ヶ月前に、たぶん同じ腫瘍で、違う方法で施術された方が、まだ意識を回復されてません。いろんな方法があると医師に説明を受けました。医師のほうも、試行錯誤をしながらです。肝心なのは、誠意をもって、全力投球です。これは患者も医者も同じ人間同士なので、同じ立場だと思います。ですから、私の前に手術を受けて回復されてない方のご家族は先生を恨んではいないです。もう6年になるので、当時騒いでいたのは、周りの人たちだけです。今は静かなものです。



ゴッドハンドのドクターは術前の患者を自分で診もしないで、説明も信頼もないし、患者や家族に方法を選択させることもしてないですよね。



mayakoさんのページをたくさん使わせていただいて、ごめんです・・・
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