最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

知っておきたい脳卒中の話

2007-05-26 18:38:02 | 医療と健康
今日は、杏林大学公開講演会で、Myドクターが講演するというので聞きに行きました。
講演は
1.「脳卒中の最新治療と予防法」脳卒中センター脳神経外科 栗田 浩樹(Myドクター)
2.「脳卒中の看護と介護」脳卒中センター 副看護師長 下斗米 友美
3.「脳卒中のリハビリテーション」脳卒中センターリハビリ専門医師 山田 深
でした。
脳卒中について、簡単ではあるけれど、わかりやすく、知っていればとても役に立つような話でよかったと思う。

tPAという脳梗塞の新薬(といっても日本はいろいろあって承認は遅れたそうだが)は、
脳梗塞を発症して3時間以内に使えば、血栓を溶かし、脳の血流を速やかに再開させ非常に有効であるが、
3時間を超えた場合は、脳出血を起こしやすくなって効果も上がらず、かえって危険なため、
発症してすぐに脳卒中センターのような施設やスタッフの揃った専門施設に運ぶことが、
その人の一生を左右することにもなるとのこと。
発症時刻が分からない場合(画像診断などで発症時刻を推定することはできない)
最後に患者が元気な状態であった時刻を発症時刻として3時間以内かどうかを決めるそうだ。

義父が昨年脳梗塞になった時も、ベッドから落ちているところを義母が見つけたが、
いつ落ちたのか分からなかった。発見する4,5時間前にトイレに行ったのを見たと言っていたので、
結局発症時刻は分からないからその時と計算すると、もうtPAは使えないわけだ。
マア、あの時はそんな話は出なかったけど…

杏林の脳卒中センターはできて1年たつが、確実に成果を上げている。
それは新薬tPAなどのお陰ではなく、専門の治療スタッフがチームを組んで
治療に当たることでよい結果を出している。
チーム医療が大切であることを痛感しているとのことだ。
救急隊と脳卒中ホットラインもできていて、脳卒中となればすぐに
センターに連絡を取って運んでくれるとのこと。
以前私が、「脳卒中の救急搬送」という記事で書いた壁が取り払われているとは、
患者にとってとても有意義なことだ。

講演終了後、質問の時間があったが、ああいった講演会のあとの質問って、
個人的な医療相談みたいなのが多いが、一つ一つに丁寧に答え、
Myドクター栗田は、やっぱり医師として素晴らしいと思いました。
患者の気持ちにあれだけ添ってくれるってあまりないのでは!!!

でも、一番我々が知りたいことがああいった質問の中にあるとつくづく思った。
例えば、
「手足がどうも痺れるが、脳卒中の前ぶれでは?」等という質問には
「脳卒中の場合は痺れは片側(右or左)に集中して起こるので右も左も痺れるのは違う」という答えだったし、

「年をとると、多少ろれつが回らなくなるが脳梗塞によるろれつが回らないとの違いは?」という質問には、
「脳卒中の場合は急に他の人がおかしいと思うほどの症状が出る。
慢性的に何となく、最近は上手く口がまわらないというのとは違う」
という答えだった。

自分が、又は周りで脳卒中が起こったら、よく知っていることがこの病気に勝つカギになる。
何だか今日は勉強した気分!

帰りに吉祥寺で一度買いたいと思っていたメンチカツを1時間並んで買いました。
家族の評判はよかった!
       
        
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奨学生合格証交付式

2007-05-25 22:48:18 | 教育

今日は息子の奨学生合格証授与式がありました。
雨の中、また、息子はスーツ姿で出かけていきました。
関東近辺の大学だけでなく、京都大学、大阪大学、東北大学など、
地方の大学からも奨学生に選ばれた学生が集まったそうです。
小原白梅育英基金は、城南信用金庫の基金でつくられた育英基金ですので、
五反田の城南信用金庫本店で行われました。
理事長より、いいかげんな使い方をしないでこの奨学金を大事に
自分の夢を実現するために計画的に使って、しっかり勉強するようにとお話があったそうです。
その後、奨学生と財団の役員の方々と懇親会で、昼食をご馳走になってきました。

考えてみると、こういう誰からもらっているかはっきり分かる奨学金というのは、
学生も感謝の気持ちをもって大事に使うことになって実にいいのではないだろうか?
企業もその分、税金も優遇される訳であり、自分の思うところに資金を投じ、感謝されるのであるから、
税金を払って何に使われるかは全くわからず、ただとられるだけで直接感謝されることもないより、
かえって、いいのではないかと思うが…どうだろう



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くも膜下出血、開頭手術後の頭

2007-05-17 21:24:00 | くも膜下出血
今日は月一外来受診日。病院はいつもよりすいていました。
血圧は暖かくなってきて、低値安定です。

診察後、開頭手術が終わって、閉じる時、頭の骨は何で留めるのかを質問しました。
昔は糸で留めたけど、今はチタンプレートで留めるとのこと。
いまでも、糸だけで留めるところもあるそうです。
糸だけで留めるなんて大丈夫かと思うかもしれないけど、
骨は骨折が治るのと同じように再生して付くので、
しばらくすれば、サッカーのヘディングをしても大丈夫だそうです。
「ボクシングをしても大丈夫ですか?」ときくと
「ボクシングですかプロならまだしも…素人は…(@_@)」
とのことでした。こんな質問初めてって顔をしてましたよ!

ヘアダイもパーマも全然問題ないし、
マッサージや頭を叩くのも気持ちよければ、やってもらっていいそうです。
私が
「こめかみを押すのは怖くて、今でも断っている」
と言うと
「マッサージは気持ちいいからやるわけですから、怖くてイヤならやらない方がいいでしょう」
ですって

コメント (41)
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奨学金

2007-05-15 11:22:30 | 教育
息子は奨学金がもらえることになりました。\(^_^)/

普通、学生の受け取れる奨学金は
日本学生支援機構奨学金と民間等育英奨学団体奨学金があります。

日本学生支援機構奨学金は第一種奨学金(無利息)と第二種奨学金(利息付)で、
どちらの奨学金も、貸与が終了すると返還の義務が生じます。
娘は大学院に通った時に無利息の奨学金を受けましたが、
未だ返還を続けているし、結構大変です。

民間等育英奨学団体奨学金は地方公共団体や民間の会社・団体等で育英奨学法人を設立して、
奨学生を募集し、それぞれの基準で奨学金を授けているものです。
こちらは、貸与奨学金だけでなく、返還義務のない給与奨学金があります。
調べてみると、どこの大学でも、かなり色々な奨学金があります。
夫も2年後に定年退職だし、返還義務のない奨学金がもらえたら、
こんなに助かることはないと思って、申し込んでみました。
かなり厳しい家庭の所得基準があるものもあれば、
家庭の所得基準がないものもあります。(今回初めて知りました)

今回息子が受けられることになったのは
財団法人小原白梅育英基金というところから出る給与奨学金です。
家庭の所得基準はないそうです。


財団法人小原白梅育英基金は、城南信用金庫の創立40周年記念事業の
一環として、昭和61年2月に当時の理事長である故小原鐵五郎氏によって、
向学心に燃える学生に奨学金を援助し、「世の為、人の為」に役立つという
高い志を持った人材を育成することを目的として設立されたものだそうだ。


故小原鐵五郎氏は信用組合を信用金庫業界のトップに育て、
信用金庫業界のドンと呼ばれ、「貸すも親切、貸さぬ親切」という名言があると
インターネットで調べたら、書いてありました。

奨学生の採用は書類審査と面接。
先週の金曜日に城南信用金庫の本店で面接審査がありました。
あらかじめ東工大の学生支援課の方に
「きちんとスーツを着て、身なりを整え、言葉遣いに気をつけて、
自分の研究や職業への夢を語れるようにしていくこと」
と言われていたので、緊張して受けてきたようだが、
昨日無事、採用通知が来ました。

まだ、入学したてで、何の成果も出していない息子に
期待を込めて奨学金を出して下さるのだから、
「世のため、人のため」になる人材に少しでもなれるようにしっかり勉強してもらいたいと思います。
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息子のバイト

2007-05-12 23:22:17 | Weblog
大学生になった息子はさっそくバイトをはじめた。
自分の通っていた河合塾のチューター。
チューターってどんなものかいまいち分からないけど、
受験生の勉強の仕方とか、受験校の選び方など、アドバイスをしたり、
塾の日程等を連絡したり、出欠の管理をしたりするみたい。

娘も大学1,2年の時チューターのバイトをしてとても楽しかったし、
ずっと付き合っていける友達もできてよかったといっていたので、
息子もやってみたらいいと思ったけど、13年前とは全然違って、
時給もマック並みだし、スーツを着て行かなきゃならないし、
あまり条件のいいバイトではなかったみたい。

でも、後輩の面倒を見るのは、鉄研でも好きだったし、
仕事体験にはいいかなと思う。本人も割と気に入っているみたい。

予備校は終わるのが遅く、今日も今(午後十一時)に帰ってきて、夕食を食べている。
身体にはよくないかも…。でも、今の時代、こんな時間に夕食を食べる人も多いのよね!
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座骨神経痛

2007-05-08 21:56:30 | 脊柱管狭窄症
義母はここ2ヶ月くらい、臀部から足先にかけて痛くてたまらないといって、
近所の整形外科に通っている。「腰椎症による座骨神経痛」といわれたそうだ。
痛み止めをもらって飲んだら、胃が悪くなって、
食欲がなくなってしまい、食べられなくなってしまったので、注射をしてもらっている。
それでも、痛みが続くらしく、きつそうなのがよく分かる。

4日(金)のテレビ朝日のJチャンネル金曜特集
椎間板ヘルニアの〝内視鏡手術〟と日帰り椎間板ヘルニア手術〝PLDD治療〟を見たようで、
「椎間板ヘルニアは、簡単な手術で治るらしい。私もやってもらおう」と言った。
ネットで調べたら、
椎間板ヘルニアの内視鏡手術は技術的に大変難しい手術のようだ。
また、PLDD治療というのは椎間板ヘルニアにレーザーを当てて、
蒸散させるという、これまた難しい治療のようで、年齢的に若い人に行うそうだ。
ちょっと読んだだけでも、ちょっと義母には無理かなと思ったが、
ドクターに言ってもらわないと信用しないと思ったので、
昨日、受診の時に調べた結果をプリントアウトして診断の時に訊いてみたらいいと言ってみた。
さっそく、聞きにいったらしいが、プンプン、怒ってかえってきた。
「あの先生ったら、紙も見ないで、『おいくつですか?』なんて言うから、年を言ったら、
『手術は無理です。せいぜい70才まで』なんていうのよ」
「患者が余所に逃げるのがいやなのね!」なんて言う。
「そんなことはないと思うけど…」とは言ってみたが、カンカンに怒ってしまった。
ただでさえ、痛くてイライラしているところに、そんなことを言われて頭に来てしまったようだ。
お年寄りのプライドを傷つけずに説明するのも難しい!

なにしろ、痛み止めと血液循環をよくする注射(?)を交互に続けるしかないそうだ。

腰が曲がることを何より恐れている義母。
マア、年とれば仕方ない!でも痛みは何とかとる方法はないものか?

ここのところ私自身も足が痛い。同じく椎間板ヘルニアではなければいいけど
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亀戸天神 藤祭り

2007-05-04 23:37:55 | Weblog


今日は東京は、夏のように暑い日でした。
GWどこにも行かないのも淋しいと思って
亀戸天神の藤祭りに行って来ました。
元旦に初詣に行き、息子の合格祈願をしましたが、
無事成就したのでお礼参りを兼ねて…。
写真を見ると素晴らしいようにみえますが、
藤は今年は気候が合わなかったのでしょうか、
時期が遅かったのでしょうか、色も、花付きもイマイチでした。
お正月に来た時は、藤の季節はどんなにきれいだろうと思い、
無事成就できたら、絶対に見に来ようと期待していたのに…

本殿でお参りの前に絵馬を掛けたところを探すと、
たくさん掛かっている下の方に、息子の書いたものがありました。
湯島天神などは多すぎてそのまま掛かっていることはない
(特設の絵馬を掛ける場所を設置してありますから)けれど、
亀戸天神は湯島天神ほど多くの受験生はお参りに来ないのですね!
「無事、合格できました。ありがとうございました」と書き込みました。
他にも成就のお礼が書かれている札がありました。
それから、本殿で念入りにお参りして、おみくじを引いたら、
息子は大吉でしたが、私は、小吉でした。

その後、両国の江戸東京博物館をみてかえってきました。
できてすぐに行ってから、本当に久しぶりに行ったのですが、
展示も充実してきていて、楽しかったです。、

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歴史小説は永遠!

2007-05-01 20:14:32 | 海音寺潮五郎

      

今日、祖父の記念館、 海音寺潮五郎記念館に二人の見学者がみえました。
一人はインターネットで知り合ったSさん。もう一人はSさんのお友達のYさんでした。
Sさんは海音寺文学の大ファンで、“塵壺”というブログを書いていらっしゃるが、
そのブログの内容は全部海音寺作品についてです。
Yさんも海音寺文学はお好きで出版社のお仕事をなさっているとか。

Sさんのブログ紹介に

海音寺潮五郎作品を復活させたい!!!

私の好きな海音寺潮五郎さんの作品の多くが
入手困難になっている現状を悲しく思うとともに、
ネット上で海音寺さんの知名度が不当に低いように感じるため、
その業績や作品紹介などを中心にこのBlogで活動しています。
塵も積もれば何とやら、、、といった効果のあることを願って。


と、書いてあります。
このブログを見つけた時、私はビックリしました。
海音寺潮五郎という人の作品をこんなにも読んでくれて
しかもその内容一つ一つを大事に思っていてくれる人がいるのだ。<感激!>
そして、さらにビックリしたことにSさんは若い方である。
ブログのプロフィールでも分かるが、今日尋ねたら、1970年生まれ、37才だそうだ。
祖父が亡くなって、今年ちょうど30年。
Sさんはその時、わずかに7才でした。
NHK大河ドラマ「天と地と」が放映されたのが1969年、
同じく「風と雲と虹と」が放映されたのは1976年。
大河ドラマを見て、海音寺文学を読み始めたわけではない。
小学生の時から、歴史が好きで、司馬遼太郎さんの作品などを読んでいたが、
そこから、海音寺作品を知って、読み始めてすっかりファンになったと語っていた。
IT関係のお仕事をなさっていて、海音寺作品を多くの人に知ってもらうためにも、
記念館の公式サイトをぜひ作ってほしいと前から言って下さっていたが、
Sさんの力もお借りしてぜひ公式サイト作って、
少しでも多くの方に海音寺歴史文学を知ってもらえたらと思います。

それにしても、歴史小説は初めて書かれた時から、内容は昔のこと。
だから、今の時代でも内容は古びた感じがしないのかも…
自分の作品が自分が死んでからもこんなふうに素晴らしいと言って読んでくれるファンがいる。
祖父は幸せであり、偉大だと思う!

海音寺歴史小説FOREVER!!!

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