最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

人の死

2010-04-29 12:53:35 | Weblog
学生時代からの親友Nさんのお母さんが亡くなったそうだ。
97才だったとか。5~6年前から認知症が出て次第に進行して、最後は介護が大変だった。

彼女は東京、新宿生まれだったが、卒業後小学校教師になって、
どうしても京都に行きたいと言い出した。
希望が叶って京都の僻地に赴任したのに、最初は淋しくて泣き暮らしていた。
でも数年後に向こうで結婚して、今ではすっかり京都の人。
お姉さんもずっとパリに住んでいて、お兄さんだけが東京近郊に住んでいる。
認知症が出始めた最初の頃、お父さんが亡くなって一人暮らしのお母さんを
何度か京都に呼び寄せたりしたが、「なじめない」と言って、
一人で勝手に東京に帰ってしまって困っていると言っていた。
お母さんにしてみれば、馴れたところがいいに決まっているのは分かるが…

仕方なく、お姉さん(パリから1年に数ヶ月ずつ帰ってきて)お兄さんと協力して介護を続けていた。
彼女が東京に来て介護している時は、お母さんがデイサービスに行っている間に会っていた。
話しを聴く度に、認知症の介護の大変さを痛感していた。
働き者で、積極的に外に出て油絵を趣味にして元気印のお母さんだったが、
アルツハイマーで色々なことができなくなってしまったら、
それがもどかしいのか、デイサービスでも介護の人に悪口雑言を繰り返し、
認知症専門のデイサービスに移ってくれと言われてしまったそうだ。
その後も話を聴く度に、周りも辛いし、お母さんも辛そうだと思われる話ばかりだった。
家族全員でもがき苦しんでついに最期を迎えたという感じ。
最期はしずかに寝ている間に亡くなったと言っていた。

人間必ず死ぬ。でも、いつ、どんな風に亡くなるかを自殺でないかぎり、選べない。
若くして全く死ぬつもりがなかったり、もっと生きたいという思いが叶わず死んでしまうこともある。
長生きして楽しい人生を思いがけなく終わることもあれば、長生きしても長く苦しんで死ぬこともある。
努力してその努力が報われることが少ない事の代表が「人の死に方」。
どんな最期になるかはわからないけど、くよくよ考えても仕方ない!
今を大事に楽しく生きていきましょう!
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毛細血管

2010-04-24 21:49:36 | 医療と健康

なかなか暖かくなりません。
今日も夕方、買い物に出たら、
肌寒かったです。
地球温暖化が叫ばれて、
CO2削減が世界的に人類の課題になってきていますが、
一気に日本が亜熱帯になることはないようですね。

そう考えると、この肌寒さも悪くないのかと思いますが、
暖かくならないと、何となく元気が出ませんね。
明日はだいぶ暖かくなるそうですが、
まだ来週も低温傾向が続くとか…

母からもらったシンビジウム、
今年も薄ピンクのきれいな花を咲かせました。
「蘭は食いしん坊だから、餌を沢山あげなきゃダメ!」
って母が言っていたので昨夏、油かすをあげたら、
きれいな花が咲きました。



今日の「世界一受けたい授業!!」というテレビ番組で
毛細血管が年齢と共に減少していくことについて
色々な情報を大阪大学の先生がが話してましたね。

毛細血管はあらゆる細胞を活性化するのに重要な働きをしているわけですから、
少なくなれば、人間のあらゆる働きが低下して、老化が進んでいくとうことです。
40才から、もうどんどん減っていってしまってお肌にシミや皺ができ、髪は抜けるし、
冷え性になって、神経痛になって、…etc.

でも、大丈夫!
毛細血管中のTei2とかいう受容体が血管再生に重要な役割を果たしている。
そして、Tei2を増やすのに桂皮(シナモン)が効くと言ってました。
本当でしょうか?

明日はスーパーでシナモンが無くなるに違いないって?
ってTwitterでつぶやいていた人がいましたけど<笑>

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イタリアフェア

2010-04-19 22:00:43 | Weblog


 

今日は日本橋三越で開催中のイタリアフェアに行ってきました。
姉と先日、未破裂脳動脈瘤の手術をしたTさんと一緒に行きました。
Tさんもその後とても元気で、手術前と同様(それ以上に)行動的に生活しています。

今年もフィレンツェでフィレンツェモザイクを製作している
従妹のyossyちゃんが出展しているので、
どんな作品が並んでいるか楽しみに出かけました。
10年フィレンツェに住んで、マエストロ・ロベルト・マルッチのもとで修行しているので、
一昨年、銀座で個展を開いた時に見たよりうんと腕を上げていました。
フィレンツェモザイクは天然石の美しさを使って素敵な絵画を描きます。
芸術品ですので、お値段もかなりするものですが、
御約定済の札がどれにも沢山貼ってあって、ブースにもお客様がいっぱい。
嬉しい悲鳴を上げていました。
でも、アクセサリーは気軽に楽しめて嬉しいかぎり。


yossyちゃんとランチした後、イタリアフェアの行われている7階を歩いてみました。
まずイタリアンジェラードを食べてみました。
さっぱりして、かなり酸っぱい大人の味のレモン味ジェラード、美味しかった!
次に鰹節のように削っているナチュラルチーズロディジャー。
Kさんのお薦めだったので、試食してみたらすごく美味しかったので買いました。
そしてこのチーズをつまみにして赤ワインを飲むといいそうなので、
試飲しまくってだいぶいい気分になってから、1本だけ買いました。
値段が高いほうが美味しかったけど、考えた末、値段にしては味がよいのにしました。

そして今回yossyちゃんの作品でgetしたのはペンダントとピアス。
ピンクの淡い色が今の季節にピッタリ!ペンダントはKさんが私にと買って下さったもの(Thank you so much !)
ピアスは娘にと思って買いました。

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くも膜下出血と頭痛

2010-04-15 14:49:36 | くも膜下出血
くも膜下出血と頭痛について今まで何回もホームページブログに書いてきたが、
全くわかってもらえない。
昨日も奥様方の集まりで、キムタクコーチのくも膜下出血死が話題になったが、
前の日は頭痛がひどかったらしいとか、倒れた時に頭が痛そうではなかったとか、
どうしてもくも膜下出血=激しい頭痛になってしまう。
昨日の集まったメンバーは私がくも膜下出血になる前から一緒だったし(私の姉もメンバー)、
私がくも膜下出血になった時の様子も何回も話している。
でも、私は軽かったから激しい頭痛がしなかったと思いこんでいる。
しかし、発症の時、激しい頭痛を感じなくても死亡したり、
重い後遺症になるケースは沢山知っている。

つい先日も、私のテニスのコーチのお父さんがくも膜下出血で亡くなられたと聞いたので、
その時の様子を聴いたら、私のケースと全く同じで、
お母さんとテレビを観ていたら、突然「耳がおかしい。テレビのボリューム下げた?」
ときいたそうで「何か最初、耳が遠くなった感じがしたみたいですね」と言っていた。
その後どれくらいたってどんな手当てをして救急車を呼んだのか、
コーチもその場にいなかったのでよくわからないようですが、
救急車が来た時は、もう心肺停止状態で救急救命センターについて蘇生術が施されたが、
息を吹き返すことなく亡くなったそうです。
調べたら、5㎜位の脳動脈瘤破裂だったとか。
破裂脳動脈瘤としては大きい方ではない。

つまり、発症時は激頭痛でなくとも死亡にいたることはあるのです。
何度も書きましたが私の父もそうです。

くも膜下出血=激頭痛と思っていては処置が遅れて助かるものも助からなくなる。
私は一患者でしかないし、医師の方々はたくさんの患者さんを診ているから
私の言っていることが間違っていると思う方もいらっしゃると思うが、
医師は発症時を見てはいません。
ネットで調べたり、実際になった人からもきいた結果です。
【くも膜下出血発症時の症状 アンケート2】

「くも膜下出血は突然頭(目、耳、肩)に衝撃(激痛とは限らない)を感じる事から起こる…発症時刻が明確」

誰か有名なお医者さんが、もっとこれを強調していってくれないかなぁ~!




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イタリアフェア~フィレンツェモザイク~

2010-04-11 14:14:03 | Weblog

   ↑クリックすると大きくなります
 
イタリアフェア

日本橋三越
4月14日(水)~4月23日(金)
本館7階催物会場
10時~19時(最終日17時半まで)

TEL:03-3241-3311
(大代表)


昨年も4月に開催された日本橋の三越、イタリアフェアに今年もフィレンツェモザイクの北原好恵さんが出展します。

好恵さんがフィレンツェのマエストロ、ロベルト・マルッチ氏のフィレンツェモザイク工房に通い始めて10年。

最近ではますます腕を上げ、素敵な作品を作っています。

モザイク絵画だけでなく、私達が身につけて楽しめるペンダント、ブローチなどのアクセサリーもいっぱい。

実演もあるのでぜひお出かけ下さい。

北原好恵さんのブログ→“自転車娘フィレンツェを行く

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神代植物公園

2010-04-10 21:02:57 | Weblog
暖かい春の日差しに誘われて、神代植物公園に行って来ました。
ソメイヨシノはもう盛りを過ぎてはいましたが、遠目に菜の花の背景に咲いてきれいな春景色でした。
しだれ桜、チューリップ、すずらん、シャクナゲなど
写真に撮ると美しい植物園に見えますが、以前に比べ、手入れは本当に行き届いていません。
雑草が目立ち、花がらも摘んでいなくて、我が家の庭ほども手入れしていない感じでした。
作業する人をほとんど見かけませんでした。広い植物園を美しく保つには費用もかかるでしょうが、
東京都は全く手入れに費用はかけていないようで、残念です。

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くも膜下出血闘病中の木村拓也コーチ死去

2010-04-07 13:36:33 | くも膜下出血
皆が願っていた奇跡はついに起きず、巨人のキムタクコーチ亡くなってしまいました。
映像でシートノック中、崩れるように倒れたその時の様子が映されていましたが、
突然死の代表格とされる「くも膜下出血」の発症の様子がはっきりとわかって、
多くの人が、とてもとてもショックを受けています。

人間誰でも亡くなっていくのだとわかっている。
爺ちゃん婆ちゃん、父ちゃん母ちゃん、子ども、孫、
順送りって言葉通り、年齢順に亡くなれば、諦めもつくが、
彼は未だ37才で3人のお子さんがいらっしゃるとか。
本当に残念です。

彼の場合、前夜に頭痛がしたとか。どんな頭痛だったのか?
私は、自分の経験や調べた事でホームページやブログ上で何度も書いているが、
くも膜下出血の頭痛は普通の頭痛とはまったくちがう。
激しい痛みを伴う場合もあるが、伴わない場合もある。
しかし、その頭の異変は突然である。

「朝から何となく頭痛がして、だんだんひどくなってズキズキしたとか、
これから頭痛がしてきてだんだんひどくなるだろうから、早めに頭痛薬を飲んでおこうと思って、頭痛薬を飲んだ」
こんな頭痛はくも膜下出血ではない。

くも膜下出血は血管の一部が風船のように膨らんだ脳動脈瘤が
破裂して出血する場合がほとんどだが、出血した時、
「あれっ!これって何だ?」
ピカッとしたとか、ズキッとしたとか、ズンッとしたとか、
そんな感じでいきなりおこって、その変な痛みがとれない。そういった頭痛がおこる。
その時、いきなり大出血を起こせば、もう命はないが、
大出血でなければ、一度、出血は止まって、容態は安定する。
(脳脊髄液の中に出た血液はすぐには無くならないので、変な頭の痛みは続くが…)
しかし、怖いのは次の出血だ。
何となく頭に変な痛み(肩が凝った感じになることも多い)があるが、
そのうち治るだろうと思ってそのままにしていたら、
同じところから二度目の出血を起こす。
二度目は初めよりずっとひどく、命取りになりかねない。
その一度出血してもう出血は止まっているが、非常に出血しやすくなっている箇所から、
二度目の出血がおこるのを防ぐために手術を行うのだ。
手術は出血している時に出血を止めるために行うものではない。(私も知らない時はそう思っていた)

キムタクコーチの前夜の頭痛が、どんなものだったのか確かめようもないが、
上に書いたような頭痛だったとしたら、その時、病院に行っていたら助かったかもしれない。

くも膜下出血の頭痛ってこんな頭痛だということ、ぜひぜひ多くの方に知っておいてもらいたい。
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木村拓也コーチ、くも膜下出血

2010-04-03 21:15:01 | くも膜下出血
昨夜、ジャイアンツの木村拓也コーチが試合前の練習中に突然倒れ、病院に運ばれ、
くも膜下出血の診断を受け、重体であるとのニュースが報道された。

野球に詳しくない私でも木村拓也という名前で、
「野球選手にも、キムタクがいるんだ」と思ってはっきりと憶えている人だ。
つい最近まで現役選手だったと思い、調べたら、
昨季限りで現役を引退し、今季から1軍内野守備走塁コーチに就任したとのこと。
引退してコーチに就任したということは第2の人生がスタートしたばかりで、
様々なことが今までと変わって、ホッとしながらも張り切っていたに違いない。
本人はそれほど自覚していなくても、ストレスも多いことだっただろう。

この今までの日常と違って、いろいろな新しい状況に取り巻かれた時が危ない時だ。
父も3月に定年退職して翌4月26日にくも膜下出血で亡くなった。
退職後、初めての海外旅行を楽しみにして、
知人にそのワクワクした気持を綴った手紙を送った日の午後、発作を起こして亡くなった。
私が発症したのも、一生に一度の家の建て替えで仮住まいに引っ越しの支度をしている時だった。

それにしても37才は若い。本人も周りもまさか脳卒中を起こすとは考えていなかったに違いない。
くも膜下出血はほとんどが脳動脈瘤の破裂だ。
もし、引退を機に脳ドックを受けて未破裂の脳動脈瘤をみつけて
処置できていたら、助かったのでは…等とも思うが、
やはりこの若さでは受ける人はまずないだろうとも思う。

無事後遺症なく生還できたらと祈るばかりです。



コメント (14)
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