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金鱗湖畔に到着
真正面にあるのは「ランプ舎」
由布院観光マップ
亀の井別荘見取り図
赤い文字で書かれた金鱗湖の看板
亀の井ガーデンは、食事処「湯の岳庵」、土産屋「鍵屋」、茶房「天井桟敷」からなる
ここを真っ直ぐ進むと金鱗湖に至る
金鱗湖畔に到着
真正面にあるのは「ランプ舎」
由布院観光マップ
亀の井別荘見取り図
赤い文字で書かれた金鱗湖の看板
亀の井ガーデンは、食事処「湯の岳庵」、土産屋「鍵屋」、茶房「天井桟敷」からなる
ここを真っ直ぐ進むと金鱗湖に至る
前菜は鮭のカルパッチョ、次いで、じゃがいものポタージュスープが運ばれて来た。パンは熱々で美味しい。メインの白身魚は鱸である。これのムニエルと海老のフリットマヨネーズかけに、付け合わせの秋野菜と赤ワイン風味のソースが添えられていた。この後、プチサラダと梨、キウイ、マンゴー、バニラアイスのプチデザートが運ばれ、最後は紅茶で締めくくり。ワインとパンの割り増し代金を含めたお代は2322円。由布院に飲食店は数々あれど、美味しいフレンチが手軽な価格で食べられる古民家風レストランはここだけであり、筆者の一押しレストランであった。
前菜
パンとポタージュスープ
サラダ
デザートと紅茶
デザート
お店の出口
こちらが入口
左手へ進むと金鱗湖の裏手に至る
金鱗湖方面から見たレストラン夢鹿
湯の坪街道を東へと進み、その東端辺りの左手にローソンの看板が見えて来るが、その手前で右折すると金鱗湖に至る。その途中の右手に古民家を改築したような店構えのフレンチレストランを見つけた。その名は「夢鹿(むじか)」。看板には魚のランチ1600円などと書いてあり、観光地にしては非常に安い価格!にも関わらず、行列が皆無!何故だろう?と、小首を傾げながら、お店に入ってみた。店内の天井は高く、そこを黒くて太い梁が二重に横切っており、これが高い屋根を支えていた。入口近くに暖炉があり、そこに「当店のお米は由布院産を使用しております」との表札が置かれていた。
店員さんに一人客である旨を告げると、左手のテーブル席へ座るよう促された。テーブルの上にはテーブルクロスとお箸が置かれており、お箸で食べるフレンチのようであった。コース料理に付属しているのは全てライスで、パンを注文する場合は50円増しになる。筆者は1600円の魚料理コースにパンを注文した。そして赤ワインをグラスで1杯追加注文して飲んだ。
メニュー看板
3000円以上のコース料理もある
テーブルセッテイング
魚料理コースを選んだ
入口近くにある暖炉
ワインを注文
天井の
太い梁
店内の様子
湯の坪街道沿いには、俗っぽい土産物屋や飲食店が林立しており、その様を、「まるで田舎の原宿、それも昔の」と評した人がいたが、確かに的を射た表現であろう。何故にかくも由布院は、これほどまでに俗化したのだろうか?本来ならば静かで鄙びた田舎の山里にある温泉保養地なのに。。土日祝日ともなると、この街道は大勢の観光客で溢れかえり、すれ違うのもやっとというほどの混みようになり、原宿の竹下通り顔負けの混雑ぶりである。この通りに大挙して押しかける観光客の半分ほどは中韓からの訪日客であり、食べ歩きをしながら汚れた手で店の商品を触ったり、自撮棒片手に歩き回るので他の観光客と接触したりと、マナーの悪さが目立った。特に韓国は九州に近いと言う地の利を活かし、韓国人が大挙して由布院に押し寄せる。大声でハングル語を話しながら、この街道周辺で傍若無人に振舞う姿には思わず眉を顰めてしまった。由布院日記と言うブログをお書きの管理人さんが、「こうした光景は国内からの観光客には見せたくない」とおっしゃっておられたが、無理からぬ話である。
静かな温泉保養地だった由布院が、何故急速に俗化したのか?答えは簡単である、地元以外の観光業者が、乗り込んで来て、由布院とは無関係な俗っぽいお店を次次にオープンさせたからだ。マスメデイアの「由布院は九州の軽井沢」などと持て囃すのに乗せられて、観光情報満載の女性誌を見た女性達が「由布院ってお洒落!癒される」などと勘違いしてこの地に押し寄せるのだから、彼らは笑いが止まるまい。
筆者は、事前にウエブで、由布院の俗化現象を把握はしていたが、まさかこれほどまでだとは思わなかった。由布院駅前から金鱗湖へと至る湯の坪街道は、完全に観光利権に群がる観光業者達に寄って毒され、由布院から由布院らしさを奪ってしまっていた。俗化した観光地でもいから原宿気分を味わいたいと言う軽薄な人々が、休日ともなると九州各地から車で押し寄せるため、金鱗湖周辺の道路は大渋滞となる。彼らは駐車場探しで半日を潰してしまうのだから、何しに由布院までやって来たのか分からないまま帰宅する羽目になる。
そんな俗化の象徴が、2014年4月にオープンした、世界初の和カフェと銘打った「スヌーピー茶屋」である。スヌーピーも由布院も「癒し」と言う点に於いて共通するから、この地にスヌーピー茶屋をオープンさせたのだとこじつけた。こじつけもここまでやるとやり過ぎの感は否めず、「由布院は鄙びた温泉町」だと思ってやって来た人々を落胆させる以外の何物でもなかった。
スヌーピー茶屋
由布院が英国のコッツウォルヅ地方に良く似ているからと言うこじつけで、湖水地方の建物を模したちゃちな建物が並ぶフローラルヴイレッジ。俗化の最たるものである。「何故、由布院に英国の建物がなければならないのか?」と、疑問に思うのは筆者だけではなかろう。
由布院ガラスの森
オルゴールの森
由布院昭和館、だから昭和石油なのか
玉の湯前の橋から撮影
路傍の地蔵
ほたるみ橋の手前から見た由布岳
これは
何の花ですかねえ~?
これがほたるみ橋
ほたるみ橋から見た由布岳、山頂はガスで曇っていた
御宿「なか屋」
由布院にはホテルや旅館はたくさんあるが、中でも御三家と呼ばれる高級旅館の人気が高い。御三家とは、「むらた」、「亀の井別荘」、「玉の湯」の三軒である。それぞれに館内の佇いやお料理などに独自の工夫があり、甲乙つけがたいのだが、筆者は、由布院駅に最も近い玉の湯さんを選んで半年前の4月9日に宿泊予約を済ませた。だが、奇しくも、その直後に熊本地震が発生し、それが北東の方向に延びる活断層に沿いながら由布院まで飛び火し、玉の湯さんも被害に遭われて、地震発生から数日間は温泉の出が止まったそうだ。熊本地震から半年が経過した2016年10月にはすっかり由布院は元の姿を取り戻し、いつもの賑わいを見せていた。
玉の湯さんは昭和28年に禅寺の保養所として開設された歴史があり、雑木林の中に点在する、全17室が独立した離れのお部屋になっている。筆者は、10畳の和室に8畳の洋室、それに源泉掛け流しの檜風呂と細長いサンテラスが付属した離れを予約しておいた。この離れの一泊二食のお値段は50,000円であり、この時期の高級旅館の宿泊代としては格安だと思った。
玉の湯さんへの到着は午前11時50分頃であり、チェックインタイムが午後2時からと言う事で、筆者は荷物を預けてから金鱗湖方面へと足を向けた。
玉の湯入口。右手に見えるのは、宿泊者に提供しているお料理をベースにしたコース料理を提供する、山里料理「葡萄屋」
打ち水が打たれた敷石を踏みしめながら歩くと、右手にフロントへの入り口が見える
フロント前にある図書室
小さなロビー
ロビー前の椅子とテーブル
林檎が置いてあった
美味そうな林檎だ
お土産処「由布院市」
由布院市からニコルズバー方向を見る
大分の地酒を売る「はかりや」と言う酒屋の真向かいに玉の湯へと至る道路がある
右側には昔懐かしい「床や」があり
左側には洒落た、「ベル・エポック」と言う名のカフェがある。カフェの向こうはパン屋(まきのや)になっている
この道を南下する
これがパン屋さん
柚子胡椒のお店「薬味家」
御宿「由府両築」
日の春旅館
榎屋旅館
ゆのつぼ温泉
玉の湯へと至る橋
えびすやの人力車
人力車などは観光地ならば珍しくもないが
これに乗りたがる人は多いのだそうだ
料金表、30分7000円だから結構高い!
人力車に乗る親子連れ
由布見通りを示す標柱
傘屋
外壁塗装用のシートが掛けられているが、ここがB-speak。これの向こうに大分銀行がある
ワープロで「ゆふいん」と入力すると「由布院」と「湯布院」が出てくる。湯布院というのは由布院町と湯平町が合併したときの書き方で、この書き方だと湯平まで含むことになる。 JRの駅名が「由布院駅」となっているのはそういう理由である。筆者は湯平までは行っていないので、今後は「由布院」で統一させて頂く。JR由布院駅から、宇奈岐日女神社(うなぐひめじんじゃ)の鳥居を右に見ながら真っ直ぐ進み、高級旅館「むらた」が経営するロールケーキのお店「B-speak」のある二差路までが由布見通りである。
バスステーション
食堂と土産屋の「日乃新」
由布院駅
アジアン雑貨「パサール」
土産屋と食堂が軒を連ねている
たまごロールとかなめらかプリンとかのお店がある
宇奈岐日女神社(うなぐひめじんじゃ)の鳥居
それを縦アングルで撮影
鳥居付近には、人力車が待っている
筆者は到着ロビーを出た後左手にあるバス乗り場へと向かった。すると左手に高速バスの乗車券の自動券売機を発見したので、由布院までの往復乗車券(2600円)を購入した。バスはANAとJALの到着便に合わせてそれらに接続するような出発時刻設定になっており、1日6便が空港・由布院間を往復していた。大分到着予定が午前9時50分のNH791便に接続するバスは、10時15分発であったが、到着がわずか4分遅れただけなのに、出発が10分ほど遅延する事となり、マイク片手の女性スタッフが、その事を乗客達に告げ回っていた。結局バスは13分遅れの、10時28分に空港を出発した。
バスは別府湾沿いに走行した後大分自動車道に入り、由布院インターで降りた後、11時26分に由布院駅前のバスターミナルに到着した。空港からの所要時間は58分であった。
JALの出発客らの流れと交差するため、10秒ほどここで待たされた
到着ロビー
バスの乗車券の自動券売機
ここは別府温泉行きのバス乗り場
こちらが由布院行き
御覧のように由布院行きは一日6便しか出ていない
10時09分に乗車
往復切符
10時28分にようやく出発
由布院駅前のバスステーションに到着した
NH791便は、午前9時52分に大分空港に着陸し、同54分、定刻から4分ほど遅れて6番ゲートの搭乗橋に横付けし、筆者は同57分に降機した。6番ゲートへと至る搭乗橋は、空港ビルのゲートからかなり離れた位置に設置されているため、降機場所からゲートまでは2分ほど歩かされた。
滑走路の南端
93
94
96
99
101
102
106
110
114
124
着陸の瞬間
大分空港の滑走路
空港の管制塔
待ち受ける整備士さん達
CPさんがドアを開けた
降機し、ゲートへと向かった
離陸後は、前線の中を通過したためしばらく揺れが続いた。ようやく揺れが収まった頃に朝食が提供されたが、それは離陸から42分後の事であった。献立は、厚焼き玉子、水菜ときのこのお浸し、肉団子、秋刀魚みぞれ煮、八幡こんにゃく金平、一口昆布巻き、木の葉生姜、焼き蒲鉾、大黒しめじご飯。これに鶏肉と蓮根・押麦の秋色スープが付いていた。午前9時34分に広島県呉市上空を通過した頃から、機体は降下を始めた。そして厳島、岩国基地上空を通過し、山口県の峨媚山上空から周防灘に抜け、姫島上空を通過した後、国東半島の東端に南北に走る滑走路を持つ大分空港へと機首を向けた。そして右旋回をしながら、大分空港の南端に回り込み、海側から滑走路に進入した。
朝食
メニュー
鶏肉と蓮根のスープ
呉市上空、上方に広島市が見え、左手に似島と江田島の一部が見える
厳島と阿多田島
間も無く岩国基地が見えて来る
これが米海軍海兵隊岩国基地
滑走路と堤防が良く見える
ゴルフ場
山口県の峨媚山
綺麗に突き出した半島岬だ
能登半島を逆にしたような感じ
姫島
国東半島東端
大分空港の滑走路が見えた
大分空港の滑走路南端
NH791便は、定刻の8時15分にプッシュバックを開始し、15分のタキシング後16L滑走路を8時30分に離陸した。小雨の中の離陸のため、機体は上昇後直ちに雲の中に入ってしまった。
機外は雨
8時13分に全乗客の搭乗が完了した
定刻にプッシュバック開始
滑走開始
32
35
36
39
40
44
52
53
55
離陸直前
離陸の瞬間