佐渡の翼

佐渡の観光名所紹介、佐渡の宿泊施設の宿泊記、佐渡の全飲食店と東京都内高級レストランの食べ歩記、ヨーロッパ及び国内旅行記事

i8ロードスターのPR動画を記事の最後尾に貼り付けました

動画に登場するi8ロードスターと全く同じ車体カラー、ホイール、内装、の右ハンドル車が、8月6日に千葉港へ到着し、通関手続きが完了いたしました。そして、新車整備、車両登録も完了し、9月2日に無事納車されました。従いまして、日本上陸第一号となったi8ロードスターの全貌を、9月6日に当ブログ上で公開いたしました。9月18日には、Keiyo BMW千葉北支店のフェイスブック(https://www.facebook.com/keiyo.bmw.chibakita/)でも紹介されました。このフェイスブックには、スマートキーをリモコン代わりに使用して、i8ロードスターの屋根を開閉する動画も掲載されています。更に、7月6日に発売されたホンダS660のcomplete modelである、ModuloXは、9月23日に無事納車となりました。 2018年9月24日現在

i8ロードスターPR動画

https://twitter.com/i/status/988688999794409472

ANAマイル四重取りの裏技     投稿者:佐渡の翼

2014年05月09日 04時53分47秒 | ANAプラチナプレミアムカードとマイル

ANAマイレージモール経由で楽天トラベルのサイトに入り、宿泊予約をしてANAカードで支払えばマイルの3重取りが可能になる。楽天市場の他のショップでの買い物と同じ論理である。出張が多い佐渡島民は楽天トラベル経由で宿を予約すればマイルをどんどん貯められると言う寸法だ。更に言えば、カード代金の引き落とし先を駿河銀行ANA支店にしておけば、引き落とし一件に付き毎月5マイルが貰えるのでマイルの四重取りも可能になる。この銀行の口座開設はネット経由で行えるので来店が不要であり(ただし開設時にはANAマイレージ会員番号の入力が必要)、ここを給与の振込先に指定しておけば毎月50マイルが得られる。まず、現在保有する銀行口座を引き落とし口座に指定した上でANA VISA Suicaカードと楽天カードとファミリーマートTポイントカードの新規発行を申請する。次いで駿河銀行ANA支店に口座を開設した後、自身が勤める会社や役所の経理課に依頼して給与の振込先をこの銀行に変更してもらい(取引先との提携関係から、給与振込み口座の銀行を数箇所に限定している企業もあるので、必ずしも駿河銀行ANA支店を給与振込み口座に指定出来る保証はないので、詳細は経理課に問い合わせて頂きたい)、三つのカードの引き落とし口座を駿河銀行ANA支店に変更する(変更作業はネット上で容易に行える)。これがマイルを最大限に貯める一番賢いやり方かもしれない。あるいは、クレジット機能のないANAマイレージカードを先行発行してもらい、このカード番号を使用して駿河銀行ANA支店に口座を開設し、次いで給与の振込先を駿河銀行ANA支店に変更し、その後にANA VISA Suicaカードと楽天カードとファミリーマートTポイントカードの発行申請手続きをしてもよい。駿河銀行キャッシュカードのマイレージ会員番号とANA カードのマイレージ会員番号は異なる表示になるが、駿河銀行から得られるマイルはANA カードのマイレージ会員番号へと引き継がれるので心配は無用だ。

年間660マイル(55X12)が貰えると言う事は円換算で毎年660円の利息が貰えるのと同じである。この利息額は、普通預金残高が常に330万以上あった場合の利息額(年利率0.02%として計算)に相当するので、年収レベルで言えば600万以上の人でなければ得られない額である。佐渡市役所の40歳台の一般行政職の平均月収額が約30万である事に鑑みれば、大した預金もないのに毎年660円もの利息をくれる銀行に鞍替えする島民が続出するのは容易に想像できる。


ファミマTカードの引き落とし口座をこの銀行に指定しておいて、ファミマでファミマTカード使用で毎月200円だけの買い物をすれば、3Tポント(1.5マイル分)+5=6.5マイルが得られるので、還元率は6.5÷200=0.0325と約3%になる。勿論、買い物額が300円を超えるとどんどん還元率は落ちて来るので500mlのお茶を、ショッピングポイントが二倍になる火曜か土曜に二本買う程度にしておけば還元率は3%以上を維持出来る。こうしてちまちまマイルを貯めて行けば3年間でけっこうな数字になる。従って、ANAカードをメインに使い、これと楽天カードとファミマTカードで200円程度の少額の買い物を毎月続けて行けば、毎月最低でも65マイルが得られ、年間では780マイルになる計算だ!この銀行のキャッシュカードなら島内のセーブオンで手数料無料で現金を引き出せるし、前々月の残高が20万以上なら時間外(土日や深夜早朝など)引き出し手数料も無料になる。筆者は諸事情から三菱東京UFJ銀行をメインバンクにしているが、2015年4月からは給与の振込先を駿河銀行ANA支店に鞍替えする予定である。それまでは、三菱東京UFJ銀行から五千円程度を駿河銀行ANA支店に振り込んでおき、ファミマで毎月200円程度の買い物をして、ちまちま毎月5マイル以上を貯める積もりである。ちなみに、以上に述べたカード発行や初年度年会費、口座開設に関わる費用は全て無料である。なお、トップ画像はANAのHPから引用した。


両津七夕祭り(佐渡市両津湊地区)    投稿者:佐渡の翼

2014年05月08日 05時07分33秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット

毎年8月7日は旧暦の七夕であり、佐渡の両津地区では子供と海の祭典「両津七夕・川開き」が始まる。これは今から約120年前の両津港の開港祝いに始まった祭りで、特にその最終日の8日を飾る花火大会が有名である。両津の夷と湊地区の家々の門の前には、大小色とりどりの七夕短冊飾りが据え付けられ、夏の海からのそよ風に揺られながら七夕気分を盛り上げていた。筆者は佐渡滞在中の四日目に、七夕の山車のパレードを車から目撃したが、はっきり言って、子供とその親達が漫然と山車を引っ張って歩いているだけで、可愛くもなければ、興奮を感ずるような場面もなかった。このパレードの山車は子供達の手作りのようなのだが、その幼稚さと安っぽさは否めようもなく、ほとんどが小学校の学芸会の出し物の域を出てはいなかったので、祭りのパレードとしては低レベルであり、一見する価値はなさそうに思われた。ましてやその様子を写真に撮る意欲など湧くはずもなく、それらの写真をフェイスブックなどに掲載して喜ぶ人は、自分の子供が出演しているのならば話は別だが、そうでなければ噴飯物としか言い様がない。

ところで、筆者がいつも疑問に思うのは、「川開き」の文言である。どこの川が開くのだろうか?両津地区に流れ込む川はたくさんあるし、それらはいつも開いていて海へと注ぎ込んでおり、改めて開く必要などないからだ。「川開き」の文言には何か意味謂れがあるのだろうが、それらは筆者の興味の対象外であり深く追求する事はしない。花火に関しても、一度だけ佐渡グランドホテルから眺めた事があるが、東京の隅田川やレインボウブリッジなどで開催される花火大会に比べれば小規模で寂しく比較にならないレベルであった。

5月8日の日記:筆者の毎月の公共料金支払いを含めた生活費の総額はどう頑張っても(どんなに無駄使いや浪費をしても)14万円程度にしかならない。筆者の生活費消費額の目標値は毎月20万円であり、これをクリアするために半年に一度、30万以上の高額な買い物(カメラやテレビなどの購入)をしているし、二年先まで買い物計画を立ててある。毎月20万をANAプラチナプレミアムカードで支払えば、年間の獲得マイル数は43200に達する。欧州往復のファーストクラスの無料航空券を獲得するためには、あと76800マイルが必要だが、ANAで航空券を購入しビジネスクラスで欧州を往復すれば36000マイルが貰える。これに継続時のボーナスマイル10000マイルを加え、20万ほどの買い物を追加すれば目出度くファーストクラスの無料航空券が得られる。何だかマイルを貯めるために買い物をしているようで、本末転倒のように感じている読者は多いと思うが、筆者は人生を楽しむための買い物しかしていない。
http://www.digibook.net/d/bd04a31b919f28b07b483f324420f61a/?viewerMode=fullWindow


「マイ・ペイすリボ払い」とは?       投稿者:佐渡の翼

2014年05月07日 07時53分33秒 | ANAプラチナプレミアムカードとマイル

ANA VISA Suicaカード(三井住友VISAカードが運営)には「マイ・ペイすリボ払い」と言う制度がある。これは、利用者が、毎月任意に設定しておいた一定支払い額に対し、口座引き落とし日前にそれの臨時の増減操作を行える制度である(ただし毎月1回限りの縛りがある)。例えば、一定支払い額を10万円に設定したとして、クレジットでの支払い予定額が8万円だった場合は、8万円が引き落とされ手数料は無料(利息支払いが不要だから)になり、クレジットポイントは1000円に付き1ポイントしか付与されない。もしそれが12万円だった場合は、何の操作も行わなければ2万円を借り越した状態になるため、2万円に対する年率15%の日割り計算での利息(=手数料の事で、31日分で254円)を支払う必要があるが、ポイントは1000円に付き2ポイントが付与される。だが、このうち1ポイントは5マイル換算(初年度年会費無料のANAカードの場合)だが、もう1ポイント分は1ポイント=3マイル換算の移行レートに下がる。つまりANAの初年度年会費無料カードなら1000円の支払い毎に8マイルが、8000円の年会費(税抜きでマイル移行手数料を含む)を支払うカードなら13マイルが、プラチナプレミアムカードなら18マイルが貰える仕組みである。以前、1000円=1ポイント=30マイルにする裏技があるとブログ記事に書いた事があるが、それは筆者の認識不足による誤解に基づく誤りであり、「その裏技は最早使えなくなった」と訂正しておきたい。数年前まではその種(実質二倍のマイル獲得)の裏技を実行出来たのだが、あまりにも裏技を使う人が増えたため、クレジット会社はマイ・ペイすリボ払いによるポイント二倍付与制度は残したものの、二倍分のポイントのマイルへの移行は、一律1ポイント=3マイルに制限する制度改悪を行った。そのため、マイ・ペイすリボ払いにしてもプラチナプレミアムカードでは1ポイント=18マイルにしかならない。

筆者は、「マイ・ペイすリボ払い」にして毎月20万円(後に15万円に変更し、6月からは更に10万に引き下げた)を引き落とし額に設定している(減額操作時の場合は利息負担が高くなるため、一般佐渡島民に対しては1万円を設定額にするよう推奨しておきたい。こうしておけば毎月臨時増額操作だけを行えばいい)。繰り返し注意喚起をしておきたいが、「マイ・ペイすリボ払い」でポイントを二倍稼げるのは、利息支払いを行った場合だけである。毎月末(大抵26日頃)に翌月の支払額が確定するので、その金額が一定支払額を上回れば翌月の支払額を臨時増額し、下回れば臨時減額操作をパソコン上で行う(この操作を行うためには事前にVpass clubへの入会登録が必要で、この操作をマンスリークリアーと称している)。その際、利息額が最小限になるように増減額を上手く調整する。減額時は、ANAプラチナプレミアムカードなら1万円未満、初年度年会費無料タイプのANAカードなら5000円未満の端数額が残るように減額し、増額時は千円単位で入力が可能なため(画像2参照)、1000円未満の端数額が残るように増額操作をする。ただし、端数額が極端に少ないと金利が発生せずポイントが二倍にならないので、1円以上の利息を発生させるためには端数が100円(理論上は端数が82円以上なら一ヶ月が30日の月でも金利が発生するのだが、確実に利息が発生するよう安全を期すとこうなる)以上になるように増額分を調整するのがポイントである。この操作は毎月の引き落とし日(10日)の5営業日前(これは三菱東京UFJ銀行の場合の話で、口座を持つ銀行に寄り期限は異なる)までに行えばいいので、支払額が引き落とされるまでには充分な時間的余裕がある。プラチナプレミアムカードの場合、利息が発生する借り入れ残高の最大値は9999円(これは減額時の場合であり、増額時の最大値は1082円)であり、これらに対する利息月額は、それぞれ127円(31日分として)と13.78円(31日分として)程度と微々たる物である。この程度の支払いでポイントが二倍になればマイルもその分多く稼げるので、筆者の場合クレジットカードのポイント分だけで年間43,200マイル以上の獲得も可能だ。「マイ・ペイすりぼ払いでポイント二倍の恩恵を得る」と言う意味が分からない読者にはちんぷんかんぷんな話だが、マイル獲得の裏技を知り尽くしたマイラーならば容易にこれらの話を理解できよう。プラチナカード以外のANAVISAカードでは減額時の最低入力金額は5,000円なので、借り入れ残高の最大値は4999円になり、利息額は63.7円になるが、増額時は千円単位で入力が可能なため、借り入れ残高の最大値は1082円になり、利息額は13.78円となる。ただし増減操作は一回しか行えないので、この操作は翌月の支払い額が確定した段階で慎重に行わねばならない。1ポイント=5マイルコース(初年度年会費は無料だが翌年からは2000円(税抜き)の年会費を支払う必要がある)を選択した場合、マイ・ペイすリボ払いにすれば、年間の利息負担額の合計は最大で156円(ただし増額操作のみを行った場合の利息額で、小数点以下は切り捨てて計算した)となるし、来年度の年会費は割り引かれ特典で751円(税抜き)となる。毎月の支払額を1万円に設定しておけば、二年目からは年会費と利息支払いを含めても千円未満の負担でポイントを二倍に出来る計算だ。年会費が2000円(税抜き)+マイル移行手数料6000円(税抜き)の1ポイント=10マイルコースを選んだ場合でも、翌年を年会費2000円(税抜き)でマイル移行手数料無料の1ポイント=5マイルコースに変更し、かつ3年間を通してマイ・ペイすりぼ払いにして3年目の年会費を751円にすれば、3年間で実質年額3584円(税抜き)の負担で1ポイント=9.7マイルコースに仕立て上げる事も可能である。更に付け足して注意喚起をしておくが、初めて「マイ・ペイすリボ払い」に変更した場合、初回の翌月引き落とし時にはポイントは二倍にならず、二倍になるのは支払い利息が発生する次々回の引き落とし時からである。

くれぐれも言っておくが、借り入れ残高を全額繰り上げ返済した場合(手数料支払いが無料)は、ポイント二倍の対象にはならない!伊藤酒店さんのブログの2007年2月23日の記事には、「マイ・ペイすリボ払いならば手数料(つまり利息)を支払わなくともクレジットポイントは二倍になる」と書いてあるが、それは7年前の話であり、現在ではその制度は廃止されたので、利息支払いがポイント二倍獲得の必須条件である。今時伊藤さんが経験したようなうまい話があるわけがなく、所詮クレジット会社が儲かるように出来ている!減額時の支払金額変更単位の下限値は5000円(ゴールドやプラチナ会員は10000円)になっており、今後「マイ・ペイすリボ払い」の人が増えるようであればその値は更に上昇するであろうし、増額時の入力単位も1000円から5000円単位に上がるかもしれない。筆者は毎月の利息支払額が1万円であっても耐えられるが、一般佐渡島民に取っては数百円が限度であろう。

マイ・ペイすリボ払いは面倒なように思えるが、毎月のカード利用額を正確に把握し、計画的な買い物が行える利点を有しており、更にポイント二倍の特典付きなのでお勧めの支払い方法である。画像は、今年3月の支払い分のリボ払い画面を示しているが、支払額を20万から15万に減額したため、9384円に対する利息(119円)を支払う必要がある事を示している。しかし、毎月の支払額を15万に設定しておいたのならば159,000円への支払金増額操作が行えるので、借越し金は384円で済み、支払うべき利息はたったの5円で済んだ。筆者は、プラチナプレミアムカードの場合、減額操作時に利息が高くなる事実を知るのに授業料として119円を支払ったと言う訳だ。

クレジットカード使用でのポイント稼ぎを試みたい人は、本日と昨日の記事を印刷し永久保存にする事をお勧めしたい。更に、ANAカードの新規入会の会員が、マイ・ペイすりぼ払いに登録し、カード受取日から三ヶ月以内にリボ払いで合計10万円以上の買い物をした場合、漏れなく1000ポイント(=5000マイル)が付与されるキャンペーン(受付は4月末で終了したが)が今後も開催される可能性がある。そして、マイ・ペイすリボ払い制度はいつ改悪あるいは廃止されてもおかしくないので早目の入会並びにマイ・ペイすりぼ払い登録をお勧めしたいと思う。

この画像は2014年5月の支払い分の臨時増額操作画面であるが、950円を残すように38万8千円を追加で支払うように入力すればよい。画面の中の「内手数料100円」と言うのは、3月10日に借越した9384円(弁済金)に対する26日分(3月16日から4月10日までの分)の利息額(小数点以下は切り捨て)を示している。

佐渡の四季男君よ!ライトアップされた時鐘楼と言うものは

こういう風に撮るものなのだよ

こちらが、佐渡四季男君のブログからの引用写真だが、綺麗に撮れてはいるがソニーα77ではこの明るさが限度であろう。電柱周囲の樹木を全て写し出してはいないからだ。
しかるにEOS-1DXならば二番目の電柱周囲の樹木も写しだしている。



車のヘッドライトでライトアップされた両津教会の珍しい写真

夜の佐渡グランドホテル

こちらは朱鷺の雛(生後約二週間)と親鳥

朱鷺ふれあいプラザで撮影した近接写真

こちらは伊藤屋旅館の番頭さんのフェイスブックに掲載された写真から引用。こちらは画素数が3600万と高いので、パット見はこちらの方が遥かに綺麗だが、細部を良く見てみると、羽のgradationなどはEOS-1DXの方が上手く描写しているのがお分かりかと思う。
EOS-1DXで撮影したこちらの写真が上の写真に一番近いアングルかな


ANAVISAプラチナプレミアムカード     投稿者:佐渡の翼

2014年05月06日 03時31分09秒 | ANAプラチナプレミアムカードとマイル

エコノミークラス利用者(特に格安運賃ではマイルの積算率が低くなるが)で搭乗回数の少ない人でも、ANAマイレージクラブと提携するホテルの宿泊、レストランでの飲食、ネットショッピング、クレジットカードポイントのマイル移行などで更なるマイルを貯める事が出来る。飛行機に乗らなくてもマイルを貯められる所謂陸(おか)マイラーとの併用である。筆者は今までマイルを貯めるのに興味を覚えなかったが、頻繁に海外旅行を企てるようになってからは、マイル蓄積の有用性を知る事になった。従って、今後はマイルを貯められるホテルレストランや飲食店への訪問記事が増えて行くと思う。

筆者は毎年伊勢丹で年間30万近い買い物をしていたが、伊勢丹IカードがANAと提携していないのが唯一残念であった。高島屋カードでは、通常会員なら2,000ポイント単位で、2,000ポイント→500ANAマイル(1ポイント=0.25マイル)の交換比率でマイルに交換出来るが、ゴールド会員なら10,000ポイント以上貯めると交換比率が上がり、10,000ポイント→4,000ANAマイル(1ポイント=0.4マイル)で移行可能である。タカシマヤカードは、高島屋での買い物で8%(食料品は1%)のポイントが付く高還元率カードで、しかも高島屋での買い物なら、タカシマヤカード提示で、現金もしくは全国共通百貨店券で買い物をしてもポイントが貰えるというシステムである。筆者は伊勢丹Iカードを解約し、年会費1万円の高島屋ゴールドカードの会員になったので、今後は高島屋で惣菜を買う事が多くなると思うし、一回あるいは累計での買い物金額が125,000円以上になる高額な買い物時(食料品以外で)はこのカードで支払った方がマイル獲得数は多くなるので、その際は高島屋カードで支払う予定である。更に筆者は、年会費が84,000円ANAプラチナプレミアムカード会員にもなった(トップ画像)。このカードは2012年12月に発売されたが、このカードでANA提携のレストランで食事をすると、例えば4,000円の支払いなら、1マイル=100円の交換比率で40マイルのグルメマイルがもらえる(一部店舗ではこれが二倍になる)。更に、クレジットの支払い額1,000円毎に1,000円=1ポイント=15マイル(ANAVISAスイカカードの年会費無料タイプでは5マイル)が加算されるので、60マイルが加算され合計100マイルを獲得出来る。更にANA提携ホテルに宿泊した際は500マイルが追加で貰える(追加マイル数は提携ホテルに寄り異なる)。つまり、ANAプラチナプレミアムカードならどんどんマイルが貯まる仕組みになっている。更に、飛行機搭乗時に区間マイルに50%のマイルが加算されるし、このカードでANAの航空券を購入すれば、100円に付き2マイル(通常のANAカードの2倍)が貰えるし、このカードからEdyへ入金チャージをすると200円に付き1マイルが貰える(通常のANAカードではこの特典は無い)。そして入会時と継続時にボーナスマイルとして10,000マイルが加算されるので面白いようにマイルが貯まる。その他、プラチナプレミアム会員限定の様々なサービス特典が用意されているが、その詳細に付いてはおいおい述べるとしたい。このANAプラチナプレミアムカードなら、わずか一年(ANAマイルは獲得日から三年間有効)で日本欧州往復のファーストクラスの無料航空券と交換可能な120,000マイルを貯められる計算である。このプラチナプレミアムカード会員には、毎年3月末と9月末に、半年に一回限りの使用だが、二名で食事をすると一名分が無料になるクーポン券が送付されて来る。このクーポン券が使用出来る料亭やレストランはどこも一流所ばかりでセックスフレンドとのデートに威力を発揮しそうである。この中には、赤坂にある完全予約制のレストラン「ザ レギャン クラブハウス アカサカ」も含まれている。更に獲得したポイントの有効期間は4年間であり、マイルの有効期間の3年と組み合わせれば最長7年の有効期間を捻出出来る。一方海外旅行時のサービスも充実しており、旅行中困った時のために、相談に応じる海外からの日本語直通ダイヤル番号(オートコレクトコール)がカードパスポートに各国毎に示されているし(このサービスは英語に堪能な筆者でも英語が通じない国でトラブルに見舞われた時に役に立つ)、海外・国内旅行共傷害保険金額は最高一億円まで補償される。更に、世界100カ国300以上の都市にある600箇所以上の空港のVIPラウンジが無料で利用出来るPriority Passも無料で発行される。このVIPラウンジでは、ドリンクサービス、シャワー、パソコンの利用、テレビ、新聞の閲覧などが行えるが、同伴者は有料で27USドルが後日請求される。

このカードの年会費は高いと思うかもしれないが、頻繁に飛行機を利用する人や高額な買い物をする人ならば充分に元が取れる会費である。だが、マイル獲得に興味を持つ平均的な佐渡島民には筆者の真似はできまい。佐渡でANAのマイルを貯められる機会は、佐和田のスーパーマルイ、セーブオン全店、主要な大規模ホテル、レンタカー会社、佐渡汽船、伊勢丹ギフトショップ、ドラッグストアのマツモトキヨシ、ホームセンターのムサシ、ひらせい、コメリ、家電量販店のジョーシン、山田電気、ワークマン、ハニーズ、シュープラザ各店、JAのセルフガソリンスタンドなどでのクレジット支払い時(本土資本のチェーン店たるモスバーガー、ミスタードーナッツ、つぼ八、ホットモット、うどんのはなまるは不可)やネットショッピング、そしてツタヤ、オートバックス、ウエルシア、カメラのキタムラ、エネオス石油、牛角、洋服の「青山」でのTポイントカード提示でANAカード払いでの買い物(これらのお店の全てでクレジットカードの使用は可能だが、エネオス石油に関してはANAマイルプラス提携店のため、Tポイントカードとの併用は出来ないが、200円に付き1マイルが自動加算されるので、Tポイントカード併用と同じ事になる。他の店舗に関しては、洋服の「青山」以外はTポイントカードとクレジットカードの二枚払いが可能である)や飲食時及びレンタルビデオ、ゲームソフト販売の「ゲオ」、カラオケ「ビッグエコー(旧カラオケ「プープー」、マイル貯めに興味を覚えるカラオケ愛好家は自遊空間よりもビッグエコーを選ぶかもしれない)や日本レンタカー佐渡営業所、クスリのコダマの両津店と佐和田店、ホンダカーズ両津店、ファミリードラッグ佐渡店、MKKDS真野店、両津湊の塚本酒店でのEdyでの支払い時などである。貯めたTポイントは、1Tポイント=0.5マイルの交換比率でマイルに交換出来る。ちなみにネットカフェでの支払いは今だに現金だけだそうだ。従って佐渡島民がせっせとマイルを貯めたところで国内線の無料航空券との交換が関の山かもしれない。もし国際線の無料航空券と交換可能なマイルが貯まったとしても、新潟空港から欧米に向かうのに最も便利な大韓航空は、ANAと提携するスターアライアンスに所属していないため、無料航空券は利用できない。従って、一日一便しか出ていない成田行きのANA便で乗り継げるフライトか、成田から羽田まで移動した上での羽田発のフライトを選ばざるを得なくなる。猶、Edyへのチャージは「パソリ」と言うパソコン周辺機器(家電量販店で二千円程度で販売している)を使用すれば自宅で容易に行える。

一般的に、ANAカードはマイルが貯め易く、JALカードは無料航空券が獲得し易いと言われている。その裏返しで、ANAカードは無料航空券が獲得し難く、JALカードはマイルが貯め難い。どちらがお得かはその人のライフスタイルや居住地に寄るので一概にどちらがいいとは言えない。国際線のファーストクラスはANAの方が優っているように思うが、ビジネスクラスは路線にも寄るが、JALANA共に同レベルであろう。国内線に関してはANAの方が路線網は充実しているが、上級クラスのシートは、ファースト、Cクラスの2クラス体制を敷くJALの方に分があるように思う。それゆえ国内、国際線共に快適な飛行機ライフを目指す人はANAカードの方を選ぶのでないだろうか。このANAプラチナプレミアムカードと高島屋ゴールドカードは、インターネットバンクに口座を持っていればオンラインでの申し込みが可能で、筆者は申し込みの翌日に手続きが完了し、完了日からわずか3営業日ほどでカードを発行してもらえた。

筆者は、佐渡島内の読者に対しては佐渡汽船や都内移動のための電車での利用を考慮し、ANAカードとスイカが合体したANAVISAスイカカード(スイカへの千円のチャージごとに1ポイントが貰えるので、佐渡汽船の二等の乗船券をクレジットカードで購入した時とほぼ同じポイントが得られる。更にスイカポイントクラブに登録すればスイカでの買い物でTポイント経由でマイルに交換可能なポイントが得られる。ただし、電車や船での利用時にはポイントは付かないので、駅中にある本屋のような「クレジットカード使用は不可だがスイカ払いは可」のお店での買物時に使用する事。猶スイカへのチャージはクレジットカード利用でパソコン上で行えるのでスイカチャージ機を設置した佐渡汽船両津港ターミナルまでわざわざ行く必要はない)と、永年年会費が無料のEdy機能を持つ楽天カードとの併用か、Edy機能付きのANAカードとクレジット機能無しのスイカカード(カード購入の際は、スイカポイントが得られる記名式のmy suica cardにしておくと何かとお得である)の併用をお勧めしたいと思う。貯めたマイルはTポイント経由でスイカポイントに変換出来るので、スイカの電子マネーへのチャージの際に利用可能である。猶、既にスイカカードをお持ちの読者がANA VISA Suicaカードを取得した際は、旧カードの残金分を新カードへ移し替える事は出来ないので、必ず旧カードの残金分を使い切ってから新カードへのチャージを開始すべきである。クレジット機能のないスイカカードをお持ちの読者がビュースイカカードを新たに取得したとしても、スイカへのチャージ分で得られたマイル数を円に換算した場合、その金額はカードの年会費以下となるため、クレジット機能のないスイカカードに関しては現金でのチャージをお勧めしておきたい。そして忘れてはならないのが、Tポイント(1Tポイント=0.5マイルの換算率でマイルに交換可能で、ファミマが利用出来る環境下にある人ならTポイントプラス商品の購入などで効率よくマイルが貯められる)を獲得するための年会費無料のTポイントクレジットカード(ファミマTポイントカードの場合、今のところ次年度以降の年会費が有料になる予定はないし、佐渡島民は新潟のファミマを利用する事がありうるので、ツタヤよりもファミマのTポイントカードを選択した方がいい)の取得である。ちなみに楽天カードをお持ちの島民は多いと思うが、筆者もこのカードを取得した。だが筆者は入会及び一回のカード利用で付与される5000ポイント(これはキャンペーン時のポイント数であり、通常は2000ポイント)を獲得するのが目的でこのカードを取得したため、1回利用しただけでポイント付与を確認後、カードに鋏を入れてからそれをゴミ箱へと捨てた。更に1万円を支払い楽天プレミアムカードの会員になり、入会記念の5000ポイント(これは期間限定ポイントでANAマイルへの交換は不可)を獲得した後、このカードにも挟みを入れた。楽天カードは、年会費無料タイプもプレミアムも、ネットでの申し込み手続きが完了してからわずか12分後に発行手続きが完了した。筆者はカード払いが可能な店舗ではどんな少額(主にコンビニなどでの利用時だが)でもANAプラチナプレミアムカード一本で支払っている。筆者はこれまで1000円未満の少額な買い物をクレジットで支払う事に気が引けていたが、マイルを貯めだしてからは少額な買い物こそカードで支払うべきだと言う事にようやく気が付いた。つまり、130円程度のおにぎり1個を買う時でさえもクレジットカードで支払える神経の図太さがなければポイントは貯まらない。100円、200円の少額な買い物の積み重ねが大きな利益を生むからである。高島屋とセブンイレブンでの買い物も全てこのカードで支払っており(何故なら高島屋と大丸と松坂屋及びセブンイレブンはマイルプラス提携店のため200円に付き1マイルがクレジットカードのポイントとは別に、自動加算されるからだ)、高島屋ゴールドカードは駐車券取得とメンバーズサロンでの休憩、飲水及びサロン内でのパソコンチェックが主たる使用目的であり、支払いでは高島屋での高額な買い物時以外には使用していない。従ってナナコカードは不用になったし、Edyは、「クレジットは不可だがEdy払いは可能」のお店(筆者は利用しないが、マクドナルドがその種のお店であるし、東京駅八重洲北口にあるスターバックスもこの手のお店)や、Edy、交通系ICカード及び現金での支払いしか受け付けないタクシー乗車時に利用している。このEdyだが、モバイルEdy(月額315円の有料コンテンツ)を組み合わせて、Edyマイルプラス加盟店で1000円の買い物をすると、200円に付き4マイルが貰えるので合計20マイルが得られる計算だ。しかし、ANAプラチナプレミアムカードで支払えば100円=1.8マイルの計算(マイ・ペイすりぼ払いにすればこうなる。マイ・ペイすりぼ払いにする方法に関しては明日の記事で詳述する予定だが、マイ・ペイスりぼ払いにすれば確かに獲得ポイント数は二倍になるが、獲得マイル数も二倍になる訳ではない。2月26日の記事では誤った情報を掲載したため訂正しておいた)なので18マイルとなり、Edyとそれほど変わらなくなる。これが筆者が普段Edyを使用しない理由である。貯めたマイルは無料航空券との交換以外に、楽天ポイント(1マイル=1ポイントに交換出来る)に交換後ネットショッピングでの利用が可能であり、今秋からは、コンビニエンスストアのサークルKサンクス、百貨店の大丸や松坂屋、ガソリンスタンドの出光興産など11社、約1万3400店でも楽天ポイントが使えるようになる(ただし楽天カードでの買い物に限る)。筆者は別にANAや楽天の回し者ではないが、ANAカードがあれば消費増税社会を上手く乗り切れるのではないかと思っている。筆者がANAカードを勧める理由の一つは、ANAマイレージモール経由で楽天市場に出店しているお店のサイトに入り、そこで買い物をすると、200円に付き1マイルのモールマイルが付与される上、1000円=8マイル換算(初年度年会費無料タイプのANAカードでは1000円=5マイル換算だが、マイ・ペイすりぼ払いにすればこうなる)のクレジットポイントからのマイルも付与される。更に100円で1ポイントの楽天スーパーポイント(2ポイント=1マイルの比率でマイルに交換可能)も貰えるのでマイルの三重取りが可能な点だ(ANAマイレージモールを経由した高島屋オンラインストアでの買い物でも同様になる。何故なら高島屋はマイルプラス提携店だからだ)。従って、ANAマイレージモール経由での楽天での買い物ならば、1000円に付き18マイルが貰える計算になり、これが現在のところ最強にして最適な最大マイルの獲得方法である。

他のクレジット会社の通常の還元率は0.5%程度だが、条件に寄っては2%の還元率を謳い文句にするカードもある。だが、ANAカードは通常の還元率は0.8%(プラチナカードは1.8%、ただしいずれもマイ・ペイすリボ払いにした場合の還元率)だが、最大1.8%の還元率になる事(マイルの三重取りの場合で、プラチナカードなら2.8%)があるし、飛行機を利用すれば更にマイルが膨らむ構図になっている。永年年会費が無料の楽天カードの還元率は楽天市場での買い物では1%(マイル換算にした場合)だが、街中での買い物時には0.5%(マイル換算にした場合)にしかならない。更に楽天カードで航空券を購入し飛行機に搭乗したとしても航空券購入代金で付与されるマイル以外は得られないし、グルメマイルや宿泊マイルやマイルプラスなどの恩恵も受けられないのでANAカードには到底敵わない。

コンビニ利用率の高い人ならば現金決済よりもEdy機能付きのANAカードで支払う方がお得である(ただし佐渡のセーブオンではEdy払いは不可)。例えばの話であるが、コンビニで900円の買い物をしたとしよう。これを千円札で払えば100円の釣銭で財布の中身は膨らむ一方である。しかるにEdyで支払えば200円に付き1マイルが得られるので4マイルを獲得出来る。更に、三井住友VISAカードのワールドプレゼントで与えられる1ポイントが8マイル(つまり1000円毎に1ポイント=8マイルが付与される制度で、100円=0.8マイル)になるような裏技(マイ・ペイすリボ払い制度を活用)を知っていれば、Edy払い(4マイル獲得)よりもクレジット払い(7.2マイル獲得)にする方が遥かにお得な事に気付くであろう。得られたマイルを円に交換する際の交換率は1マイル=約10円程度になる。ただし、これは国際線のビジネスクラスの観光繁忙期の正規運賃相当の無料航空券が得られるマイル数で換算した場合の話であり、ファーストクラスならば1マイル=約20円程度に価値が撥ね上がるが、エコノミークラスなら1マイル=約2円~4円程度に下がる。

ネットショッピングは勿論の事、電気と固定電話料金(佐渡ではガスと水道のクレジット払いは不可)、NHKの受信料(佐渡テレビのケーブルテレビ使用料の支払いはクレジット払い不可)、ネット接続料、携帯電話料金、新聞購読料、JAFの年会費、ETC、自動車保険や生命保険料、自動車税(新潟県の自動車税支払いは、インターネット経由(ヤフーの公金支払い)でクレジット払いが可能だが、315円の決済手数料を支払う必要がある。従って、自動車税が40,000円を超える人ならばクレジット払いにするメリットがある)、学会費の支払い(支払えない学会もあるが)、ガソリン代、新幹線運賃(駅ネットで購入)、佐渡汽船のカーフェリー航送料金に到るまでクレジット払いにして生活に関わるほとんど全てのコストをANAカードに集約し、「マイ・ペイすリボ払い」にしてポイント二倍を獲得すれば佐渡島民でも年間10,000マイル以上を貯める事は可能だ。ちなみに筆者は、電気ガス水道固定電話及びケーブルテレビの視聴料までANAカード払いにしている。更に東京都への自動車税納付もクレジット払いが可能であるが、筆者の車は横浜ナンバー(神奈川県への支払い)のため、約10万円の自動車税の納付は口座振替か現金払いにするしかない。2016年に都内のディーラーで車を買い換えるまではこの方法で支払う積もりである。直接あるいは間接的にせよクレジット払いが出来ない支払いは、リスクヘッジのための保険料と医療費の自己負担分(クレジット払いが出来る病院もある、ちなみに佐渡病院はクレジット払いが可能)だけである。後述するが、国税や地方税支払いでもクレジットポイントを獲得する方法はある。

10,000マイル(観光閑散期の新潟・名古屋往復の無料航空券が得られるマイル数)は無料航空券取得の際には最大20万相当(ファーストクラス利用の場合)になるので、1千万を定期預金にした場合の年間利息の8万を上回る計算であり、現金の自由度を割り引いたとしても、楽しく食べて飲んでショッピングや旅をし、その結果貯める事が出来た20万円の方が遥かにお得で魅力的なのは論を待たないであろう。ちなみに楽天で貯めたポイントやANAマイルはヤフーポイントと違い現金に交換する事はできない。ただし、高島屋のゴールドカード会員ならば、10,000マイル単位で高島屋の10,000ポイントに交換出来るので、マイルからの移行ポイントを10,000円分の高島屋買い物券に交換し(金券ショップは一万円券は買い取らないので、必ずニ千円券を5枚にしてもらう事)、それを金券ショップで換金すれば換金率は低い(95~96%程度)ものの(ヤフーポイントはジャパンネット銀行の口座を持てば換金出来るが換金率は85%と更に低い)、9,500円程度(買い取り価格は金券ショップにより異なる)にはなる。だが、4月12日と13日の記事で述べたように、楽天ポイントをマイルに変換するとその時点で価値は半減するので実質換金率は50%未満に下がる。マイルを楽天ポイントに変えた後(等価交換)、楽天市場でJCBギフト券を購入し、それを換金する手もあるが、換金率は以前の記事で述べた理由によりヤフーと同等になる。逆に、金券ショップで高島屋買い物券を安値で購入し、高島屋のカードカウンターに高島屋カードと共に持ち込めばマイルへ交換してもらえるので、無料航空券獲得のための不足マイル分を金券購入作業で補える。世の中には、「上手なマイルやTポイントの貯め方」なる方法を解説した本やネット情報などが溢れているが、いずれも暇を持て余す主婦層には役立つものの、忙しいビジネスマンには不向きである。結論としては読者それぞれのライフスタイルに応じたカード選びをすればいいのだが、保守的な現金決済だけに固執していると1円玉などの小銭で財布がパンパンになるばかりでなく、得られるはずのお得な利益もみすみす逃してしまう事になる。

ネットショッピングで得たポイントは次回の買い物に使えるので、ほとんどの人はそのポイント数を気にかけているが、「クレジットでの買い物で得たポイントなどは景品交換に使える程度でしかないのでは」と認識している佐渡島民は多いのではないだろうか?かくいう筆者も去年まではそうだったからだ。「クレジットカードは使い過ぎが怖いし、それに佐渡ではスーパーは佐和田のマルイ以外は現金払いの上、クレジットカ-ドを使える場所は限られているのでクレジットポイント何てそんなに貯まらないのでは」と思っている佐渡の読者に言いたい、「あなたのその考えは間違っている」と。例えばである、佐渡のご家庭に於ける毎月のクレジット払い可能な公共料金(電気代、固定並びに携帯電話料金、ネット接続料、新潟日報の購読料、NHK受信料や各種保険料の月額)の平均額はおよそ3万円程度(年額36万円)ではないだろうか?それ以上の人もいればそれ以下に抑えている人もいるが、平均的な世帯を例に取ればほぼこの金額に近いと思われる。もしその金額をANAカード以外のクレジットカードで支払っているとしたら、年間に付与されるクレジットポイントは360ポイントであり、大抵のクレジット会社は1ポイント(1000円の買い物毎に付与されるポイント)=5円換算(還元率=0.5%)で還元しているので1800円程度にしかならない。しかるにANAカードなら、360ポイントに対し2880マイルが付与され(1000円=8マイルに設定出来た場合)、これは円換算で2880円になるため、マイ・ペイすりぼ払いの毎月の最大利息の年間合計である156円(計算方法は明日の記事で明らかになるが、毎月の借越し金額を1082円として、それに対する利息を小数点以下切捨てで計算した場合の利息合計)を差し引いたとしても2700円程度の儲けにはなる計算だ。これにANAマイレージモール経由での楽天でのネットショッピングで得られる三重取りマイルを加えて行けば更に儲けが膨らむのだから、公共料金の支払いとネットショッピングと島内でのクレジットカード使用で年間1万円の利益を得るのは可能である(マイペイすりぼ払いにし、毎月10万円のカード払いを続ければほぼこの目標は達成出来る)。ネットショッピングサイトに関しては、佐渡ではアマゾン派も多いと思うが、多分楽天の方が主流であろう。アマゾンポイントは値引きが難しい商品に対してのみ付与されるため、安く買える商品にはポイントは付与されないので、なかなかポイントが貯まらない。だが、アマゾンでは何でも安く手に入るし、24時間即日発送対応可能で品揃えも豊富でなおかつレビューも充実している。従って同じ商品でも安さを好む人は、ポイント獲得などには無関心なため楽天よりもアマゾンを利用する事の方が多いのかもしれない。ちなみに筆者は本、CD、DVDの購入時にだけアマゾンを利用しているが、ゆうパックで配達されるため楽天に比べ届くまでの時間が長いのが難点である。なお、Vpass clubのポイントupモール経由でアマゾンのサイトに入ればアマゾン利用でもマイルを貯められる。このサイトで得られるポイントアップ分(ショップや対象商品に寄るがポイントアップは2倍から10倍まである)は、1ポイント=3マイルの交換レートになる。更に、貯めたマイルはPeXポイントに交換し、そこからアマゾンギフト券に交換した後、アマゾンでの買い物に利用出来る。ちなみに、ヤフーのショッピングサイトを利用する場合は、ANAマイレージモール経由よりポイントUPモール経由の方がマイルは多く貯まる。

初年度の年会費が無料のANAカードを取得し、カード払いが可能な全ての公共料金の支払いを口座振替からカード払いに変えるだけでも随分と違って来るし、口座振替からカード払いへの変更手続きはネット上で簡単に行える。公共料金を口座振替からクレジット払いに変えると口座振替割引が適用されなくなる事を懸念する人がいるが、佐渡の場合、この割引制度が適用されるクレジット払い可能な公共料金は電気料金だけである。その割引額は年額630円であり、毎月の電気料金が6600円以上(一般的な家庭の一ヶ月の電気料金の平均額はおおよそ8000円である)の人ならば、それは獲得マイル数とほぼ同じか下回るため、結局カード払いの方がお得になる。都内在住ならばガスや水道料金にも口座振替割引が適用されるので、それらをカード払いにした方が得か口座振替の方が得かは個々の利用者の使用状況に左右されるため、一概にどちらが得かは即座に断言できない。猶、島外にお住まいの方で本人認証機能付きのJCBのTポイントカードをお持ちの方ならば、ナナコカードへのチャージ分にもポイント(還元率=0.5%)が付くので、国税地方税などの税金をナナコカードで支払えば、税金支払いでも間接的にマイルに交換可能なクレジットポイントが得られる。5万を超える税金をナナコカード払いにするには、もし読者に家族(妻と子供一人)がいれば妻にもナナコカード二枚(セブンイレブンの店頭で申し込んだカードと発行手数料が無料のクロネコメンバーズナナコカード)を持たせ(子供には一枚)、それらを全て駆使すればカードの5枚出しで25万までの支払いが理論上可能である。だが、セブンの店舗に寄っては利用出来るカードの枚数を制限している所があるので支払い前に事前確認が必要である(ただしこれらの手法の実行はセブンイレブン店舗の無い佐渡では不可能)。一円でも多く儲けたいと思う読者はまずこれらの事実に気付くべきであろう。過去にANAの航空券をクレジット払いで購入した経験をお持ちの佐渡島民は既にこれらの事実に気付いていると思われるが、飛行機を利用した事がない一般島民の多くはそれらに気付いていないと思われるのであえて指摘させて頂いた。筆者は遅まきながらもそれらに気付く事が出来たので、マイルを貯め出した1月下旬からわずか三ヶ月間に58,000マイル近くを貯める事が出来た(このうち、20,100マイルは昨年度の旧VISAカードでの買い物に対し付与されたマイルである)。だが、いっぱしのANAマイラーのような事を言う筆者も、何を隠そう今年の1月4日まではこうした事実を知らずに過ごして来たため、過去には高額な買い物をしていたにも関わらずみすみす膨大なマイル数を獲得しそこねていたのである。クレジットカードには、「給料日前で手持ち資金が少ない時でも高額な買い物が可能」「海外旅行の際に多額の現金を持ち歩かずに済む」などの利点に加え、このような利殖効果もある。今後はクレジットや電子マネーでの決済率は益々上昇して行くと思うが、カード払いに寄るデメリットもあり、各個人のライフスタイルに応じた支払方法を選択すべきである。

結論としては、ANAカードとファミマのTポイントカード及び、楽天カード(ファミマ、楽天のクレジットカードの年会費は永年無料だが、ANAのみ初年度だけ無料)かスイカカードのどちらかを選択して、合計3枚のカードを所有してマイル稼ぎに勤しめば佐渡に居ながら、飛行機に乗らなくても年間一万円程度の利益(マイル)獲得が可能と言う話である。猶筆者は、この記事を読んだマイル貯めを趣味とする島外の観光客が、佐渡市内に於けるクレジット支払い可能な店舗や施設の一覧表を検索する可能性があるので、佐渡市役所や佐渡観光協会が、それらをホームページ上で公開する必要性に迫られるのは時間の問題だと思っている。

Priority Pass

二枚のナナコカード

2014年5月2日のマイル残高

1月分のマイル口座の明細。「デュオフルシェット」「六緑」はグルメマイルを獲得したお店の名称で、後日訪問記事を掲載予定。

2月分のマイル口座の明細

3月分のマイル口座の明細

4月分のマイル口座の明細


高島屋ゴールドカード     投稿者:佐渡の翼

2014年05月05日 03時56分01秒 | ショッピング

筆者は1月25日に高島屋ゴールドカードを取得した。年会費は1万円(税抜き価格)だが充分元が取れる上、更にそれ以上の価値がある事が分かった。ゴールド会員は高島屋のメンバーズサロンで休憩出来る上、飲み物サービスまで付いておりそれらは無料である。メニューはコーヒー、お茶(茶織)、ジュースの三種から選べるし(新宿高島屋の場合の話で店舗によりメニューは異なる)、しかも飲み放題である(新宿高島屋ではセルフサービス)。筆者は毎週のようにスタバで330円なりのアイスコーヒーを飲む習慣があり、この飲料代金は一ヶ月で1,320円で年間では15,840円にもなる。ゴールド会員ならば、これが無料になるので差し引き5,840円もお得だ。更に、4時間の無料駐車券が貰えるので、毎回の駐車料金は惣菜の買い物分で得られる割引分を含めると0~1,000円以内で済む。伊勢丹時代は、毎回2,000円のコストがかかっていたので、年間ベースにすれば、48,000円もお得になる計算で、合計53,840円のコストダウンである。おまけにANAマイルへの交換比率が高いと来ているのだから、文句の付けようがないカードである。このお得感に気付く人は多いらしく、年収が1,000万未満の庶民でもこのカードを所有する人はけっこういる。従って、新宿高島屋のメンバーズサロン内は午後3時を過ぎると子供が騒いだりして、豊島園さながらの混雑度を呈するが、高齢者比率の高い日本橋店は実に落ち着いた雰囲気で充分セレブ感を味わえる。

メンバーズサロンのもう一つの利点は、そのクロークで手荷物を預かって貰えるサービスだ。愛車を車検や修理に出し電車で移動せざるを得ない日は、重いソニーα99のカメラを預けられるので非常に助かる。筆者はこれまでの伊勢丹命から高島屋命に変えたのは言うまでもない。商品仕入れは圧倒的に伊勢丹の方が優っているが、伊勢丹で欲しいものがあればANAプラチナプレミアムカードで購入すればいいので、筆者は不要になった伊勢丹Iカードを解約した。惣菜に関しては高島屋の方が種類が豊富だし、イタリアミラノのペックやフランスのフォションなどのブランドも入っており、三之助豆腐とリ・ポール以外の伊勢丹にあるブランド惣菜はほぼ全て手に入るので、伊勢丹のデパ地下を物色する必要は最早無くなった。伊勢丹通いは足掛け13年に及んだが、これからの人生は高島屋と共に歩む事になりそうである。

高島屋カードが伊勢丹Iカードに優っている点をもう一つ挙げるなら、現在までの買い物金額の総額や獲得したポイント数をネットで簡単に確認出来る事だ(ただし、買い物履歴や獲得ポイント数がネット上に反映されるまでには数週間かかるため、最新のポイント数については店頭に設置されているポイント交換機で確認する必要がある)。伊勢丹Iカード時代は、伊勢丹本店に行って調べるか、利用明細書が届くのを待たねばならなかったので非常に不便だった。更に通常の高島屋カード所有者は、ANAマイルへの移行手続きを行うのにカードカウンターへ出向いて順番を待つ必要があるが、ゴールドカード所有者はサロンで休憩中に、メンバーズサロンの係員がその作業を代行してくれるのでかなり楽だ。カードの年会費に一万円を支払うかどうかはその人の価値観と経済力に寄るが、けちっていては高品質のサービスを受けられないのは理の当然であろう。

サロン内はこんな感じ

で、けっこう広い!

飲み物はセルフサービスだが無料

一応こういう注意書きが掲示してある

ネット接続のパソコンは二台ある

ポイント交換機

筆者のカメラバッグ、コート、お茶

高級感たっぷり!


ホテル「あおきや」(佐渡市両津)    投稿者:佐渡の翼

2014年05月04日 05時07分55秒 | 佐渡のお宿評価

昨年の8月7日、佐渡での滞在最終日も、早朝に小雨がぱらついた。佐渡に5日間滞在したが、終日晴れの日は一日もなかったので、明らかに異常気象である。午後5時半頃に、今夜の宿である加茂湖畔に佇む、ホテル「あおきや」に到着した。観光真っ盛りのこの時期に、クラブツーリズムの団体客と数人の個人客だけと言う寂しさであったが、お部屋は、三階の302号室を指定された。このお部屋、階上に宿泊する客がトイレに入るたびに流す水の音が筒抜けなため、うるさい事この上がなかった。これは安普請と言うよりも、施設そのものの老朽化のせいであり、安い宿泊料金に鑑みれば、これはもういたしかたがあるまい。昼間は写真を撮りまくったため、すっかり疲れてしまい、夕食は、佐渡グランドホテルの時と同様、コンビニ惣菜で済ませ早々と床に就いた。

翌朝は、水洗トイレの水音で目が覚めた。カーテンを開けてみたら、路面が濡れており、霧雨が降っているのに気付いた。最後の最後まで雨にたたられた夏休みであった。朝食は、一階の宴会場に、団体客とは別の部屋に用意されていた。紅麹を混ぜて作成した朱鷺豆腐、自分で焼く小鯵の干物、卵焼き、ポテトサラダとソーセージ、漬物などのごく質素な食事だが、やはりバイキング形式よりも、一人分のお料理をお盆に乗せた方式の方が落ち着いて食べられる。だけど、こんな物と言っては大変失礼だが、この程度の旅館朝食やビュッフェ料理を撮影するためだけに、わざわざ18万近くもする標準レンズを持参する自分が次第に馬鹿馬鹿しくなってきた。お代は9600円と言う安さだったが、「あおきや」は安いのが取りえであり、一人客でも嫌な顔一つせずに予約を受けてくれるので、観光繁忙期には重宝しているお宿なのだ。

宿泊したお部屋

あおきやの創業者の妻が嫁いだ際に持参した船箪笥

朝食


「やんも」南青山店      投稿者:佐渡の翼

2014年05月03日 06時00分17秒 | 国内高級ホテルレストラン・料亭食べ歩記

筆者の住んでいるマンションの最寄のコンビニはファミリーマートである。ここで毎週牛乳や惣菜を購入するため、毎月のファミマでの消費額は1万円前後になる。ファミマでの買い物をファミマが発行するTポイントカード提示でANAカードで支払うと、100円に付き1Tポイントが貯まり更にANAカードのクレジットポイントが追加される仕組みである。筆者は入会金及び年会費が無料のこのTポントカードを申し込んでおいた。

「最近翼君ちまちまマイルを貯めるようになったんだね」「ファーストクラスの無料航空券獲得を目標にしているんだろう」、今頃佐渡ではこんな会話が交わされているかもしれない。

さて筆者は、一昨年は大雪で交通網が大混乱に陥った成人の日の1月13日、自宅マンションの排水管清掃に立ち会った後、地下鉄千代田線で表参道へと向かった。南青山のヘアーサロンに午後2時の予約を入れておいたので、まずはサロン近くのお店で昼食を取る事にした。見ると、リストランテ「ヒロ」の真向かいに伊豆から仕入れた新鮮な魚を食べさせる「やんも」さんがあった。毎週イタリアンやフレンチでは胃もたれがするので、たまにはこんな大衆的なお店でもいいやと思いこの店に入る事にした。午後12時15分頃にお店にお邪魔したら店内には8席ほどのカウンター席があり、数人の客が食事をしていた。カウンターの右端に魚の焼き場があり、焼き方専門の板さんが魚焼きに余念がなかった。筆者はカウンターの右端に座るように指示されたが、席と焼き場の間には50センチほどの空間があり、これはお料理の出し入れをするためのスペースのようであった。焼き鯖定食(1050円)を注文したら、注文後7分ほどで鯖が焼き上がった。画像ではふっくらと香ばしく焼き上がった鯖に見えるが、筆者は、普段近所の大衆食堂で食べている焼き鯖の方が美味いと思った。この焼き鯖には塩味は付いておらず、同じ定食を注文した隣のおねーさんはお醤油などをかけていたが、筆者は何も付けずに鯖と大根おろしを平らげ、煮物と香の物としじみのお味噌汁で御飯を7割ほど摂取して終了とした。随分と安く上がった三連休最終日のランチだった。

メニュー



焼き場

焼鯖の拡大写真


夏の戸地川(佐渡市相川戸地)   投稿者:佐渡の翼

2014年05月02日 03時05分48秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット

北田ノ浦を出た後、外海府海岸道路を西へと進むと、やがて戸地集落に到る。戸地川にかかる橋のたもとに「集落活性化センター」のような建物があり、ここに車を停めて、戸地川の上流に向かって歩いてみた。ここから見る戸地の山並みは、フイヨルド渓谷の如く、Vの字型になっており、大佐渡山脈が良く見通せる。川では子供達が水遊びに興じていたが、下流ではどこかのおじさんが鮎釣りをしていた。おじさんが鮎を釣り上げる瞬間を狙おうと、カメラの電源ボタンをオンにしたが、画面の立ち上がりが遅いため、撮影する瞬間を逃してしまった。余談だが、このソニーα99は縦位置アングルを多用するとシャッターボタンを半押ししてもファインダー画面が現れない事がたびたびある。横アングルにすると 画面が現れるので故障ではなく、それは構造上の欠点だと理解しているが、これほど使いにくいカメラはない!この戸地川は四季折々に違った顔を見せるので、筆者は佐渡を訪ねた際は必ず訪れるようにしている。

5月2日の日記:かつて旧制帝国大学に研究者として勤務していた頃の筆者は、学界では広くその名を知られた存在だった。当時は(今でもそうだが)専門分野が細分化され、同じ研究分野なのに複数の学会が林立し、その参加費用は当時薄給だった筆者には重い負担だった。いずれの学会も、設立した教授の知名度アップが目的であり、学会参加者は、同じ論文を少し文言を変えた上で複数の学会に発表し、業績作りに利用していた。だから、どの学会に参加しても同じ研究者が似たような内容の論文を発表し、専門を同じくする研究者同士がお互いを褒めあう構図が展開され、学会はさながら同好会的な場と化していた。さすがに、これだけ学会が林立しては、学会発表そのものが目的化してしまうし、参加費用の負担も馬鹿にならないとあって、市町村の統廃合ならぬ学会の統廃合が行われた。現在ではかなり整理されたが、それでも年に2~3回の学会出張は当たり前の世界である。学会終了後は、懇親会なるものが企画され、酒を飲みながら研究談義に興じたものだが、中に、専門外の研究に疎い事をことさら強調する事により、自分が専門分野にいかに通じているかを自慢する研究者が何人かいた。ま、懇親会は所詮、研究者が自身の研究成果を自慢し合い、そしてお互いの自尊心をくすぐりあう場だけに、その全てが酒興であった。筆者の現在のブログでの自慢癖は、この研究者時代に培われたものである。

上流に水遊びに興ずる子供達の姿が見える

鮎釣りのおじさん

戸地の第二発電所


国際線航空券取得        投稿者:佐渡の翼

2014年05月01日 05時09分42秒 | ドイツ・イタリア・フランス旅行2014年

庶民の憧れ「ファーストクラス」の料金は欧米路線では250万円くらいである。昨今ではビジネスクラスが充実して来たため、羽田発の全日空の欧州便は今年の3月30日まで、ビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミークラスの三クラス設定の航空機だけであった。つまり、これらの便のビジネスクラスはファーストクラス並みの広さである。往復の飛行機はエコノミーで安くあげ、浮いた分を現地観光に振り向けたいのが海外旅行を計画する一般人の感覚だろう。だが筆者は現地観光は元より、往復のフライトにもこだわりがある。日本から欧州へ向かう便の9月の飛行時間は行きが12時間10分で帰りが11時間ほどである。筆者の場合、12時間あまりをゆっくり寝て過ごすためには180度のフルフラットシートが必要であり、そのシートを備えた航空会社でかつ、出発が深夜便である条件を満たすとなると全日空便に限られる。欧州行きの深夜便を選ぶ理由は、仕事を終えた後にゆっくり搭乗出来るのと、到着が同日の現地時間の早朝のため丸一日を観光に充てられるからだ。羽田に乗り入れているヨーロッパ系の航空会社はエールフランスと英国航空であるが、前者は午後10時出発で後者は昼間帯の出発のため、仕事を済ませてからの搭乗には不適である。従って、午前1時前後に離陸する全日空便と日本航空便が検討対象になる(予約時以後に、日本航空は羽田発のパリ直行便の出発時間を昼間帯に移動させると発表した)。前者のビジネスクラスの往復料金は約85万円で後者は54万円である。往復で30万の差だから片道では15万の差である。この15万の差は何かと言うと、そのシートの快適度の違いである。前者が、横1-2-1または1-1-1の配列でかなりゆとりがあり、かつ全席仕切りを備えた完全個室タイプ(スタッガードシート)でフルフラットシートであるのに対し、後者は横2-2-2の配列で170度までしかリクライニング出来ず、しかも隣席との間の肘掛が共用であり、個室感覚にはほど遠いからだ。15万を惜しむ人は日本航空を選ぶだろうが、筆者は高くとも快適な全日空便を選んだ。

フライトの快適さ、終業後に余裕を持っての搭乗とヨーロッパ早朝到着の利便性を買うのに15万を支払う人は幾らでもいる。ちなみに手配料は片道4200円である。ビジネスクラスの最安値の割引券(ビジ割21と言う航空券で、約50万円)をウエブで自力で予約するのは可能だ。だが、全日空は特別会員(プレミアムポイントがブロンズクラス以上)ならば優先購入できる「空席待ち」を設定しており、一般会員は、特別会員で空席待ちにエントリーした人に席が割り振られた後に、空席待ち予約客の人数未満の残席が出た時でなければ予約できない仕組みにしている。例えば、空席待ちの予約客が5人いたとして、残席が4席になった時に初めて残席数表示が予約画面に現れ購入が可能になる仕組みだ。従って予約完了までにはかなりの労力を使うし、出発日が近づいても空席の数が多いと座席の確保が出来ない危険性を孕んでおり、一般会員がビジネスクラスの最安値割引券を購入するのは極めて困難である。更に、欧州内の都市間移動の航空券予約の獲得は逆説的だが格安航空券よりも遥かに困難である。各航空会社の時刻表を見て客のニーズに合う最適なフライトを探し出すのはプロに頼むのが一番であり、筆者は安全に座席を確保するために、欧州内移動と日本欧州往復の両方の航空券の手配をまとめてHISに依頼した。

ちなみに、羽田欧州間往復の全日空のビジネスクラス航空券代金の見積もり内訳は、航空券が\785,000(ビジ割り14)、航空保険料・燃油サーチャージが \47,600、出入国税等が \12,930、空港施設使用料(国内)が \2,000、手配料金が \8,400で、総計 \855,930であったが、国際線の航空券には消費税はかからない。予約便のシートマップから予め好みの席を指定できるので、筆者は、客の出入りが激しいトイレの近くを避け、そこから遠い位置の窓際席を指定しておいた。9月14日の行きのフランクフルト便は機首部分から3列目の、そして9月22日のパリからの帰国便はファーストクラスとの境から8列目の窓際席で翼の見えない席と決まった(後にルフトハンザ便に変更したため、帰りもファーストクラス相当の機首部分から3列目の窓際席を指定出来た)。

1月5日にHIS東新宿店で国際線の航空券手配を終えた後、筆者は担当者と何度かメールのやり取りをした。その結果、全日空便で予約した場合は初日のフランクフルト→ベルリン間の航空券が別途手配となり、8万ほどの追加料金が必要になる事が判明した。旅行の素人が全日空のHPで自力で航空券の予約を行うとこういう羽目に陥る。ところが旅のプロは、すかさず羽田・フランクフルト間を全日空と共同で運航するルフトハンザ航空利用での航空券手配を提案して来た。共同運航はコードシェア便と呼ばれ、航空券はルフトハンザ便名での発券だが機材は全日空のボーイング787を使用し、チェクインカウンターや待合室ラウンジは全日空の施設を使用し、航空券代金はルフトハンザ側に支払われるシステムである。更に客室乗務員の中にルフトハンザの職員が混じる場合もある。全ての行程をルフトハンザ航空で統一して発券すると、帰国便がパリからの直行便ではなくフランクフルト経由となるが、羽田→フランクフルト→ベルリン(行き)、及びパリ→フランクフルト→羽田(帰り)の航空券代金見積もりは817,500円まで下がった。これがコードシェア便を利用する客側のメリットであり、航空会社にしてみれば、金をかけずに路線拡大を図れるし、集客力のある航空会社とシェアすれば自社で販売出来ない座席を埋めてもらえると言うメリットがある。コードシェアのデメリットは、意図しない航空会社の機内サービスを受けざるを得ない場合があるし、乗り継ぎが不便になる場合もある点だ。更にベルリン→ナポリ間の移動もルフトハンザを利用したら、料金総額は当初見積もりよりも若干安い902,860円で確定となった。これを羽田→フランクフルトとパリ→羽田を全日空便で予約し、フランクフルト→ベルリン及びベルリン→ナポリ間の移動を他社便で予約した場合、運賃総額は百万円を超えてしまう。こう言う裏技的な発券方法は航空券手配のプロでなければ気付けないので、8400円の手配料は安いと思う。トップ画像は、9月14日の羽田→フランクフルト→ベルリン、及び、9月16日のベルリン→ミュンヘン→ナポリ、そして9月22日のパリ→フランクフルト→羽田を移動するためのルフトハンザが発券した航空券で、最後から4行目と5行目のJPYと言う表記は日本円の意味である。猶、この航空券運賃の中には手配料(8400円)は含まれていない。

画像2は9月19日のナポリ→パリ間を移動するフライトのEチケットレシートを示している。アリタリア航空の発券だが運航航空会社はエールフランスとなるコードシェア便で、運賃は883ユーロ(136,940円)である。

Eチケットレシート。昔のIATAの航空券は表紙が青色で、航空便名等が赤字で刻印された複写式であった。


i8ロードスター動画1

i8ロードスター動画2

i8ロードスター動画その3

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