佐渡の翼

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米国の結婚式       投稿者:佐渡の翼

2013年06月14日 03時33分41秒 | 佐渡の翼addictiion釣ネタ記事

筆者は、米国滞在中に、留学先のボスの娘さんの結婚式に招待された事があった。結婚式は、とある6月の日曜日のお昼に、大学構内の教会(画像)で催された。米国の結婚式では、参加者の服装は、日本同様、男性はブラックスーツに白ネクタイが定番だが、筆者は昼の準礼装であるディレクターズスーツを着用して参列した。教会の長椅子に着席した後、「花嫁の入場です」と言うアナウンスがあると、歓声と共に、後方のドアが開き、ボスにエスコートされた花嫁が赤い絨毯が敷かれたバージンロードを歩いて来た。拍手をしながらボスと目が合ったら、ボスはウインクをする茶目っ気を見せた。花嫁の後に花婿が入場し、厳かに式が始まり、型どおり、とどこおりなく終了した。式後の披露宴は、大学の同窓会館に場所を移して開催された。日本と違い、立食形式である。そして、日本では花嫁は緊張のあまり、食事には手を付けない人がほとんどだが、米国の花嫁さんはパクパクと美味そうに食べていたのが印象的だった。

米国では、結婚祝いを贈るシステムは実に合理的に出来ている。式の参加予定者には、事前に、カップルが欲しいと思う祝いの品のリストが記載された紙が郵送される。参加者は、指定された百貨店に出向き、贈りたい品物を選んだ後、その代金を支払えば、後は百貨店がそれらをカップル宛に配送するてはずになっている。何だか味気ないが、カップルの意に沿わぬ物を贈るよりかは遥かにましなシステムである。一方、日本のようにご祝儀金を持参したい人は、式当日に小切手を持参すればいいようになっている。ただ、会場には日本のような受付係りはおらず、小切手を入れる、投票箱のような箱だけが置かれており、人々はその中へ小切手を投げ入れていた。

披露宴では、日本のような、ウエデイングケーキ入刀だの、両親への花束贈呈だの、スピーチだのと言った、定番のお涙頂戴式の退屈極まりないセレモニーは一切なかった。参列した人々はカップルの前に行列を作り、順番にカップルと握手をし、祝意を述べる程度である。日本の豪華なホテルウエデイングを見慣れた者の眼からすれば、実に簡素に映るが、それでも結婚式の費用は300万円程度はすると言うのだから、費用に関する日米の違いはなさそうであった。そして日本のように抱えきれないほどの引き出物を持ちながら式場を後にする習慣も皆無で、参列者は、飲食が終了すると、それぞれ三々五々手ぶらで式場を後にしていた。

側面から見た教会

バス停から見た教会

本日のパンは、再びエディアールの「白桃フレンチトースト」です。



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