六本木駅周辺にはホテルグランドハイアット東京が入居する六本木ヒルズとリッツカールトンホテル東京が入居する東京ミッドタウンとがある。このうち、地下鉄大江戸線に直結しているのは後者である。昨年の9月上旬のとある日は「午後から突然の雷雨あり」との天気予報だったため、筆者は、濡れずに到達可能なリッツカールトンホテル東京を再訪する事にした。まず午前9時半に伊勢丹駐車場に愛車を停め、いつものネットカフェに行ってみた。すると、料金(30分)が95円値上げされ、265円になっていた。それでも佐渡のネットカフェよりはまだ安いのだから、いかに佐渡のネットカフェが高いかが分かろう。このネットカフェは新宿三丁目の交差点の角に面しているので立地条件は最高のはずだが、いつ行っても客足がまばらだったし、リクライニングシートの座席部分の合皮が剥がれていても無修理と言う杜撰さだったので、経営は厳しいのかもと思っていたら、案の定の値上げである。都心のネットカフェやチェーンの飲食店などは予告なしに閉店するのが常だから、次回訪ねたら閉店していたなどと言うことも充分にありうるだろう。どこかのネットカフェもそうならない事を祈るが、何せ100円、200円の単位で鎬を削る薄利多売の商売である、ウハウハ儲かる商売とは言い難いのではないだろうか。同業者がいないからと言っていつまでも安泰とは限るまい、一社独占の佐渡汽船がその好例だからだ(空路はあるものの不定期便のため、冬季は佐渡汽船の寡占状態である)。
筆者は、午前11時半頃に東京ミッドタウンに到着した。リッツカールトンホテルのラウンジカフェのランチタイムは12時からなので、それまでの間、ミッドタウン内をぶらついてみた。地下一階に「ツタヤ」が入居しているが、このお店では、従業員手書きのポップが添えられた、ジャンル毎のお勧め本が書棚に陳列されていた。そこには、売れ筋、あるいは興味深い本が一目瞭然で並んでおり、その販促戦略のセンスの良さは際立っていた。筆者は、「今読みたい本!ナンバーワン」とツタヤX幻冬舎がプロモーションする、槇村さとる(女性)著の幻冬舎発行の「スタイル・ノート」と言う文庫本を購入した。読んでみたら筆者のライフスタイルにあまりにも酷似していた。安い本なので是非ご一読をお勧めしたい。
さて、ラウンジカフェのランチ(3800円)は、本日のスープ、メイン、デザートの組み合わせである。スープはかぼちゃの冷製スープで、ほんのりとした甘味があり、生クリームがほどよく効いた上品なお味だ。メインにはシーフードスパゲッテイ(画像)をチョイス。スパイスがほどよく効いたトマトソース味で、辛味のあるペスカトーレと言う感じである。最後のデザートには、トロピカルフルーツのムース(ソレイユと言う)を選んだ。どれもこれもいつものさすがの高級外資系ホテルのお味で文句なしの出来栄えであった。
ランチメニュー
パンです
かぼちゃの冷製スープ
パッションフルーツのムース!