2019年6月9日は、未明から降り出した雨が、午前6時頃には一旦止んだが、午後4時頃から再び降り出した。この日筆者は、i8ロードスターでの外出を諦め、電車で北千住へと向かった。北千住は、東京電機大学、東京芸大、帝京平成大などのキャンパスが存在する学園都市であり、地下鉄やJR経由での都心へのアクセスの良さ、筑波エキスプレスの始発駅、東京スカイツリーや浅草などの観光スポットへ直通するスカイツリーラインを始め、箱根湯本、日光、鬼怒川などの観光地への直通列車の停車駅でもある。北千住は江戸時代に宿場町として栄えたため、街のあちこちにその名残があって、何とも言えない風情を醸し出している。そして、駅西口から南方向へと延びるデイープな路地には小粋な飲み屋街が軒を連ねているし、新宿同様ラーメンの激戦区でもある。駅構内はルミネと直結しており、その隣には丸井があるし、駅中には高級スーパーの紀伊国屋までが出店した。駅前ロータリー付近には、家電量販店、チェーン飲食店、パチンコ屋などがあり、田舎と都会のごった煮文化である。小洒落た街ではないが、かと言って田舎臭くもない。ほどほど文化だから、気取る必要はないし、洒落込む必要もない、そんな街だ。だからいかした女や男は皆無で、ダサイ子ばかりで面白味には欠ける。
筆者はこの日、丸井の靴下屋で二足の靴下を購入した(2160円)。次いで9階にあるレストラン街へ行ってみた。ここは、客単価が1000円から1500円程度の大衆的な店ばかりで、はっきり言って美味しいお店などは皆無である。その中でも客単価が最も高いお店を選ぶとなると、必然的に日本料理「泊船(はくしゅう)」の前に辿り着く。午前11時の開店と同時にお店にお邪魔した。筆者は3456円也の鰻ひつまぶしご飯を注文した。出来上がるまでに22分ほど待たされた。蓋を開けたら、でかい鰻が二本丸ごと入っていた。ひつまぶしと言うのは、鰻を細かく切り分けてあるものだから、なんだか妙に感じた。嫌な予感は当るもので、一口食べてみたら死ぬほど口に合わない、酷い鰻だった。江戸前鰻と言うものは、鰻を一度蒸した後に照り焼きにするのだが、このお店の鰻は蒸さずにそのままタレを付けて焼いてある。国産鰻(本日は宍道湖産で身が分厚かった)を使っている割にはちと硬いし、しかも生臭さが残っている。更にタレが甘ったるいと来ているので、少々しつこい感じで食べにくい。半分ほど茶漬けにして何とか食べたところでgive up。筆者は、這う這うの体でこのお店を出た。やっぱり北千住は、新宿と違いど田舎であった。
今日のコーデは、ギローバーの白・グリーン横縞のポロシャツ、ユニクロのカーキカーゴシャアリーパンツ、ビートルズバッグ、ターコイズブルーのレインシューズ、と同色の傘とレインコート、ポロのオレンジブルーのワンちゃん柄靴下。
丸井の靴下屋で購入した靴下。色が地味目だな。