佐渡の翼

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BMW i8 CELEBRATION EDITION PROTONIC REDに乗り換えたその1   投稿者:佐渡の翼

2016年12月25日 03時09分50秒 | 日本全国20台限定深紅のBMWi8購入記

筆者は、「現在所有するi8はスパイダーが発売されるまでの腰掛けに過ぎない」と公言してきたが、そのi8スパイダーの発売見通しが、当初の予想よりも1年ほど遅れ、発売発表が2017年度内で、日本への納車は2018年度になるとの予測がもっぱらである。そうなると、2018年まで現在の車を持ち続けると、売却時の価格は、1千万円ほどにしかならない。いや、下手をすれば900万かもしれない。現有車の、納車から約1年7ヶ月後の2016年12月25日の時点までの総走行距離は7189キロで、燃費計は約30km/lを示していた。年換算での走行距離は4540キロと5000キロ未満である。この距離は日本人の平均的な年間走行距離の半分以下である。PHV車の下取り査定の際にチェックされるポイントは、車体の外観、塗装のつや、修復歴の有無、タイヤの減り具合、内装の綺麗さ、シートのへたり具合、総走行距離、燃費計から推測したガソリンエンジンの使用頻度、年式など多岐に渡る。車査定一括サイトなどを見ると、筆者と同じ、2015年度登録、走行距離が0.8万キロ未満で修復歴のないi8の2016年12月末時点での中古車価格は、約1485万円であった。この価格には、中古車業者の仲介料が含まれていると思われるので、実際の下取り価格の相場は約1400万円程度と推測した。

2016年12月20日の朝、環状7号線の横断歩道を歩いている時に、真っ赤なフェラーリが道路を横断して行くのを見かけた。その時「あ、かっこいいな」、そう思った。車のデザインではなく、その車体の色に惹かれたのだ。そこで筆者の頭にはある考えが閃いた。2016年5月に、BMWは創立100周年を記念して、i8のCELEBRATION EDITIONとして、全国限定20台の真紅のボディ・カラー、Protonic Red(プロトニック・レッド)のi8を発売すると発表し、同月から予約注文を開始し、10月から順次日本へその20台が納入された。

2013年の発売当初は納車まで2年待ちとさえ言われたほど人気があったi8。今でもその鮮度は落ちておらず、筆者は納車から1年半を経過しても、都内でi8を見かけたのは、たったの3回だけだ。無論道路ですれ違った経験などは皆無であった。通常のi8ですら、その程度の台数しか日本では走っていないのだから、全国限定20台などと言うi8限定車は、レア中のレアであろう。従って、その限定車に乗り換えて、i8スパイダーが発売されるまでの1年程度を年間走行距離を3000キロ以内に抑えて走行すれば高値で売却できるから、それをスパイダーの購入資金に充てればいい。そう考えた筆者の頭は素早く計算をし始めた。

今のi8には、左後輪のガリ傷を修復した修復歴があるので、相場よりも査定は低くなるだろうが、それでも1400万前後での売却は可能であろう。赤のi8限定車の車両本体価格は、22,250,000円であり、これには3年のサービスインクルーシブが含まれている。更に別途登録諸費用と自賠責保険料を含めた総額は22,425,390円である。i8の売却価格が1400万円程度なら、840万ほどの支払いでこの限定車が手に入るし、走行距離を抑えながら走り、それを1年後に売却すれば、プレミアムが付くので、2000万程度で売れるだろう。スパイダーの購入価格は2500万と予測しているので、あと500万ほどを追加で支払えば念願のスパイダーのオーナーになれる。そうなるための追加支払額はトータルで1300万円。ところが、スパイダー発売まで今のi8に乗り続けた場合の追加支払額はトータルで1500~1600万円であり、赤のi8限定車に乗り換えれば、200~300万のお得になる。更にi8は1年間乗ると、価格は530万ほど下落するが、それを真っ赤な新車i8を1年間走行させて楽しむ楽しみ料と考えれば、心理的には更に330万のお得感が得られる計算である。筆者は直ちに20台限定の赤のi8の購入を決断し、その日のうちに行動に移した。

納車前なので実車がないため画像はウエブから引用した。トップ画像の出典はこちら

猶、この赤のi8の納車日は来年1月12日を予定しており、デイーラーが車をトラックに積載し、筆者の駐車場まで搬入する手筈になっている。限定車で貴重な車のため自走での陸送はしないとの事であった。

BMWカレンダー

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