1月1日、午前9時15分両津発のカーフェリーおけさ丸は、北側桟橋に係留されていた。海上が時化ている際に、船の展開時に風の影響を避けるための処置として北側桟橋が利用される事が時々ある。言い換えれば、船が北側桟橋に係留されているのを見たら、海上が時化ていると思えばいい。当日は北側桟橋に係留するほどの時化に繋がるような風の強さとは思えなかったが、新潟出航時はかなりの逆風だったのだろう。船長の船内アナウンスでは、「沖合いのうねりはかなり弱まっている」との事だったので、南側埠頭着船でも良かったのかもしれない。実際、揺れはさほどでも無かった。特等室でブログ執筆が可能なくらいの揺れ方だったからだ。ちなみに新年のこの便の特等乗船客は筆者だけだった。船は定刻どおり、11時45分きっかりに新潟港に着岸した。タクシーで新潟駅に向かったら、11時55分頃に駅に到着した。予約済みの12時56分発の新幹線の臨時便の出発まで1時間近くある。そうだ、駅前に東急インホテルがあったな、そこへ行ってみるか。そう思いついた筆者は、通りを横断しこのホテルの2階のレストラン「シャングリラ」を訪ねてみた。お正月とあって、客の入りはまばらだったが、新潟交通のバスターミナルを見下ろす窓際席へと案内された。佐渡では海鮮三昧だったが、まだ懲りずに海鮮ピラフと言うのを注文する事にした。だが、これが間違いの元だった。10分ほど待たされた揚句に登場したのは、まるでケチャプご飯のような代物だった。味付けは無味に近くご飯の量がかなり多い!塩味がまるで無いのはヘルシーだが、なんだかちょっとと言う感じだ。トマトソース味のラタトゥーヤが付属していた訳がこれでようやく分かった!これを付けて食べればまだ何とかなるなという感じだからどの程度のお料理かは想像がつくだろう。東急ホテル系のお店だから間違いないだろうと思ったのがそもそもの間違いの始まりだった。お正月早々、けちはつけたく無かったので、何とか食べ続けたが、それでも2割ほどを残して終了とした。1050円の安さだから文句は言えまい。このレストランでは過去に何度か喫茶部門を利用した経験がある。食事は始めてだったが、少々期待はずれのホテル東急イン新潟さんだった。