グリーンコープ生活協同組合ふくおか

3月19日（金）に田町・女性と仕事の未来館で、「グリーンコープ生活協同組合ふくおか」の多重債務に関する活動報告があり勉強してきました。

グリーンコープでは、生協本来の事業に加え、様々な活動を展開しており「生活再生事業」にも取組みしています。この事業の開始にあたっては、「なぜ、生協がそこまでやるのか」との論議もあったようです。

報告の第一部は、2009年9月に厚生労働省の調査事業として、国として多重債務対策を展開しているフランス共和国の調査報告です。4名の方から多重債務委員会などの公的機関での取組み、家庭経済ソーシャルワーカー、金融教育、マイクロクレジット（貸付）などについて感想を交えた調査報告でした。
報告の後には、報告会参加者との質疑も多数、交わされました。

第二部では、同生協の生活再生相談室長（行村氏）の解説を交えながら「生活再生相談室」を舞台にした寸劇が展開されました。多重債務で苦しむ主婦が同相談室を訪れ、家族を含めた面談、家計簿診断、債務清算、同生協貸付などを通して生活（家計）再生していくプロセスが分かりやすく紹介されます。

多重債務は、今やだれでもが陥る可能性のある社会問題です。同生協の先進的な取り組み、特に女性パワーに感心しました。ここまで相談にのるのか、貸付後のフォロー活動を含め敬服に値します。


写真は、早春の上高地。雪の中、訪れる人はマバラ。時よりスノーシューを履いて散策する二人とすれ違います。20日（土）は、天気にも恵まれ穏やかな自然を満喫することができました。（Ｃｈｕ）