中国浙江省総工会とは、1995年に第1次特別友好訪中団を派遣して以来、相互に訪問し友好を深めてきました。今年も11月18日から22日にかけて、池冨県労福協理事長を団長に6名で訪問してきました。
(団長:池冨県労福協理事長、副団長:角山連合静岡事務局長、団員:古川労金理事長、佐竹全労済本部長、稲垣県生協連会長、秘書長:大滝県労福協専務)
今次の訪中は、この間の友好の経過と成果を踏まえながら、基本合意書を見直すことを目的に、上記県労福協3役全員が参加してきました。
11月19日に、中国浙江省総工会との意見交換会を実施し、中国側からは30数年に渡る友好関係蓄積への感謝が延べられ、また総工会の取り組み状況が説明されました。総工会としては、労働者の利益を守りサービス向上に努めていること、また貧困者対策は国家として取組んでいることなどの話がありました。日本側からは、同じく友好関係への感謝を述べると共に、掛川市出身で日中友好に尽力した松本亀次郎氏の紹介、労福協活動としての福祉強化キャンペーンの実施や事業団体全体の連携による取り組みなどを説明しました。
両国ともに基本合意書の見直し論議を事前に調整して進めてきた案どおりに、意見交換会の後に、基本合意書の見直しに関する調印式を執り行いました。
基本合意書の主な見直しとしては、①相互に交流してきた期間を5年毎に変更②費用負担としては訪問団体が渡航時および国内滞在費用を負担する方式に変更するなどを合意しました。
その後、訪中団は、嘉興市総工会との意見交換、嘉興市にある日本電産浙江有限会社を視察、上海総工会との意見交換を行いました。
基本合意書の見直しを図るという訪中でしたが、各地の総工会の役員との意見交換を通じて、労働者福祉の向上に努める組織としての幅広い取り組みや、労働者の利益とサービスを第一義に捉えた施策展開の信念などを見聞でき、有意義な5日間となりました。(大)
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