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NHK大河ドラマの影響力は やはり すごい

2017-02-16 | 県労福協

◆ NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」がテレビ放送されて一か月、最近浜松が勢いづいていると感じるのは私だけでしょうか。 井伊家の菩提寺、龍潭寺に1月の土曜日に出かけてみました。数年前にも訪れていましたが、まるで観光地のような様変わりに驚きました。

次郎法師さんもびっくりしているのではないか。

しかし、最近の研究では・・・・・女城主の次郎法師と「直虎」とは別人説が有力となってきており、ちょっと冷や水かな。

 

◆ ドラマの背景は、駿河の今川家・今川義元がその権勢を最高に誇っていた時代からまた、今川義元が尾張のうつけ織田信長に討たれる桶狭間の戦い、今川氏真の領主時代という事になっている。今までの歴史認識からいうと、「桶狭間で今川義元が打たれ、織田・徳川の勢いが増し、今川家は滅亡した」と一括りにされて流されてお終いの時代ではなかろうか。

今川氏真が駿河の領主時代については、ほぼ歴史物語の上では抹殺されているのではないだろうか。はた目にはそれほど面白身のない時代とされているのかもしれない。

今川義元は海道一の弓取りといわれたすぐれた武将であったにもかかわらず、どうも信長の引き立て役となり、貴族趣味に凝り固まり、馬にも乗れない、色白胴長短足、のイメージが出来上がっていて、その息子の今川氏真の戦国武将としての評価は、父義元の仇討戦もできない武士とは名ばかりの弱腰大名・・・・でほとんど物語にもならない、という事では無いでしょうか。

静岡県人としては、後の世の徳川家康の大御所時代の駿府とは別に、駿河の国主、今川義元の名誉回復を願わずにはいられません。

 

◆ そんなこんなで、私の住む隣町に、あの「新野」があるのです。ドラマ観てない方にはなんのこっちゃ、という事ですが、私自身も、今回の大河ドラマで初めて知ったことでありました。こちらも先日見に行ったのですが、大河人気に乗り遅れるな、という事で急きょいろいろ整備された様子でありました。地元の皆さんどうもご苦労さまです。

 

◆ 今まで何とはなしに見ていた景色が、そこにある歴史を知っただけで、何やらとんでもなく意味深く感慨深いものに変わってきます。これが「歴史」の面白さではないでしょうか。

この寺のこの坂を次郎法師が歩いていた、今は茶畑になっているがこの地に砦があった、などなど空想が広がると同時に楽しみも広がっていく。

労働者福祉運動もそこにある歴史を知れば、更に意味深く感慨深いものに変わってくる筈です。ただし、働く人がより良い生活が送れる世の中が、空想になってしまってはいけません。これだけは現実にしなければ・・・。

                             (M)

『フードバンクふじのくに』からのお願い

                         

 

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