こちら黒金町の4階です。

静岡県労福協を身近に感じていただくために事務局員が交代で情報の発信しています。

フードバンクの活動、行政との連携で広く深く浸透!!

2017-02-08 | 県労福協

如月。“着更着”とも書くとか! 着ても着てもとにかく寒い~日が続いています。まずは、健康に留意を。受験生も大変ですが、もうひと踏ん張り。労政会館6階も毎日のように○○大学の試験が行われています。それこそ、健康に留意して、実力を発揮して下さい。

さて、少し前の話題で恐縮ですが、1月11日(火)12日(水)と神奈川県労福協が静岡を視察に来られました。狙いは、将来神奈川県においてもフードバンクを立ち上げるために、先行事例の静岡を体験学習したいというもの。柏木労福協会長(連合神奈川会長)ほか12名が参加されました。まずは、藤枝に移動し、藤枝市役所にお願いし、健康福祉部(自立生活サポートセンター)の取組みを説明していただき、生活困窮者の対応の為にフードバンクを活用している、サポートセンターには、平成27年度には400件を超える相談があり、「フードバンクふじのくに」に45件(1513Kg)の依頼をしている、主な活用としては、次の年金・給与や生活保護決定までのつなぎでとても助かっている旨の報告をいただきました。藤枝市は、他市(1月5日から)に先駆け、この冬のフードドライブを市役所ロビーなどにボックスを置き12月20日から17か所で取り組んでいただきました。昨年は冬と夏の2回開催しましたが、今年は倍増ぐらいに増えている(先行実施した12月の10日だけでほぼ昨年の夏総量並み)とのことです。

 

NPOの活動が行政の取組みとリンクされ、生活困窮者対策に活用でき感謝されていることを体現でき、労福協内部でも取り組む事の意義をより理解できた所存です。

翌日には、藤枝市社会福祉協議会と岡部公民館のフードドライブも視察し、その取組みが広がっていることも実感できました。

また、志太地区労福協の役員の方にも集まっていただき、地区の福祉向上や連帯を深める活動などの説明と、その一環としてフードバンク事業の協力を市への要望として実施していることも紹介していただきました。藤枝・焼津両市において、労福協の活動が浸透し、行政との良い連携体制が図られていることが、様々な実績につながっているものと思います。

神奈川労福協からは、活動の広がりと行政を含めて浸透していることに対し、驚きと称賛の声が聴かれました。

今回は、視察を受入れたわけですが、そのことを通じて、静岡にとっても、内部理解が深まると共に、関係先との連携強化等につながった良い機会になったと思っています。

今後も労福協としては、MISSIONに掲げている「反貧困・生活困窮者支援」の活動の一環としてフードバンク事業を支援し、行政の期待に応えていきたいと思いますので、各地域地区労福協の皆様の引き続きの理解をお願いします。

1月に展開しましたフードドライブは、171カ所と全国でも前例がない規模で実施できました。藤枝市と同様に多くの市町で前回以上の提供をいただいています。改めて集計出来次第、結果の報告をさせていただきます。

P.S.

今、アメリカではトランプ旋風で大混乱といったところですが、1月10日に前オバマ大統領が最後の演説を行いました。YES WE CANが何か懐かしいような響きを感じた人も多かったのではないでしょうか。1時間半に及ぶその演説の中で印象に残ったフレーズがありました。それは、「アメリカ合衆国憲法は、驚嘆すべき、すばらしい贈り物です。しかし、それ自体に力はないのです。力を与えるのは、我々市民であり、参加し、選択することによりそうなるのです。我々は、自由のために立ち上がるのです。」ここでは憲法のことを言っていますが、法も制度も仕組みもそのこと自体には力が無い。我々が関わることで力となる。我々の取組みで行けば、我々が関わって、法や制度に力を与える。その力も、数による傲慢な権力ではなく、我々の力は、福祉の力。自主福祉運動の力です。

労働者福祉という力を与え、そこから労働者の自由、安心共生の社会を勝ち取る。今後も福祉の力を高める運動を続けていきたい。オバマ演説から、改めて思いました。(大)

 

 

『フードバンクふじのくに』からのお願い

                         

 

               トヨタ自動車東日本労組より食料が届きました。 

               たくさんのご支援 誠にありがとうございます。

 

             今後も引き続きのご支援(協力)をよろしくお願い致します。