人の胸にどれほどのあたたかさがあるか、本当に理解している人は少ないと思います。
なぜなら素敵な人生のはじまりは心の機転からはじまるということを知っている人がどれほどいるでしょうか?
現実の情景だけをこの世界のすべてだと決めつけて、本来ある潤った感情や喜び、希望を忘れかけている人たち・・。
どうかそんな人たちの心の中に今も息づくヒカリが、ふたたび見い出していけますように。
悲しみやつらさを乗り越えて、人が本来持っているしあわせという明るみに、どうかひとりでも多くの人が近づくことができますように。
夜空に輝く無数の星たちが教えてくれます。
自らのうちにある輝きをさらに輝かせられるように。愛のあるその胸に秘められた無限の可能性を見失わないように・・と。
幼子がもっている純粋なまなざしで、大人たちが天空を見上げられるように。
その人はその人のままで、自然に明るみへと変わっていける。
そんな輝きを自身の中にふたたび見いだしていけるように・・と。
確かに善いものは善いと、それで割り切れる世の中ならすばらしいのですが、実際は複雑に絡み合っていますよね。
そんな中で、喜び、悲しみ、うれしかったり、悩んだり。
生きるってそういうことだと思います。
答えなんてなかなか出るものではないようです。
自然の中で今日一日を生きている。
社会ができて、食べるものにも環境にもとりあえず満たされてはいますが、生き死のはざまで今日も生きていたのです。
今日を生きて、ほっと眠りについて、また明日から生きていくのだと思います。
言い方は悪いかもしれませんが、動物のように今日もたくましく生きていたのです。
人は安全なところで頭を使い過ぎているようです。危険をとりのぞこうと今まで努力してきた安全な場所で・・。皮肉なものですけれど・・
この言葉が何となく嫌いだった。
言い訳のような気がして...
今なら少し解る。
人は善い事をしながら悪いこともするものだから。
そう考えると人とは本当に愛すべきものだと思う。