STARLIGHT NIGHTS

信州・塩尻から発信・・・   星空と美しい風景、そして美しい音楽とともに!

ミラ・フード館にて(5月4日)

2013年05月04日 | 星仲間
山形村のミラ・フード館、天体観測室の当番でした。
当初の天気予報ですと、夜は曇る予報でしたが、西側の空から晴れ始め快晴となりました。
GWですが、2組の家族が訪れました。



まず、小学3年生の男の子と両親。
お子さんは、かに座生まれということで、まず、西に沈む前の木星を見ていただいたあと、かに座のプレセペ星団を観察したもらいました。
事前にかに座にある天体を予習されており、“かに味噌”のような星団がある、と聞いていたので見たい!とのこと。
(“かに味噌”??・・・でも、なるほど!)
40センチでは、拡大しすぎでしたので、15センチ屈折とファインダーで観察していただきました。
自分の星座の天体を見て満足した様子・・・。
引き続き、東の空の土星を観察。わっという歓声が挙がりました。

次は、小学1年生の男の子と保育園の女の子と両親。
男の子は、「星と星座」という図鑑を持参し、春の星座のページを、お父さんから借りた携帯の照明を頼りに図鑑を見ながらの観察です。
まず、前のご家族が見たあとの土星を観察。輪の様子や、衛星がふたつ見えたことを確認。
その後は、ドームのスリット越しに星座観察。
“図鑑には、コップ座が載っているけど、どこにあるの?”
スピカからからす座をたどり、この辺がコップ座!と探してみましたが、さずがに星座はたどれません。
お母さんが、スリットの端に北斗七星を見つけました。ついでに、アークトウルスとスピカをたどる“春の大曲線”を確認してもらいました。
“春の三角形はどこにあるの?”
アークトウルスとスピカを確認してありましたので、しし座のデネボラを見つけてもらいました。
デネボラは、少し暗いですが、ドームのスリットいっぱいに見える三角形を見て、さらに、しし座の全景を確認・・・。
そろそろ、ミラ・フード館も閉館の時間が近づき、2組親子の観察会は終了となりました。

時間の合間に撮った土星です。