飛騨の山猿マーベリック新聞

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◆解散・総選挙で自民50議席減 単独過半数割れの衝撃データ

2021年06月20日 23時50分50秒 | ●YAMACHANの雑記帳

通常国会が閉じて、来月の東京都議選、秋までの衆院選と政界は一気に選挙モード。各党の情勢調査も活発になってきた。自民党内では壊滅的な数字が出回っている。
 ◇  ◇  ◇
 菅首相は17日夜の会見でも「この秋のどこかで判断したい」と、自身の手で衆院を解散する意向を示した。その頃には新型コロナウイルスワクチンの接種が進み、東京五輪の高揚感で衆院選に勝利、総裁再選のシナリオに強気で突き進む。
 だが、菅首相の看板で衆院選を戦えば、50議席減――。自民党が重点地区を中心に行った調査で、こんな予測データが出て関係者は真っ青になっているという。
「まだワクチン接種が進まず、菅政権のコロナ対策に対する国民の不満が最高潮だった時期の調査とはいえ、マイナス50は衝撃的な数字です。50議席も減らしたら、自民党は単独過半数(233議席)を割り込んでしまう。公明党との連立与党では過半数で政権は維持できますが、格段に政権基盤が弱くなる。党内を引き締める目的で、あえて厳しい数字を流しているとの見方もありますが、これが本当なら、“魔の3回生”と呼ばれる安倍チルドレンの多くが落選でしょう」(自民党中堅議員)自民党は現在、衆院で277議席を占め、野党第1党である立憲民主党(114議席)の倍以上の勢力だ。仮に自民が減らす50議席がそのまま立憲に移れば、自民227議席、立憲164議席と一気に100議席も差が縮まる。
■“クラブ活動”議員復党でさらに下振れも
 そんな中、緊急事態宣言中の今年1月深夜に銀座のクラブで楽しんだことがバレて自民離党に追い込まれた松本純・元国家公安委員長(衆院神奈川1区)、大塚高司衆院議員(大阪8区)、田野瀬太道衆院議員(奈良3区)を衆院選前に復党させる案が自民党内で浮上。3氏とも次期衆院選に無所属で出馬し、「当選したら復党」が既定路線だっただけに、党内では「やはり、そんなに情勢が厳しいのか」という声が上がっている。
「不祥事を起こしても半年間ほど反省したフリをしていれば選挙前に復党できるなんて完全に国民をバカにしています。衆院選で3議席でも上乗せしたいという思惑が執行部にあるのかもしれませんが、そんなことをすれば、かえって有権者の反発を招いて、自民党は票を減らすのではないか。そのうえ、五輪強行で新型コロナ感染拡大となれば、50議席減どころでは済まない可能性もあります」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏) 
 そうなれば、菅首相の総裁再選どころか、執行部の引責辞任は免れない。場合によっては、政権交代も視野に入ってくる。

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