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駆けつけ警護に手当 南スーダンに消える血税は年200億円
一体、いくらの血税がアフリカの地で消えるのか。昨年成立した安保法により、今月20日から南スーダンPKOに順次派遣する陸上自衛隊の施設部隊に「駆けつけ警護」が新任務に加わる予定だ。そこで政府が1回の出動につき約
7000円の特別手当を新設するという。すでに南スーダンの派遣部隊には「国際平和協力手当」として1日
1万6000円が支給されており、「駆けつけ警護」の任務に当たる隊員は新手当と合わせて
約2万3000円がもらえる。PKO部隊の手当としては、カンボジアPKOなどの
1日2万円を超えて最高額となる。
軍事ジャーナリストの世良光弘氏が言う。
「手当の金額は任務の危険性に比例します。駆けつけ警護は宿営地から離れた場所でNGO職員や国連職員が襲われた際に、武器を持って助けに行く任務です。武器使用の範囲が広がることで、自衛隊員の危険は格段に高まります。場合によっては、武装勢力を射殺しなくてはならない状況があるかもしれない。従来のPKOより精神的な重圧も増えるでしょう。
政府は派遣部隊が集まらなくなる事態を危惧して、手当を新設したのだと思います」現在、約350人の隊員が南スーダンPKOに参加中だが、仮に20日間、「駆けつけ警護」に出動すると、手当が
1億6000万円かかる計算だ。
■1人当たりの装備に約100万円
そもそも、南スーダンPKOには年間200億円もの税金が使われている。89式小銃297丁(調達価格1丁26万円)、9ミリ拳銃84丁(同22万円)、56ミリ機関銃5丁(同200万円)、軽装甲機動車(1台3500万円)など武器のほか、防弾フェースや防弾チョッキ、防護マスクなど隊員1人当たりの装備に約100万円の経費がかかっているとされる。
メシ代もバカにならない。
「入浴施設とトレーニングジムを備えた宿営地で、隊員が食べるのはすべて日本食です。現地に食材を運ぶための輸送コストがかかるため、日本なら100円程度の食事が南スーダンでは5~6倍にハネ上がります。すべての食材を現地調達しろとは言いませんが、防衛省はもっとコスト意識を高めるべきです」(世良光弘氏)
「駆けつけ警護」の任務が加わることで、派遣費用がますます膨らむのは間違いない。
*これじゃ~・・体の良い「傭兵制度」じゃないか(# ゚Д゚)