幸福の科学月刊誌オープニングメッセージ「心の指針」より
『心から愛していると』
けんか別れして、
相手を愛していたことに、
初めて気づく人がいる。
離婚して、
妻のいない空虚さに、驚く夫がいる。
さんざん、ののしって、
ホッとした後、
夫の偉大さに気づく妻もいる。
子供を亡くしてから、
ほめてやらなかった自分を責め続ける親がいる。
みんな、よく聴きなさい。
失ってからでは遅すぎるのだ。
愛しているのなら、
今すぐ、
愛しているといいなさい。
好きなら、
好きであるということを、
今すぐ、
行動で示しなさい。
永遠の後悔を残すなかれ。
生命あるうちに、
愛しているということを、
心から愛しているということを、
伝えなさい。
伝え切りなさい。
『凡人の自覚』
『若き日のエル・カンターレ』という本に、
小さい頃の私が、
平凡さの自覚に苦しんでいたことを書いてある。
両親の教育方針や教育認識に、
限界があるなどと、考えたこともなかった。
教育環境が悪いなどと、
知りもせず、知ろうともしなかった。
家のお金のなさが、 学力不振につながるなどと、
思ってもみなかった。
ただ、自分の能力の低さに原因を求め、
他人が一時間でやれることを、 二時間、三時間かければ、
必ず達成できると信じていた。
凡人の自覚が、 他人に頼らない、
自助努力の精神を育てた。
言い訳をしないこと。
ただ、ただ、
自分自身の手でやれることを、
やり続けること。
こんな平凡なことが、
成功の法則であったのかと、
この年齢にして、しみじみと感じている。
『青春断想』
ふと渚にて、
砕けた貝がらに、
青春を想う。
青春時代には、
何をやっても、
うまくいかないように思えた。
勉強には苦しんだ。
趣味など、もてなかった。
人間関係は、言葉でつまずき、
好きな女性には、声もかけられなかった。
いつも自信はなく、
未来の希望は、
夕方の三日月のように、
うすぼんやりとしていた。
しかし、私は、
自分に同情することをやめた。
みじめな自己像を、
心に描くことをやめた。
奪うことを捨て、
与えることを学んだ。
いつしか、
私は、夜明け前の、
バラの園にいた。
かぐわしい香りを味わった後、
朝日に照らし出されて、
色とりどりの花が姿をあらわした。
バラのトゲのひっかき傷など、
もう、悔やんではいられなかった。
私は、幸福の中心にいたのだから。
映画「さらば青春、されど青春。」予告編
自信を持つ ―大川隆法総裁 心の指針157―