幸福の科学 月刊誌ヘルメスエンジェルス No.310号 大川隆法総裁「親子で学べる光のことば」より
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天国行き、地獄行きが決まるまで
どんな人も、いつかは必ず死ぬ
たいていの人は「死ぬことは悲しいことだ」と、どうしても思ってしまうだろう。でも逆に言うと、「人は必ず死ぬものだ」という覚悟が早くできた人ほど、この世で与えられた人生を有意義に過ごすことができるということなんだ。
死んだ後に、起こること
死んだ人を棺桶に入れるときに、よく、白い着物などの死に装束を着せて、棺桶に入れるね。これは悪いことではないんだ。そのようにしないと、本人が、自分が死んだことに気づかないことがあるからなんだ。
整然、幽霊などを信じなかった人たちは、「だれかが何か演劇でもしているのではないか。」などと思って、言うことをきかないだろう。だから、そのように「死んだ」というかたちをつくることは大事なんだ。
そのうちに、たいていは、昔、死んだ人がやって来る。それは、おじいさん、おばあさんだったり、学校の先生だったり、友だちだったり、要するに、自分より前に死んだ人がやってくるんだ。
三途の川をわたる
そこで、第一関門として、日本人であれば、有名な「三途の川」が出てくる。この三途の川は、そういう人が困らないように、だいたい各県、各地域に流してあるんだ。
川はとてもすみ切っているけれど、川の底にはいろいろなものが落ちている。いろいろな人の名札や名刺、お金など、先にわたっていった人たちが執着（★）を持っていたものがたくさんしずんでいるんだ。
川をわたっていくと、たいていの場合、先に亡くなった家族などが来ていることが多い。そして、「おむかえに来ましたよ、〇〇さん。」というような言い方をする。
川をわたり切ってしまうと、だいたい、もう帰ってこられないわけなんだ。
人生が上映される
その後、やはり、死んでからの自分の行き先を決める必要があるよ。
地獄に真っ逆さまにおちる人の場合は論外だけれども、よく言われるように、過去を映すスクリーンを見るんだ。昔で言えば、過去を移す鏡だ。
そこに、知り合いなども集まってきているし、導きの天使たちも来ている。そこで、自分の生前の何十年かの生涯を上映してくれるんだ。
このとき、周りの人が陪審員のようになって、それを見ているうちに、「この人は、この判定。」という感じで、「マル」「三角」「バツ」と、だいたい反応が出る。一通り、過去を見て、自分の行き場を決めるんだよ。
「この結果から見たら、少しは地獄も要るかな。しかたがない。いますぐ地獄に行きます。」という感じになる。本人も納得して、行き先が分かれていくんだ。
このビデオは、記録映画のように、全部きちんと、とれているよ。これは守護霊がとっているんだ。だから、「今、守護霊によって人生をビデオにとられている」と思ってほしい。
もうガラス張りで、全部、お見通しなんだ。心のなかで思ったことは丸映りだ。全部、出てくるよ。
だれから見られてもいいような人生を生きよう
このように、この世を去るときには、どのような人も、どのような権力者も、どれほど「頭がよい」と言われた人も、どのような大金持ちも、どのような美人も、美人でない人も、年齢に関係なく、みんな、決まった条件の下（もと）に平等になるんだ。「死の下の平等」であり、”お白州”で明らかにされるんだよ。
それにたえた後に、死後の世界が待っているんだ。
生前の十倍ぐらいの時間は、死後の修行コースがあると見ていい。そのことを考えれば、この世で、だれから見てもいいような人生を、なるべく生きたほうがいいと思うね。
（おわり）
（★）執着：
欲にとらわれて、心が同じ一点に止まっている状態。例えば毎日「お金が欲しい！」と考えて、他のことを考えられなくなること「執着」という。
「三途の川」
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