二か月に渡った猫の介護と、並行で描いていた長丁場
の漫画にけりをつけ、そのまま休む間もなく京都に旅
立ちました。
京都に行った目的は、京都文教大学 臨床心理学部主
催のシンポジウム。
鏡リュウジ王子と臨床心理学科教授の濱野清志先生が
コーディネイターになり、少女漫画の神様=萩尾望都先
生を招いて“心理臨床と地球の未来 31世紀のこころを
占う”こころと創造性、たましいのえがきかた…という
テーマで、萩尾先生の作品をひもといて行く(もっと軽い
トークショーかと思って臨みましたが)ガチで授業でした(笑)。
ほとんど打ち合わせもせず、いきなり振られた質問に
答えて行く、萩尾先生の頭の良さと機転の早さには
脱帽~~!!いつも思うんです。先生はご自分を暗い
暗い!とおっしゃるけど、漫画の中に出て来る破天荒
なほど突き抜けて明るいキャラ、あれもまた先生の一
部分なんじゃないかな~?と。
お話を聞いていると、あっけらかんと面白い部分が垣
間見えるんですよね。
そして、いつも感じる漫画への深い愛。
ためになって、励みになって、考えさせられたシンポ
ジウムでした。
夕飯後は、みんなで四条に繰り出し、祇園祭の宵々々
山を散策。ちょうどお囃子が始まったところで、まだ人も
少なく、なにより大して暑くなもなく、雨にも降られず、
久々に良き風情を堪能して参りました。