『愛の不時着』にはたくさんのパロディやオマージュ、カメオ出演が仕掛けられていますが、もっとも重要な～と言っても過言ではないのが、第五中隊の部下4人と耳野郎がソウルまでリ・ジョンヒョク中隊長を連れ戻しに行ったミッションの冒頭で出会う、イカれたふりをしている北のスパイ（キム・スヒョン）だと思います。でも不時着にまつわるムック本には（私が見たかぎりの中には）なぜかまったく触れられていないので書いておきますね
。
出版されている本すべてを見ているわけではないので、もし取り上げられている記事があったらごめんなさい
。
このシーンですね。
彼は、2013年に公開された映画『シークレット・ミッション』において、ソウルの貧民街でバカのふりをしながら2年ほど待機させられている北朝鮮・特殊工作部隊の精鋭ドング（本名はリュファン）です。
映画とまったく同じ衣装と髪型で出ているのがすごい
少なくともこの映画を撮影してから6～7年は経っているのに、こだわり抜いたカメオ出演だと感心させられます。（髪はカツラかもしれませんが
）
そして同じパロディでも、この映画のドングと不時着の５人があそこで出会うというのが面白くもあり、また切ないのです。
すさまじいバカっぷりですが、本当は2000倍の競争率から選ばれた最高の超エリートスパイ
。
前半のマヌケぶりと後半髪を切ってからの死ぬほど強いキム・スヒョンがまったく別人で素晴らしい
。
後から送り込まれて来る同じく特殊工作部隊のヘラン（任務はロックミュージシャンになって韓国の芸能界に潜入すること）と、リュファンを監視するために送り込まれたヘジン（高校生に扮している）が合流してますます面白くなるんだけれども、ヘジンは子供の頃からリュファンに憧れていたので、言動の端々にBL臭がします
。
そんなある日、彼らに思いがけない指令が下るのですが・・・、まあ～なんとも悲しく切ない物語で、この映画は韓国歴代映画興行成績の40位内に入る大ヒット作となりました
。
だから『愛の不時着』でのあのカメオ出演は、公開から7年の時を経てまたあのドングに会えた驚きと喜びに満ちた奇跡のシーンであることを忘れないで欲しい
。（映画を見てたら絶対泣けるから、見てない人はぜひ見て！！）
ヒョンビンが3年前に主演した『コンフィデンシャル-共助-』もそうですが、北朝鮮ものはなぜか韓国ではたいがいヒットしますね。それはたぶん、想像を絶する過酷で悲しい背景を背負っているからですよね。でもこの映画が面白いのは、秘密工作員とかではなく、ある任務を遂行するために南北が協力し合うというところ。それが今の新しい南北関係の姿なのでしょうか？？ 続編『共助2』も決定していますが、ヒョンビンとユ・ヘジンが出演するかどうかはまだ検討中のようです。そろそろ決まってほしいですね。
もしヒョンビンが出演するとなると、後ろをけして振り返らない男・・・ついに返上なるか
？？
ずっと探していた画像を発掘しました
。どうりで探しても見つからないはず！プライベートのホルダーにしまってあった。←ヒョンビンはプライべートかよ(笑)？？
ヒョンビン850枚画像・・・とか、当時はお宝だと思ったけど、今はなんなりとウェブ上に出回っているので私がお見せしなくてももう良い感じですね
。貴重なのは、もはや自分で撮った写真だけかな。
