昨年29年ぶりに活動を再開して、今年8月についに正式解散する男闘呼組を追っかけて、京都~神戸に行って来ました。
当時から熱狂的な男闘呼組ファンの友達と共に。
お互い飛行機(私はJALで友はANAのマイレージ)でそれぞれ羽田から伊丹空港に行き、リムジンバスで京都に向かったのですが、私は空港で香港から帰省中の楊さちこ先生と旦那様のロンちゃんと今進めている企画の打ち合わせをしました。
今回の宿は、一度泊まりたかった東山・清水の『ザ・ホテル青龍』!!
昭和初期に建てられた小学校をリノベしたホテルは、かけがえのない素晴らしい空間でした。
お部屋からは-八坂の塔-が見えました。
この暑い時期に観光したい場所はないので、チェックインしても夕飯の時間までず~っとホテルのラウンジでスパークリングワインを飲みながらまったり。
夜は料亭『光安』さんで久しぶりに京料理を堪能しました。
明治に建てられた典型的な町家を改装したこの料亭は、玄関からすべての部屋の間取りが夫の実家とまったく同じで、ああ~本当に京町屋はみんな同じなんだな~と。6年前、織屋を継いだお義兄さんが亡くなり、もう実家は売ってしまったのでとても感慨深く。
坪庭の裏の建物にオーナーご夫婦はお住いだそうです。夫の家はそこが織屋(西陣)の工場でした。
ここは、玄関を入ってすぐ左の道路に面したお部屋。
真ん中の部屋を厨房に改装してあり、そこを挟んで向こう側のお部屋にもう一組。
1日2組限定という贅沢な料亭でした。
一皿めはジュンサイと枝豆の葛仕立て。蓮の葉の上に水滴をイメージした美しい驚きの一品。
湯引きした鱧と出汁のジュレ。
鱧が肉厚で柔らくて最高に美味しい~~!!
以前、鏡リュウジさんのお母さまから送っていただいた鱧が、今まで食べた中で一番 だと思っていたけど、これはそれに匹敵するお味でした。
添えられた薬味の葉がとても個性的で美味しかったので、名前を教えてもらったのに忘れた。
一杯だけビールを飲んで、その後は冷酒を二人で一合ずつ。
雲丹のお刺身に花畑のように穂紫蘇を散らした、これも涼しげなジュレ仕立てですが、最初は葛でこれはゼラチン。
夏野菜の盛り合わせ。トマトの味が濃くてすごく美味しかった。
雲丹と蟹の椀。
芽ネギと生姜が夏っぽくて、とにかくなにもかもおいちい。
お料理に合わせてチョイスしてもらった2合目の冷酒。
この中から好きな猪口を選びます。
器はほとんどアンティークでしたが、この片口は作家さんの作品だそうです。
すごくステキ。
稚鮎~~!!
頭から丸ッと、旨いです~~!!
とろとろの蕎麦がきが入った白味噌仕立ての汁。
蕎麦がきは子供の頃から私のおやつ(ソウルフード)なんですが、自分で作るときは固くボソボソに練り上げるのに、こんなに滑らかなトロトロの蕎麦がきもあるんだ~!!と目からウロコ。
一ヵ月ほど前に自分で買った蕎麦粉は、真っ白な更科系だったので「蕎麦がきには合わない!!」と思い込んでいたけど、こんな風に滑らかにして汁物にすればいいんだ~~
アワビの椀。
青柚子のピールと出汁が合わさった味が旨すぎる~~。
〆は、琵琶湖の天然うなぎと枝豆の炊き込みご飯。
アンティークのどんぶり。
あまりにもお腹がいっぱいなので、これだけいただいて、残りはおむすびにしてもらって翌朝ホテルで食べました。
香の物。
デザートは冷やし小豆。
もう一つは一瞬「ひやしあめ」かと思ったら、ほうじ茶でした。
友達がずっと昔から懇意にしているお店で、今回誘われて行ったのですが、建物、雰囲気、しつらえ、器、照明、お料理、何もかもが最高に素晴らしかったですよ~~。