ONE DAY MORE

漫画家・村田順子の
美食と薔薇 華麗なものが
大好き人生☆。.:*・°☆

Quintessence

2007年06月12日 | 美食


美味しいもの好きの間で評判の高いフレンチ「Quitenssence(カテンサンス)」に行って来ました。
ここは1年前にオープンした白金プラチナ通りを一歩入った瀟洒なレストラン。お値段が高いので高級レストランの装いをして行ったら、店内は意外とカジュアルな印象。日曜日の昼だったせいか、Tシャツの男性もいたりして拍子抜けしたけど、よく見るとすべてがスタイリッシュで張り詰めたようなモダンなセンスにあふれていました。

メニューはシェフのお任せオンリー!! 夜も昼もそれしかないの
何が出て来るかはお皿が運ばれて来るまで不明。嫌いなものや食べられない食材がある人は、あらかじめ申告しておくと、また別のものを用意してくれるという面白いお店でした。
ワインリストは充実しているけれど、料理に合わせたお任せワインコースが、またすごく良かった。お料理ごとに厳選されてそそがれるワインが最高に美味しい!
グラスではけして頼めないようなレベルのものを、試飲するように5000円で5杯も飲めるのはすごくお得だと思います

お料理は、芸術的で一見“和”のイメージ。ポーションも小さく、食べた気がしないのでは?と心配していたら、すべての食材にていねいな仕事がしてあり、わずか5ミリ程度の小さなハーブにも意味があって、「美味しい」ってこんなに満足感があるんだ!?ということを久々に実感しました。

写真は“帆立と麦のリゾット”。
巨大な帆立が計算つくされた焼き加減でソテーされて、表面はカリカリ。うえにかかっているのは蕎麦風味のなんだかよく判らないすごく複雑なソース(笑)。前菜に出て来た“山羊のチーズのフロマージュ”もとろけるほど美味しかったなぁ~
見た目はこんななのに、久々にがっつりフレンチを食べた満足感で満たされる力強いお店だったっス。パウラ~(←広東語)