怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

医療機関ではいつも長い待ち時間

2019年03月27日 | いろいろ
バス回数券を買いに近所の役所へでかけた。
ついでにウチの家庭医によって、定期健康診断の申し込みをした。もちろん、電話で予約をすることも可能だが、電話でのドイツ語会話に不安だ。医療機関はいつも非常に忙しく、ゆっくり話してくれ、というこちらの要望をすぐに忘れて早口になっていくんだ。

到着して受付に行くと、すぐに言われた。
「あとから呼ぶので、待合室にいてください」
おい、わたしは予約をしに来ただけだ、と言いたかったけれど、もう、反論さえ受け付けない迫力で話す彼女らだ。
まあ、どうなってもいいや、しばらく待ってどうにもならないようだったらこのまま帰ろう、と思った。
待合室には大勢いて、みなちょいとイライラしていた。
待ちくたびれたおじいさんが立って待っているおばさんに尋ねた。「いったいこれはどういうことかね、わしはちゃんと予約したのだけれど」
わたしも知りたかったので聞き耳を立てた。
「急患が入ったようなので、私たちは待たなくてはなりません。もうすぐ救急車が来て、患者を搬送するそうです」
なるほど。
救急車を呼ぶほどの急病なら、その患者は直接急患受付の病院に行ったらいいではないか、とも思った。もしかしたら、その人はそんな重病ではないと思っていつもの家庭医にやって来て、医師が診たら伝染性のある凄い病気だったのかもしれない。それで、来ていた予約患者たちを待合室に隔離していたのかも・・・
などと想像した。
まあ、そんなことがなくても今までの私のここの経験では、ちゃんと予約していても診察まで1時間2時間待ちは当たり前だ。
日本在住時にときどき「海外では待ち時間がない」と読んだ記憶があるが、それはどこの国の話だったか。または特別な高額医療保険に入っている人たちの話だったのかもしれない。
底辺近隣生活の私たち夫婦には関係のない話だ。
国民皆保険制度を発達させてしまっている国々は次々とそれが破綻しかけてきているようだ。
英国などは凄いらしい。
かなり具合悪くて医師の診察を受けようと思ってもそれが半年後だったりするそうだ。
運が悪いと医療を受けられずにお亡くなりになる運命の英国生活なのだろうか。
私の健康診断は5月半ばに決まった。約二ヵ月後。英国よりましだろう、と、きわめて満足・・・・って・・・・

近所の知人が定期健診で甲状腺結節が見つかった。近いうちに4,5日の入院をして放射線治療をするらしい。
義母が2016年に受けた治療と同じだ。隔離された部屋で、看護師たちとの接触もほとんどなく過ごす治療だ。
退院後しばらくは患者自身から強い放射線を発するので、子供や妊婦に近づいてはいけない。
義母は家に子供も妊婦もいなかったので普通に暮していた。私はガイガーカウンターを彼女に近づけてピーピーと警報音を鳴らせて楽しんだものだ。(義母は機嫌を悪くしていた!)
義母世代でなくても、甲状腺結節の可能性があるとかで、私もちょいと気になって健康診断を申し込みに行ったんだ。
まあ、待ち時間の2ヶ月でひどく悪くなるような病気があったとしたら、それが私の運命だと思って諦めるしかない。英国在住の人々もそのような心構えで生きているのかな。
















1 コメント

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Unknown (ドイツ在住)
2019-03-27 19:00:27
甲状腺結節で放射線治療って聞いたことがないのですが…。バセドウ病か悪性腫瘍ですか?ただの甲状腺結節は良性なので放射線治療しないと思うのですが。
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