怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

テレビもPCもスマートフォンもない生活

2020年10月06日 | ドイツ在住難民・移民

アフガニスタン人難民Nが

何気なくテーブルに置いた電話機みて驚いた。

私が「ここではマスクをしなくてはいけません」

と注意したら

「え?もう、コロナは終わったんじゃあないの」

と彼は答えた。

彼が住む難民用住居には

テレビもインターネットの環境もないらしい。

母国の戦乱でまともな教育も受けていない。

彼は決してバカではないが、

基礎的教養に欠けていることに

しばしば気づかされてしまう。

インゴルシュタット市のコロナ感染状況の

グラフを見れば一目瞭然、と私の携帯電話で

そのサイトを開いて見せようとしてやめておいた。

彼がそのグラフを読みとることができるかどうか

不安だったからだ。

下手をすると、彼の自尊心を傷つけてしまう。

ただ、マスク拒否だけは

きつく注意しなければならないと義務感から、

おせっかいな義母ごとく、ガンガン言ってやってもらった。

外国人労働者中心にコロナ感染が広がるのは、

彼らが情報に接することが難しいからかもしれない。

シンガポールのような移民労働に頼り切っている国の

移民労働者もスマートフォンやテレビに接していないのかも。

ドイツの難民たちは、

健康を保ってもらうようにしてもらいたい。

彼らは隔離されて生活しているわけではない。

その辺で何気にすれ違っている毎日だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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