怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

日本の日本人以外との会話の仕方はかなり違うこともあると感じる

2019年07月28日 | 家屋
街中の建築物の窓からの風景。
隣近所がとっても近い。実家の生活がこんな感じだった。
隣の住民がお風呂に入っている音、テレビや掃除機の音などが聴こえてきていたが、不快に感じなかったものだ。
窓の近くで着替えたりするのははばかれた。レースのカーテン越しでも通行人から見えるのではないかという不安があったものだ。
ここに住んでからは近所の生活音が聞こえなくてとても淋しく感じた時期があった。
夜に電気を煌々と照らし(めったにやらないが)、カーテンなしで着替えても、見られない安心感はいいものだけれど。
人はどんな環境に住んでも適応するんじゃあないか、と思う。
私の今後の人生も、また街中の狭い環境になるかもしれない。喜んで変化を受け入れることにしよう。

義母は週末の3日間、妹と一緒に彼女の所属する地域の農家夫人のための旅行へ出かけている。
出発前日の私との会話。
「スポンジ台が冷凍されていますから、りすはそれでケーキを作りなさい」
ええっ!!
真ん中にクリームを挟むケーキはちょいと技術が必要だ。私は一人でそれをやったことは一切ない。
週末の義母ケーキがないことにうきうきしていた。
義母の命令に私はこう答えた。
「8月はケーキ三昧月です。今週末くらい、ケーキ断食しましょうよ」
8月は義両親の誕生日が続く。それが週末に当たればいつもと同じ頻度でケーキを食べるが、今年も二人とも平日誕生日だ。
毎年、8月は恐怖月間だ。
義母はそんな私の気持ちも知らず、言った。
「今年はそんなに人が来ないから大丈夫よ」
人が多く来ようがそうでなかろうが、ケーキを焼くのは同じじゃあないか。
どうして、そういう会話に発展するのかさっぱりわからない。これが最初ではなく、寄生し始めてすぐからこうだった。
最初のうちは、私のドイツ語力の問題だと思っていたんだ。会話が変な方向に進んでいるのは私の聞き取り力、話す能力不足だと。
だが、今でも義母の話すことは大きく飛躍したりするので、私との会話だからというわけではないらしい。

一度だけ、夫が嘆いたことがある。
「母は何でもモンクします」
そう、義母の息子は子供の頃から同じ体験をしているんだ。何を言っても聞き入れてくれないどころか、あらぬ方向へ会話が向けられてしまう。
私が提案しても「ナイーン」で発言を否定されてしまうんだからたまらない。
これは彼女の会話の仕方の癖なんだ。
また、話しているうちに私の意見が通ることも多いので、まずはじめに否定しておく、というのが義母のやり方。

これを彼女の交流関係にやったらよくない、と本人は自覚しているらしく、親族や近隣住民、知人たちにはやらない。
配偶者と息子とそのヨメだけにやるんだ!
娘にはやらないのを観察済みだ。おそらく、子育て中、いろいろあったのだろうと想像する。娘の話は黙って聴いていることが多い義母。

「なんでいつも米飯ばかり食べるのですか」
という質問も、決して米飯食を全否定しているわけではなく、定期的に言いたくなる恒例行事のようなものなんだ。
言われるたびに相手をしなくてはならない私はたまったものではないが、日本と違い、ここでは相手を思いやって云々などということが少ない。
言われるたびに何か返答しなければならないのがここのやり方、と私は早いうちに気づいている。
だが、日本生まれの日本育ちの私、ここのそうした傾向に疲れるのも確かさっ












1 コメント

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Unknown (ルーク)
2019-07-28 15:24:13
お久しぶりです。
以前、何度かコメントさせて頂いた者です。
「なんでいつも米飯ばかり食べるのですか」→ 「日本人だから」ですよね(*_*;

義両親さんの米否定発言を見かける度に悲しくなります。

実際、日本人は小麦粉ばかり食べていたら体の調子が悪くなると思います。
義母さんは、遺伝子的?医学的?人類学的?なものとなぜわからないのでしょうかね。わかろうともしていないのでしょうか。
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