怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

広さだけは贅沢なトイレ

2017年11月11日 | カテゴリー分けするのに飽き
博物館で入場無料の特別展示があったので行ってみた。
テーマはジプシー差別についてだ。
欧州にはいたるところに昔からジプシーが生活しているようで、ここでも簡単に「そうかしら」と思われる人々を観察できる。

特徴的な顔立ちや肌色の人もいるが、言われなければ普通に欧州人とも見える人もいる。
7,80年前の欧州の大虐殺では、コーカソイド種の特徴をもたない人々を徹底的に排除したようで、その様子を撮影した写真が多く展示されていた。

これは普通に日本で教育されている人たちには一目で何だかわかるだろう。

さて、展示物を見終えた後、この博物館の新築された部分を見つけた。
トイレが以前の場所とは違っていたんだ。特にトイレに行きたくもなかったけれど、どんな風になっているか見に行ってみた。

天井や壁は古いまま、塗りなおしてあった。
 大きなロッカールーム。昔のままの窓や天井。
窓から覗くと、修繕中の様子が見えた。


先週だったか、日本ではおむつ替えができる場所が女子トイレにしかないのが差別的だとテーマになっていたニュースを読んだ。
ここであまりそうしたことに気をつけていなかった。親しくしていたドイツ人E子さんなどはトイレじゃあなくてどこでも赤ん坊のおむつを替えていたものだ。
適当な場所がなければ、アスファルトの地面に上着敷いて替えていたぞ。大雑把な性格のE子さんだったからそれができたのかもしれない。
在独日本人仲間のA子さんは「公衆トイレのフタを下ろして、その上で替えました」と言っていた。
ここの図書館のトイレにはおむつ替え用の設備があった記憶アリ。でも、そのトイレは男女兼用。
そういえば、男女兼用の公衆トイレって、日本にあったかしら?

この博物館ではこうだった。
 
障がい者用とおむつ替え台が一緒になっていた。
このほかに女子トイレ、男子トイレ。広さに恵まれた古いお城を改築した博物館ならではの造りかな。
女子トイレに一応、入ってみたけれど、トイレ自体は最低限のものしかなかった。
日本のどんどん豪華で便利になる公衆トイレと対照的。男性トイレにおむつ替え台、男性にも女性にも行けない人たち用トイレも造るのだろう。物資に関しては日本は本当に恵まれている。




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