怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

紙婚式

2008年11月04日 | 
2007年11月5日に、私の住んでいた市役所に婚姻届を提出した。
つまり、結婚1周年なのだ。
おめでとう、わたしたち~

一周年なんて、簡単に迎えられるものかと思ったらそうでもないらしいことを結婚直後に聞いていた。

某南国に移住して約20年のT子さんによると・・・
「ここの男性と結婚する日本人女性はね、1年後には99パーセント別れるのよ」
りす「え!それって、全部だめになるってことじゃあないですか!」
T子「そうなのよぉ~、それでここで働いている日本人女性が多いのよぉ~」

一般的に、南国住まい民族の男性はなかなか「勤勉」と呼ばれにくい傾向にあることは他の某南国で見聞きしていたので驚くことはなかったが、それが日本女性との離婚率の上昇、日本女性の現地就業率の向上に繋がってしまうことは初耳だったものだ。

某南国の国際結婚の平均持続年数に軽く到達した私たち、やっぱり、お祝いしてもいいのかも
あ、ここは北国、違うって・・・・

国籍が違う者との婚姻の手続きの煩雑さは、これを経験した人でないと語れない。
日本人同士の日本での結婚は、市役所に婚姻届1枚を提出すればいいらしい。
(そうですよね?)
国際結婚の場合、主に重婚を防ぐためなのか、お互いの証明書類を用意し、それを翻訳したり、普段は全く縁のない大使館や領事館、さらには外務省に出向かなくてはならないのだ。

一般的に、私のように婚姻後の生活拠点が外国になる場合、その国で手続きをする人が多い。
だが、夫は1ヶ月の休暇を取り、日本ですることを決めたのだ。

なぜかと言うと、日本の婚姻手続きのほうが簡単だから・・・

でも~
いくら、簡単だからと言っても、1ヶ月の期限付きですべての手続きを誤りなく終わらせるのは大変だった。

実際・・・
市役所の窓口前で二人でたまげた。
綴りがちがうぅぅぅ~
なんと、ドイツの役所で作成した書類に印刷された私の名前のつづりが間違っていたのだ!
この書類は、私の戸籍謄本のドイツ語訳を元に作られている。
翻訳の名前の部分を、私はしっかり確認して、ドイツの役所に提出したのだ。(日本から夫へ郵送)
なのに!
侮れない、ドイツの役所!!
そんなに長くも難しくもない私の名前、何で間違えるのだぁぁぁ!!!

少しはなれたところに引き下がり、夫とかなりでかい小声で話し合った。
「黙っていれば、間違いがわからないかもしれないよ、大丈夫だよ」
この楽観は私。
夫は青くなるのみ。
これからちょっと家に戻って書類作り直し、ができない距離だもの。

何気ない顔で書類を提出し、待つこと30分くらいだったか・・・
「りすさ~ん、ここ、お名前、違うようですねぇ~」
どきどきしながら続きを聞いた。
「ま、こちらで直しておきますから、受理しましょう!」

ああ~
S市役所の戸籍課の皆様に足を向けて寝られない。

下は、ドイツの役所に提出するために作成した「婚姻届受理証明書」
(実際は戸籍謄本の翻訳を提出したのだが、日程の関係でこれを先に作成しておいた)



日本人同士との婚姻の違いは戸籍の扱いである。
外国人は日本の戸籍に入れない。
私が筆頭者になって、私だけの戸籍ができたのだ~
(私の身分事項に夫の名前、国籍、生年月日などが入るので、戸籍は婚姻の証明にはなる)
また、氏を同じにする義務がないので、特別な届けをしない限り別姓である。


こんな風に、最大の難関「婚姻手続き」をした去年の今日。
あのときのトラブルが1年を過ぎていい思い出に変わりつつある。
多少の難問は自然と解決してくれる私たち、と思っている。

それにしても、ドイツの役所・・・
名前なんて、一番重要な事項なのに間違えるなんて!
これからも、さまざまな難題を作ってくれるのかしらん・・・

















18 コメント

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おめでとう! (南風)
2008-11-04 19:36:28
お帰りなさい!

又ゆっくり 伺います!
里帰り ゆっくり 味わってくださいね~
おめでとう! (YUKINKO)
2008-11-04 22:00:05

私はドイツでしました。
婚約者VISAを取ってきていたのが幸いだったのか、わかりませんが他の人たちが大変といってたのに、意外と簡単と思った覚えが、、。
でも、わすれた、、、、、。

つづりの間違い、VISAがそうでした。
その場で、手書きでなおしましたよ、
担当者!!
確かに面倒!!【笑】 (Strawberry)
2008-11-04 22:46:12
まずはおめでとうございま~~す!!!

本当に面倒な手続きですよね。国際結婚って・・・

独身証明書とやらを大使館にとりに行き、それを日本語訳して、日本の市役所へ・・・
市の職員は州毎になにやら法律が違うから、、、と言って、辞書らしきものを引っ張り出して、やっていました・

旦那が車の免許を取ったときにも、JAFに行って、またこれも日本語訳が必要で、しかもJAFの翻訳で5000円支払った記憶が・・・(苦笑)
内容はとっても簡単だったので、『私の翻訳ではだめですか?』とあほな質問をした私・・・・

ま、、今思えば楽しい思い出ですね・・・

国際カップル、皆ご苦労様です!!

それはそうと、その某南国の離婚率には驚きですね。
う~~~ん、ホント、すごい!!
あら! (はなはな)
2008-11-04 23:33:14
今りすさんは日本にいらっしゃる!!??
おかえりなさぁ~い
でもりすさんのレポートがしばらく読めないの、残念です
再開、楽しみにしますね~
と、自ブログ放置気味の私が・・・爆

そしてそして。
祝・1周年
れれ?1周年は日本で過ごされたんですね?
旦那さんとはラブラブコールでお話されました?

>婚姻受理証明書
懐かしいわ~
海外挙式の担当をしていた事があるので、この書類といつもにらめっこでした!
国によっては挙式をする前に入籍が必要でして。
日本の方、そういうの嫌がる方も結構いましてね~
「万が一何かあったら」なんて考えられるのでしょうか?
入籍して、この書類を必ずもらってきて下さいと説明すると、親まで登場する方もいましたもん!

何はともあれ。
帰省中、楽しく過ごされますように


おめでとう! (ろーずまりーs)
2008-11-05 09:34:33
1周年おめでとうございます。
大変なんですね、国際結婚は!

日本でゆっくり 
楽しんで過ごしてくださいね
おめでとうございます。 (たかたか)
2008-11-06 03:11:20
超多忙でリスさんのプログも9月以来読めずで、
不完全燃焼って気分でした。
まずは結婚一周記念心からおめでとうございます。
日本の国際結婚者用の婚姻届なんて初めてみました。

南国では一年以内に離婚する確率が多い(!)なんて芸能界みたいね?!
ドイツでは7年目か8年目で離婚率が多いようです。
国際結婚でなくても。
ちなみに日本人(またはアジア人)とドイツ人男性の離婚も多いですよ。

日本で結婚されたカップルは離婚時に日本の法律で、、、、、ということですか?

リスさんヤッターネ!里帰りですか。
今頃、20度近い暖かい秋と母国の美しい真っ赤な紅葉を楽しめるのですね。
満喫してくださーい。
祝1周年おめでとう! (チェリー)
2008-11-07 01:26:05
あっと言う間の一年でしたか?それとも....異国の地で過ごした一年は,長かったかな?しかし,あなたは偉いわぁ~!あのお母さんとも,一年過ごした訳だものね.表彰状を上げたいくらいよ(笑)今後もご主人といついつまでも仲良くね!                     今日本に帰っているのね.お話沢山聞かせてね!の~~んびり羽伸ばしてねぇ~~ 
Unknown (penguinophile)
2008-11-07 07:56:53
一周年おめでとうございます~!(^^)/
いやぁ、某南国ほどじゃないかもしれませんが、海外嫁入りは大変ですもの。たかが一年、されど一年、まずは一年、ちゃんと続いた私ってエライ!・・・と、自分を褒めてあげてもいいと思いますよ。あ、結婚は二人でするものだから、「私達、自分達」か。でも生活の変化が激しい分ストレスを多く受けるのは、外国に移住した側ですからねぇ。

実はですね、りすさんのブログを拝見していて、りすさんのお義母さんがうちの義母に似ているかも・・・二人を会わせたら意気投合するか大喧嘩するかのどちらかに違いない・・・と密かに思っております。で、「私はあの義母と同居したら3日で狂うか離婚するかも」とも思っているもので、りすさんを密かに尊敬しております。

里帰り、いいですね~!これから先の家庭円満のためにも、しっかり充電してきてくださいね。・・・ってもしやりすさんがこれを読むのはドイツに戻られてからかしら?
おおおぉぉ!!! (Haru)
2008-11-07 23:10:05
どいつりすさんもご帰省中ですか!!
どれみさんとrunさんも、今日本で過ごされているのですよね。
紅葉と秋の味覚を、存分に楽しんでくださいませ。
(でも、これを読まれるのは、ドイツに戻られてからですね。笑)

ご結婚1周年ですか!
おめでとうございます!!
外国人と結婚し、その方の故郷での慣れないご生活、本当に大変だと思います。
でもでも、りすさんパワーとともに頑張ってくださいませ。
同じドイツに住む日本人として、応援しております。
南風さま、 (どいつりす)
2008-12-05 15:48:03
うふ、すでにドイツに戻ってからお返事しています。
恐ろしく忙しい里帰り第一回でした。
すでに実家は住まいでないことを認識したものです~

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