林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

不謹慎

2008-11-25 | 床屋放談

     

元事務次官と家族の殺傷事件は、年金テロかと思っていたら、そうではないようだ。
そして不謹慎不適切と言われるだろうが、実は、テロでなくて残念、という気持ちが無いわけではない。

殺害された人は確かに被害者だ。だが、そんなに立派な官僚だったのか。
「あの人はいい人だ」の「いい人」の前には、「アタシにとって」という枕詞が付くものだ。事件の直後、近所の住人が悪口を言うはずが無い。それが礼儀だもの。

どこの会社でも役所でも、組織内で部下たちは、そこの最高位者の言動をじっと観察していて、その意向に沿う動きをする。
厚労省や社保庁の現在のテイタラクは、歴代事務次官の言動思想の結果である。

昔、会社の業務改革部門にいたとき、ハウツー本を沢山読んだ。
全ての本に、改革は本社の社長会長から始めないと絶対成功しない、とあったが、全く同感だった。そしてわが社は失敗した。

    ■■■ 

そもそも.......。
これまで発覚した不正について、原因は何か、責任者は誰か、どういう処罰をしたのか。厚労相は、犯罪者は必罰、と大見得を切ったが、その後は音沙汰無しだ。
また、歴代社保庁長官の責任と、退職金返納はどうなったのか。身辺警護費用は個人負担にしろ。
それやこれやが、うやむやになっているのである。

官僚は景気がこんなに悪くなっているのに、雇用は保証され、年末ボーナスをシッカリ受け取り、定額給付金まで支給される。ボーナスは止め、給付金は辞退しろ。

厚労相は厚労省が被害者のようなことを言ってるけれど、とんでもない話で、厚労省と社会保険庁の官僚たち、特に高級官僚は国民に対する加害者である。

    ■■■ 

犯人が名乗り出て、犯人の心理分析や犯行動機の分析で大騒ぎだ。
ああいう異常な人物を、普通の人間が理解出来るものでは無い。
ただ、官僚に対する国民の憤懣が、そこまで充満している、ということだろう。

また、殺傷方法について矢鱈に詳しく報道しているが、そんなものは必要無い。惨たらし過ぎるし、報道で知り、真似するヤツがきっと出て来る。

そんなどうでもいいことに紙面や時間を消費するより、トヨタの奥田相談役の「言論テロ」について、徹底的に追加報道して貰いたい。

暗に名指されたみろ・もんた氏の番組も、いつもなら火が付いたように騒ぐ朝日新聞も、全然続報が無い。早々と奥田の恫喝に降参してしまったようだ。
これでマスコミの厚労省社保庁批判は尻すぼみになるのだろう。
そして本当の「年金テロ」が起るかもしれない。

    ■■■

トヨタの広告を拒否する新聞があれば、それを購読したい。
トヨタの車はもう買わない。

以上、不謹慎不適切な思いですが、つい書きたくなりまして.........。権兵衛さん怒らないでね。
トヨタは売ってくれない?結構結構。もう買えないもんね。 



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2 コメント

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もう一つの不愉快 (霜月一八)
2008-11-25 12:03:53
恐慌なんて言葉が現実味を帯びてきている時に
官僚高官が狙われたなんて嫌な不安な社会に
なってきたなあと感じていました。

正直言って私もテロじゃなかったのかと思いました。
国民誰もが腐りきった社保庁にそう思ったと思いますよ。変な期待があったんじゃないでしょうか?

筑波山から帰ってたまたまTBSの「情報7daysニュース
キャスター」を見ていたら“犯人が出頭しました”と
一報が入り原稿を繰り返すうち、出演していた佐々淳行氏が
「安住さん、あなたはついていますよ。歴史的事件の放送が出来て」
「埼玉県警なんてつまらんでしょ」
「変な弁護士がつくでしょうし」
「もっと悪い官僚がいますよ」
と発言した。安住アナは「何言ってんだこのおっさんは」
と云うような顔でチラチラ佐々氏の顔を見てました。

もう一つの不愉快とはこの佐々氏の不遜な態度と発言です。
幾ら輝かしい経歴が有るか知らないけれどこの発言はねえ。
あんまり偉くはなりたくないものです。
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現役世代に ()
2008-11-25 20:59:56
霜月一八さま

どうも何かヘンな方向に向かってますね
でも どうしようもない 笑ってるしかありません
現役世代に もっと目覚めて貰わないと

あの何でも分ってるつもりの人 サッサと消えて欲しいですね
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