林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

チャリティコンサート

2007-10-01 | 歌の翼に

 「東京ヴィルトゥオーゾ」の慈善演奏会を聴いた。良かった。
主催は飯能市民による「ふれあいチャリティコンサート実行委員会」である。
今年で10回目の開催になった
 (昨年は「ロス トレス アミーゴス」だった。これも良かった!)

演奏曲目はどれも綺麗。クラシックが中心だが、歌謡曲からタンゴ、J-pops 、と幅広くクラシック曲に編曲して演奏し、親しみ易かった。

   四重奏(テレマン)・オンブラ マイ フ(ヘンデル)・ヴァイオリンとチェンバロの為の
   ソナタ(JSバッハ)・ファンタンゴ(ボッケリーニ)・ダンサ ノルディスティーナ(パルピ
   ネリ)・天使の糧を(フランク)・チャルダッシュ(モンティ)。

   リンゴ追分(米山正夫)・LoveLoveLove(中村正人)・鳥組曲より(レスピーギ)・明
    日(アンドレ ギャニオン)・リベルタンゴ(ピアソラ)、ベッサ メ ムーチョ(ベラスケス)。

他に特別出演として、グレース マーイイヤという日本人ジャズ歌手が「私の好きな歌」(サウンドオブミュージック)と「ダニーボーイ」をジャズ編曲で歌った。

楽器はチェンバロを中心に、バイオリン2、チェロ、ギター、コントラバス、フルート、オーボエ、マリンバ、パーカッションなど。
以上を7人が受け持ち、出たり入ったりして演奏した。

どれも、なかなか良かったのだが.........。
実は演出がドーモだった。

曲の演奏前に、出演者が交代で下手な説明をするのは興醒め。
演奏と演奏の間に、楽器や譜面台や椅子を出し入れするのが目障り。
聴衆に混じっている編曲者に、いちいちスポットライトを当てて紹介するのは煩雑。
おまけ曲ベッサメムーチョで、聴衆の手拍子を求める不必要。
森男ならあんなに煩くて、クサイ演出はしないね。

特別出演のジャズ歌手は、人気上昇中大型新人だそうだが、別の歌手の名唱をいくつも知っているのでイマイチ。むしろ小型です。
それにジャズはこの演奏会の雰囲気にそぐわない。

いい曲のいい演奏だけを聴きたかったが、まぁ、ボランティア諸氏の企画進行だし、あちこち顔を立てなきゃいけないわけだし、入場無料だったので、垢抜けないのは止むを得ないだろう。
むしろ10回も続けた、その意気や良し、とすべきだろう。

ただ、選曲も演奏も十分満足出来ました。
ドリカムのLoveLoveLoveがあんなにいい曲だったのには驚いた。

月末だけれど、もちろん、寄付金はタップリ弾みましたよ。

帰り道は、墓地に通じる雨上がりの坂道。真っ暗闇で物の怪が出そう。
でも、明るい心で通り抜けました。



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