林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

火の用心

2012-01-19 | 高麗便り

失礼ながら、荒れようがサマになっており、もののあはれ光線を放つ好きな民家だった。
もちろん、いわゆる立派な家ではない。だが、言うに言われぬ風情があった。

今日、前を通ったら、きれいさっぱり焼け落ちていた。
確か鴨爺さんが独りでいたはずだけれど、無事だったろうか。

高麗の里らしい風景がまた一つ失われた。

 

ありし日(この元日)の姿である▲

里では火事の後、火元と隣近所が合同で、お詫びを新聞に折り込む。
火事は迷惑だが、お詫びのちらしはとは、少し残酷ではないか。

120119



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんなお宅近所にも・・・ (むかご)
2012-01-19 11:05:30
ものも言いようですね。
お爺さんはご無事だったのでしょうか。
焼け跡は、なんだか切ないです。お詫びの新聞折込チラシだなんて珍しい習慣ですこと。
返信する
無事で良かった (森生)
2012-01-20 13:40:02
むかごさま
今日 このお宅のご近所で 昼飯会があり 住人の消息を聞きました
独りではなく ご夫婦の家だったそうです
二人とも留守の時に出火したので 無事だそうです
ご近所の方々の斡旋で 近くの空き家に引っ越したそうです

森生は失礼ながら ピカピカの豪邸も好きですが こういうお宅にも 愛着を感じます 
返信する

コメントを投稿