年下のおじぃさんから長~い電話があった。
おじぃさんは半世紀も前、森生の部下だった。
当時は感情の行き違いが多かったけど、この10数年でごく親しい友だちになった。
いまでも情報通で、卒業した会社の裏事情や、偉いさんたちのその後に精通している。
どうでもいいことかもしれないが、面白い。
ふたつしか歳が離れていないので、最近の体調は似たようなもの。
時々電話をくれるのは、森生の安否確認だとさ。
済まないねぇ、ありがとう。
近所に住む年下のおじぃさんがやって来た。10数年前に雑木山の作業で出会い、友だちになった。
この前転んで眼鏡を壊したのは、この人に泣き言を聞いてもらうために、急いだからだ。
手土産に、見たことがない鯛型のがんもどきもどきを2枚、持ってきてくれた。
友だちは森生より若いのに総入歯。歯の悩みと苦しみを知っている。
安否確認のため時々、猫額亭に立ち寄ってくれるとか。
嬉しいなぁ、ありがとう。
マサコ妃殿下から、顎の骨の移植について知りたくて、何度も電話しているが、ちっとも出ない。
妃殿下とはお寺の作業で友だちになった。
切磋琢磨しながらも自慢していた旦那様を亡くして、かれこれ10年かな?
ご近所を震撼させた夫婦喧嘩を卒業し、いまではカラオケ三昧、と聞く。
息子さんちに長逗留ならいいが........。
妃殿下は森生のひとつ年上である。安否確認に、やはり行った方がいいのだろうか。
未亡人とはいえ一人住まい。話題になるかなぁ。
心配だなぁ。
挿絵は朝日新聞連載小説「ひこばえ」から。
190418
ボクは「Gサミット」というのあります。「爺サミット」ですがね。
ときおり……年に10回ほど集まって、相互に生存確認。
残念なことは婆がいないこと。女性パワーがない。
女ともだち 50人作りましょ
おばばたち 連れ合いにうんざりしてるし おじじたち 出歩かないので 市場は男不足
いいとこ見せようなんて思わず 気軽に声をかけましょう
どうせ 底は割れてるんだから