通りゃんせ 通りゃんせ
ここはどこの 細道じゃ
天神さまの 細道じゃ
ちょっと通して 下しゃんせ
ご用のないもの 通しゃせぬ
この子の七つのお祝いに
お札を納めに まいります
行きはよいよい 帰りはこわい
こわいながらも
通りゃんせ 通りゃんせ
「通りゃんせ」は川越の三芳野神社が発祥地である。
神奈川県小田原市の神社が、ウチだ、と言ってるそうだが、ここがホンモノですっ。理由? そんなこと、どうでもよろし。
三芳野神社は元は町の中に鎮座していたが、川越城を拡張する際、そのまま城郭内に取り込まれてしまった。まぁ、成田空港みたいな工事だったのでしょう。
町民は、参拝のため城内に入るが、帰る時の身体検査が大変で、行きはいいけど帰りが怖いヨ、それで良ければ通ってネ、という意味だとか。違うかな?
神社は木立に包まれて古色蒼然。
社殿と歌碑しか無いが、誰もいない境内は昭和一桁の雰囲気だ。
近くには川越城本丸御殿がある。
大きいが、内部は質素だ。江戸幕府は小さな政府だったのだ。偉い。
蔵造の外観を取り入れた市立美術館と博物館も近い。
いずれもとびきり上等な施設です。
美術館の隣にある明るく洒落た和菓子屋「道灌」の縁台で休憩。
僭越ながら破格の扱いのつもりです。次に行ったら、タダにしてね。
観光客は蔵の町並み「一番街」や「飴屋横丁」をぞろぞろ歩き、「喜多院」へ行って、川越はハイお終い、にする人が多い。
この一角を歩かないのはソンというものです。
そう云う意味だったのですね、一つ利口になりました。
地図を広げましたらお寺さんが沢山あります。
と言う事は落ち着いた街なんでしょうね。
益々行きたくなりました。
一寸勉強して行きます。
別の説では、城郭内に取り込まれる前は遊郭地帯で、行くときは良かったけれど、帰る時にはヘロヘロになるからだ、とか、病気を移されて.....、とかがありますが、市は厳重な身体検査説を採っています。
奥の深い町です。
霜月さんなら、1週間分の記事ネタがあるでしょう。
どうぞ、存分にお楽しみに。