林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

通りゃんせ

2008-05-24 | 歌の翼に

通りゃんせ 通りゃんせ
ここはどこの 細道じゃ
天神さまの 細道じゃ
ちょっと通して 下しゃんせ
ご用のないもの 通しゃせぬ
この子の七つのお祝いに
お札を納めに まいります
行きはよいよい 帰りはこわい
こわいながらも
通りゃんせ 通りゃんせ

「通りゃんせ」は川越の三芳野神社が発祥地である。
神奈川県小田原市の神社が、ウチだ、と言ってるそうだが、ここがホンモノですっ。理由? そんなこと、どうでもよろし。

三芳野神社は元は町の中に鎮座していたが、川越城を拡張する際、そのまま城郭内に取り込まれてしまった。まぁ、成田空港みたいな工事だったのでしょう。
町民は、参拝のため城内に入るが、帰る時の身体検査が大変で、行きはいいけど帰りが怖いヨ、それで良ければ通ってネ、という意味だとか。違うかな?

神社は木立に包まれて古色蒼然。
社殿と歌碑しか無いが、誰もいない境内は昭和一桁の雰囲気だ。

近くには川越城本丸御殿がある。
大きいが、内部は質素だ。江戸幕府は小さな政府だったのだ。偉い。

 

蔵造の外観を取り入れた市立美術館と博物館も近い。
いずれもとびきり上等な施設です。




美術館の隣にある明るく洒落た和菓子屋「道灌」の縁台で休憩。
僭越ながら破格の扱いのつもりです。次に行ったら、タダにしてね。

        

観光客は蔵の町並み「一番街」や「飴屋横丁」をぞろぞろ歩き、「喜多院」へ行って、川越はハイお終い、にする人が多い。
この一角を歩かないのはソンというものです。



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2 コメント

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益々行きたくなりました (霜月一八)
2008-05-24 10:57:54
「とおりゃんせ」の帰りは怖い・・の意味がわかりませんでした。
そう云う意味だったのですね、一つ利口になりました。
地図を広げましたらお寺さんが沢山あります。
と言う事は落ち着いた街なんでしょうね。
益々行きたくなりました。
一寸勉強して行きます。
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ネタ満載町 ()
2008-05-24 21:33:07
霜月一八さま

別の説では、城郭内に取り込まれる前は遊郭地帯で、行くときは良かったけれど、帰る時にはヘロヘロになるからだ、とか、病気を移されて.....、とかがありますが、市は厳重な身体検査説を採っています。

奥の深い町です。
霜月さんなら、1週間分の記事ネタがあるでしょう。
どうぞ、存分にお楽しみに。
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