林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

バヌアツ

2006-07-29 | 高麗便り
地球に優しく、幸せに暮らす国の世界1位は、太平洋の孤島国家バヌアツ。
英国のシンクタンク等の報告書で発表された由。
日本は95位。詳しくは朝日新聞7月29日朝刊を読んで下さい。

私が、この記事で注目したところは、この発表を見た朝日新聞の電話取材に対して、首都ポートビラでインターネット新聞を発行する49歳の男の回答だ。

「驚く結果じゃないし、あまり宣伝したくない」
観光客の増加で環境に(悪)影響が出ることが心配。

日高市職員・商工会・観光協会・市民にぜひ考えて貰いたい。
日高市の観光の活性化は賛成だ。ただ、その活性化の中味が問題なのだ。
市全体の世論は

とにかく彼岸花で全国的に有名になればいい
そのためには、巾着田を整備しよう
整備とは駐車場の拡大と、巾着田内の道路舗装と、看板や幟旗の増設と・・・
物産館を建設しよう
水生植物園を作ろう
煉瓦で囲った花壇を広げよう
蛍を養殖する為に、水路に花崗岩を投入した
観光客がもっと集まるようにイベントをしよう
1年中郭公の鳴き声を録音テープを流そう(これ故障中)
でも便所は予算が無いし、イメージアップしないから今のままでいい

と巾着田と彼岸花一点張り。
予算が無い無いといいながら、巾着田の環境と景観破壊に邁進している。
観光を活性化するなら、日高の特徴やセールスポイントを何故自覚しないのか。
誠に不思議な話である。

知らなかった国、バヌアツの方が先を行っている。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿