飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」「万里一空」「雲外蒼天」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

セロトニン5

2014年12月27日 10時25分20秒 | 教育論
最近、「セロトニン5」と言う言葉を聞いた。
この言葉は、「見つめる 微笑む 話しかける 触れる 褒める」この五つの教師の関わり方を示している。
セロトニンとは「安心感」を与える脳内物質でASD(自閉症スペクトラム)傾向のある子どもたちは「不安感」を抱えていることが多いという。

子供の対応についてなるほどと思える記述があった。
授業の開始時に騒いでいる子供がいる。
よくある場面だ。
そこでセオリーからすると、「満面の笑みを浮かべて、見つめる」ことになる。
これが逆効果となる場合がある。
騒ぐ行為は、相手をして欲しいとか刺激がほしいということの裏返し。
ここでセオリー通りに対応すると、子供に対して刺激を入れてしまうことになる。
ここでは「騒いでいるときには反応せず、授業に戻ってきたら反応して褒める」という刺激の調整をすることの方が有効である。

対応を整理すると次のようになる。
騒いでいる子供には、目線をあわせない。
刺激を送らない。

全体を引き込むような授業導入をする。

その子が一言でも授業に関する言葉を発したら、先の対応で強い刺激を与える。

間違った対応は、誤学習をすることになり、授業に参加するという行為には刺激がもらえるという正しい学習を進める必要がある。

saitani

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プロフェッショナルとアマチュア

2014年12月27日 10時17分33秒 | 教師論
「プロとアマの差はわずか数ミリの差にすぎないが、その数ミリは、そうしようもないほど歴然とした差である。
 そのわずかな中に、人生がたたき込まれるほどの労力が入っているからである」

授業がうまい、子どもたちを変容できる、このことの意味を本質をとらえて理解している教師はどれくらいいるだろうか。
ちょっと本を読めばわかる、研修会に出かけて授業のヒントを得れば上達する、周りの先生にアドバイスをもらえばいい、こんな風にしていればやがて技量が向上するととらえている教師が多い。

身銭を切り、多くの時間を費やし、日々の実践をこつこつと再現する。
それでもうまくいかず、遠くまで研修にでかけ、志ある仲間と本気で教育実践を語り合う。
そんな地道な一見すると不器用な膨大の努力の向こう側に1ミリの進歩がやってくるのである。
その点で、プロ意識というものを感じる実践が少なくなったと感じるのは自分だけだろうかと考える。

saitani

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