どうも、ren.です。
今日は北海道立近代美術館・通称"キンビ"に行ってきました。
現在、展示公開されているのがこちら。
アール・ヌーボーの象徴的画家、アルフォンス・ミュシャの生涯作の展示です。
ミュシャといえば、大女優"聖なる"サラ・ベルナールのポスターに代表される、ポスター広告。
おそらく、日本のイラスト・漫画にはこの作品群の影響が大きいと思われます。
リアルタッチでありながらも、太い主線で描かれ、特徴的な枠線で飾られた"ミュシャ様式"を模倣したキャラクターイラストは、きっとどこかで見たことがあるはず。
ミュシャはお菓子の箱のパッケージデザインなども手がけており、限定されたスペースを使うのがうまかったのですね。
ところで、この「ネスレ社の奉祝ポスター」(キットカットやミロのネスレ)の右上。
浮いた血管が妙にリアルなユニコーンを見ていたら、会場で変に笑いがこみ上げてしまいました(w
主線がはっきりした絵はリトグラフで印刷するためでもありますが、もちろん普通の油絵や水彩画なども多く描いています。
彼の絵の特徴は演劇的なポーズ。
展示では、その作画のために撮られたモデルや自身によるポーズ写真もありました。
そういえば以前、アメコミ「スパイダーマン」の作画のために、スタッフが部屋の壁にザイルでぶら下がっている写真を撮っているのを見たことがあります(w
かなり展示品の数も多く、見ごたえ十分でした。
多すぎて、後半のテーマが戦争や愛国心になってくると作品の雰囲気が重いあたりは、疲れて辛いほど(w
ただ……正直言って展示方法はあまりよくありませんでした。
作品保護のために照度が下げられているのは仕方がないのですが、すべての作品が均等に暗いため、黒地の多い作品はなにが描いているのかわからないというのはやりすぎだ(w
しかも、そういう作品はフレームの額ガラスが鏡となってしまい、見ている自分の姿が写ってしまい、なおわからない。
狭い通路に大きな作品を飾るのも、1歩引いて全体を観わたせず不満でした。
それでも、その後の影響力が強い作品の本物を直接見られるのは感動を覚えました。
私もこの影響を活かしたい(w
さて、ついでに出かけた先でのスナップ写真を数枚。
地下鉄大通り駅にあったレゴによる地下鉄ホームのジオラマ。
ちゃんと案内軌条とゴムタイヤも再現。
nanoblokユーザーもがんばれ!
美術館横で客待ちをしているタクシーに懐くカラス。
運転手はあきらめ顔でした(w
大通公園の西端にある、札幌市資料館。
旧札幌控訴院庁舎であり、旧札幌高等裁判所。
1920年代に作られた鉄筋コンクリート建築です。
大通公園。
真ん中にあるのはミュンヘンから1976年に贈られたマイバウム。
その奥にさっぽろテレビ塔。
まだ噴水や水路に水は流れていませんでした。
近くにある三吉神社では例大祭が行われていました。
……が、疲れていたので素通りしました(w
せめて写真くらい撮っておけばよかったな。