希望屋 ~ren_ka ci=set~

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ケータイ捜査官7(セブン) 第8話

2008年05月28日 20時48分11秒 | ▼映像作品・番組
F1以外のスポーツは、あまり興味のないren.です。
一時期はJリーグもずいぶん観たものですけれど。
やはり、私は典型的な熱しやすくさめやすい北海道人(w


第8話 「トラップ・ビル」
久しぶりのシリアス回。
まったく画面から目を話せられない展開がお見事でした。

まずはラストに明かされた、新登場キャラ・間明蔵人(まぎら・くらんど)。
演ずるのは、「ドラマ版ネギま!」のナギ・スプリングフィールド役で記憶に新しい、高野八誠さん
新聞のラテ欄に唯一書かれた名前だったので、もっと出番があるかと(w
ゼロワンの正式なバディという、ライバルキャラとなるのでしょうか。

今回メインを張った桐原(29歳)役の松田悟志さんや、滝本役の津田寛治さんとは、「仮面ライダー龍騎」で競演。
しかし、キャラの雰囲気は「ウルトラマンガイア」の藤宮博也を彷彿とさせます。
「仮面ライダーFIRST」の一文字は、まだ観てないのでわからない(w


さて、ストーリーのほうは、占拠されたハイテクビルへの潜入劇
人質を解放するために、まずは桐原が潜入
それを追って、ケイタが合流しようとします。
しかし、互いにスナイパーに狙われる。
見事なまでのホットスタートでドキドキしました。


ケイタが桐原と連絡をとった電力線通信(PLC)は、電源コンセントを利用したネットワークのこと。
現在NTTをはじめとする通信各社が実験しているシステムで、もちろんソフトバンクも参画している事業です。
しかし、いまだその実現には至っていません。

そうしたケイタと桐原の会話には、画面を分割した演出が。
アニメやゲームでは良くみる演出ですが、実写では珍しいかも。


ケイタや桐原の命を脅かせた、消火ガス
これは劇中のような精密機材の置かれた電気施設など、消火冠水(水や消化剤で水没してしまう被害)が被害を大きくしてしまう場所に使われる自動消火設備。

有名なのは二酸化炭素を噴射するタイプですが、これは人が消火活動に巻き込まれると、劇中のケイタや桐原のように窒息してしまうという危険性があります。
このため、最近は人体に無害なハロンガスが利用されつつあります。
ちなみにこのガス、ヘリウムガスのように吸うと声が変わります。
そんなケイタ達も見てみたかったかも(w

桐原が最初に、その消火ガスから逃げ、熱風攻めにあったのは排気ダクト。
這い進むその姿は、間違いなく「ダイハード」のパロディですよね。
熱風によってセブンのシーカーによる赤外線熱源探知が、室温が人間の体温と同じだったためサーチを阻害されましたが、36度の室内では人間や金属は熱を蓄積して、もっと温度が高くなるような気もします(w


スピーカーを着身するサードのスタイリッシュさと、シーカーを一つ一つ着身するセブンの対比。
でも、やっぱり二人とも、そんな自分の姿をかっこいいと思っているようですね(w

サードの音響探知をだました疑似立体音響システム
これには数種類の方法があり、そのひとつが並列スピーカーによるサラウンドを利用した錯覚を使うものがあります。
これは、ステレオスピーカーを持つテレビの前にいれば体験できます。
映画などを観ていて、音がおかしな方向から聞こえてきたことがないでしょうか。
これは音源に細工があり、耳に"音の距離"を勘違いさせるわけです。
最近では「オプソーディス」という前方に複合スピーカーを置くシステムが有名。

ヘッドフォンを使えば、もっと簡単に錯覚が起こせます。
「バイノーラル3D音響」「バーチャル・オーディオ」「ホロフォニクス」の名前で知られるこの技術は、ネットでも人気です。
こちらの動画をヘッドフォンで聞くと、体験が出来ます。

そして劇中で使われたのが、こうした特性を併せ持った疑似体感システム
博物館や博覧会の展示に良く使われるシステムで、屋内の反響を利用し、スピーカーの位置を工夫することで臨場感を与える、どちらかというとアトラクション的な施設です。
音だけでなく、視覚効果や振動もあわせることで、災害を体験したり出来ます。
今回の劇中でいえば、弾着による火花で恐怖感を与えることによって、本当にどこかから狙撃されているようにだますことが出来たんですね。
でも、あれら弾着は、ゼロワンがひとつづつ設置したんだろうか(w


そして今回の見所は、セブンとサードによる並列分散コネクト
つまりは、複数のフォンブレイバー(PB)をリンクさせ、処理機能を高速化するということ。
これは規約で禁止されるほどPB本体に負荷をかけるようで、実際、今回で2体ともシステムダウンの憂き目にあってしまいました。

また、リンク中の様子を見るに、この処理はPBの人格や自我(?)にも影響してしまうようです。
これは、OSとして自我を植え付けられている領域まで、処理に利用してしまうためなのでしょうか。
挙句、顔(ディスプレイ)がフラットケーブルを引きずりながら蛇のように絡み合う様は、ケイタが意識を失っていて良かったと思わせるほどのグロテスクさでした。
表現としては、映画「アビス」を思い出しましたが(w


さて、ライバルの登場。
PBのシステムダウン。
果たして、次回はどうなるのでしょうか。
本当に面白いぞ、「ケータイ捜査官7」。

それにしても、保護された桐原の姿は、1話で倒れた滝本の姿にダブります。
おそらく、ケイタにっても、美作主任にとっても、辛い光景だったでしょうね。
いや、ダウンしてしまいぶら下げられたセブンの姿は、それ以上にショックかも。
コメント
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