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魔法先生 ネギま!実写ドラマ化

2007年07月04日 22時21分04秒 | └ドラマ ネギま!
あちこちから阿鼻叫喚が聞こえてきますが、ren.です。
その原因は実写化された「魔法先生ネギま!」。公式サイトがオープンしたようなので、私も少し語りましょうか。江戸君も触れてますし。


キャストについては、まあ、こうして並べられただけではなんとも、ねぇ。ドラマは動いて喋ってもらってなんぼですし。
2次元のキャラクターそのままのイメージの女優を31人も集めるのは、物理的に不可能でしょうし。そもそも原作でも、中学生というには違和感を感じる者が半数はいます(w

あとは各人がキャラクターを愛して、再現してくれればいいんじゃないでしょうか。とはいえ、原作でも出番が少ない面々は、ドラマでも活躍が見込めなさそうなのが、少々哀愁を感じたりして(w

ところで、ネギはCG合成?(w


脚本の荒川稔久さんは「仮面ライダークウガ」などの熱く説教くさい特撮作品もつくれれば、「鋼鉄天使くるみ」のようなはちゃめちゃ萌え系アニメもつくれる人で、それぞれに深いテーマやメッセージ性を感じさせてくれる方です。
根っからのアイドルファンというのも、ある意味「実写ネギ」向け?(w

監督の金田龍さんは映像化の難しい雨宮慶太の世界観を再現した「牙狼 ~GARO~」に参加しており、他にもメディアミックス作品の経験が多いので、これもいい人選ではないでしょうか。

ともかく、出来はともかく、参加する関係者には他の作品が目に入らないほど没頭して制作してくれることを望みます。そうした情熱こそが、視聴者に伝わるものだと思うのです。


ここからは、我々観る側です。

まず、私個人の「実写ネギ」に対してのスタンスですが、歓迎です。
一時期の特撮ブームに比べて、今の冷え込んだ状況を打破するために、原作モノも致し方なしだと思うので。

しかしネット上での「実写ネギ」の評判は、まったく否定的で受け入れられていないようです(w まあ、それも今のオタク文化の中では致し方なし、かな。

最近、新作は放送前から叩き、始まれば斜に構えて観て、感想は否定的にする事がオタクらしいと思われているようなので。中には、「みんなが叩いているから、自分も叩いておく」という主体性のない人もいるようですし。そもそもそうした人たちは、本当にみんな「ネギま!」が好きなのだろうか?

まあ、今に始まったことではないんだけどね。

これを思い出しました。


ここからはかなり苦言が入りますので、お気に触った方はお聞き逃しを。

実写は見た目がしょぼい?二次元最高?
そんなことを言う人は、これを観なさいっ!
……茶々丸がこんなだったら、みんな泣き叫ぶだろうなぁ(w

なお、これはパイロット版の「マグマ大使」ですけれどね。
ニコニコ動画版はこちら

その「マグマ大使」などのピープロ作品が、まもなくスカパー!で放送されます。それに当たり「素晴らしきピープロ特撮の世界」が放送されていました。

その中では「ライオン丸G」をプロデュースした大月俊倫さんも登場し、魅力を語っています。「ネギま!」アニメ2作でもおなじみの方ですね。


ここからが本題。

番組では唐沢俊一さんが、こんなことを語っています。

 日本の特撮は「見立て」や「様式」である。

ハリウッドVFXと視聴者は、「だまそう」「見破ろう」と勝負しているのに対して、日本特撮には視聴者側の「そのように観てあげよう」という参加意識があるというのです。

なるほど、確かにその通り。

「ウルトラマン」でも「仮面ライダー」でも、私たち子供は心のどこかで気づいていながらも「ウルトラマンは身長40m!」「仮面ライダーのジャンプ力は48.7m!」と思って観ていたものです(w

考えてみれば、今だってジブリ映画や「ファイナルファンタジー」の登場人物はどう見ても日本人顔なのに「異世界の住人である!」と脳内で補完してしまっているわけですよね。


だから、いいですか。「実写ネギ」を観るときは……

「彼女はロボットだ!」
「彼女は日本人ではない!」
「そもそも全員中学生!」

など、そう信じて観るようにしましょう。

「ネギま!」の原作漫画に対してだって、知らずにそうして見ているわけなんだよなぁ。人間って、かなりいい加減だね(w




……まあ、正直な話をすれば、小太郎の登場は絶望的でしょうから、そういう意味では期待はずれなんですけどね(w