長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

あっぱれ深月大先生!! めでたいめでたい真夏日

2012年07月17日 23時03分07秒 | 日記
 はわわ~!! や、焼け死ぬる心地す……どうもこんばんは、そうだいでございます~。

 ンも~、ヤバいったらヤバいったら。試験も半月後で時間もないっつうのに、日が出てるあいだは暑さで集中力がハンパなくガタおちの介……ドラキュラ伯爵じゃないんですから、深夜から夜明けまで猛勉強っていうのも、眠る時間がなくなるからにんとも辛いし。

 いよいよ試験の受験票も届いてしまいました。いやがおうにも高まる切迫感。あせらずにマイペースでいこうじゃないか、と我が身に言い聞かせていながらも、にぎるコップの牛乳にはなぜかカタカタと波紋が……これはおびえのあらわれか、はたまた武者震いか? あっ、単なるカルシウム不足か。

 まぁ~いいや。ただただ全力を賭けるだけであります。まずは、試験当日にちゃんと万全の体制で試験会場にたどりつけるように健康に気をつけることにいたしましょう。
 いやいや、これ、冗談じゃなく気をつけなきゃいけないみたいですからね、今年の夏は。だって、私、7月の半ば、やっと関東地方も梅雨明けしたとか言われている今日の時点でだいぶ夏バテぎみなんですから! 8月こえぇ~。

 勉強に専念するのが筋なのかも知れませんが、最近は今の仕事と次の職探しと食事と睡眠と~っと、こんなわかりやすいサイクルで生活しとります。ちっきしょう、試験が終わったらなにして遊ぼうかしらん!?

 今年だけで一発合格したいな~。そしたらけっこうカッコいいんだけどなぁ~。
 でも不安だな~不安だな~。1日がもし24時間じゃなくて36時間くらいあったとしら、別に勉強時間は増やさないんだけど、「合格祈願のための般若心経写経タイム」に8時間ほど使いたいくらいに不安だな~。

 でもまぁ……本気出すのは今しかねぇということで。やるなら今しかねぇ~♪
 いっちょ、オトコ見せたるかい~っと。適度に命けずらせていただきます。


 そういえば!! 今日も暑いさなか働いていたら、休憩時間中に何人かの友人のみなさまから次々とこんなメールをいただいたんですよ。持つべきものはフレンズ!

「辻村深月さん、直木賞とったよ~☆」

 ええっ!? とと、とっちゃったの、辻村先生!! 私とほぼ同い年なのに!? 遅かりしよな、おれ!! いや、辻村先生が速すぎるのか。
 そんなこんなで、あわてて家に帰ってネットニュースを見てみたらば。


直木賞は辻村深月さんの『鍵のない夢を見る』
 (産経ニュース 2012年7月17日の記事より)


 第147回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考委員会が17日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、芥川賞は鹿島田真希(かしまだ まき)さん(35)の『冥土めぐり』(『文芸』春号)に、直木賞は辻村深月(つじむら みづき)さん(32)の『鍵のない夢を見る』(文芸春秋)にそれぞれ決まった。平成生まれでは初、男性では史上最年少の直木賞作家となるか注目されていた朝井リョウさん(23)は受賞を逃した。

 鹿島田さんの受賞作『冥土めぐり』は、脳に病気を抱える夫と、妻が8年ぶりに1泊2日の小旅行に出る様子を描いた。夫の介護に明け暮れる妻。幼少時に家族と訪れたホテルに泊まり、裕福だった自身の過去と向き合う物語だ。
 辻村さんの受賞作『鍵のない夢を見る』は、泥棒、放火、誘拐などと、5つの各編ごとに「犯罪」をモチーフにしてまとめた短編集。地方や郊外を舞台に、女性を主人公にして普通の人に魔がさす瞬間を巧みな心理描写を交えて綴っている。

 芥川賞選考委員の奥泉光(おくいずみ ひかる)さん(56)は、鹿島田さんの作品について「現在日本の経済状況を縮図としてとらえた作品。個人史だが、社会を写し出すような広がりをもっている。」と絶賛。一方、直木賞選考委員の桐野夏生さん(60)は、辻村さんの作品について「非常に粒ぞろいの短編。田舎に住んでいて報われない暮らしをしている女性の現在がよく書かれている。」と評価した。
 2人は同夜、東京・丸の内の東京会館で記者会見。鹿島田さんは「何度も書き直して時間も労力もかけたので本当に取りたかった。」、辻村さんは「信じられないくらい光栄。」と喜びの言葉を語った。



 うむむ……あっという間に直木賞作家におなりんさった。私の実感としてはほんとに「あっという間」なのですが、多くの作品も文庫化されているし、一般的な認知は広まっていますしね。「2004年デビュー」ということが若いのか、満を持してなのか……いやいや、やっぱ若いか! 10年たってないし。

 うれしいです。しみじみ、うれしい。

 残念なことに、私自身は受賞作を読めるような状況になるのは1ヵ月後くらいになっちゃいそうなんですけれども、『鍵のない夢を見る』の世界に迷い込むのが今から本当に楽しみです。実はもう、先月に買っておいて手を伸ばして取れる距離のところに置いてあるんだよォ~。なに、この拷問!?

 そうかそうか。目先のことにしか反応できない私なんぞは、先月についついムカッときて、辻村先生がとばっちりをくったファッキンどうでもいい話題にプリプリいきまいたりしちゃってましたけど、あれも今日のこの超ハッピーニュースを受け取るための「通過儀礼」みたいなもんだったんじゃなかろうかと。まさしく「禍福はあざなえる縄のごとし」! 神さまはちゃんといるんじゃのう……アンタは、エラい!

 いっしっしっし……NHK はん。逃がした魚はジンベイザメ級でおましたなぁ。「またこの次なんて あるワケないじゃん♪」


 ただその、いちファンである私から偉そうな口をたたかせていただければ、直木賞はあくまでも「発表後の世間の評価」のひとつであるわけなのでありまして、今回の受賞作だけが他の一連の作品に比べて飛びぬけておもしろいというのでもなく、その受賞前後で辻村先生の本質が大きく変わるということでもないのだと思います。

 もちろん、世間からの視線が変化するくらいで動じるような小説家でないことは百も承知ですので、いまさら私ふぜいから申し上げることは何もないんですけれども、それでもしいて申すのならば、


願わくば、辻村深月先生よ、これからも辻村深月のままであれ。
大地が足元にあり、大空がはるか高くにある人の子、人の母のままであれ。


 これだけだねェ~、あたしののぞみは。

 これからどんな人生がひらけているのか。じぇんじぇん違う世界にいる先生とわたくしですけれども、年齢がほぼ同じということなんでひとつ、勝手に「人生エンジョイ競争」を始めさせていただきたいと思います。イエ~イ、おれは何十周回遅れだ~い☆


 連日、アホみたいに暑い日々とアホみたいに哀しいニュースばかりでダウンしかけていたのですが、これでまた立ち上がるエネルギーをいただきました。
 明日からもまた、がんばっていきまっしょいと!!

 私の来月の試験、一発合格したら辻村先生のおかげ! 失敗したら……太陽がまぶしかったせい、ってことで。久保田早紀~。
コメント
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