代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

UNITED STATES-JAPAN ECONOMIC HARMONIZATION INITITAIVE (意味分かります?)

2013年01月17日 | 教育
 試験期間中なう。
 本日、私が担当している外書購読(ゼミの一種)を受講している学生に出した試験問題です。もしよろしければ挑戦してみませんか? コメント欄にご解答ください。


Ⅳ 次の文章は、在日米国大使館の公表した文章の一部である。これを読んで以下の問に答えよ。

UNITED STATES-JAPAN ECONOMIC HARMONIZATION INITITAIVE (1)

JAPAN POST
Level Playing Field for Insurance and Banking: To promote more consumer choice through vibrant competition in the market, establish equivalent conditions of competition for insurance and banking services,

INSURANCE
Insurance Cooperatives (Kyosai): To promote a sound and transparent regulatory environment, ensure equivalent conditions of competition between kyosai and private sector competitors, including equal regulatory treatment and enforcement.

source: http://www.ustr.gov/webfm_send/2578

注: なお、INITITAIVE はミススペルであり、正しくは INITIATIVE であると思われるが、この文章を作成したUSTR(米国通商代表部)の正文にはこのように書かれている。2011年2月に公表されてからこのままであり、これが正文とされている。


(1)本文のタイトルである下線部(1)の訳語として、米国大使館は「日米経済調和対話」という訳語を当てている。この訳語は妥当か否か、自分の考えを述べよ。



(2)米国から日本に対して本文のような要求がなされることに関してあなたはどう思うか。自分の考えを自由に述べよ。






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2 コメント

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わかりません (Cru)
2013-01-19 21:07:22
(1)が妥当かどうかは、一に日本側当局者の態度にかかってるかもしれませんね。日米は対等なはずですから。
そのタテマエを前提に米国は自国の国益のみを考えて行動しているのでしょう。
日米が対等なパートナーシップでないとするとその原因はどこにあって、それを取り除くにはどうすればいいのか。
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Cruさま ()
2013-01-20 14:03:54
 ご無沙汰してあります。解答ありがとうございました。

>一に日本側当局者の態度にかかってるかもしれませんね。
>米国は自国の国益のみを考えて行動しているのでしょう。

 USTRの中に、「対等」という概念が片隅にでもあれば、intiative という用語は決して使えないはずですね。いわんや inititaive なんて単語はどこにもないのですから・・・・。驚くべくことです。USTRの劣化もここに極まれりということでしょうか。日本を舐めきっていることの表れだとしか言いようがありません。
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