みみかほう

こころの耳をすませて すてきな果報にであいたいとおもいます。

.

● 日輪の遺産(映画)

2011年08月30日 | ✿映画
「戦争を止めるのは、決して恥ずかしいことではないと思います。」
これは、劇中の少女の言葉です。

・・日本は消えない。
少女の想いが生き続ける限り。





原作は、浅田次郎さんの同名小説。
映画の公開を、もう~何カ月も前から、
首を長くして待っていました。


「日輪」とは、この純粋な少女たち。「遺産」とは、その少女たちの祖国へ想い。
そのように、思います。


解説・・太平洋戦争終結間近の夏、祖国の復興を願い、GHQ最高司令官マッカーサーの財宝を盗み出した帝国陸軍将校たちと20名の少女たちに待ち受ける壮絶なドラマを描くエンターテインメント巨編。ベストセラー作家・浅田次郎本人が映像化を熱望した原作を、主演に『武士の家計簿』の堺雅人、監督に『半落ち』の佐々部清を迎えて実写化。戦後60年以上を経た現在、自国の未来をいちずに思い憂いたかつての日本人のプライドに感動を禁じ得ない。


あらすじ・・ 昭和20年8月10日、帝国陸軍の真柴少佐(堺雅人)は、軍トップに呼集され、ある重大な密命を下された。それは現在の価値で約200兆円のマッカーサーの財宝を隠すというもので、真柴は極秘任務を遂行するが、やがて任務の終わりが見えたころ、勤労動員として駆り出された20名の少女たちに非情極まる命令が出され……。


日輪の遺産 [予告編]



物語は、20人の少女のただ1人の生き残りである八千草薫扮する久枝の長い長い回想で語られていきます。


いったい何を運んでいるのか、
少女たちには、極秘です。「本土決戦用の秘密兵器である。」とだけ、告げられます。


けれど、運んでいる荷物の中身がなんであろうと、少女たちには、関係ありません。
ただただ、国や軍のため、元気に働く少女たち。
その素直な笑顔が何度も映し出されます。
あえて戦場や戦闘は描かれません。


少女たちと作業を共にした3人の軍人と、1人の教師
堺雅人さん演じる真柴司郎(近衛第一師団・少佐) 、中村獅童さん演じる望月庄造(座間五百一連隊・曹長)、福士誠治さん演じる小泉重雄(東部軍経理部・主計中尉)
そして、ユースケ・サンタマリアさん演じる野口孝吉(森脇女学校教師)
が、
過激的ではなく、常に冷静であったことが、ほんとうに救われます。





・・自国の未来をいちずに思い憂いたかつての日本人のプライドに感動を禁じ得ない。

今の日本は、あの戦争で犠牲になった
あの方たちのプライドを踏みにじってはいないでしょうか。


・・日本は消えない。
少女の想いが生き続ける限り。

戦争を体験された世代は、高齢になられています。
この物語も、歳をとり、望月庄造が亡くなるシーンから始まります。


この映画をたくさんの方に観てほしいと思います。


尊い命を無駄にすることなく、
ちゃんと、きちんと、
生きていかねばなりません。


この映画、
涙をぬぐう、ハンカチ
必需品です。



コメントは一度 大切に保留する形をとらせていただいています。
・・私に届いています。

今日はこの辺で 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

.

いつもご訪問ありがとうございます。
はなこころです。
また、お待ちしています。